登録日:2010/07/11(日) 02:42:39
更新日:2024/01/07 Sun 00:08:49
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日本のハードロック/ヘヴィメタルバンドでビジュアル系バンド。
通称『X』
LOUDNESS、BOW WOW、ANTHEM、
聖飢魔Ⅱと並んで日本のHR/HMバンドの代表格で、影響先は違えど後世の幾多のバンドに絶大な影響を与えた。
千葉県館山市で幼なじみであるドラム兼ピアノの
YOSHIKIとボーカルの
ToshIを中心に82年に結成。
1985年に初めて作った曲『I'LL KILL YOU』を自主制作してインディーズデビュー。因みにこのシングルのジャケ写真は
グロ注意。
度重なるメンバーチェンジの末にベースの
TAIJI、ギタリストの
HIDE、
PATAの順番で加入し、89年に“X”としてメジャーデビュー。
日本のヘヴィメタルシーンが衰退しつつあった時期、真剣な意味でもネタ的な意味でも支え、数々の名曲を残し、メジャーシーンを塗り替える。
しかし、ライブでは過酷なドラムプレイが災いしてYOSHIKIが倒れ、中止になることが何度も発生した。
約1年の冬眠を経てXからX JAPANに改名して復活、TAIJIの後任に
HEATHが加入。
LED ZEPPELINも所属するアトランティックと契約し、海外デビューが期待されたが、ToshIの英語発音問題やHIDEのソロ活動が関係し、実現出来なかった。
加えてライブの数も激減していた。
96年にYOSHIKI自身が“大失敗作”と呼ぶアルバム『DAHLIA』を何とか発表するも、上記の事情で英語版の制作は頓挫し、
海外進出は完全に失敗。
やがてツアー中にYOSHIKIが倒れ、翌年にはバンド活動に嫌気を感じていたToshIが脱退、バンドは破滅するように解散した。
その後、HIDEの死や新興宗教にハマって全国各地で過去を否定しまくるToshIの行動により、再結成はあり得ないものと思われていたが、
07年に突然ToshIが再結成を仄めかし、翌年正式に再結成した。
東京ドームにて再結成ライブが3日連続で行われるが、初日は機材トラブルで2時間以上遅れた上に、僅か1時間半という短いライブ。
さらにYOSHIKIの“失 神”により幕を閉じるという散々なもの。
09年にはHIDEとは全く違うプレイスタイルのギタリストで
LUNA SEAの
SUGIZOが加入、
初の海外公演も行い、新曲も披露するなど今後の活躍が期待されている・・・が、
USAツアーでの観客の大半が日本人だったと前座バンドが『
BURRN!』で漏らした。
2010年のツアーでは元メンバーであるTAIJIがスペシャルゲストとして参加、七人の「X」が実現した。
2011年3月に北米限定でシングル発売を予定していたが地震の影響で延期し、5月に別の新曲を発売。
■バンドメンバー
ドラム、ピアノ:
YOSHIKI(林 佳樹)
リーダーにして変態、楽曲も約8割の作詞作曲を担当。
異常なほどの完璧主義者(但し時間は守らない)。
豪快な性格による事件も多く残した。
体や首を前後左右に激しく揺らしながらドラムを叩くという、まるで暴れ散らすような独特のプレイスタイルの為、よく倒れる音
スピードとパワーを活かした豪快なプレイが特徴だが、リズムキープなどの基礎的な面に難があり、テクニックに関して言えは実はバンドで一番レベルが低い。
ライブで覚醒するとドラムクラッシャーと化す。
網タイツ
いきものがかりの人とは別人。
ボーカル:
ToshI(出山 利三)
暴走族のようなMCと太く鋭いシャウト、そして澄み渡る様な高音域の声が特徴。
ライブ中と私生活とで全然イメージが違う。
解散後の姿は全国のファンに衝撃を与えた。
私生活は相変わらずゴタゴタしているが、現在は親友YOSHIKIの支えで色々と吹っ切れたのか、XのToshIとしてバンド活動に注力している一方、
またもや(洗脳前の)昔の彼らしい新しいソロ活動を行っている。おパンツ様
ギター:
HIDE(松本 秀人)
恐らくバンドの人気No.2。ファンを愛し、ファンに愛された男。
『ヴィジュアル系』という言葉はこの人から始まった。
メロディメーカーの才能も強く、ソロ活動も大ヒット。
JokerやSCARSなど、YOSHIKI以外でシングル曲も手がけた唯一のメンバー。
98年に急逝。しかしYOSHIKIの計らいにより再結成後も在籍する。
SUGIZO加入後も紅のオープニングパートやXでの曲間の煽りを担当する。
ギター:
PATA(石塚 智昭)
またの名を『石塚(大)先生』
酒と読売ジャイアンツが大好きな可愛いおじさん。レスポーラーで、曲作りには関わらずにテクニカルなプレイを平然とした表情でこなす職人型。
唯一初期メンバーの中で「
YOSHIKIに魅力を感じた訳ではなく、なんとなく」加入した人。
10年経ち再結成して少しは真面目な人間に成長したかと思いきや、たった6時間しかない大事なI.V.のレコーディング当日になんと
酔っぱらって来た。
本人いわく「ガソリン(酒)入れなきゃ動けない」(キッパリ)
さすがは石塚先生!
