Missing

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Missing - (2014/05/15 (木) 22:02:44) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/04/01(金) 22:49:44
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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&font(#ff0000){その出会いは偶然か必然か}


Missingとは、甲田学人著作の[[ライトノベル]]である。

電撃文庫より出版。全13巻。


恐怖感や不安感を呼び寄せる描写や、痛々しい表現力等繊細な描写に定評がある。

神隠しを始めとした、様々な怪奇現象や都市伝説を元に話が進みレギュラーキャラ以外の大抵の人物は助からない。

命は助かったキャラも狂ったりするなど、幸福な結末を迎えたものはほぼいない。

ライトノベルでよくある、冒頭のカラーページに様々な都市伝説等を説明するのが特徴。


また、本編冒頭にとある著作物による怪奇現象の考察と解説。

本編中の講義等、様々なところでオカルトに纏わる黒い知識を知ることができる。

ちなみに作者は本作を「ホラーではなくメルヘン」と主張している

確かに「幻想奇憚」と表現すればまだ間違ってはいないが…





登場人物
CVはラジオドラマでのもの

近藤武巳 (追憶者)
CV:[[保志総一郎]]
聖創学園二年、文芸部所属。
変わった奴が大好きで、変わった人間を無条件で尊敬している。
しかしそれが、平凡な自分との違いに後に苦しむことになる。
魔王陛下こと、空目恭一を尊敬しており彼のことを「陛下」と呼び慕っている。
社交性があり、文芸部外にも友人が多い。
異界を察知する「鈴」の持ち主。
わかりにくいが、一応主人公である。

&font(#ff0000){例え騙されても、おれにできるのはこんな取引しかないんだっ!できる事しかできないんだよ!俺みたいな凡人には!}

空目恭一 (魔王陛下 人界の魔王 影)
CV:[[緑川光]]
探偵役にして真の主人公。
聖創学園二年、文芸部。
美貌だが、目つきの悪さが全てをぶち壊している顔つき。
オカルトや魔女裁判、異常心理といった東西問わずの様々な黒い知識を持っている。
作中、彼のオカルト講義がよく始まり、物語の予備知識となる。
かつて神隠しにあったことがあり、弟とはその時生き別れた。
その時嗅いだ、異界の臭いが分かり、怪奇現象の手がかりにしている。
なお、家庭は崩壊しており虐待を受けていた。
運動神経は鈍く、腕力は女性にも力負けする。
他人にまったく期待しておらず、なにがあっても感情が揺るがない。
なお、たまに一般常識に疎かったりする。(漫画版ではそれを気にしていた)
恋愛否定主義者。(恋愛感情は麻薬と同じ)

&font(#ff0000){……で、そのまま続けてどうするつもりだ?殴るか?絞め殺すか?}
 

村神俊也 (シェーファーフント ルーガー・ルー)
CV:[[野島健児]]
聖創学園二年、文芸部所属。
私服登校OKの学校で、制服のまま登校している。
性格はクールだが、過去のトラウマから仲間が危険だと焦る。
幼少の頃から叔父に、実戦形式の格闘技を学んでおり戦闘力は高い。
相手の言葉に耳さえ貸さなければ、対魔術師には強い。
空目とは、幼稚園からずっと一緒だった幼なじみ。
神隠し騒動の際には、「いつかこうなると思っていた」と幾つか宛てを作っていた。
終盤での変わりようが、最も激しい人物でもある。

&font(#ff0000){何も見なかった事にしてくれ。殺すつもりで蹴った}

木戸野亜紀 (ガラスのケモノ)
CV:[[田村ゆかり]]
聖創学園二年、文芸部所属。
育ちの間違った文芸少女。
美人だが、冷めた性格をしており口が悪い。
過去に壮絶な虐めを受け、負けない為に周囲を蔑むような性格になった。
その性格が災いし、空目恭一が好きという気持ちを封じている。
しかし、嫉妬心は人一倍強く、最後には役に立てないことを歯痒く思っている。
実は特別な血筋の一族であり、二巻でそれを利用されてしまう。

