登録日:2010/01/20(水) 17:05:07
更新日:2023/11/05 Sun 00:04:08
所要時間:約 5 分で読めます
Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)は、5pb.×ニトロプラス制作のアドベンチャーゲーム。またそれを原作としたアニメ、漫画。
以下ゲームについて記述。
販売:5pb. (Xbox360 / iOS)
ニトロプラス (Windows)
角川書店 (PSP)
◆概要
ジャンルは「想定科学アドベンチャー」。
科学アドベンチャーシリーズ第2作で、第1作『
ChaoS;HEAd』と世界を共有する。
但し、直接的な繋がりはない。舞台はChaoS;HEAdの一年後、2010年の秋葉原。
「想定科学」の名の通り、シナリオはChaoS;HEAdの妄想科学よりは現実的。
その実、SF要素を組み込んだキャラクタードラマとなっている。
ネットスラングや漫画・アニメ・ゲームネタが散りばめられているが、パロディは多くない。
これらはtipsという形で注釈が入るため、知識が無くとも読み進められる。
Xbox360版(非プラチナコレクション)以外は、キャラクターグラフィック・イベントCG・実績の追加要素を収録。
Xbox360版も「演出強化パック」によって追加要素を適用できる。
スピンオフ等の派生作品が数多く存在する。
ゲーム公式ページは下手に閲覧すると見事にネタバレされる素敵仕様。
ゲームOPもネタバレ満載だが、すでにプレイ済みでなければ気が付かないとされている。
◆システム
基本的にはオーソドックスなノベル形式ADVゲームのスタイルをとる。
周回による解禁などの要素はなく、1周目からTrueエンディングで終わることも可能。
科学ADVではお馴染みの、ADVゲームの選択肢に相当する「トリガー」システム。
携帯電話のメールやその返信、電話の発着信によって物語が分岐する。
◆その他特徴等
現実性を出すため、実在する店舗や企業の名前が使われている。
一軒ごとに説明をして許可を取っていたとのこと。
主人公の岡部がアニメイトやまんだらけ等、秋葉原にある店を片っ端から羅列する場面があるのが例。
特に昔気質の牛丼店「サンボ」は、アニメ版において店舗とサンボのマダムがかなりの頻度で登場する。
当初は実際の携帯電話を使ったシステムを検討していたが、技術的問題や個人情報の問題が有るため見送られた。
SoftBankとコラボした携帯電話端末も発売予定だったが、結局発売は断念されている。
◆ストーリー
秋葉原にある発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダー岡部倫太郎は、仲間達と共に実用性皆無な発明をして日々を過ごしていた。
ある日、ラジオ会館で行われるドクター中鉢によるタイムマシン発表会を幼なじみの椎名まゆりと見学していると、突如悲鳴が聞こえてくる。
駆け付けた先には「サイエンス」に論文が掲載されたこともある天才少女牧瀬紅莉栖が血まみれで倒れていた。
急いでその場から逃げ出した岡部は、親友である橋田至にそのことをメールで報告しようとメールを送信する。
そして、その瞬間岡部の前から人々が消えた…
◆登場人物
◆用語
岡部が作った発明サークル。
岡部が「機関」に対抗して作った。
岡部達が作成した8つの道具。
3号機の感汗式嘘発見器「もしかしてオラオラですかーっ!?」はXbox360版の初回限定版特典になった。
未来ガジェット8号機。
今作のキーアイテム。
電子レンジに携帯電話を接続することで遠隔操作を可能にしたもの。
キーアイテムその2。
幻のレトロPC。元ネタは『IBM5100』。
分かる人はこれだけで少し作品の内容が読める。
欧州原子核研究機構。
現実ではCERN。
◆関連作品
【ゲーム】
ファンディスク。
本編では起こりえないifの世界が描かれる。別名『らぼchu☆chu!』
それなんてエロゲ?
