SLAM DUNK(スラムダンク)

「SLAM DUNK(スラムダンク)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

SLAM DUNK(スラムダンク) - (2020/06/10 (水) 17:17:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/30(金) 17:41:52
更新日:2024/03/07 Thu 06:00:13
所要時間:約 12 分で読めます




バスケに懸ける
男たちがいる…



『SLAM DUNK』は井上雄彦によるバスケット漫画。
週刊少年ジャンプにて1990年~1996年に掲載された。
コミックスは全31巻。後に完全版も発売された。
アニメ版は1993年10月16日~1996年3月23日にかけてテレビ朝日系列で放送された。全101話。制作は東映動画(現・東映アニメーション)。

当時はまだマスコミなどの扱いも小さかった日本のバスケットボールの発展に貢献した超人気作。


【あらすじ】

中学時代、50人の女性に振られた不良・桜木花道。
そんな桜木は高校で赤木晴子に一目惚れ。
晴子に近づくため、誘われるままバスケ部に入部した桜木は徐々にバスケットボールそのものに夢中になっていく…。


物語は

バスケ入部

陵南戦

三井編

神奈川県予選

決勝リーグ

全国大会

と進んでいく。


【登場人物】

赤いリーゼント頭の主人公(のちに坊主頭に)。湘北1年7組。
高校で出会った晴子に一目惚れし、近づくためにバスケ部に入った。
しかし、少しずつバスケそのものが楽しくなっていき、持ち前の身体能力と根性で屈指のリバウンダーになる。背番号は10。ポジションはPF。

湘北1年10組。花道の(恋とバスケの)ライバル。
一年生ながらスーパープレーを連発するスタープレイヤーで晴子をはじめ、女子の憧れの的。しかし、本人はバスケット一筋。背番号は11。ポジションはSF。
マネージャーの彩子は中学時代の先輩であり、今でも彼女には頭が上がらない。

湘北3年6組。バスケ部キャプテン。身長197の巨体を持つ通称・ゴリ。
誰よりもバスケへの熱意は強いが、チームメイトに恵まれず、苦渋を嘗めていた。
人並み外れたチームメイトを得て全国制覇へと突き進む。背番号は4。ポジションはC。湘北バスケ部ムチ担当。

湘北2年1組。身長は168と低いが、県内屈指のスピードを持つPG。
リーダーシップもあり、山王戦ではチームメイトを叱責する場面があり、赤木、小暮の引退後は新キャプテンを任される。
マネージャーの彩子に惚れてる。背番号は7。

湘北3年3組。元バスケ部。バスケ部を潰そうとする不良だったが、恩師、安西先生を前に『バスケが…したいです…』と泣き崩れ部に復帰。
ブランクゆえに、スタミナには不安があるが、高い能力を持つ。特に3Pには絶対の自信を持つSG。背番号は14。

  • 木暮公延
湘北3年6組。副キャプテン。通称メガネ君。
中学からの赤木のチームメイトで、全国制覇の夢を信じ続けている。厳しい赤木とは対称的に温和。背番号は5。湘北バスケ部アメ担当。
学業成績は優秀なようだが、赤木には及ばない様子。
彼と赤木が引退してしまった後、バスケ部の偏差値は大幅に落ちたと思われる。

  • 彩子
苗字不明なバスケ部のマネージャー。二年生。厚い唇とソバージュヘアが特徴的な姉御肌。
桜木が頭が上がらない数少ない人物であり、彼をハリセンでしばきながら基礎トレを叩きこむ。
リョータに惚れられており、普段は彼のアプローチをすげなくあしらっているが、内心は憎からず思っている様子。
流川とは富ケ丘中の先輩後輩の間柄。
学業成績は優秀であり、湘北バスケ部優等生軍団の一員。

