きさらぎ駅

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きさらぎ駅 - (2019/01/08 (火) 14:09:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/09/15(土) 00:51:16
更新日:2023/09/22 Fri 00:32:21
所要時間:約 3 分で読めます




私鉄を利用して行くことができる無人駅。
周囲に何もないことから誰も利用しなく一二を争うマイナーな駅として知られる。






……なんてのは嘘で、某掲示板において現れた奇妙な駅、またはその話のこと。
話を大まかに言うと、
スレを建てたはすみという人が帰宅のため某私鉄(遠州鉄道だと思われる)を夜中に利用していたがいつになっても停車しない。
おかしいと思い先頭の運転席を見ても誰もおらず、さらには他の乗客が皆眠りこけているという不可解な状況の下にいた。

そこでようやく停車したので降りたものの、そこはきさらぎ駅という聞いたことのない駅で、降りたのも自分一人だけであった。

きさらぎ駅は無人駅で、周りに住居もタクシーも何もないという殺風景な場所にあり、電車の時刻表もないため見知らぬ土地に一人取り残されてしまった。
これはまずいと警察に連絡するもイタズラかと思われ相手にされず、携帯電話のGPSもエラーで作動しない。
親は真剣ながらも地図にもないため難航しているため、来た道(線路)を歩いて帰ることにした。


歩いている中、深夜にも関わらず遠くから鈴や太鼓の音が聴こえ、
何故か一瞬現れた片足の無いおじさんに注意されたりと奇怪なことが続いたが何とかトンネルを抜け出した。
だが、既にはすみは歩き疲れて困り果てていたが、そんな最中何故か線路上にいた人が車で宿泊できる場所へ送ってもらうことになった。

あまりに怪しいのでスレの住民は止めたがはすみはそのまま何もない山奥に進んでしまい、その後連絡が途切れてしまった……というもの。


その妙に真剣そうに語るスレ主や話全体の不気味な雰囲気から、その後広まり話題となった。
釣り宣言も無いまま終わったため(もっとも話の締め方は典型的だが)話の真偽も謎で、本当にあるのではないかとも疑われる。


その後、同じくきさらぎ駅に着いたと報告した人物も現れたが、話を盛り上げるために出した写真によりガセが判明、
きさらぎ駅自体が余計にガセだと怪しまれるようになった。
後者は話題に乗って作られたもので、前者を完全に否定するものではないため真偽はいまだ不明である。

……もっとも前者は前者でピンチなのに掲示板に書き込む余裕があったり片足のものを暗い中でおじさんと認識したりと突っ込みどころはあるが。


それに加え「ご指摘通りに、乗り間違えた可能性ももあるかもしれませんね。」「いつもは5分か長くても7、8分で停車するのですが」という、
実際の遠州鉄道と違う発言をしたりしてる。
(実際の遠州鉄道は、各駅停車だけで乗り間違えない、駅の間隔もだいたい1-2分で、5分も掛かる区間はない)

あまりに焦って混乱したという可能性もあるが……。

「いつも通りの生活から、急にわけのわからない状況に放り込まれる」という恐怖感から、
事実、創作は別として秀逸な怪談として語り継がれるようになり、毎年夏頃になるときさらぎ駅関連の話題が掲示板に上るようになった。
(ただし、本スレが立ったのは冬である)

ちなみにこの都市伝説は遠州鉄道の中の人にも認知されており、担当者は「さぎの宮駅をきさらぎ駅と見間違えたのでは?」と語っている。

追記・修正は片足のおじさんに注意されてからお願いします。

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