まんたま

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まんたま - (2014/12/05 (金) 13:49:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/10/26(金) 19:51:11
更新日:2024/01/13 Sat 11:22:33
所要時間:約 5 分で読めます





『男の子の剣はね、パンツにおさめるもんじゃないの』

『女の子という鞘におさめるものなんだよ』



ずっと昔 交わした約束。

まだ覚えてるかな?

あれからいくつもの。

季節が過ぎて。

今 君はどうしているの?

風に舞う花びら。

君も愛でているの?

僕はずっと忘れない。

君の為に……。

今日も歌うよ。


まんたままたまたまたまたんま。

まんままんたま。

まんまんたんたん。

デリシャス デリシャス。

デリシャス マンゴー。

マンション マンション マンション マンション。

百万戸。



【あらすじ。】

「愛の国」

俺たちの国がそう呼ばれていたのは、今は昔の話。

20年前、突如地中から姿を現した謎の巨塔。

そこから発せられた謎のウィルスにより。

男達の股間の剣はことごとく腐り落ちた。

かつて男と女が語り合った愛の園は。

お姉系と女達のグチリ場となり。

かつて男と女が交わした愛の言葉は。

どんだけ~

だけになった。


そんな時代に、唯一ウィルスに耐性をもつ。

屈強なる鋼の剣を堅持する、ラストサムライが一人……。


全国PTAを敵に回し、3期まで漕ぎ着けるも奮闘むなしく4話で最終回を迎えた伝説のお下劣番組『銀魂』の後番組として始まった新番組。

変わらぬ愛を貫く侍とその運命の鞘の少女が紡ぐ、
笑いと感動のハチャメチャ学園ハーレムラブコメディを豪華実力派声優陣で送ります!
乞うご期待!

原作:空知英秋♂(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
製作スタッフ
監修:高松信司
監督:藤田陽一♂
シリーズ構成:大和屋 暁♂
キャラクターデザイン・総作画監督:竹内信二♂


メインキャスト


OP曲:『まんたま』/寺門通♀with放課後ハッピーアワー
作詞:大和屋 暁♂
作曲/編曲:Audio Highs




銀とか金とかなんか、かわいくないっ(ハート)


















「ノリノリで主人公やってる所悪いんだが」

「この『まんたま』」

「ただのてめーの墓標だ」



まぁお察しの通り『銀魂』の劇中劇である。

銀時を主人公の座から引きずり落とした坂田金時だったが、
その真の目的は『銀魂』そのものに終わりを告げ、新たな漫画の主人公になるというものだった。

金時を倒しても倒さなくても、そしてかつて失った仲間を取り戻しても迎えてしまう、避けようのない『終わり』。

しかし銀時は、自分が死んでもコピーがいるという金時に対してこう答える。

「主人公にもコピーって奴がいんのさ。言う事なんざ何一つきかねーが、同じ魂ひっさげた分身がな」

信じる仲間に後を託し、銀時は金時の頭部に洞爺湖を突き立てる。

拡散する催眠爆発を一人で食い止めようと全てを失う覚悟を決めた銀時の前に現れたのは、一番ここに来て欲しくなく、しかし最も会いたかった仲間たちだった。


……何回忘れようと、何回離れようと、必ず見つけだす。


必ず、また会おう。


収束する爆発の中で4人は約束を交わし、週刊少年ジャンプで連載されていた『金魂』は最終回を迎えたのだった。

そしてその次週から始まった空知先生の新作こそが『まんたま』である。

その実態は自分がしたことがどんなことかを教えるためにたまが構成した仮想世界であり、
金時は己の世界を他人に奪われ壊されるというのがどんなことかを味わい、銀時は見事主人公として復活したのだった。


……で、肝心なのはここから。

この『まんたま』、


内容があまりにも酷かった。


まず巨大なモザイクまみれのチンコタワーカオスすぎる世界観
男の股間の剣などオブラートに包んでいるようで全く包めていない露骨な下ネタ。

更には世界最後の男なのに肝心のチンコは機械(ネジ)化しているという本末転倒な設定。

昭和を思わせる

遅刻遅刻~→激突。

のテンプレを見せたかと思いきや金時の股間にヒロインのペットボトルがはまり、
挙げ句の果てにはチンコがボトルシップ化して新世界へボンボヤージュ。

と、銀魂以上にPTAを敵に回しそうなアニメだったのだった。

お下劣という理由で『銀魂』の主人公を嫌がったのに、主人公作品がこれでいいのか、金時。

そりゃ確かに『銀魂』も第一訓(アニメ版第3話)からノーパン(ハイレグ)しゃぶしゃぶとかあったけどさ……。

原作でのワンピ、ナルトと並ぶという発言は一体何だったのか……。



これでも既にかなり酷い展開だが、ここがアニメでは更に酷いことになった。

Aパートで『金魂』最終話のエンディングが流れ、提供クレジット。
そしてCM明けに突如この『まんたま』が始まった。


原作だとタイトル部分は桜が散る中、金時と時子が上を見上げる割と正統派っぽい扉絵のみだったが、
アニメではこのためだけにOPがアニメーション付きで用意され、『まんたま』専用のタイトルロゴまでデザインされた。

その内容は最低の歌詞(上記)と、
関係者各位に怒られそうなパロディがわんさか詰め込まれ、怒涛の勢いで流れると言ったもので、視聴者の腹筋はものの開始数分で撃沈。


  • ガールズバンド→けいおんパロ
  • 麻雀→哭きの竜のパロ
  • サッカー→エリアの騎士のパロ
  • 魔法少女→まどマギのパロ

ヒロインの時子がまさかのアスミスだったことで、

「仕事選べよ」

の声が実況板に並んだ。


ちなみに金時編の間の番組タイトルは、番組表から何から全て『金魂』で通す徹底的ぷりだったのだが、その結果、

金魂→まんたま→銀魂

と、3つの番組が30分の間に放送されるという訳の分からないことになっていた。

音楽もAパートとBパートでそれぞれEDが流れ、この間にOPが来る。
最初のEDで前半のスタッフロールを流し、その後正規OPの代わりに偽OPを流し、本来のOPをエンディングの代わりに流している。
Aパート→ED→前提供→偽OP→偽提供→Bパート→ED→後提供
しかもこの回は正式なOPがなかったため、まんたまOPのクレジット表記は♂♀記号があることを除けば至って真面目なものだったりする。
スタッフとか提供とか大人の事情が絡む部分にも散々とネタを混ぜ込んでいる。

尤も、こんなことは銀魂ではよくあることなので仕方ないったら仕方ない。
だが、これだけは確実に言える。




こ う し き が
く る っ と る




追記・修正は愛する人がゴキブリに生まれ変わっても愛せる人だけがお願いします。

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