ゴリの妹で花道の想い人の湘北一年生。しかし、本人は流川に惚れている。
不良の花道たちにも分け隔てなく接する優しい性格。松井と藤井という友人がいる。

  • 水戸、野間、大楠、高宮
花道の不良仲間(通称・桜木軍団)。花道の応援(兼からかい)のため湘北の試合に駆けつける。

県内ベスト4の強豪・陵南高校の二年生でエース。
マイペース(というか時間にルーズ)だが、コート上では県内屈指の実力とリーダーシップを発揮する天才。

  • 魚住純
陵南三年生でキャプテン。身長202センチの巨体を持ち『ビッグ・ジュン』の異名を持つ。赤木にとってライバルともいえるプレイヤー。

ディフェンスに定評がある。通称・3年の池上。

  • 福田吉兆
陵南二年生。キレて監督に手をあげてしまったため部活禁止となってしまったが、県大会の決勝リーグから復帰。ディフェンスはザルだが、オフェンスは天才的。

  • 相田彦一
陵南一年生。偵察や試合観戦によるデータ収集が得意。バスケット雑誌の記者をする姉がいる。

神奈川16連覇中の王者、海南大付属のキャプテン。神奈川No.1のプレイヤー。
赤木を上回るパワー、宮城を上回るスピード、仙道のディフェンスを突破するドリブル、土壇場のリーダーシップをあわせ持つ冷静な選手だが、老け顔は気にしてる。

海南二年生。神奈川県の一試合最多平均得点を持つ3Pシューター。
もともとはセンターだったが監督に線の細さを指摘され、SGにコンバートした。3Pラインのさらに遠距離からでもシュートを決めるほどの正確さを誇る。

  • 清田信長
海南一年生。流川をライバル視するルーキー。
花道並みに試合中の態度は悪いが178の身長でダンクを決めるなど実力は本物。

  • 藤真健司
県内2位の強豪、翔陽の三年で、監督兼キャプテン。
牧に匹敵する実力を秘めたPGだが、監督として指示を出す必要があるため試合開始からコートに立てないでいる。
シュートのタイミングにクセがあり、ジャンプシュートというよりジャンピングシュートに近い打ち方をする。

  • 花形透
翔陽三年のエースセンター。身長197のメガネ。
藤間不在のコートを仕切るスタープレイヤー。長身にもかかわらずフェイダウェイなどのトリッキーな技も使いこなす。

  • 南烈
大阪の古豪、豊玉のエース。相手チームのエースにファウルに見せかけヒジを当てる『エースキラー』。実家は薬屋。

  • 岸本実里
豊玉三年生。南とともにチームの中核をなすPFだが、敵チームに暴言を吐いたり、作中一のDQN。

  • 深津一成
高校最強、山王工業のキャプテン。ポジションはPG。語尾に『べし』や『ピョン』をつける。

山王三年生で日本の頂点に立つC。赤木を遥かに上回るCをこなすだけでなくPFやSFもこなせる。

  • 沢北栄治
山王二年生でエース。南曰く、日本でNo.1のプレイヤー。流川さえかなわない最強の敵だが精神的なムラがある。北沢ではない。

  • 野辺将広
山王三年生。リバウンドの天才。

  • 一ノ倉聡
山王三年生。ディフェンスの天才。

  • 松本稔
山王三年生。沢北に次ぐエース。

  • 河田美紀男
山王一年生。雅司の弟。気弱な初心者だが、210cm、130kgの巨体ゆえに止めるのは困難。


【作風・余談】

ジャンプスポーツ漫画お得意のとんでも必殺技などを殆ど用いず、綿密かつリアルに描かれた作風が大ヒットし、
バスケット漫画はコケるという編集の評価をはねのけ日本を代表する名作へとなり、プロ選手にも愛読者が多くいる。
当時日本ではマイナースポーツとされていたバスケットを一躍メジャースポーツにした立役者でもあり、
現在でもバスケットをやっていて知らない者はいないと言われる程の知名度を誇る。
日本国外でもその人気は高く、特に中国では絶大な影響力を持つ。
本作のヒットでバスケット人口が増えたのだが、日本バスケット協会は「ミーハーが増えただけ」と冷ややかな目で見ていたのに対し、
中国のバスケット協会はスラムダンク人気に便乗して普及を推し進め、同国が日本を抜いてアジア最強の座に就く原動力としたのである。

ジャンプ歴代で4作品しか達成していない巻頭カラーでの終了*1、初版部数歴代1位達成(現在は作品単位で2位)と、
日本を代表する漫画作品としての金字塔も樹立している。
そして最終回で表紙を飾った作品は、現在のところ本作と「こち亀」だけ。あの『ドラゴンボール』でさえ巻頭カラーはもらえたが、表紙には出られなかったのだ。
また現在も連綿と発売されている、大判印刷・カラー再現といったいわゆる「完全版」を週刊少年ジャンプの中で初めて出した作品でもあり、
こちらの発行部数は未だにトップである。



頑張ってwiki篭り君
この追記をやり遂げたら
待ってるから―――
待ってるから―――
大好きなランキングが待ってるから

「アニヲタですから」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/