THE END OF THE CENTURY(聖飢魔IIの大教典)

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THE END OF THE CENTURY(聖飢魔IIの大教典) - (2015/10/27 (火) 11:11:57) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/10/27(木) 05:45:20
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#center(){&font(#800080){遥かな地獄の炎が}}

#center(){&font(#800080){祈り続けた人を焼き尽す}}

#center(){◆THE END OF THE CENTURY◆}


『ジ・エンド・オブ・ザ・センチュリー』は聖飢魔IIの第2の大教典。
魔歴紀元前13年(1986年)4月2日にアナログ盤、CD盤にて発布された。
前作『[[悪魔が来たりてヘヴィメタる>悪魔が来たりてヘヴィメタる(聖飢魔IIの大教典)]]』を酷評した[[BURRN]]!誌からは結局無視された様だが、
聖飢魔IIのキャラクターが浸透し始めていた事と、
本作からのシングルカットである初の小教典「蝋人形の館」のヒットによりこのアルバム(大教典)自体も前作以上の売り上げを記録。
キャラクターだけに終わらない、彼らの音楽性が知られると共に現在までに続く確固たる足掛かりを築いたのである。


【概要】

前作同様に地球デビュー前に地獄へと帰還なされたダミアン浜田殿下の手による、
ブリティッシュ~ヨーロピアン系の悪魔系様式美によるHR/HM作品が全体を占める構成となっている。
聖飢魔IIをキャラクターで毛嫌いしないメタルファンからは「ジャパニーズメタルの最高傑作」とすら評される程の本格的なメタルアルバムとなっており、
これが聖飢魔IIの初期構成員による最終作品である。
……僅か2年程でテンプレ的なメタルバンドからハードロックを基本としつつも、
幅広いジャンルをカバーしたコンセプトバンドに移行する事となる後の聖飢魔IIとは大きく作風が異なるが、
本作の収録曲には聖飢魔IIの代表曲として現在まで演奏され続けている作品が多く、
その意味でも曲調の変化を通して原点を知るのに最適なアルバムとも云えるだろう。
……ともかく、キャラクターにのみ焦点が当てられていたと言っても良い前作とは違い聖飢魔IIの音楽性に目を向けられた初の作品であり、
以降の聖飢魔IIはTVで自身の知名度を売るのに平行して、ミサ(ライブ)と教典により熱心な信者を獲得して行く事になる。

……尚、アナログ盤には「創世記」と「JACK THE RIPPER」の2つの楽曲と閣下による曲始めのMCが未収録であったとの事。



【収録曲】

①聖飢魔IIミサ曲第II番「創世紀」(4:23)
作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※数え切れない程にミサの開幕を飾って来た代表的なオープニング曲。
荘厳な世界観を感じさせるフレーズはダミアン殿下の作曲に共通した作風である。
フハハハハハハハ……聖・飢・魔・II……!!


②THE END OF THE CENTURY(4:08)
作詞/作曲:ダミアン浜田 
編曲:聖飢魔II
※その名も「聖飢魔II(世紀末)」を意味する、彼らを代表する高速曲。
悪魔的な破壊の世界を高らかに歌い上げる悪魔の凱歌である。
&font(#800080){ミサだと更に速いぞ!!}
また、聖飢魔IIの由来もわかる。
『&font(#800080){聖}なるものに&font(#800080){飢}えている悪&font(#800080){魔}が&font(#800080){II}(ふたた)び蘇る』


③DEMON'S NIGHT(5:26)
作詞:デーモン小暮/作曲:ジェイル大橋
編曲:聖飢魔II
※初期聖飢魔IIのイメージに沿った、メタル系の楽曲。
ミサでのパフォーマンスが楽しい曲。
現行バージョンは進化し過ぎて最早別物。
今宵、貴女の枕元にお邪魔します!


④悪魔の讃美歌(6:30)
作詞/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※ダミアン殿下作曲の、宗教曲を思わせる様なダークな楽曲。
これも、テンプレ的な悪魔的世界観を歌い上げた、初期聖飢魔IIの作風の一つである。
&font(#800080){静か~に、して下さい……}


⑤JACK THE RIPPER(4:29)
作詞:ダミアン浜田、デーモン小暮/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※聖飢魔IIを代表する高速チューン。
元々は聖飢魔II以前に結成されていた別バンドの楽曲であったとの事だが、聖飢魔II結成と共に歌詞が変えられ、聖飢魔IIの歴史と共に進化を遂げて来た。
ミサでの定番曲にして、圧巻のパフォーマンスが見られる楽曲でもあり、
特に95年の[[サタンオールスターズ>http://www.nicovideo.jp/watch/sm1698233]](主な旧構成員集合)時や99年の[[サタンオールスターズ・デイ>http://www.nicovideo.jp/watch/sm19363839]]の悪魔の集団パフォーマンスは必見。
&font(#800080){昨日、人を殺した……だから、後は何人殺しても一緒だ!!}


⑥蝋人形の館(5:42)
作詞/作曲:ダミアン浜田
編曲:聖飢魔II
※聖飢魔IIの名が世間に浸透するのに併せて大ヒットを記録した、メタルチューン。
ヒット作である事や、ややキャラクターのイメージのみが先行している印象からか「大した曲では無いんじゃないの?」との意見もあるが、
実は玄人のメタルファンすら唸らせる本格的ヘヴィメタルの楽曲である。
……一方で、聖飢魔IIが出演する度にTVで披露された楽曲である為かイコールとして聖飢魔IIのイメージをこの曲に重ねる人間は多く、
後々の現役構成員達は複雑な想いをこの曲に抱いていたとも云うが、現在まで捨てられる事無く進化を遂げさせている。
最近マンネリ脱却を図る為かイントロのMCが
「おまえも蝋人形に&font(#ff0000){してやらない}」
とか
「おまえも&font(#ff0000){骨付きカルビ}にしてやろうか」
等かなりギャグ路線化しつつある。

&font(#800080){(若い)少女(?)達の悲鳴が……}
#center(){&font(#f09199){キャ~}}
&font(#800080){聞こえるとか、聞こえない……とか}


⑦怪奇植物(5:42)
作詞/作曲:ダミアン浜田 
編曲:聖飢魔II
※まるで怪奇映画さながらの世界観を歌ったパフォーマンス溢れる楽曲。
怪奇物語がテーマと云う本アルバムでは最もらしい曲か。
ダ~リ…ア~!!


⑧FIRE AFTER FIRE(6:23)
作詞:デーモン小暮/作曲:ジェイル大橋
編曲:聖飢魔II
※尖鋭的なギターリフが彩るメタルの名曲。
壮大な歌詞から、ミサの大トリを飾る事も多い聖飢魔IIの代表曲中の代表曲の一つである。
&font(#800080){悪魔がこの世を支配した証……!!}




■収録時間:42分51秒
■レーベル:FITZBEAT(CBSソニー)
■プロデュース:聖飢魔II



【参加構成員】

◆デーモン小暮閣下 Vocal, Voices
◆エース清水長官 Guitar, Chorus
◆ジェイル大橋代官 Guitar, Chorus
◆ゾッド星島親方 Bass, Chorus
◆ライデン湯沢殿下 Drums, Chorus
※親方は今回で最後だぜ。








追記・修正したくなるのは我々&font(#800080){悪魔}の仕業だ!!

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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 見事なまでに再現したNWOBHMサウンドと日本らしいメロディーの良さが融合した最高のアルバムだわ  -- 名無しさん  (2014-03-03 05:34:56)
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