ifではあるが、本編の後日談。前作「CHAOS;HEAD」とのコラボ作品。
その名の通り旧来のグラフィックとBGMを採用し、コマンド自己入力式となっている。
ファンディスク。
下倉バイオや林直孝を含む複数のライターが参加した、いわば公式アンソロジー。
科学ADVシリーズ作品。
どちらも本作と同一世界(Robotics;Notesは今作のトゥルーエンド後)。
ChaoS;HEAdの続編である四作目
CHAOS;CHILDとも繋がっている。
紅莉栖がゲスト出演する、対戦格闘ゲーム。
紅莉栖√後のβ世界線を描くSTEINS;GATEシリーズ正統続編。(CHAOS;CHILDとは違い五作目ではなくシュタゲの二作目という位置づけらしい)
後述のドラマCDや小説外伝で描かれたβ世界線の内容も分岐という形でストーリーのなかに組み込まれる。
他のシリーズのタイトルロゴにはあった世界線表記はこの作品のロゴには存在していない。
【アニメ】
全24話+1話(未放送)。
ストーリーは原作準拠で原作のトゥルーエンドを描く、
科学描写が減っている代わりにキャラクターの描写がメインになる。隔週でWEBラジオを配信。
省かれた描写があるものの概ね評価は高い。また劇場版も存在する。
前述のSTEINS;GATE 0もアニメ化が発表されている。
他に日本IBMとのまさかのコラボレーションにより、
ショートムービー『STEINS;GATE 聡明叡智のコグニティブ・コンピューティング』がYouTubeで公開されている。
全四話構成で無駄にクオリティが高い作品で一見の価値あり。
なお世界線はアニメ7話以前(IBN5100がありレンジの蓋があるため)の限りなくα世界線に近いが、
「コグニティブ・コンピューティング」が存在する世界線とみることができる。
【CD】
BGMに加えてWEBラジオ「未来ガジェット電波局」をmp3で収録。
α「哀心迷図のバベル」
β「無限遠点のアークライト」
γ「暗黒次元のハイド」
α・βは本編の補完的内容で、それぞれ紅莉栖とまゆりがメイン。
γは桐生萌郁に特化した内容で、本編との直接的な関係性はない。
各キャラクターのキャラクターソングに加えて、前日談ミニドラマを収録。
全8作。
【書籍】
- カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス
本作本編のその後を描いたSSと、付随したアイテムを収録。
メインルートを描いた漫画作品。
本編とはやや異なる流れの小説作品。
結末は本編と同様のもの。
紅莉栖を主人公に据えた一人称形式のスピンオフ小説。
アニメベースだが主観が紅莉栖のために、物語の始めに本編の重大な事実が明かされる。
それぞれ阿万音鈴羽、天王寺裕吾、紅莉栖を主人公としたスピンオフ漫画。
スライトフィーバーは非常に熱血な描写がされていく。
スピンオフコメディ漫画。
資料集とアンソロジーコミックがある。
△
「オレだ、聞こえているな?これより追記・修正を行う。ラグナロック(全消し)を回避するためにはこれしかない。これもシュタインズ・ゲート(運命石の扉)の選択である!」
- 実写化の話はどうなったんだろ -- 名無しさん (2014-01-31 23:52:44)
- 今やったら間違い無くまゆしぃ=ゴーリキーだな。これぞホントのまっちょしぃ……! -- 名無しさん (2014-02-01 00:13:32)
- 実写化したらバタフライエフェクトと被るだろ。 -- 名無しさん (2014-03-04 14:53:32)
- 新しい小説が出るみたいだけど、オカリンと助手が遠距離交際とかなってるだけでニヤニヤ出来るがシュタインズゲート世界線の話らしいから複雑ではある。綯関連だしロボノに繋がるかもだが -- 名無しさん (2014-06-28 00:11:44)
- ↑新しい小説発売中止になったぞ、その代わりにシュタインズ・ゲートゼロの様だけど… -- 名無しさん (2015-07-12 18:09:22)