めぞん一刻

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めぞん一刻 - (2019/01/20 (日) 21:20:10) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/02(水) 01:37:23
更新日:2024/02/21 Wed 18:01:39
所要時間:約 5 分で読めます




「めぞん一刻」は高橋留美子原作の漫画。ジャンルはラブコメ。
高橋留美子の代表作の一つとされている。
全15巻。

ビックコミックスピリッツ(当時は月刊)の創刊号から連載され、連載終了までスピリッツの看板漫画だった。
また同時期に作者は週刊少年サンデーにてうる星やつらも連載しており、こちらもサンデーの看板漫画だった。

以降のラブコメに大きな影響を与えたとされ、今でもたまにオマージュされたものを見かけるほど。

アニメはスタディオディーン制作で、フジテレビで約2年にわたり放送された。
らんまのような作画の乱れも無く、安心して見られる。
主題歌もOPでは斉藤由貴・安全地帯・松尾清憲・村下孝蔵が、EDでは来生たかお・森英治(作詞家・森雪之丞実弟)率いるピカソが務めている。
特に終盤の方は故・村下孝蔵氏の歌うOPの「陽だまり」や三鷹の退場、五代のプロポーズシーンやお墓など見所満載。

実は二度程実写化もされたが、あれは……まあ……うん……。


〇あらすじ

■時計坂にあるオンボロな下宿屋にしてアパートである一刻館。

そこに住んでいた浪人生の五代裕作は住人の酷さに引越そうとしていたが、新たな管理人として来た音無響子に一目惚れ。
引越しをやめるも、響子は未亡人で、未だに亡くなった夫を愛しており、また、からかい好きな一刻館の住人にその恋心を知られてしまう。

前途多難な裕作の恋は、果たして実るのか……。


〇主な登場人物

■音無響子
CV:島本須美
二次元世界を代表する未亡人キャラ兼管理人キャラ。
通称管理人さん。
とはいえ、所謂『未亡人』の色っぽいイメージとは違い、真面目で優しい清楚なヒロイン。
一方でヤキモチ焼きで早とちりしやすく嫉妬深い一面もあり、
裕作に惹かれるようになってからは自身の彼への好意に無自覚なまま、嫉妬心を剥き出しにするようになった。
また、裕作ほどではないが、響子も妄想癖を持つ。
とはいえ、相思相愛だったことは確かで、ついには裕作と一晩を共にして結ばれ、そして再婚した。
最終回では裕作との間に長女・春香をもうけ、一刻館に帰ってきた。

■五代裕作
CV:二又一成
5号室住人。優柔不断で苦労性の浪人生。のち大学生→保育士。
幼少時は両親が定食店を切り盛りする関係で、祖母・ゆかりに育てられていた。
お人よしな性格でよく住人にいじられており、四谷曰く「一刻館の玩具」。
手先が器用で、人形製作などの細かい作業が得意。どこかの仮面ライダーとは無関係。
序盤は響子の鈍感さに悩んでいたが、中盤からは突如来たモテ期と響子の無自覚な嫉妬に悩まされることになる。
妄想癖があり、響子とのイチャイチャを妄想しては何かに頭をぶつけるor声をかけられ我に返るパターンはお約束。
中盤まで童貞
そして、響子と結ばれたあと結婚。最終回では響子との間に長女・春香をもうけて一刻館に戻る。

■惣一郎
CV:千葉繁
白くてジジむさい犬。

■一ノ瀬夫婦(一ノ瀬花枝)
CV:青木和代
1号室住人。大酒飲みのトラブルメーカーなおばちゃん。
もっとも、一刻館の年長者ゆえに響子や五代に対して助言をする一面もある。
夫の一ノ瀬氏は中盤からの登場だが、夫婦仲は良好。しかし影が薄い…。

■一ノ瀬賢太郎
CV:坂本千夏
一ノ瀬夫婦の息子。小学生だが一刻館一の常識人。響子の姪の郁子に思いを寄せている。
中盤からは登場が少なくなるが、最終回では久々の登場で高校生になっていた。母・花枝譲りの背の低さがコンプレックスになっている。

