D.Gray-man

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D.Gray-man - (2016/07/27 (水) 14:52:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/11(日) 20:21:41
更新日:2023/09/02 Sat 03:01:07
所要時間:約 8 分で読めます






仮想19世紀末―


ぼくらの世界は終末に向かっている


悪性兵器AKUMAと共に終末計画「暗黒の三日間」の発動を企むノアの一族


そのリーダー 千年伯爵と


世界救済を掲げ設立された組織“黒の教団”


両者の長い聖戦か続いた



ぼくらの希望はイノセンスと呼ばれる神性兵器


その神に適合した使徒

“エクソシスト”に託されていた




D.Gray-manとは、星野桂が作者の漫画である。既刊24巻。
週刊少年ジャンプで連載していたが、作者が身体を壊す等で休載が多く見られた。
後に引っ越しの形で月刊紙であるジャンプSQ.へ移籍し、連載再開となった。
作者曰く打ち切りになると思っていたらしい。

また徐々な作画変化ではなく、いきなり急激に絵柄が変わることでも有名。
特にそれは長期の休載明けで顕著であり、度重なる休載を経たことで初期に比べ、かなり見づらい作画となってしまっている。
漫画の時間は止まっても作者の時間は進むため、読者が絵柄変化の過程を見ることができないのが原因。
その後は幾分元の画に戻りつつあったが、SQ2013年2月号を最後に連載休止。
2年半の休載を経て季刊誌となった増刊ジャンプSQ.CLOWNにてようやく連載が再開された。
今度こそ打ち切りかと恐れていた読者も多いのではないだろうか。



◇内容

全ては約百年前、一つの石箱(キューブ)が発見されたことから始まった―。
石箱には古代文明からの終末の予言と、「神の結晶」と呼ばれ通称「イノセンス」という不思議な力を帯びた物質の使用方法があり、
石箱の作り手は、このイノセンスをもって魔と共に訪れた千年伯爵との戦いに打ち勝ったものだという。

だが、世界は約7000年前、旧誓約書に記された「ノアの大洪水」において一度滅んでしまう。
この「暗黒の三日間」といわれる終末の再来を阻止すべく、イノセンスに選ばれし「適合者」、エクソシストと千年伯爵の戦いが始まる。


舞台は仮想19世紀末。
テレビや車も携帯も勿論ない時代だが、ゴーレムと呼ばれる通信機器や特殊な術等と科学的な文明は進んでいる。


◇組織

◆黒の教団
千年伯爵の「暗黒の三日間」の再来を阻止すべく設立された組織。
世界中に本部が設立されており、一般人を装った協力者であるサポーターも多く散らばっている。
唯一AKUMAを破壊できるイノセンスを操る人間『使徒』を使い、千年伯爵と戦っている。

◇イノセンス
この世界で唯一アクマを破壊できる神性兵器。
適合者の身体に結びつく『寄生型』、原石を武器に加工する『装備型』、
装備型が適合者の想いに答え進化し、血液を媒体として自ら武器化する『結晶型』の3種類が確認されている。
寄生型は適合者と結びついている分、装備型よりシンクロ率が高い。
反面、身体をイノセンスの強い力に侵されているため、通常より早く寿命が尽き長く生きられない。



◇エクソシスト/使徒

アレン・ウォーカー
本作の主人公。

リナリー・リー
本作のヒロイン。

神田ユウ
アレンと何かと衝突しあう。
女の子らしく書くようにしていたらしいが、中盤から身体付きが男らしくなってくる。

ラビ
歴史の記録者“ブックマン”の見習い。

■アレイスター・クロウリー
(CV.岩田光央)
祖父の住んでいた古城にエリアーデという女性と住んでおり、村人からは疎遠にされていた。
エリアーデを破壊して生きる希望が無くなったが、アレンの言葉によってエクソシストとして進む事を決める。
イノセンスを発動すると好戦的な性格に豹変する。

■ミランダ・ロットー
(CV.豊口めぐみ)
就職難に悩んでいる時にイノセンスが反応し、何日も同じ日を繰り返していた。
非常にネガティブな性格。

■ノイズ・マリ
(CV.梁田清之)
過去の戦いで盲目になってしまうが特殊なヘッドホンにより音を聞き分けて戦う。
幼い頃の神田を知る数少ない人物。

■チャオジー・ハン
(CV.宮野真守)
サポーターであったが、方舟編にてイノセンスの適合者となる。
AKUMAやノアを非常に憎んでおり、ノアを助けようとしたアレンを良く思っていない。

■ブックマン
(CV.青野武)
ブックマンになる際に名前は捨てているためブックマンと名乗っている。
様々な言語を取得しており、時折別の言語で話をしたりする。
この戦争の『裏』について何か気づいているみたいだが…





