SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS

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SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS - (2023/04/03 (月) 02:23:22) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/07/07(水) 01:51:23
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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SNKプレイモア制作の[[2D対戦型格闘ゲーム]]。
これまでに[[カプコン]]が制作したCAPCOM VS. SNKシリーズは主にカプエスと呼ばれるが、こちらは単にSVCなどと呼ばれる。


【システム】
SNKプレイモア((AC版稼働当時はプレイモア))開発のため、レバー+4ボタンでの操作となっている。
また、タメコマンドの入力に若干クセがある。
レバー入れっぱなしで走り続けるダッシュではなく、フロントステップとなっている。ゲージを使用することでガードキャンセルで出すことも。
ただし、緊急回避や吹っ飛ばし攻撃、小ジャンプなどは不可能。
3分割された「グルーヴゲージシステム」や、一発逆転の「EXCEED」と言う要素もある。
 

【評価】
前述のガードキャンセルフロントステップは、初心者には使いにくく上級者からは立ち回りが単調になるとの声があった。

演出などが暗く地味で、カプエスのようなものを期待していたファンをガッカリさせた。
とくに背景は「異世界でのリアルなストリートファイトを意識した」せいでひどく殺風景。お馴染みの背景出演キャラどころか、人っこ一人いないとこばかり。
打撃音もペシペシと地味な音で、動作にも重量感が無い。

また、CPU戦の難易度も高めで、しかもキャラごとの個別エンディングを見る条件が&font(#ff0000){「1ラウンドも取られず、かつ削りKOしないでラスボスを倒した時に現れる隠しボスを倒す」}と非常に難しい。
しかも、このボスに敗れたらコンティニュー不可で「その後彼の姿を見たものはいない」的なバッドエンドになる。

開発陣がキャラクター設定に詳しくないのか、対戦前デモや勝利画面などで公式設定と異なる発言がたびたび見られる。
対戦前には全ての組み合わせで会話デモが挿入されるが、リョウやサガットなどの性格がおかしい点など。

しかし格闘ゲームとしての出来、バランスはまあまあしっかりしている。&font(#ff0000){ギースが出るまではの話だが。}
タメ技が強いキャラが強めだったり、ダンが中堅に食い込む程などややカオスだが。

キャラクターのチョイスも意表をついたものばかりで、CVSが王道ならこちらは外道寄り。
特にSNK側のキャラに顕著。覇王丸を差し置いてアースクエイクに幻十郎と言うチョイス。よくぞ色を出してくれた。
CAPCOM側は洗脳ケンにヒューゴー、タバサなど異色の人選が多いが、ストⅡ出身者が9人もいるのはやはり微妙か。
王道を外したような人選は移植版のパッケージにも見られる。(PS2版:ケンとテリーのイケメンアメリカンコンビ。箱版:春麗と舞のヒロインコンビ)

公式絵は非常にクセの強い画風が特徴の&s(){色々と悪名高い}ノナ氏が担当した。
とはいえ、大多数のキャラはその画風とキャラクターの個性が見事にマッチしており、カッコよく出来ているのだが、
M・バイソン、暴走庵、ダルシム辺りの出来は非常にすさまじく、賛否が分かれる。



【キャラクター】

<SNK側>
≪初期キャラ≫

・[[草薙京]]
学ラン京。
技は他のKOFに準じたものも多い。
庵との掛け合いやボイスはkof2003の時とほぼ同一。

・[[八神庵]]
青い炎を持つ青年。
エンディングではオロチの血に呑まれかけてしまう。

・[[不知火舞]]
エンディングには北斗丸も出てる。

・アースクエイク
サムライスピリッツから来たあの重量級。
久しぶりに登場したが、プレイヤーとしての再登場は『天下一剣客伝』まで待たねばならなかった。

・[[テリー・ボガード]]
最もテリーらしくないテリー。
ニュートラルモーションはMOW衣装にイメチェンしたkof2003の動きと同一。

・[[リョウ・サカザキ]]
SNKサイドで特にキャラ崩壊が激しい人。
非常に口が悪い。&s(){もはやチンピラ}

・色
ポリサムよりまさかの参戦。
サムスピ本編では2019年の『令サム』まで再登場しなかったが、『ネオジオバトルコロシアム』にて同じポリサム出身のアスラとともに再登場した。
彼女と幻十郎はボタンの配置がやや異なる。

・チョイ・ボンゲ
[[カプエス2>CAPCOM vs. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001]]でのチャンのオプション版と違い、上半身が胴着。
小ジャンプが封印されてしまったせいで珍しく弱キャラとなっている。

