まるで成長していない…

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まるで成長していない… - (2022/01/21 (金) 20:18:11) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/23 Mon 22:03:34
更新日:2024/04/21 Sun 13:46:20
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「まるで成長していない…」とは、SLAM DUNKにおける安西光義の台詞であり、同作品の名言の一つである。

なお、彼のもう一つの名言「諦めたら試合終了ですよ」と違い、こちらは正確には心中で安西が発した呟きであって、実際に口に出した台詞ではない。

台詞だけで終わらず「…」を最後につけるのがポイントである。








※以下、本編(特に原作189話及びテレビアニメ88話)のかなり重要なネタバレを含みます













<本編での概要>

桜木花道に顎をタプタプと叩かれたり頬や腹を引っ張られる、「オヤジ」呼ばわりされるなどの無礼を受けても怒らない程に穏やかで、指導方針も決して押し付けがましくは無く、
選手一人ひとりの個性を伸ばしてチームを育てている、湘北高校バスケットボール部監督の安西先生。
しかし、かつて大学のバスケ部で監督をしていた頃の彼は、本編とは正反対に
白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)」と呼ばれるほどの怖くて厳しいスパルタコーチであったことは、
「SLAM DUNK」作中で安西先生が初登場したときから示唆されていた。

湘北バスケ部がインターハイ神奈川県予選にて準優勝を果たし、インターハイ出場を決めた日から1週間後。
安西の自宅に、湘北バスケ部員である流川楓が訪ねてきた。
1年生ながら湘北のエースと呼ばれる実力者である彼は、もっと上達するためにアメリカに留学しようと思い、安西にそのことを話しに来たのである。
しかし、安西は認めなかった。

「陵南戦のビデオを見たが…君はまだ仙道君に及ばない」
「今アメリカへ行くという…それは逃げじゃないのかね? まして全国にはもっと上がいるかも」

流川にとっては耳が痛い言葉で現実を突きつけ、彼を引き止めた。
安西は「とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい。アメリカはそれからでも遅くはない」と流川に告げ、
流川もそれを渋々ながらも受け入れて帰った。

しかし、普段は選手の個性を尊重し、自身の方針を押し付けようとはしない彼が、なぜアメリカ留学に関しては首を縦に振らなかったのか?
その理由は、あまりにも悲しい彼の過去にあった……
そして流川も、自身を車で送迎する安西夫人を通じてその過去を知ることとなる。


本編の10年ほど前、大学監督時代の安西のチームには、将来を期待される1人の1年生選手がいた。
名を谷沢龍二。日本人には珍しい2メートルの長身と、それに似つかわしくない優れた運動能力を持ち合わせていた。
白髪鬼と呼ばれていた当時の安西も、もちろん彼には少なくない期待をかけており、人一倍厳しい練習や叱責で彼をしごき上げていた。


「…谷沢。お前なぁんか勘違いしとりゃせんか? あ?」
(や……ヤクザだよ、ほとんど…)
「お前の為にチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ」
「…………」



しかし、そんな安西の思いとは裏腹に、谷沢は安西に、そしてチーム全体に対して次第にうんざりし始めていた。

当時の安西流はガチガチのシステマチックなバスケットで有名であり、日々の谷沢に課せられる練習は軍隊のような規律第一の指導法執拗に繰り返させる基礎練習、そしてその筋の人かと思うほどに厳しい叱責…。
もちろんそれらは全て、谷沢に行く行くはスタープレイヤーとして大成して欲しいと願いの裏返しであり、その為に基礎的な部分を疎かにせず徹底的に叩き込む為であった。
この基礎を何よりも重視する練習方法自体は、決して間違ってはいない*1

しかし全て谷沢の事を考えての事であったとはいえ、安西の指導法はいずれも彼にとっては頭ごなしな上に厳しく面倒かつ苦痛で、何よりも無意味なものとしか映らなかったのである。

やめてやる!!オレがやりたいバスケはここにはねえ!!
アメリカだ!!オレが憧れたアメリカのバスケットボールに挑戦するときが来たんじゃないのか!?
アメリカでオレのプレイがどこまで通用するか…
すぐには通用しなくてもいい
でも1年か2年…本場のバスケにもまれれば きっとデビルの想像も及ばないくらいの選手になれるはずだ!!
いや絶対なってみせる!!自信はある!!アメリカでオレの才能を試すんだ!!
その時が来たんだーー

