だるま屋ウィリー事件

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だるま屋ウィリー事件 - (2018/02/24 (土) 08:48:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2010/06/18(金) 12:06:28
更新日:2024/04/23 Tue 12:38:19
所要時間:約 3 分で読めます




水曜どうでしょう」の企画、「原付東日本縦断ラリー」内で起こった事故。


【あらまし】
ロケ初日、2台の原付の後ろ姿を映し続けるというあまりにも代わり映えしない画に危機感を抱いたD陣は、群馬県高崎市にて大泉の原付の荷台に特産品だるまを積む。

「時間通り届けないと安くさせられんだから」
「ピザ屋かお前は」

と案外盛り上がる。

翌日の夕方。だるま屋と、新潟産コシヒカリを札幌に配達しに行く米屋(鈴井)は、並んで国道345号を北上し、新潟県北端の山北町(現:村上市)の勝木まであと少しという地点まで来た。

工事による片側交互通行信号に出くわした大泉とミスター。
信号が切り替わる5秒前から大泉がカウントダウンを始める。

「自分はレーサーだ。横にいる米屋(鈴井)に負ける訳にはいかない。」



そして事故は起こった


(大泉)「5、4、3、2、1、0、GO!!


GO」の表示に切り替わると同時に大泉のテンションは最高潮に達する。
象徴するように大泉はスロットルを一気に回すが、ギアをニュートラルにあわせていたため原付は進まなかった。
対照的にミスターは問題なくスタートし、それが大泉を余計に焦らせ、スロットルを全開にしたままギアを1速にするというミスを犯す。

するとカブはウィリーを開始し、凄まじい勢いで大泉原付は目の前にあった「安全●第一」のバリケードに激突した。
この間に再び信号は待ち時間表示に切り替わってしまった。

事故直後、呆然とする大泉に対し藤村は笑いを噛み殺しながら「大泉さん、大丈夫ですか?」と問う。
すると大泉は編集の事を考えてか「何がですか?」と声を裏返しながらシラを切っていた。

(大泉)「あれ?ミスターは?」

(藤村)「ミスター先行っちゃいましたけど」

(大泉)「あれ本当だ。まだ赤だったのにねぇ」

と事故そのものをなかったことにしようとしていたが、ヒゲが「大丈夫ですか? 今、エラい勢いでウィリーしながら『安全第一』って書いてある所に突っ込みましたが、大丈夫でしたか?」と聞くと、

ついに「大丈夫じゃねぇよ!なまら恐かったよ!!」と本音を吐き出した。

原付の旅の第一弾の上、原付の運転になれていなかったことが原因の一つと思われる。
そもそも大泉は企画開始までカブに乗ったことがなく、数分練習していきなり放り込まれたのである。

その後先行したミスターに追い付くべく、信号が切り替わった時にソローリと慎重に発進。
数キロ先で停車していたミスターは「どうした?」とまるで心配していなかった。
この時大泉がミスターに報告した「動かないからアレっと思ってギアいじったっけロー入っちゃってもうウィリーさ」はどうでしょう史に残る名言となる。
それを知らされた後もミスターは「いいなぁ。オイシいなぁ」「さすが魅せるもの」と完全に他人事だった。


北海道でこの日の模様が放送された『原付東日本 第4夜』は、放送日当日、高校野球が雨天中止。
「熱闘甲子園」も中止となったため放送時間が繰り上がりったため、見られなかったという視聴者からの声を受けて、一ヵ月後この模様が「だるま屋ウィリー事件」として再び道民のお茶の間に流された。

さらに動画配信サイトimpress TVが水曜どうでしょうを配信する際の無料サンプル映像にも選ばれる。
この動画内で大泉は「みんな笑ってたけど、俺は『あ、死ぬな』って思った」と当時を振り返った。

2011年の「原付日本列島制覇」でも似たようなシチュエーションに遭遇するが、事故には至らなかった。
「みなさん、僕はだるま屋を乗り越えました。」

追記修正お願いします。

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