・[[Mr.カラテ>タクマ・サカザキ]]
設定上使えない虎咆が使える。

・[[藤堂香澄]]
覚悟、よろしいか!
口調は『KOF』よりも原作の『龍虎の拳 外伝』寄り。
相変わらず行方不明の父である竜白を探しているが、やっていることがほぼほぼ通り魔と変わらない。

・キム
正義のテコンドー使い。
今回は純粋悪でも更生させようと奮起している。

・牙神幻十郎
キャラクター性が完璧にかぶっている八神との会話デモは必見。
後に新作『零』で幻十郎は登場したが、アースクエイクと色は登場しなかったため、当時の一部では&font(#ff0000){「未来から幻十郎だけ帰ってこれた」}とネタにされた。


≪隠しキャラ≫

・[[ゲーニッツ]]
超反応ここですかは健在。
ゲニ子可愛いよゲニ子。

・[[ギース・ハワード]]
死んだ死んだ詐欺を越えたなにか。
今作最強キャラ(主に永久)で他を圧倒。あまりの強さに大会では参加者全員がギースという事態になった。
エンディングではなんとシャドルーを乗っ取ってしまう。

・マーズピープル
[[メタルスラッグ]]のあれ。触手要員。ネタかと思いきや意外と強い。

・ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ
みんな大好き『暴走庵』
速くてもの凄いジャンプを手に入れて立ち回りがエライことになった。
公式絵がムンクの叫び。
エンディングはアメスポチームのヘビィD!とラッキーが運悪く暴走庵に遭遇してしまい、チームメイトでもないのに殺されかけるというギャグエンドとなっていた。


≪ボス≫

・本気を出したMrカラテ
本気を出すだけで真豪鬼並になるようだ。&font(#ff0000){…毎回本気出しとくれよ。}
…まぁ、EDの展開を見る限り、気軽に本気出せないのだろう。
一方で、&bold(){オロチの暗黒パワーもサイコパワーも殺意の波動もその他諸々の特殊な生まれでもない純粋な人間が本気一つで渡り合える}という展開はユーザーに強烈な印象を残したようで、
KOFでも後にこの状態と思われるMrカラテが登場している。
何より、こいつの登場によりKOFでのタクマの無茶行動((生き埋めになっても拳一つで生還したり、衛星兵器を覇王至高拳でぶっ飛ばしたり…))が「本気を出した」で大体説明できるようになった。

≪シークレットボス≫

・アテナ
[[麻宮アテナ]]ではなく、そのご先祖様のビキニアテナ。
隠しボスのくせに死に技持ちという、残念な部分も…。
そのせいで人によっては前座ボスの方が強かったという声もちらほら。
彼女に負けると動物の姿にされる。


<CAPCOM側>
≪初期キャラ≫

・[[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]
真の格闘家を追い求め続けるミスター格ゲー。
暴走庵の対ポジを洗脳ケンに譲ったため、今回殺意verはない。
性能はいたって普通。キャラランクも大体真ん中付近。

・[[ケン・マスターズ>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]
本作ではEX版である「洗脳されたケン」が登場する。

・[[春麗>春麗(ストリートファイター)]]
エンディングではマッドギアの残党と対決する。
実は隠しキャラ以外だと鳳翼扇などのおかげで一番性能が高い。

・ヒューゴー
枠をザンギに取られずに済んだ。
会話デモではスト3同様、[[ファイナルファイト]]のポイズンと同行してる他、勝利ポーズなどになぜか『KOF』シリーズの包が出る。
十八番の「ギガスブリーカー」がイクシード技になっているのが悩みの種。

・[[ガイル>ガイル(ストリートファイター)]]
タメの仕様が面倒だが、そのせいで強キャラ。

・タバサ
『ウォーザード』からの参戦。
[[殺意の波動]]、[[オロチ>オロチ(KOF)]]、壊帝ユダ、レプリロイドなどあらゆる世界の情報を知ってる知識チート。
マーズピープル語まで解読できる。今作は強キャラ。

・[[豪鬼]]
本作ではEX版が「神人豪鬼」ではなく、「真豪鬼」に戻っている。

・[[ダルシム>ダルシム(ストリートファイター)]]
公式絵では、村で死んだ子供の遺骨を何故か重ねている。

・[[M・バイソン>マイク・バイソン(ストリートファイター)]]
本作のエンディングではシャドルーを乗っ取ってしまう。
公式絵がまるで深海魚。

・[[バルログ>バルログ(ストリートファイター)]]
シャドルー四天王のナルシスト。

・[[サガット>サガット(ストリートファイター)]]
本作では他の作品に比べると攻撃的な性格になっている。

・[[ベガ>ベガ(ストリートファイター)]]
シャドルー総帥。
CVS時代での因縁の相手であるギースは最強キャラなのに、こちらはゲームシステムの噛み合いの悪さで最弱キャラ候補。
というか今作の&bold(){シャドルー四天王はみんな最弱候補}だったりする。どうしてこうなった!