「野球とビールと石塚智昭~♪」
ベース:
HEATH(森江 博)
イケメン。本物の
イケメン。
HIDEに見出され、TAIJIに代わって加入。
曲作りには関わらず、比較的地味なプレイスタイルからかあまり目立たない存在。しかし
イケメン。
再結成後もやっぱり
イケメン。
ギター、バイオリン:
SUGIZO(杉原 有音)
LUNA SEAの宇宙的なギタリスト。
筋金入りの目立ちたがり屋さんで動作がいちいちカッコいい。
X JAPAN復活後、HIDEの穴を埋めるサポートギタリストとしてライブに参加していたが後に正式加入。
自他共に認める多趣味なオタクであり、宇宙や哲学の他に
ガンダムや
エヴァンゲリオン、007シリーズも大好き。
必殺・スギバウアー
ベース:
TAIJI(沢田 泰司)
ハードロック系ベーシストとしては国内トップクラスのテクニックを持つ。
持ち前のテクニックを活かしフレーズを随所にぶち込んだベースラインが魅力だったが、突如解雇されてしまう。
後に彼の少年時代からの憧れの存在でもあったLOUDNESSに加入するもすぐに脱退しホームレスとなるが、現在は社会復帰している。
メタラーからも評価される恐らく唯一のメンバー。
ライブ中によく回る。
2010年のX JAPANワールドツアーにスペシャルゲストとして参加し、『X』を演奏した。
2011年7月17日永眠。
その後はX JAPANの正式なメンバーとして、HIDEと同様にオフィシャルサイトなどでは他のメンバーと名前を連ねている。
■アルバム
97年の解散までにインディーズで1枚、メジャーで3枚のスタジオアルバムを発表、メジャー1作目の『BLUE BLOOD』と2作目『JEALOUSY』はミリオンを記録した。
■代表曲
X:ライブの定番曲。腕を交差してのXジャンプで大地が揺れる。
紅:メジャー1stシングル。お茶の間が
紅に染まった代表曲。
ENDLESS RAIN:2ndシングル。紅と一変したバラードでまたしてもお茶の間の度肝を抜いた。
ライブではファンと一緒に大合唱。
Silent Jealousy:初の紅白出場の際に演奏された。
ファンの間では紅と並んで大人気。
ART OF LIFE:30分にも及ぶ組曲形式の超大作。CDには一曲のみの収録だがランキングではアルバム扱いで一位となった。
Tears:X JAPANと改名してからの初シングル。ここからメタル路線から外れ始める。
Rusty Nail:意外にもシングル初の一位獲得曲。PVが何故かメンバーを少女漫画チックに仕立てたアニメ。さすがに
黒歴史だったのか2010年にPVを撮り直した。
DAHLIA:全米進出を目標として製作される筈だった曲。YOSHIKI曰く、「失敗作」
Forever Love:壮大なバラード。後期の代表曲。劇場版『X』の主題歌だったが、今では小泉元総理のテーマで有名。「感動した!」
I.V.:復活後に発表。映画
SAW4のEDで使用された。実はHIDEも未発表音源を加工してちょろっと参加している。
PVでは
PATAキックなるものが炸裂。
Scarlet Love Song:I.V.から三年ぶりの楽曲。
Jade:現時点での最新シングル。
初期は
METALLICA、HELLOWEENなどに影響を受けたLAメタル、スラッシュメタル、メロスピなどの要素が混在する独特のメタルサウンドが特徴だった。
しかし、X JAPANになってからはYOSHIKIの身体的負担の軽減の為かバラード曲が中心となっている。その為、前期と後期の音楽性で好みが分かれる。
メタル時代の名残なのか基本的に曲が長く、YOSHIKIが書いた曲は6分、7分越えが当たり前。
28分59秒もなんてことはない。
追記・修正は気合いを入れてお願いします。