そう考えた谷沢は安西やチームメイトに無断でアメリカへ留学し、日本を去ってしまう。

期待をかけていた教え子の突然の一方的な離別に、鬼監督と言われた安西も以来どこか元気が無くなり、考えごとをすることが多くなる。
せめて消息だけでも掴もうと谷沢の友人に色々と聞き込むが、連絡は段々無くなっていったらしく詳しい事は分からず仕舞いであった。


そんな出来事から約1年が経った頃、大学に1本のビデオテープが届けられた。

収録されていたのはアメリカでのバスケットボールの試合。
そこに谷沢が出場していると聞き、チームメイトも、そして安西も食い入るように画面を見つめる。
果たしてそこには、ヒゲを生やすなど風貌こそ変わっていたものの、確かに谷沢が映っていた。

「でも頑張ってるじゃん あいつ1人だけ日本人で」
「ああ 見直したぜ」

谷沢の頑張る姿を見て、チームの選手たちは彼を見損なっていた者も含めて素直に賞賛する。
しかし、安西は監督として本質を即座に見抜き、心中で呆然と呟いた。









(まるで成長していない…)









そこに映っていたのは選手としての成長など微塵も見られない、日本で安西が教えていた頃から全く進歩していない谷沢の姿だった。


(誰か谷沢に基礎を教える人間は居るのか?)
(あいつ英語はどうなんだ? チームメイトとうまくコミュニケートできていないようだ)


確かに谷沢は「走れる2メートル選手」という評価の通り、日本人離れした巨体と規格外の運動能力の高さを併せ持つ逸材ではあった。
しかし、それが通用したのはあくまで日本国内でのこと。
バスケットの国アメリカにて、自分より大きくて走れる選手を彼は何度も目の当たりにした*2
さらに日本にいた頃、安西の教えを無視し、能力に任せたプレイで基礎をおろそかにしていた彼には、アメリカでの厳しいバスケットに揉まれたところで自身が期待していたほどの急成長を遂げるなど最初から不可能だったのである。
その上、思い詰めていきなり渡米した彼の英語力ではすぐに円滑なコミュニケーションなど取れるはずもなく*3、孤立したり助言を貰いにくいというのも当然である。


(そもそもこのチームは何だ。それぞれが勝手なプレイばかりだ。まるでまとまっていない。一体、指導者は何をやっとるんだ…!?)
(これじゃ谷沢はダメになる…!!)


問題があるのは谷沢本人だけではなく、彼が所属しているチームにもあった。
指導が杜撰で、選手にチームワークなど全く見られず、皆スタンドプレイに走ってばかりなのが目に見えており、こんなチームにいては谷沢は成長するどころか才能を潰されてしまう*4。安西はそれを悟った。
谷沢と連絡するため、その場で谷沢の友人に連絡先を尋ねるが、近頃は引っ越したのか連絡が取れなくなったという。


(帰ってこい谷沢!)
(わしの監督生活の最後にお前を日本一の選手に育て上げるつもりだったんだ!!)
(お前はまだ素材だ! 環境次第で白くも黒くもなる!! )


安西は必死で谷沢を呼び戻そうとするが、相変わらず行方は掴めない。
谷沢の友人も谷沢からの手紙をもらわなくなって大分経った頃、安西は谷沢の在籍する大学へ電話をかけてみた。
だが、谷沢はバスケ部にも顔を見せなくなったという。
安西の不安通り、谷沢はついていけなくなり、バスケに挫折したことは察しがついてしまった。

安西は、その後も八方手を尽くして谷沢を探すがその消息は掴めず、谷沢の同期生達も卒業を迎え、

谷沢が渡米して5年目となる、ある日の朝…

新聞を読んでいた安西の視線は、ある1つの小さな記事の上で凍りついた。




『米で邦人留学生激突死。谷沢龍二さん(24) 120キロの暴走 薬物反応も?』




それは谷沢が薬物に手を出した末に死亡したことを匂わせる記事であった。
安西にとって、バスケに挫折した谷沢が自暴自棄に陥った末の出来事であることを悟るのは、あまりにも簡単なことだった。
こうして、安西が大器と期待した谷沢は、その大きな翼で飛翔しようとして墜落したかのような、余りにも悲惨かつ最悪の形で、この世を去った。