■二階堂望
CV:堀川亮
2号室住人。中盤からの登場だが漫画版ではほぼ空気であり、アニメ版に至っては出番が……。
声優は劇場版のもの。
過干渉な母親に悩まされているせいか、未成年時よりタバコをふかしている。

■三鷹瞬
CV:神谷明
3号室住人…ではないテニスのコーチ。
実家が金持ちで、本人も一流大学出身かつテニスの腕も全国レベル。
さらに歯がキラリと光る爽やかなイケメンという超勝ち組……なのだが犬が苦手。
いわゆるライバルキャラ。響子に惚れてはいたが、ある一件で、お嬢様の九条明日菜と交際、その後結婚することになり、響子からは身を引いた。
明日菜との間に双子の女児をもうけ、さらには三人目ももうけている。

■四谷
CV:千葉繁
4号室住人。本名、年齢、職業すべてが不明な人だが、祖父・叔父から続く一刻館の住人。
趣味は覗き。

■六本木朱美
CV:三田ゆう子
6号室住人。スナック茶々丸で働く独身女性。
大体すけすけなネグリジェを着ている。
多く裕作に絡むが、響子と裕作の大喧嘩のあとの仲裁や苦言も行う一面も。
響子に対して言った、
「ろくに手を握らせない男で泣くわわめくわ…どうなってんの。あんたみたいな面倒くさい女から男を取るほど、私は物好きじゃないわ」は名言。

■七尾こずえ
CV:冨永み~な
天然でマイペースな女子大生(のち銀行勤務)。
裕作のGFだが何年経っても清い関係。
その後、裕作と別れて、先輩とされる人物(原作では職場の先輩、アニメ版では高校時代の先輩)のプロポーズを受けて結婚。現在は名古屋市に在住。
CDドラマ「PARTY ALBUM」では響子ともわりと仲良好で、カラオケではOP「サニーシャイニーモーニング」を歌っている。

■八神いぶき
CV:渕崎ゆり子
響子の母校に通い、教育実習に来た裕作に惚れてしまう女子高生。
恋愛に積極的なキャラとして描かれたが、今の時代から見るとかなり真面目、あるいは性悪な娘。
「完結編」では女子大に進学し、20歳の成人を迎えて結婚前夜の裕作と響子の元に乗り込んだ姿が描かれ、響子とサシ飲みもしている。

■九条明日菜
CV:鶴ひろみ
三鷹のお見合い相手のお嬢様。犬を多く飼っている。
病弱だったが結婚後は沢山の子宝にめぐまれていた。
吹き出しが小さい。

■音無惣一郎
CV:田中秀幸
響子さんの亡き御亭主。裕作にとっては最強のライバル。
最後まで顔は判らないまま……。
裕作曰く「やさしそうな人」。

■五代ゆかり
CV:京田尚子
裕作の祖母。新潟にある定食店を切り盛りして多忙な両親に代わって裕作を育て上げた。
その破天荒な性格は難ある一刻館の住人・花枝、四谷、朱美も軽くいなすほど。
ある意味で本作最強キャラクターであり、CDドラマ「PARTY ALBUM」ではクリスマスの茶々丸にわざわざ新潟からやってきて、「悲しみよこんにちは」を熱唱するほど。


〇余談
舞台となっている時計坂のモデルは西武池袋線の東久留米駅北口の一帯といわれるが、これは作者の高橋留美子先生が上京後に居を構えたのが東久留米であったことから。その後先生は練馬区に転居しており、駅舎こそ東久留米駅のままだが、町並みは詳しく描かれなくなった。
2009年8月1日には、同年度末をもって取り壊されることが決まった同駅北口駅舎の駅名板を「時計坂駅」に変更するイベントが行われた。現在その跡は商業施設「Emio東久留米」となっている。

また最初はラブコメにするつもりは無く、
アパートで起こる人間模様を書いていこうと思っていたらしい。

アニメ版は後に業界を席巻する林原めぐみのデビュー作でもある。また、原作では描かれた性行為シーンも、アニメ版では基本カットとなっているが、最終クールエンディング(「ビギン・ザ・ナイト」)の響子の絵はベッドシーンの姿を匂わせるものとされている。




お願い……一回でいいから、この項目を追記・修正して……。
もうひとりじゃ、追記・修正できそうにないから……

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