登録日: 2011/06/12(日) 03:33:51
更新日:2023/12/31 Sun 08:18:41
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ポケモンに使う事で様々な効能を発揮するほか、ポケモンに持たせると、ある状態になった時自動で使う。
入手方法はフィールドに生えているものを採取する、きのみを「ふかふかのつち」に撒いて水を与え育てる、人から貰う、など。
ただし、
第ニ世代におけるきのみと第三世代以降のきのみでは、基本的な効能はほぼ同じだが入手方法が大きく異なっている。
【きのみの歴史】
アイテムとして初登場。フィールド各地にある実の成る木から入手できる。
一つの木につき一日一回のみの入手で、時間跳躍もできないため数を集めるのはやや面倒。
「おうごんのみ」はみのなる木がない代わりに虫取り大会の3等商品として入手できるが、
「きせきのみ」は「ふしぎなおくりもの」限定かつ低確率なので入手が難しい。
ただし、ポケット
ピカチュウカラーで600ワット貯めてソフトに送れば確実にきせきのみが手に入るという一応の救済はある。
●きのみ/おうごんのみ
持たせるとHPを回復する。きのみは10、おうごんのみは30。
●どくけしのみ/まひなおしのみ/こおったきのみ/やけたきのみ/はっかのみ/にがいきのみ/ふしぎなきのみ/きせきのみ
状態異常を回復。
こおったきのみは
やけど、やけたきのみはこおり、はっかのみは
ねむり、にがいきのみは混乱、ふしぎなきのみはPP、きせきのみは全状態異常を回復。
凍った(焼けた)状態で獲れる木の実ってなんだよ、と思ってはいけない。
きのみを自分で育てられるようになり、今作から登場した
ポケモンコンテストで欠かせない
ポロックの材料になるなど、用途も一新された。
ある意味きのみの歴史はここから始まったともいえる。
しかし、きのみの中には育成にとんでもなく時間がかかる物もあり、良質なポロック作りに必要なきのみなどは数日がかりになることも。
基本的なシステムは第三世代と同じだが、新たにこやしが登場。
HGSSではきのみを育てる場所が存在しない代わりに、きのみプランターというアイテムを使って育てられるようになった。
金銀でみのなるきがあった場所はすべてぼんぐりのきに置き替えられている。
フィールド上にはきのみを育てられる場所がなく、HGSSでのようなプランターも存在しない。
代わりにポケモンドリームワールドできのみを入手・栽培できるようになったが、
わざわざ
きのみ栽培のためだけにネットに接続しなければならないのでかなり面倒。
当然ネット環境がない人は栽培できない。
また、2014年5月20日をもってWiiおよびDSのニンテンドーWi-Fiコネクションが終了してしまったため、ネット環境があろうがなかろうが栽培する事はできなくなってしまっている。
BW2では、
ジョインアベニューに花屋を招待すると、特定種類の木の実を購入できるようになった。
きのみの栽培機能と実のなる木が復活。
木の側に落ちている実を拾うと一週間後に新しい実が結実して落ちてくる。
今回のきのみ栽培からは、特定のきのみを一緒に埋める事で、別の種類のきのみを作り出す「突然変異」というシステムが登場した。
こやしのシステムも復活し、結実数を増やしたり、突然変異の発生確率を高めたりできる。
また、草むらなどでのバトル中、背景の高台にきのみのなった木が生えている事があるが、特定の技を使うと戦闘終了後入手できる。
このシステムを自力で発見した人はかなりの幸運の持ち主だろう。
バトル背景から拾えるきのみがバトル1回につき1個だが、1日に拾える数に制限はないため、種類によっては1日に何個も入手できる。
ルビサファ時代を継承。
各地のふかふかの土に生えているきのみを拾えるほか、きのみを拾った後の土にきのみを植えてきのみを増やせる。
XYより生育に要する時間が短くなったが、戦闘中の背景からは拾えなくなったため一長一短。
【主な種類】
HPを回復。オレンは10。オボンは第三世代では30だったが、第四世代以降最大HPの1/4だけの回復に変更された。
ポケモンに持たせた場合、発動条件はHPが半分以下になる事。
オレンは本編の序盤のほか、野生の
ツボツボが持っていることがある「きのみジュース」と共に
リトルバトルで重宝する。
オボンはプレイヤー同士の対戦でも用いられる他、一部のCPUトレーナーもポケモンに持たせるメジャーアイテムである。
SMでは下記の「フィラのみ」等に回復量で超えられたが、こちらは効果が発動するタイミングが早いのがメリット。
HPが1/4以下になった時、第六世代までは最大値の1/8、第七世代では1/2回復する。
