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めざせ!甲子園 - (2013/10/29 (火) 04:54:23) の編集履歴(バックアップ)
登録日:2012/04/15(日) 00:01:03
更新日:2023/05/01 Mon 13:56:11
所要時間:約 4 分で読めます
タスケより出されたGBAソフトの野球ゲーム。
高校の野球部員として甲子園を目指しチームを勝利に導いていく野球ゲーム。
さて、ゲーム開始は3年の引退とキャプテン交代から始まるのだが……どういうわけかキャプテンに指名されるのは1年の主人公。
おまけにこれが3年生の総意というアレな話。
2年生どんだけ信用されていないんだよ……。
『プレイボール』も同じパターンであるがあっちは采配の実力とか示していただけにこちらは味気ない……。
……というかなり滅茶苦茶な出だしから始まる今作だが、見て取れる微妙なタイトルと話の通りクソゲー以上の他でもない。
まず野球ゲームとして、
打撃のタイミングがシビアで慣れないうちはバントのようなボテボテのヒットしか打てない。
そのくせCPUは結構バカスカ長打を打ってくる。
またCPUは数回に一度は振るように設定されている為3振が余裕。ヘタしたらボール球だけで勝てる。
足が速いのか何なのかせいぜいツーベースな当たりが余裕のランニングホームラン。ボテボテの当たりも簡単にセーフになる。
セカンドの守備は基本一二塁の間にいるものだが何故か2塁に居座っている。
2塁に付いているセカンド……誘っているのか……?
当然ながらこのままでは1、2塁間はがら空きでありここに打たれると死ねる。
因みに1、2塁間の打球は投手がさばくというヘンテコな守備。
またフライボールに関してシビアであり、ボールの落下地点にぴったりいないとアウトにならない。
AIが馬鹿で野手の間にボールが来ると無駄にじたばたする。
AIが馬鹿と書いたがその真骨頂は送球で発揮され、兎に角先頭のランナーを刺してくる。
一塁がアウトにできる状況でも構わず刺してくる。
操作性等を抜きにしても、ルールから破綻している為完全に擁護不可能。
- バッターが塁に出さえすれば必ずヒット。つまり送りバントに失敗してもヒットになる。
- ボールが最終的にファールゾーンにさえ出ればファール。
- スライディング中は塁にいてもアウト。
- 打率の表記が一桁ズレている。10打数3安打、打率は? A.タスケ「.030」
- バッティング練習は校舎に向かって打つ。…学校に恨みでもあるのか?
と非常に野球知ってるのか怪しいほどの荒い作りとなっている。
これだけならいいもののゲームの基本的な部分も駄目であり……、
- ファミコンレベルのグラフィック
- 動きがぎこちない
- 画面が切り替わる度にリセットされるBGM
- おまけにBGMの質は粗悪
- 会話パート等ではBGM無し。動いているのはテキストだけなので非常に寂しい
- 野球は一回から全員操作。スキップなんてもんはもちろん無い
- 時々ボタン操作を受け付けない
- 目が死んでるキャラクター
等明らかにゲームとしてNGな要素をこれでもかというほど詰め込んでいる。
GBAを代表するクソゲーとして名を馳せた。
そんな本作だが2008年……。
DSに内容やバグもほぼそのまま移植された。
どう考えても移植してはいけない類のゲームなのに移植されたことや二画面になったこと以外ほぼ何も変わっていないという英断的行為に出た。
二画面になったとはいえスコアボード程度の追加要素な為改善も糞もない仕様。
良点を挙げるのが難しいほどのクソゲーな為GBAmk2のレビューでは最低点を取った。また皆が揃いも揃って「主人公名と高校名を変えられる点だけが良点」と述べている。
なお2008年据置部門の大賞は伝説のクソゲー『
ダメジャー』である。KOTY大賞を野球ゲームが総なめするという事態となった。
さらにダメジャーDSと本作、『ウィンディ×ウィンダム』は発売日が全く同じ。2008年の野球ゲームは何かに呪われていたのかもしれない。
追記・修正お願いします。