≪隠しキャラ≫

・[[火引弾]]
香澄をはじめとするSNKキャラクターにロバートと間違われ、本人もMrカラテを親父と間違える。
本作では挑発伝説にやけに力を入れており、基礎性能もやたら高い。

・[[デミトリ>デミトリ・マキシモフ]]
ヴァンパイアから唯一の参戦のため、[[ミッドナイトブリス]]は&font(#ff0000){全キャラ書き下ろし。}特にゲーニッツ♀は人気を博す。
ドット絵が非常に美しく、『KOF2003』の堕朧と同じ人が打ったと思われる。

・[[ロックマンゼロ>ゼロ(ロックマンゼロシリーズ)]]
サイバーエルフを使いこなして戦うゼロシリーズ仕様。相手によっては会話デモの前に特殊演出がある。(ボスとの戦闘開始時に出るアレ)
会話デモには通信で[[シエル様>シエル(ロックマンゼロ)]]も加わるが、サガットやベガのことまで知ってる腹黒様マジぱねぇアカルイミライヲー!

・洗脳されたケン
アニメ映画に登場した、ベガに洗脳されたケン。
後にカプコン開発の『ウルトラストリートファイターⅡ』に逆輸入される形で再登場した。
イクシードでの演出にオロチの力特有のドクロマークが映るが、オロチ四天王であるゲーニッツは一切反応を示していないため、オロチとは全く関係なかったり。


≪ボス≫

・真豪鬼
相変わらずの鬼畜仕様。
斬空2発同時撃ちは勿論のこと、滅殺豪波動、滅殺豪昇龍、天魔豪斬空がノーゲージ技、瞬獄殺が1ゲージ技となっている。
豪昇龍の対空が最早[[『ジェノサイッ!カッタ!』>ルガール・バーンシュタイン]]レベルにうざい。


≪隠しボス≫

・[[レッドアリーマー]]
まさかの有馬。アテナとほぼ同じだが削りK.O.を一回でもやると有馬ルートになる。
飛び道具や魔物で場を埋め尽くす弾幕キャラであり、一度有馬をフリーにすると手が付けられなくなる。
対処法はさっさと近づいて飛び道具を撃たせないようにすること。
&s(){アテナと違って}前座のボス2人より強い。
アリーマーに倒されると妖怪の姿にされる。




 



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- キャラEDを見る条件が非常に難しい作品  -- 名無しさん  (2013-10-20 17:46:26)
- ↑かなりの確立ですね。  -- 名無しさん  (2014-04-01 01:08:10)
- 個人的にはCVSよりこっちの方が好きだったな。  -- 名無しさん  (2014-08-31 16:06:24)
- 何だよ「本気を出した」Mr.カラテって。もう少しいいネーミングにならなかったのか。  -- 名無しさん  (2015-02-17 00:49:51)
- ↑普通にタクマを初期キャラにして、ボスをMr.カラテにすればよかったのにな  -- 名無しさん  (2018-02-11 14:43:58)
- むしろただの人間のはずが「本気を出した」ら真豪鬼と互角という点でインパクトを残したからこれはこれでアリじゃないかと  -- 名無しさん  (2018-02-11 15:16:58)
- CHAOSはまあいろんな意味でカオスな作品ではある。  -- 名無しさん  (2019-10-28 09:14:59)
- 豪鬼のライバルに一番相応しいのはMr.カラテ  -- 名無しさん  (2019-11-09 21:20:40)
- クロスオーバーに登場させにくいデミトリが参戦したのは評価点かもしれない。もちろんあの技の存在で。  -- 名無しさん  (2020-08-27 01:48:00)
- ↑4 確かあの(ロックマン)ゼロから豪鬼とMr.カラテは人類の一つの到達点だの究極レベルの人間と高く評価されていたしな。  -- 名無しさん  (2021-07-03 17:34:05)
- ノナ絵のクセがいい感じに脂がのってた印象。  -- 名無しさん  (2022-06-27 11:26:42)
- 公式絵が異様に怖かった記憶  -- 名無しさん  (2023-01-12 19:13:26)
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