MOON.

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MOON. - (2017/05/14 (日) 20:02:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/02(火) 23:33:25
更新日:2022/08/16 Tue 09:52:48
所要時間:約 3 分で読めます




Tacticsより発売された鬼畜サイコ涙腺弛まし系ADV。

オウム真理教で話題になっているときに、
「カルト教団に母を殺された復讐に主人公が単身教団に乗り込む」という内容のゲームを売るという命知らずのことをしていた。
当時のキャッチコピーは「商業ゲームのタブーに挑む」。
ただし、実際のところ宗教色はそこまででもなく、怪しい研究所と言う感じ。
しかしながら実際にガチ信徒がたくさん居たり、教団側の地位を生かしてゲスいことをやる(意味はあるが)奴らが居たりと関りがないわけでもない。
また、オウム真理教のパロディ(?)だと思われる内容がいくつかある。


スタッフ
企画:麻枝准
脚本:麻枝准、久弥直樹
原画:樋上いたる
グラフィック:みらくる☆みきぽん、しのり~
音楽:折戸伸治


現在Keyの主要メンバーが初めて集結した作品で「鍵の原点」と言われている。
しかし、官能・陵辱シーン満載で、ストーリーの黒さも半端ない。
そのため、今の鍵を知る人がやるとかなりのショックを受けるだろう。





だが、実は家族愛をテーマにしている。また、キャラクターの心象風景と音楽も一品で、一度はやる価値のあるゲーム。
鍵っ子なら是非ともプレイしてもらいたい。
ONEやKanonなどよりもシナリオが粗削りだが…。

ちなみにこれも泣きゲーである。
ただあんまりにも大衆向けの作品ではないので、一般的な泣きゲーの元祖はこの次のONEとされている。


そして、エロゲにしては珍しい女性が主人公のゲーム。


地味に小説とDVDPG版も存在する。


キャラクター説明
天沢郁未
主人公。エロインとも。
復讐目的なだけに意外と冷徹なのだが、友人想いでもある。
一説では後の水瀬秋子ではないかとも言われている。

巳間晴香
郁未・由依の3人組の中では最も一般人に近く、事実Cクラス判定*1になっている。
しかしながら他2人に負けず劣らずの目に遭ったり何だったりする。

名倉由依
世が世ならマスコット系キャラになっていたかもしれないが…
過去も本編で見舞われるイベントもとてもあれ。
しかしかわいそうというだけでもない。

鹿沼葉子
裏ボス。
ガチ信者なので明らかに信者ではない郁未には辛辣だが、根が良い子なのか意外と世話を焼いてくれることもある。
世が世ならツンデレ扱いされてたかも…ネタではなくガチで。
子供のからずっと入所しているせいで消費税(1989年に導入)を知らないなどかなりギャップを感じる。

天沢未夜子
主人公の母親。
FARGOから6年ぶりに戻ってきたと思ったら、その直後無残に怪死してしまったことが郁未に復讐を決心させるきっかけとなった。

巳間良祐
晴香の義兄。死に方がかなり悲惨。
良い人なのだが晴香に対してだけはある事情から厳しめに接する。

名倉友里
由依の姉。
厳密には信者というわけではないが、『不可視の力』会得に執心しているのである意味では信者。

少年
キーパーソン。
郁未に優しく接するがかなりの天然っぷりを発揮する。

高槻
宗団側の人物。その性格や語彙が凄まじいせいでネット上ではカルト的人気を誇る。
ゲスが多い宗団の中でも屈指のゲス野郎な上に言動がやや小物っぽいのだが手腕は確か。
本作におけるピンチは大体こいつのせい。
「まいったぁ! 俺はまいったぁ!」



ラスボス。プレーヤーをも発狂させるようなことをする。
どうでもいいが


余談
「MOON」ではなく「MOON『.』」であることに注意。
.を付けないとにわか扱いされます。
というか場所によっては別のゲーム扱いになったりします。



追記、修正よろしく。

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