X-ARMY(エグザミィ)

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X-ARMY(エグザミィ) - (2015/08/15 (土) 14:50:59) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/05(水) 23:05:03
更新日:2024/03/22 Fri 22:06:08
所要時間:約 4 分で読めます




『ARMS』に登場する、巨大軍需産業複合体を背景に持つ組織エグリゴリによって作られた実験部隊。突然変異や人体実験によって得た超常の能力を持つ者たちで構成されている。劇中には5人しか登場しないが実際はもっといるらしい。モデルはおそらくMARVEL comicsX-MEN



鐙沢村の惨劇と新たなるARMS適正者・久留間恵との出会いを経た高槻涼たちの前に現れた。
自分たちがただの実験体でしかないことに不満を抱き、ジャバウォックを倒して自分たちの力を証明すべく涼たちを襲撃した。そして、仲間を人質にとって藍空遊園地で涼と戦いを繰り広げた。

  • クリフ・ギルバート
異名「魔王(セイタン)クリフ」
X-ARMYのリーダー格であり、ユーゴーの兄。
ユーゴーより能力の発現は遅れたが、実験の過程で凄まじい強さの念動力(サイコキネシス)を操ることができるようになった。その威力は物質に原子レベルまで干渉できるほどである。自らの周りに全てを遮る精神シールドを張ることも可能。
またユーゴーの精神に干渉してそのテレパシー能力を使うこともできる。
圧倒的な念動力をもって涼を追い詰めるが精神干渉によって目覚めたジャバウォックの力にはかなわず敗北した。

  • ユーゴー・ギルバート
異名「天使(エンジェル)ユーゴー」
クリフの妹。
世界最高クラスのテレパシー能力を持ち、同系統のテレパシストと対峙してもその干渉を完全に弾き返すほど。テレパシー操作で自我を持たない兵士を動かすこともできる。(但し、これはダメージがフィードバックするリスクを負う。)
エグリゴリの一員であるが非常に穏やかな人格者。X-ARMYの作戦にも余り乗り気ではなかった。
幼い頃から汚い部分も含め他人の思念を聞き続けていたため心に傷を負っていたが重い運命を背負いながらも戦い続ける涼の心を知り、惹かれるようになる。
X-ARMYの作戦が終了した後は涼たちとともに行動し、テレパシー能力を活用した擬似通信を始めとして彼らの戦いをサポートし続けた。自分や他人の精神を送り込んでジャバウォックの暴走を止めることさえやってのける。
肉体的にはそれほど訓練を受けていたわけではなく普通の人間であるため、しばしば死にかけ死ぬ死ぬ詐欺と読者に思われてたりする。しかし……

該当項目参照

  • ヴォルフ
異名「不死身のヴォルフ」
ガチムチ体型で髭面のオカマ 。ガン細胞から抽出した特殊な遺伝子が組み込まれており、心臓を刺されようが再生することができる。
新宮隼人を倒すほど(あくまでその頃の)実力であったが涼との戦いでは脳を揺さぶられた挙げ句締め落とされた。
ちなみに隼人は結構好みのタイプだとか。

  • キクロプス
異名「千里眼のキクロプス」
ゴーグルをかけた寡黙な男。
X線・赤外線のみならずありとあらゆる光・電磁波を視ることができるうえ、光線の位相を揃えて放射して物体を焼き尽くすことができる。まんまX-MENのサイクロップス。
上記の能力とARMSすら切り裂くみんな大好き超振動ナイフによって涼と戦うがミラーハウスに追い込まれて能力が暴走し負ける。







以下ネタバレ

涼たちとの戦いが終わり和解をしたX-ARMY。
しかし彼らの独自行動を疎んじたエグリゴリにより、彼らの能力が移植された超人部隊「レッドキャップス」が送り込まれる。X-ARMYの実験はその兵士たちを完成させる「プロジェクト・レッドキャップス」に取り込まれ、本国のX-ARMYは全て処分されていた。
自分たちと同じ強みを持つ兵士と統率された作戦行動に追い詰められ、殺されるヴォルフとキクロプス。
そしてクリフの前には、アドバンストARMSを持つキース・レッドが現れ、その力によって下半身を吹き飛ばされる。
生き残ったのは逃げ延びたユーゴーとキャロルだけであった……



クリフならキース・レッドの「グリフォン」に勝てたんじゃね?とは言ってはいけない。





さらにネタバレ




第四部「アリス編」において涼の絶望と憎悪に呼応して「アリス」を取り込んで暴走し続けるジャバウォック。
世界を滅ぼしかねないその力を止めるため、ユーゴーはそのテレパシー能力をフルに使い精神世界のジャバウォックを焼き尽くさんと自爆を試みる。
その思いに応えるかのように涼は己を取り戻し、ジャバウォックの力を制御して全てを鎮める。
しかしすでにユーゴーの精神能力は限界に達しており、その体に心が還ってくることはなかった……
彼女の顔はたとえ自分の想いが報われなくとも、満足したものだった。



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