130族(ポケモン)

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130族(ポケモン) - (2017/04/14 (金) 04:05:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/18(木) 18:53:20
更新日:2024/04/18 Thu 02:38:09
所要時間:約 4 分で読めます




ポケットモンスターシリーズにおいて素早さ種族値が「130」であるポケモン達の総称。

具体的にはサンダースクロバットプテラの3匹の事である。
一応ミュウツーも該当するが禁止級なのであまり130族としては語られない。
最近になって、メガゲンガーも130族入りした。


ポケモンの対戦においては素早さはとても重要な能力で、僅か1でも素早さが上回っているほうが必ず先手を取り有利になるのは知っての通りだろう。

そしてその素早さを上昇させる「こだわりスカーフ」や「りゅうのまい」等の技やアイテム、特性等も存在し、
これらを利用して本来先手を取られる相手と素早さを逆転し有利を取る事は有用な戦術の一つとされる。
その戦術を取る際に「どの辺りまで素早さを抜いていれば良いか?」という基準になるのが素早さ種族値130、つまり130族なのである。


130族がよく基準にされる理由についてはまず彼ら自身が比較的メジャーなポケモンである事が挙げられる。
また「彼ら以上の素早さを持つポケモン達」は抜き去る旨味が少ない事が多いのも理由の一つ。
具体的には特性「かそく」でガンガン速くなり調整しても意味が無いテッカニン、そもそも禁止級であるデオキシス等である。

それらの理由から130族の素早さを抜かす事が出来れば殆どの相手に先手を取れるようになったと言っても良いだろう。
そしてその130族をちょうど抜けるようにする調整をそのまま130抜き調整と言う。


130族のレベル50時の最速(性格補正あり努力値個体値MAX)の実数値はちょうど200
130抜き調整をするにはこの200という数字をちょうど抜けるようにすればいい。
具体的には
「こだわりスカーフ」や素早さ一段階アップの積み技等の素早さを1.5倍にする物の場合は実数値で134
特性「すいすい」や素早さ二段階アップの積み技等の素早さを2倍にする物の場合は実数値で101
という数値があればいい。

因みに134という数値は素早さ種族値70のポケモンを最速にする事でギリギリ届く数値であり、
これ以下の素早さ種族値を持つポケモンはスカーフ等で130族抜きをする事は出来ない。

このように調整して余った努力値は耐久面等に回すことにより、より無駄の無い努力値振りが可能である。




しかし、最近ではスカーフ対スカーフを意識するようになったり、
余った努力値を耐久に回しても明確な耐久調整をしない限りはあまり意味が無い、汚ない忍者の登場、
等の理由から130族抜き調整せずに素早さを全振りする風潮が高まっており、もはや130族抜きは「時代遅れ」と言われてきている。

最近のポケモンは火力だけでなく素早さもインフレしているようだ。

五世代の環境ではメジャーなポケモンにあまり速い者がおらず、
とりあえず最速スカーフバンギラス(=素早さ種族値115)を抜いて置けばいいという風潮があるのも130族抜きの廃退を助長させている。

六世代環境では逆に130族よりも若干素早くてメジャーなメガライボルトメガミミロップ(=素早さ種族値135)を抜くと言う調整を行う場合もある。
もちろんバンギラスを基準にした抜き調整を行う風潮が廃れたとも言いがたく、結局のところ素早さ調整は仮想敵次第となる。



追記修正は最速ガッサを抜いてからお願いします。

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