ただし、ポケモンの
性格によって味の好みがあり、嫌いな味だった場合は混乱してしまう。
各きのみを嫌う性格としてはフィラが「ずぶとい」「おくびょう」「ひかえめ」「おだやか」。
イアが「やんちゃ」「のうてんき」「おっとり」「おとなしい」。
ウイが「いじっぱり」「わんぱく」「ようき」「しんちょう」。
パンジが「やんちゃ」「のうてんき」「みじゃき」「うっかりや」。
マゴが「ゆうかん」「のんき」「なまいき」「れいせい」。
- クラボ/カゴ/モモン/チーゴ/ナナシ/ヒメリ/キー/ラム
状態異常を回復。ラムは全状態異常回復効果を持ち、対戦などで重宝されるメジャーアイテム。
同じくカゴもねむり回復効果から「ねむる」を使うポケモンとのコンボによく使われる。
キーは混乱、ヒメリはPPを回復。第五世代ではジャイアントホールのピッピ狩りで比較的簡単に入手できる。
使うとなつき度が大きく上がる代わりに努力値を10下げる。
ゲーム中で一度振った努力値を下げる方法はこれらのきのみを使う事しかないので、努力値の調整やバルキーの進化に重宝する。
第五世代では、BW2にて5番道路で購入できる(マトマ除く)ほか、
黒の摩天楼/白の樹洞のエリア10をクリアするたびにもらえる。
第四世代のみ、努力値が111以上入っていたら、一つで100まで下がっていた。
- オッカ/イトケ/ソクノ/リンド/ヤチェ/ヨプ/ビアー/シュカ/バコウ/ウタン/タンガ/ヨロギ/カシブ/ハバン/ナモ/リリバ/ホズ/ロゼル
第四世代から登場。
持たせる事でしか効果はないが、これを持っているポケモンが効果抜群の技を受けた時、そのダメージを半減する効果を持つ。
これにより対戦での戦略の幅が大きく広がり、対戦でのメジャーアイテムの一つに。
DPPTではノモセシティの民家で一日一つ、上記のきのみの内一つがランダムで貰える。
HGSSではお母さんの買い物で入手可能。どれになるかはランダムだが、貯金を頼み適当にバトルしていれば回復アイテムなどと共に買ってきてくれる。
第五世代ではドリームワールドで手に入れるか、野生のポケモンが持っているのを奪う必要がある。
特別な効果は無いが、RS時点では一周に一つしか手に入らないレアなきのみ。
どれもきのみ名人の奥さんに特別な言葉を教える事で渡してもらえる。
非常に味が濃く、NPC相手とのポロック作りでもかなりの高レベルのポロックを作れる。
通信プレイ無しでコンテストに勝利したり
ヒンバスを進化させたりするのに便利。
何故かベリブだけ入手難易度が高い。(ナウいオヤジから教えてもらえることばの組み合わせが必要なので通信必須)
コンテストの無い
FRLG以降は他のきのみとあんま変わらない。
- チイラ/リュガ/カムラ/ヤタピ/ズア/サン/スター/ナゾ/ミクル/イバン/ジャボ/レンブ
「伝説のきのみ」とも言われる種類のきのみ。
チイラ~スターとミクルはHPが1/4以下になると発動し、能力値や回避率などを上げる。
ナゾは効果抜群の技を受けた後HPを回復する。
イバンはHP1/4以下の時、優先度が同じ技に対して一度だけ先手を取る事ができる。(技自体の優先度は変化しないので注意)
ジャボとレンブはそれぞれ物理技、特殊技を受けた時、相手に自分の最大HPの1/8分のダメージを与える。
これらのきのみはどれも入手方法が特殊で通常プレイでは入手できない、またはできても大変な苦労や運を強いられるレアアイテム。
そのため対戦などでも上記のメジャーなきのみに比べて所持率は低めとは言え、効果は絶大。
特にイバンが曲者で、終盤の殴り合いはもちろん、イバン発動から「だいばくはつ」「みちづれ」といったプレイで、
二匹以上のポケモンが片付けられる展開が非常に多かった。ソーナンスやカビゴン、メタグロスなどによく持たせられている。
その他、回復するもののポケモンの性格次第で混乱状態を引き起こすきのみや、特殊な能力はないがポロックやポフィン製造に使うきのみも存在する。
また、第三世代でもルビー・サファイアでのみ、
カードeリーダー+を使う事により以降の作品にはない特殊なきのみが12種類(但し、一種は名前のみ再登場)存在した。
【きのみに関する技】
相手がきのみを持っている場合、奪って食べる。
きのみに回復や能力上昇の効果がある場合、奪った時点で発動する。
上手くハマれば強力だが、「
はたきおとす」の下位互換的な性能であるためマイナー気味。
ただ
特性「テクニシャン」の
ストライク・
ハッサム・
コロトックにとってはメインウェポンとなり得る。
持っているきのみを消費して攻撃する技で、
威力とタイプは持っているきのみによって変動する。
めざめるパワーのような相性補完に使えるが、あちらに比べて制限が厳しくリスクが高いため、扱いは難しい。
