SSラツィオ

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SSラツィオ - (2013/03/22 (金) 00:09:35) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/29(日) 10:30:44
更新日:2020/10/28 Wed 03:03:52
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イタリア共和国の首都ローマには二つの人種がいる。
一つはロマニスタと呼ばれる人種。狼のエンブレムとジャッロロッソのユニフォームを崇拝し、王フランチェスコ・トッティに忠誠を違った人々。ASローマのサポーター達。



もう一つはラツィアーレと呼ばれる人種。大鷲のエンブレムとビアンコチェレステのユニフォームを崇拝する人種。SSラツィオのサポーター達。


ローマの人々は、生まれてどちらの人種として生きて行くかを選ばなければならない。しかし、皆嫌がったりはしない。拒絶したりはしない。本能で、あるいは遺伝子レベルでわかっているのだ。自らの体に流れる血の宿命の様にモノを。
そして選んだ方のチームを生涯をかけて応援するのだ。



さて、両クラブの歴史を紐解けば、どちらのクラブも長きに渡りイタリアの名門として君臨してきた。だがここ10年程、ラツィオは日陰の存在であった。ローマがトッティを中心に国内リーグ、CL供に安定した成績を納めてきた一方で、ラツィオは低迷期を迎える。毎年の様に二桁順位でリーグ戦を終え、欧州カップ戦への出場もままならない日々が続いた。
00年代頭に抱えた財政難で満足のいく補強が出来ず、中々上がらないチーム力。かつての栄光は、いまやすっかり過去のモノとなってしまった。
だが昨シーズン、指揮官に老将レヤを迎えたことでチーム状態は上向いた。

経験豊富な指揮官の元、洗練されたカウンター戦術をベースに、リーグ前半戦はミランと首位争いを演じて、最終的に5位でフィニッシュ。EL出場権を得た。
今シーズンも序盤から上位争いを演じ、前半戦を五位で折り返す。
そしてこの冬、日本におけるラツィオの注目度は格段に増す事になる。



そう、モスクワ強制労働から解放され、晴れて自由の身となったこの男が加入するのだから。












SSラツィオはイタリア、セリエAのフットボールクラブ。この度、日本代表MF本田圭佑の加入が決まった名門クラブである。


  • 獲得タイトル
国内リーグ 2回
国内カップ 5回
UEFA杯 1回



日本のラツィアーレの皆さんおめでとう!
さて、先に紹介した通り、近年低迷していたこの名門は、レヤ監督によって建て直しに成功。
シーズン前の夏の補強も積極的に行いドイツ代表のクローゼを始め中々の戦力を補強、そしてこの冬も、本年度の補強費のほぼ全てを費やして本田圭佑を獲得するなど、名門復活に向けて意気込んでいる。
これから始まるセリエA後半戦において、重要な存在となるだろう。



それでは老将に率いられ、ビアンコチェレステのユニフォームを身に纏うラツィオの戦士達を紹介しよう。



  • ミロスラフ・クローゼ

バイエルンを追われる様に退団したドイツ代表のベテランFWは、初参戦のイタリアでもその実力を存分に発揮している。前半戦で9ゴール3アシストを記録するだけでなく、ゲームメイクにおいても重要な存在となっている。本田の加入で、ゴール前での仕事だけに専念出来る様になれば、さらに数字は増えるはず。


  • ステファーノ・マウリ

昨シーズン、レヤ監督によって復活した一人。現在キャプテンを務める中盤のダイナモは、攻守に渡ってチームに貢献している。
気性の荒らから、余計なファールを貰う事もあるが、その強いパーソナリティで多くのチームメイトから信頼を寄せられている。

  • クリスティアン・レデスマ

04-05シーズンの「ゼマン・レッチェ」で花開いたアルゼンチン生まれのレジスタは、今シーズンもカウンター戦術を機能させる重要なパーツとしてフル回転。彼の素早い判断と正確なキックで、チーム全体はスムーズに動く。守備での貢献度も決して低くはない。


  • エルナネス

昨シーズン、レヤと並んでラツィオ再生のキーマンとなったのはこの男。ミラン行きが確定事項のように言われていたが、急転直下のラツィオ加入。さらにブラジル時代は一貫してボランチだったが、イタリアに来てからトップ下へコンバートされた。
これが見事にハマり、ラツィオは復活への道のりを歩みだした。両足を遜色なく扱い、高い走力でゴール前に切り込むこのブラジル代表が、現在のラツィオの中心である。



※コラです
ついにシベリア強制労働から解放され、イタリアに殴り込みをかけた俺達の成金ゴリラ。
ラツィオは移籍金14億、背番号10、中盤のレギュラーポジションを用意、と破格の待遇を用意。
そして早漏な現地のラツィアーレはまだ何も決まってなかった23日にに本田のプレー集をYouTubeにアップ、現地フォーラムでは「本田よ、早くラツィオに来てくれ」と勝手に期待値を上げまくる始末。
つってもまだEU外枠問題が解決されてないので、ここを何とかしないといけない。本田マジ頑張れ。
なお、ここ10年程ラツィオの背番号10はインテルに移籍するというジンクスがあり、そっちの方も楽しみである。


【近年のラツィオ】

99-00シーズンに多くのスター選手を擁したラツィオは、クラブ史上2度目となるスクデットを獲得するが、これ以降低迷期に入る。
カルチョバブルが弾けたことて多額の負債を抱えたチームは、主力のスター選手をライバルクラブや国外のビッグクラブに次々と売却。
ミランインテルユベントスといった強豪に主力を買い叩かれ、その資金を借金返済に充てることで、何とかクラブ消滅を免れてきた。

現在はドケチなロティート会長の元、身の丈にあった健全経営で、ビッグクラブから中堅クラブへと転身。
税務当局と借金を23年間に渡って返済することで合意し、毎年少しずつ借金を返済している。


満足のいく補強が出来ないためか、ここ10年の成績を見ても


02-03シーズン 4位
03-04シーズン 6位
04-05シーズン 10位
05-06シーズン 16位
06-07シーズン 3位
07-08シーズン 12位
08-09シーズン 10位
09-10シーズン 12位
10-11シーズン 5位
11-12シーズン 5位(暫定)


と、全く安定してない。また、ここ2年程、チームの若返りに失敗し、現在セリエAで唯一、チームの平均年齢が30歳を超えている。
そのため現地イタリアでは、本田の獲得は戦力の増強だけでなく、アジアでのマーケティングやチームの若返りも狙ったモノと見られている。
これで本田が活躍すれば色んな意味でラツィオは万々歳だが、果たして……




【余談】
  • 背番号10のジンクス

ここ10年程、ラツィオの背番号10を着けた選手はインテルに移籍するというジンクスがある。

クレスポ

スタンコビッチ

セーザル

サラテ


と皆インテルに移籍している。更にクレスポの前に背番号10を着けていたマンチーニは、監督としてインテルを率いており、本田にもこのジンクスが発動するのか注目したい。






















以上、2012年2月1日時点でエア移籍で有名な本田△が産んだ、虚構文となってしまいました。
本田△移籍は、CSKAの希望額の16億に4億足りず、ラツィオ行きは無しと報道された。
(ラツィオ決定!とデカデカ書いたスポニチェ…)

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