きのみ(ポケモン)

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きのみ(ポケモン) - (2014/11/27 (木) 01:49:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/06/12(日) 03:33:51
更新日:2023/12/31 Sun 08:18:41
所要時間:約 6 分で読めます




この項目で紹介する「きのみ」とは、『ポケットモンスター』に登場するアイテムの一種である。


ポケモンに使う事で様々な効能を発揮するほか、ポケモンに持たせると、ある状態になった時自動で使う。

入手方法はフィールドに生えているものを採取する、きのみを「ふかふかのつち」に撒いて水を与え育てる、人から貰う、など。
ただし、第二世代におけるきのみと第三世代のきのみでは、基本的な効能はほぼ同じだが入手方法が大きく異なっている。



【きのみの歴史】

アイテムとして初登場。フィールド各地にある実の成る木から入手できる。
一つの木につき一日一回のみの入手で、時間跳躍もできないため数を集めるのはやや面倒。

●きのみ/おうごんのみ
持たせるとHPを回復する。きのみは10、おうごんのみは30。

●どくけしのみ/まひなおしのみ/こおったきのみ/やけたきのみ/はっかのみ/にがいきのみ/ふしぎなきのみ/きせきのみ
状態異常を回復。こおったきのみはやけど、やけたきのみはこおり、はっかのみはねむり、にがいきのみは混乱、ふしぎなきのみはPP、きせきのみは全状態異常を回復。
凍った(焼けた)状態で獲れる木の実ってなんだよ、と思ってはいけない。


きのみを自分で育てられるようになり、今作から登場したポケモンコンテストで欠かせないポロックの材料になるなど、用途も一新された。
ある意味きのみの歴史はここから始まったともいえる。

しかし、きのみの中には育成にとんでもなく時間がかかる物もあり、良質なポロック作りに必要なきのみなどは数日がかりになることも。


基本的なシステムは第三世代と同じだが、新たにこやしが登場。
HGSSではきのみを育てる場所が存在しない代わりに、きのみプランターというアイテムを使って育てられるようになった。


フィールド上にはきのみを育てられる場所がなく、HGSSでのようなプランターも存在しない。
代わりにポケモンドリームワールドできのみを入手・栽培できるようになったが、わざわざきのみ栽培のためだけにネットに接続しなければならないのでかなり面倒。
当然ネット環境がない人は栽培できない。

そもそもきのみ自体の入手が難しくなり、きのみにとっては氷河期とも言える状況。


前作での扱いがあまりにも酷すぎたせいか、きのみの栽培機能と実のなる木が復活。
木の側に落ちている実を拾うと一週間後に新しい実が結実して落ちてくる。
今回のきのみ栽培からは、特定のきのみを一緒に埋める事で、別の種類のきのみを作り出す「突然変異」というシステムが登場した。

また、草むらなどでのバトル中、背景の高台にきのみのなった木が生えている事があるが、特定の技を使うと戦闘終了後入手できる。
このシステムを自力で発見した人はかなりの幸運の持ち主だろう。



【主な種類】

一覧はこちら


  • オレン/オボン
HPを回復。オレンは10、オボンは第三世代では30だったが第四世代以降最大HPの1/4だけの回復に変更された。
これによりオボンはプレイヤー同士の対戦でも用いられる他、一部のCPUトレーナーもポケモンに持たせるメジャーアイテムに。
ポケモンに持たせた場合、発動条件はHPが半分以下になる事。


  • クラボ/カゴ/モモン/チーゴ/ナナシ/キー/ラム/ヒメリ
状態異常を回復。ラムは全状態異常回復効果を持ち、対戦などで重宝されるメジャーアイテム。
同じくカゴもねむり回復効果から「ねむる」を使うポケモンとのコンボによく使われる。
キーは混乱、ヒメリはPPを回復。第五世代ではジャイアントホールのピッピ狩りで比較的簡単に入手できる。


  • ネコブ/タポル/ロメ/ウブ/マトマ/ザロク
使うとなつき度が大きく上がる代わりに努力値を下げる。
ゲーム中で一度振った努力値を下げる方法はこれらのきのみを使う事しかないので、努力値の調整やバルキーの進化に重宝する。
第五世代からは入手手段が難しくなり、通常にプレイしていては手に入れられないため、ポケモンの育成がやや面倒になった。
一応ドリームワールドの仕様変更で「ひらけた空」にて手に入るようにはなったが……