具体的には「1発しか打てない」「ハズレてもきのみは消費される」
「回復系きのみや半減実は相手の先制攻撃で発動する恐れがある」「持ち物を封じられると発動できない」等。
一方で最高威力がめざパよりも高いので、めざパでは威力不足な場面でもしぜんのめぐみなら4倍弱点を狙えば1発で落とせることもあり得る。
各きのみ毎の威力とタイプについては
きのみ一覧(ポケモン)を参照。
相手が持っているきのみ・
ノーマルジュエルを使えなくする
炎タイプの全体攻撃技。
威力も低くはないが効果が限定的。
相手の所持きのみが「オッカのみ」の場合は発動する。
自分がきのみを戦闘中に食べていないと失敗する
毒タイプの大技。
発動させるのが難しく、条件を満たしても命中不安であったりと癖が強い。
Zワザとして使えば条件を無視できるが、活用できそうなのは
サザンドラ程度か。
【きのみに関する特性】
主なポケモン:
マッスグマ、
カビゴン
上記のHPが1/4以下になると発動するきのみをHPが1/2以下で発動できるようになる。
第四世代では腹太鼓からのカムラ発動の神マッスグマが流行ったとか流行ってないとか。
主なポケモン:
デンチュラ、
プテラ
BWから追加された新特性。この特性を持つポケモンがフィールドにいる時、相手のポケモンはきのみが使えなくなる。
半減きのみやオボンなどで確定数をずらされる心配がなくなるほか、ラムのみなども封じるので安心して状態異常にする事ができる。
ただし、きんちょうかんを持っているポケモンが引っ込んだらまたきのみが使えるようになってしまうので注意。
使っている側は発動してるか分からないが相手にすると地味にいやらしい。
主なポケモン:
ナッシー、
トロピウス
こちらもBWから追加された新特性。自分が使ったきのみをターン終了後に1/2の確率で復活させ、再び使えるようにする。
また、天候が晴れの時は必ず復活させる。このため晴れパでの運用が望ましい。
主なポケモン:
ホルード、
デデンネ
XYで追加された特性。自分がきのみを使った時、本来の効果に加えHPを1/3回復する。
この特性とオボンのみを利用した無限デデンネが有名。
水をやりながら追記・修正よろしくお願いします。
- 4世代後半(金銀リメイク)から一気に扱いが悪くなったような…。 -- 名無しさん (2013-11-22 12:11:23)
- ほおぶくろでたね -- 名無しさん (2013-12-26 12:29:29)
- スターのみの説明で「凄すぎて封印された」的な事が書いてあるが明らかにそんな力はないwww -- い (2014-11-19 22:12:36)
- 姫リンゴモチーフの木の実はあるけど普通のリンゴモチーフの木の実は意外です無いな …リンゴっていや果物の代表格みたいなもんなのに -- 名無しさん (2015-12-04 06:39:15)
- サン・ムーンで一部のきのみは性能強化してほしい。 -- 名無しさん (2016-04-12 20:12:31)
- ↑3 弱くは無いんだが入手条件の割に微妙なんだよな。 -- 名無しさん (2016-04-12 20:17:46)
- サンドイッチの具に使われたりしてるけど、人間が食べる場合はそのまま食えないのかな?モモン当たりなら生でもイケそうだけどカゴ辺りは熱通す必要ある気がする… -- 名無しさん (2016-10-15 18:46:33)
- ↑4た べ の こ し ヒメリは貴重なピーピーエイドの代用になる。しかも自前で量産可能。とっても便利。 -- 名無しさん (2016-10-30 01:20:18)
- 一気に沢山実るから増やしやすいな。俺はヒメリだけカンストさせてある。 -- 名無しさん (2016-10-30 01:24:38)
- 正直RSEの時点でアイテム代わりかポロックの原料に過ぎなかったきのみがここまで出世するとは思わなかった。 -- 名無しさん (2017-05-18 07:18:39)
- 第3世代は他の持ち物候補の性能が微妙だったからむしろ今以上に使われてた。ラムは言うに及ばず代用品のクラボやチーゴが候補になる位で、火力インフレ前+先制技が禄にない環境だからねむカゴ・みがヤタ・こらカムといったきのみを使ったコンボはメジャー戦法だったし。 -- 名無しさん (2017-05-18 11:52:36)
- ↑それな。 むしくい/ついばむが三世代にあったら面白かった -- 名無し (2017-05-18 12:57:03)
- 嫌いだと混乱してしまうきのみは正直元々の性能がクソすぎたからな… -- 名無しさん (2017-08-27 10:11:16)