◇アクマ兵器
伯爵によって作られる悪性兵器の名称。
誰かの死を悲しむ人の前に千年伯爵が現れ、その死んだ者を魔導式ボディ(プラモみたいなやつ)に蘇らせようか選択権を与え、
蘇るのを求めた場合、死んだ者の魂はボディに転生される。
が、同時に魂がアクマという兵器に牢獄される。「よくもアクマにしてくれたな」と蘇りを求めた者を殺し、その者の人間の皮を被ることで日常生活に溶け込む。

アクマの放つ攻撃にはアクマウィルスがあり、人間等生き物が喰らうと身体中にペンタクルが浮きだし、瞬時に全身が赤く染まってまるで石像のように固まり、割れる。
寄生型エクソシストは体内でアクマウィルスを除去できるが、喰らいすぎると除去が追い付かず上記のようになる。


◇ノアの一族
千年伯爵率いる一族。
全部で13使徒から成り立っており、各々のメモリーか存在している。

ノアの大洪水で滅びた世界で第二のアダムとなり、現在の人類の祖先となっている。
このため人間には「ノア」の遺伝子が組み込まれており、一つの時代に人間に転生して使徒ノアとして蘇り、千年伯爵を守る。

■千年伯爵
(CV.滝口順平)
第1使徒。全ての元凶。
通称『千年公』
よく語尾にハートが付く。

■裁(トライド)
第2使徒「裁」のメモリーを持つ。
ノア側の死神と言われている。

ティキ・ミック
(CV.森川智之)
第3使徒「快楽(ジョイド)」のメモリーを持つ。
普段は人間としての自分を楽しんでいる反面、ノアとしての殺戮も楽しんでいる。
いつからかロン毛になった。因みにモデルはベッカム。

■シェリル・キャメロット
第4使徒「欲(デザイアス)」のメモリーを持つ。
ある国の大臣であり、悲しみと人の死を引き起こすために戦争が起こるよう裏で工作している。
ロードを養子にしている。ロード大好きなロリコンでありドS。

智(ワイズリー)
第5使徒「智」のメモリーを持つ。
人間時の名前を名乗らず、ノアのメモリーの名前を名乗っている。

■蝕(フィードラ)
第6使徒「蝕」のメモリーを持つ。
現在『寄生虫(ポワズ)』という非常に気持ち悪い虫(?)がラビとチャオジーの体内にいる。

■恤(マーシーマ)
第7使徒「恤」のメモリーを持つ。
グラサンかけたオッサン。
マダラオと交戦→勝利→マダラオお持ち帰り。

■スキン・ボリック
第8使徒「怒(ラースラ)」のメモリーを持つ。
感情の起伏が激しい可哀想なノア。
めっちゃ甘党。→卵が甘くないとキレる。
神田に破壊され、転生中。

■ロード・キャメロット
(CV.清水愛)
第9使徒「夢(ロード)」のメモリーを持つ。
幼女の姿をしているが、それその物は自身の夢という存在。
物理的な攻撃を喰らってもそこにいるわけではないので倒されない。
だんだん可愛くなってきてる。

■ジャスデビ
第10・11使徒「絆(ポンドム)」のメモリーを持つ。
双子のノアであり、普段はジャスデロ(CV.森久保祥太郎)とデビット(CV.斎賀みつき)に分かれている。
方舟編にてクロウリーに敗北し、その後19巻で再登場するが、あの子供っぽさはどこへやら。めちゃめちゃ大人っぽくなっている。
腕はまだ完治しておらず、包帯が巻かれている。

■ルル=ベル
(CV.小笠原亜里沙)
第12使徒「色(ラストル)」のメモリーを持つ。
女性のノアで、万物に変身する能力を持つ。
教団本部を襲うが失敗。アニメでは部下のAKUMA・ミミ(CV.榎本温子)がいる。

■能(マイトラ)
第13使徒「能」のメモリーを持つ。
全身を奇妙な服で覆っており、実は物語最初から転生していた。
ほとんど出番か無かったのは裏方にいたため。

■ネア/14番目 
本来存在しないはずの14番目のノア。
マナの双子の実兄。昔ノアの反逆者として多数のノアを殺し、千年伯爵に殺された。
複数の関係者がおり、クロスもその一人。
容姿がティキに似ているが…

■レロ
カボチャ頭の傘型ゴーレム。よく見るとかわいい。一人称は『レロ』。
千年伯爵の剣にもなる。
ノアの名前を呼ぶときは『~タマ』
また、語尾には『~レロ』と付く。
ロードの能力が一番怖いらしい。



◇余談
この漫画では作者の遊び心もあって、「キャラの髪がよく伸びる」。
主人公のアレンは一時期髪が伸びたために頭の後ろで縛っていたことがあり、古城の吸血鬼編で事故による断髪、アジア支部編でもいつの間にか散髪された形跡がある。
リナリーのツインテもいつの間にか腰まで届くほどの長くなり、一度髪が焼き切れた後もやがてはボブ→ツーサイドアップとかつての面影を取り戻しつつある。




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