また、第五世代で仕様が変わり、努力値が111以上入っていても、きのみ一つにつき努力値が10しか抜けなくなった。(以前は努力値が111以上入っていたら、一つで100まで下がっていた)
より大量のきのみが必要となったが、ドリームワールドの畑なら大量生産も容易なので、環境が整っている人ならむしろ以前より楽かもしれない。


  • オッカ/イトケ/ソクノ/リンド/ヤチェ/ヨプ/ビアー/シュカ/バコウ/ウタン/タンガ/ヨロギ/カシブ/ハバン/ナモ/リリバ/ホズ
第四世代から登場。
持たせる事でしか効果はないが、これを持っているポケモンが効果抜群の技を受けた時、そのダメージを半減する効果を持つ。
これにより対戦での戦略の幅が大きく広がり、対戦でのメジャーアイテムの一つに。
DPPTではノモセシティの民家で一日一つ、上記のきのみの内一つがランダムで貰える。HGSSではお母さんの買い物で入手可能。どれになるかはランダムだが、貯金を頼み適当にバトルしていれば回復アイテムなどと共に買ってきてくれる。

第五世代ではドリームワールドで手に入れるか、野生のポケモンが持っているのを奪う必要がある。


  • ノワキ/シーヤ/カイス/ドリ/ベリブ
特別な効果は無いが、RS時点では一周に一つしか手に入らないレアなきのみ。
どれもきのみ名人の奥さんに特別な言葉を教える事で渡してもらえる。
非常に味が濃く、NPC相手とのポロック作りでもかなりの高レベルのポロックを作れる。
通信プレイ無しでコンテストに勝利したりヒンバスを進化させたりするのにほぼ必須。

何故かベリブだけ入手難易度が高い。(ナウいオヤジから教えてもらえることばの組み合わせが必要なので通信必須)
コンテストの無いFRLG以降は他のきのみとあんま変わらない。


  • チイラ/リュガ/カムラ/ヤタピ/ズア/サン/スター/ナゾ/ミクル/イバン/ジャボ/レンブ
「伝説のきのみ」とも言われる種類のきのみ。
チイラ~スターとミクルはHPが1/4以下になると発動し、能力値や回避率などを上げる。
ナゾは効果抜群の技を受けた後HPを回復する。
イバンはHP1/4以下の時、優先度が同じ技に対して一度だけ先手を取る事ができる。(技自体の優先度は変化しないので注意)
ジャボとレンブはそれぞれ物理技、特殊技を受けた時、相手に自分の最大HPの1/8分のダメージを与える。

これらのきのみはどれも入手方法が特殊で通常プレイでは入手できない、またはできても大変な苦労や運を強いられるレアアイテム。
そのため対戦などでも上記のメジャーなきのみに比べて所持率は低めとは言え、効果は絶大。
特にイバンが曲者で、終盤の殴り合いはもちろん、イバン発動から「だいばくはつ」「みちづれ」といったプレイで二匹以上のポケモンが片付けられる展開が非常に多かった。ソーナンスやカビゴン、メタグロスなどによく持たせられている。


その他、回復するもののポケモンの性格次第で混乱状態を引き起こすきのみや、特殊な能力はないがポロックやポフィン製造に使うきのみも存在する。

また、第三世代でもルビー・サファイアでのみ、カードeリーダー+を使う事により以降の作品にはない特殊なきのみが12種類(但し、一種は名前のみ再登場)存在した。



【きのみに関する特性】

  • くいしんぼう
主なポケモン:マッスグマ
上記のHPが1/4以下になると発動するきのみをHPが1/2以下で発動できるようになる。
第四世代では腹太鼓からのカムラ発動の神マッスグマが流行ったとか流行ってないとか。


  • きんちょうかん
主なポケモン:デンチュラ、プテラ
BWから追加された新特性。この特性を持つポケモンがフィールドにいる時、相手のポケモンはきのみが使えなくなる。
半減きのみやオボンなどで確定数をずらされる心配がなくなるほか、ラムのみなども封じるので安心して状態異常にする事ができる。
ただし、きんちょうかんを持っているポケモンが引っ込んだらまたきのみが使えるようになってしまうので注意。


  • しゅうかく
主なポケモン:ナッシー、トロピウス
こちらもBWから追加された新特性。自分が使ったきのみをターン終了後に1/2の確率で復活させ、再び使えるようにする。
また、天候が晴れの時は必ず復活させる。このため晴れパでの運用が望ましい。



水をやりながら追記・修正よろしくお願いします。

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