A・O・J リバース・ブレイク(遊戯王OCG)

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A・O・J リバース・ブレイク(遊戯王OCG) - (2013/04/13 (土) 17:48:38) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/06/13(水) 01:06:19
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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A・O・J リバース・ブレイクとは、[[DUEL TERMINAL]] -魔轟神復活!!-で登場したモンスターカード。




まず、このモンスターについての説明を行う前にこのモンスターが属しているカテゴリである[[A・O・J>A・O・J(遊戯王OCG)]]について少しだけ説明したい。
A・O・Jはストーリー上、対[[ワーム]]を想定して作られた機械のモンスター群である。
つまり、対光属性を想定されたモンスター群。
効果も光属性と戦闘を行う時に攻撃力が上昇したり、光属性の特殊召喚を封じたりと様々である。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){まあ一体だけ闇以外を蹴散らす暴走兵器がいるんだが。}}}
逆に、光属性以外を相手にするとデメリットを課せられるモンスターもいる。
例えば、A・O・J サウザンド・アームズは相手のモンスター全てに攻撃できる代わりに、光属性以外と戦闘を行うと[[自壊]]してしまう効果を持つ。
だが、それでも相手全体に攻撃できる効果は優秀であり、攻撃力もそこそこあるので妥協できるレベルだろう。
(そもそも、A・O・Jの基本戦術としてDNA移植手術などを使って相手モンスターを強制的に光属性に変えて戦うので、あまり気にならない事も多い。)

 


さて、前置きが長くなってしまったがそろそろ本題に入ろう。
ではまず、A・O・J リバース・ブレイクの効果から見てみよう。













『A・O・J リバース・ブレイク』
効果モンスター 星4/闇属性/機械族/攻1200/守1200
&font(#ff0000){フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、このカードを破壊する。}
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。




……今、何かがおかしかった気がするな。
A・O・Jは対光属性のカテゴリのはずだ。



#center(){&font(#ff0000){フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、このカードを破壊する。}}


対光属性の……



#center(){&font(#ff0000){フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、このカードを破壊する。}}
 


#center(){&font(#ff0000){なぁにこれぇ}}




そう……このカード、対光属性を謳っておきながら、光属性を見た瞬間ビビって自壊する効果を持っていたのだ。
さながら、[[どこぞのゴリラ>スクラップ・コング(遊戯王OCG)]]のように。

これをフレーバーテキスト風に当てはめると、こういう事になる。



#center(){ワームの軍勢がいた。}
#center(){カタストルはそれを相手に無双した。}
#center(){リバース・ブレイクは自壊した。}


何がしたかったんだこいつは……。
光属性が既に&font(#ff0000){リバース}していると自身が&font(#ff0000){ブレイク}されるという事だろうか?
 

……まあ、こんなガラクタにも、一応メリット効果はある。

裏側表示のモンスターと戦闘を行う時、それをダメージ計算を行わずに破壊する効果。
この効果を使うと、リバースモンスターに効果を発動させず破壊できるので、相手が[[お父さん>ライトロード・ハンター ライコウ(遊戯王OCG)]]だろうと[[霊使い]]だろうと問答無用で爆殺できる。
また、敵対勢力であるワームはリバース効果が主なので、その点ではしっかりワームメタ、及びリバース・ブレイクはしているだろう。


でもねぇ……わざわざそんな事をするためにこんなガラクタを使う必要も無いんですよ。
何故かって?
はい↓
『ミスティック・ソードマン LV2』
効果モンスター 星2/地属性/戦士族/攻 900/守 0
裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地に送る事で「ミスティック・ソードマン LV4」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。
 
前半の効果はリバース・ブレイクと全く同じ。
更にサーチやリクルート手段が豊富。
加えて&font(#ff0000){自壊しない}。

ステータスの違いはあるものの、こちらは一度モンスターを破壊してしまえばATK1900/DEF1600のアタッカーになれる。

もはやどうあがいても単体の性能で勝つ事は不可能である。

ならA・O・Jサポートで差別化だ! と思うかもしれないが……。
実はこいつ、【A・O・J】で使うと更に弱くなるモンスターだったりする。

その理由は単純。
前述したように、A・O・Jは基本戦術として相手のモンスターを強制的に光属性に変えて戦う。
ちなみにこの時、DNA移植手術ならば自分のモンスターの属性も変更される。
つまり、そんな状態でこいつを立たせたら……。

光属性に変更された自分を見て、即座に自壊してしまう。
しかも[[コング>スクラップ・コング(遊戯王OCG)]]と違ってチェーンを組まない。
更に[[ヌヴィア]]と違って反転召喚でも回避できない。

本物のガラクタとなり果ててしまうのだ。
 

その上、追い討ちをかけるようにこいつはA・O・Jのサポートとことごとく相性が悪い。
そもそもA・O・Jに存在するサポートが3枚しかないのも問題だが。



1つ目は、A・O・J アンリミッター。
このカードは、自身をリリースする事でA・O・J1体の攻撃力を倍にできる。
だがこいつはそもそも裏側相手ならダメージ計算を行わない。
裏側が相手じゃないなら普通こいつ以外を使う。



次に、A・O・J サンダー・アーマー。
A・O・J全体に貫通効果を与える効果を持つ。
でも、裏側相手にはダメージ計算を行わないから意味ないんだよ……。



最後に、フレムベル・マジカル。
このカードは自分フィールド上にA・O・Jが存在する時、攻撃力が400上昇する。
自身の効果と合わせて攻撃力1800になるが……場持ちが最高に悪いリバース・ブレイクに、そんな事が期待できるとでも?
 
以上のように、こいつは【A・O・J】ですら居場所がない。
そもそもA・O・J自体が中々にソスなテーマではあるのだがその中でもこいつは突出して弱い。

失敗作としか思えない弱さである。

利点といえばもう闇属性機械族という恵まれた種族属性である事ぐらいだが……。
その点で言えばライバルは非常に多い。

リバース・ブレイクの明日はどっちだ。
 

追記・修正がリバースした時、この項目をブレイクする。


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