谷沢の死後、彼の住まいであるアパートにあったという手紙を、安西は彼の母親を通して眼にする。
彼が死の4年前に記したその手紙には…


「安西先生ーー

いつかの先生の言葉が近ごろ、よく頭にうかびます。

「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」

ここでは誰も僕にパスをくれません。

先生やみんなに迷惑をかけておきながら、今おめおめと帰るわけにはいきません。

いつか僕のプレイでみんなに借りを返せるようになるまで、頑張るつもりです。

バスケットの国アメリカのーー

その空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ…」


と、最後の最後まで出そうとしても出せなかった彼の想いが綴られていた。


補足しておくと、谷沢は決して、楽して上手くなろうとした怠け者ではない
むしろ流川のようにバスケに対する情熱や向上心は人一倍強かった。
上記の出来事はその方向性を間違えた故に起きた悲劇だと言える。

谷沢の立場からすれば、いくら安西の言う基礎練習をやっても、体が大きいだけで経験が浅かったり、体力から怪しい、あるいはルールもろくにわからない初心者ならともかく、
既に基礎を身につけ、日本の大学バスケ界では十分一流の域に入っている自身の成長につながらない。
むしろ華麗で特殊なプレーを身につける方が、自分は成長できると考えるのは、決しておかしな話ではないだろう。
悪く言えば自信過剰でもあるが、自信は一流選手が向上を続ける原動力でもあるため、一概に否定すべきものではない*5

さらに、向上心があればあるほど、辛い練習になればなるほど、その練習が地味であればあるほど、選手は「自分はこれで上に行けるのだろうか」という不安にさいなまれる。
厳しい練習に耐えたにもかかわらず、その練習で得た成果が現れず、時が経ってみればただの無駄だったとなるのは、選手にとってこれ以上ないほど辛いことである。
しかも元々実力があれば、どうしても成長は鈍化する。
従って、「自分は成長した」という実感でもって不安を解消することは難しい。
ましてバスケのような団体競技ともなれば、個人の実力だけでは勝てない分、自分自身の成長を感じとることは困難になる。
ここは谷沢の思っていた通りの話であり、環境も軽視できない。
作中での期待ぶりや描写から、チームメンバーについても彼より一回りは能力が劣ると思われ、ましてや対戦チームも自分より弱ければ*6、成長しづらくなるというのは当たり前である。


他方、安西の立場からしてみれば、時に過剰な自信を抱きがちな選手に現実を突きつけなければならないこともある。
選手に少し反発されただけで引っ込めるようでは、どんなに適切な指導を準備しても絵に描いた餅になりかねない。
そのために厳格な指導方針で臨むことは間違いではない。

だが、選手にも監督や環境を選択する自由がある以上、選手が監督についてくる動機付けは絶対に必要である。
とりわけ向上心の高い選手にとって、叱責されようと一見、不条理な行動を無理強いされようとも、
監督についていく最大の動機は「練習がどんなに厳しくても監督についていけば、自分は名選手になれる」という信頼に他ならない。
安西も、谷沢が確実に抱くであろうこうした不安を受け止め、「安西の鬼のような練習や叱責は全て自分のためにやっている」「安西についていけば、自分は名選手になれる」という信頼を持ってもらうことが必要だった。

厳しい言い方になるが安西はその信頼を築く努力を怠ったのである。
事実、谷沢は安西にそういった信頼を持つに至っておらず、結果基礎練習や叱責は谷沢にとって向上につながらない、ただ辛いだけのものに成り下がってしまっていた*7
安西にとって留学が寝耳に水であったことからしても、安西が谷沢の心理を全く読めていなかったことは明白である。
それでも、谷沢が一度でも安西にその不安をぶつけていれば、安西も自身の指導の方針や考えを谷沢に理解させる必要性を理解し、谷沢に伝えることができたかもしれない。
だが、常に厳格で高圧的な安西の度重なる叱責は、谷沢に「ほとんどヤクザ」と思わせるまでの恐怖心や不信感を与えてしまい、谷沢からアメリカ留学について相談しようという意志さえも奪ってしまった。
信頼出来ない監督に自分の不安をぶつける人はそうそういないだろう。

こうして受け止めてくれる相手を失った谷沢の向上心は、間違った方向に暴走してしまった。
アメリカでようやく安西の指導が正しいことに気づいた谷沢であったが、その代償はあまりにも大きすぎた
選手としての向上に重要な時期を棒に振ってしまっただけでなく、期待をかけてくれていた安西やチームの仲間を見放してしまった谷沢にとって、安西の指導の正しさに気づいたことはむしろ自己嫌悪の原因でしかなかっただろう。
安西に一度書いた悲痛な手紙さえ投函することもできずにいたのは、安西への恐怖だけではなく自己嫌悪から「安西に頼れない」という気持ちを抱いてしまったのが原因であった可能性が高い
こうして、最後の最後まで安西の「戻ってこい谷沢」という願いは届かぬままになり、谷沢との和解を果たすことも叶わなかった*8


こうして、自分が夢をかけた教え子を亡くした安西は、同年を以って白髪鬼の名を置き去りに大学バスケットボール界から身を引く。
その後、谷沢にかけた夢は宙ぶらりんのまま、バスケット人生にピリオドを打つことができずに湘北高校の監督となる。
しかし、そこでの安西に大学監督時代の「白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)」と呼ばれたスパルタコーチとしての面影はなく、当時からすると信じられないほど優しげな雰囲気となり、指導方針も180度真逆と化し、自他校問わず選手やチームスタッフを「(くん)」付けで呼び、敬語混じりの言葉で話し、選手を叱責する時ですら穏やかな口調で語るようになるなど、「白髪仏(ホワイトヘアードブツダ)」と呼ばれるほどの穏やかな人物へと変わり果てていた。

このように、谷沢の悲劇的な最期は安西に暗い影を落とし、安西の指導者としてのあり方すら変えるきっかけになった。
どれだけ内容的には正しい指導であっても、選手と心を通わせることを蔑ろにし、円滑な信頼関係を築かないまま、厳しい指導だけを一方的に押し付けるようでは、第二の谷沢が生まれかねず、そして最期も谷沢の二の舞になりかねない……そう考えていると思われる。

宙ぶらりんになった安西の夢がもう一度戻るまでには、谷沢を超える素質を持ち、暴走する事無く進化を続けていく2人の1年生。

桜木花道流川楓の入学を待つ事となる。

流川は安西を信頼していた。だからこそ谷沢と違い流川は安西に相談を持ち込んできた。
また、流川の留学は否定しても、流川の向上心は信頼していることを示し、「日本一の高校生になる」という明確な目標を与えた。
加えて陵南の仙道や山王の沢北といった、流川を超える存在が国内の同世代にいた点も、目標を持てた理由だろう。
これらの的確な対応があって、留学を否定しつつも無駄に反発を強めさせず、信頼関係を保持することに成功したのである。

静岡県への遠征合宿からただ1人外され、別メニューとしてジャンプシュート2万本の練習合宿を行うことになった桜木に対しても、「この短期間でジャンプシュートをマスターすることのメリット」を説き、
自分の指導に従えば成長できるという確信を持たせている。

この件を通じて安西自身も成長したことを示していると言えるだろう。

「見てるか谷沢…お前を超える逸材がここにいるのだ…」
「それも…2人も同時にだ…谷沢…」


<ネットでの使われ方>

「諦めたらそこで試合終了だよ」や「バスケが…したいです」といった作中の他の名言には及ばないものの、その汎用性の高さからか、アニメや漫画の感想などで目にする機会は多い。

大抵は作中の安西と同じく、劇中のキャラがそれなりの時間を経ているにも関わらず、全く進歩していないシーンなどで、読者の呆れ・落胆を表す言葉として使われる。

ただし、ネットで使われるスラングが大体そうであるように、常に原作に忠実に使われているわけではない。
この言葉だけ抜き取ると「あーこいつまたやってるよw進歩の無いヤツww」という受け取り方になるのが自然なので、単純に呆れを嫌味ったらしく示すだけのニュアンスで使われる事が多い。
あるいは軽いツッコミ扱いでもよく用いられる。

そのため、スラングからこの言葉を知って元ネタを調べた結果、このシーンの重さに驚く人も多い。
本記事などで元ネタのやりとりを知った君は、あまり軽はずみに乱用しないように気を付けよう。



<その他>

単行本22巻および新装版14巻における1コマ漫画では、谷沢の墓参りに来た安西を見て、谷沢の墓が「先生また太ったな」と呟いている。
大学監督時代の安西はまだ痩せていたので、太ったのは湘北に来てからの様子。

インターハイ2回戦の湘北vs山王工業戦では大差をつけられた中でも奮闘する花道と流川を見て、安西は「見てるか谷沢…お前を超える逸材がここにいるのだ…それも…2人も同時にだ…谷沢…」と今は亡きかつての教え子に語りかけたほか、花道が背中を痛めた際に安西は彼の異変にはすぐに気付いたものの、どんどん良くなる彼のプレイを見ていたかったから交代させなかったことを白状し、自らを「指導者失格です」と自責の念を表した上で「あと少しで一生後悔するところでした」と語った。
谷沢とは異なる形とはいえ、再び自らが手にかけて育てた逸材を失うのを安西は何よりも恐れていると思われる。



(まるで成長していない…)

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