&font(#ff0000){感情で感じる事と、理性で感じる事。それが裏腹だった時、どっちが正しいと思う?}


日下部稜子 (優しい鏡)
CV:[[川上とも子]]
聖創学園二年、文芸部所属の影薄いヒロイン
空目恭一ファンクラブ二号(一号は武巳)ただし、恋愛感情はない。
社交性があり、文芸部外にも顔が広い。
近藤武巳とは、親友以上恋人未満の微妙な関係。
優しい性格であり、他人の問題を自分のことのように考え心配する。
なお、彼女の家系事情は複雑であり本人はそれを知らない。
作中、風呂場以外の場所で全裸になったことがある。

&font(#ff0000){一番大事なのは何か、とか、危険と天秤にかけるとか、そういうのはどうでもいいの。それがわたしにとっての友達}

あやめ (神隠しの少女)
CV::水城レナ
空目に従う少女。
羽間市に伝わる、神隠し伝説の一部。
とある事件から、空目に&font(#ff0000){拾われ}た。
幻想的な歌を歌い、神隠しの能力を使い様々なことを引き起こす。
また、昔話に詳しくその知識は空目が誉める程。
自信がなく、おどおどした態度が特長。
……なかなか可愛い。

&font(#ff0000){人は現 妖は夢 心は境界 血は結故}
 
十叶詠子 (魔女)
CV:大本眞基子
聖創学園三年。
変人、気違い、霊能力者と噂の不思議少女。
噂では、精神病院への通院歴があるらしい。
空目恭一が神隠しにあった際、村神俊也が頼った宛。
自称魔女であるが、その特異な能力は本物である。
魂の形が分かり、その形で人を呼んでいる。(村神→シェーフーフント君)
彼女の望みは、全員が友達になること。

&font(#ff0000){魔法は使えないよ。}

&font(#ff0000){箒で空も飛べないし、黒猫と話もできない。でもね、それでも……私は魔女なんだな}

神野陰之 (受肉した神の片鱗)
CV:[[稲田徹]]
霊能力者として、十叶詠子が紹介した謎の人物。
夜色のマントを羽織り、小さな丸眼鏡をしている。
サイドストーリーである、夜魔によくでる。
近藤武巳と村神俊也に異界の情報を話し、「鈴」を授けた。
人間離れした雰囲気を持つが、その正体は……

&font(#ff0000){……それでは幻想と願望、そして宿命についての話をしようか}


小崎摩津方 (世界樹に吊された魔道士) 
既に故人。
酷く歪んだ表情をしている。
ペンネームは大迫栄一郎。
彼の著作物は、小説冒頭で一部内容が抜粋されている。
聖創学園設立に関わった一人。
作中既に故人ではあるが……。
今作一の萌えキャラにして燃えキャラ。
読者からの愛称は「まっつん」

&font(#ff0000){それでも神に挑まずして、なんの為の人間か}

沖本範幸 
聖創学園二年、美術部所属。
武巳の寮のルームメイトで、漫画版では落ち込む彼を慰めたりする親友。
後輩を心配したり、先輩の死に心を痛めたりと優しい性格。
茶髪で、今風の若者のような髪の毛であるが硬派な美術部。
彼女がおり一途、ノロケ話はなかなか止まらない。
この作品中数少ない良心であったが……。

&font(#ff0000){なあ………俺はただ、奈々美に逢いたいだけなんだよ……}

芳賀幹比古
CV:[[田中秀幸]]
異界に関係する事件を処理する、黒服のエージェント。
国家公務員であるが、表沙汰にはできない機関に所属している。
神隠し(あやめ)を連れた神隠しの帰還者、空目恭一を実験体と宣言し様子を見る。
物腰は丁寧ながら、シビアな価値観を持ち失敗時の処理には容赦ない。
(因みに処理とは、物語に感染し異界と関係を持った人物を殺すこと)
聖創学園でおこった怪奇現象の詳細を文芸部員に伝え、経過を観察し必要とあらば行動をおこす。
髪の毛は白髪頭。

&font(#ff0000){君が仙童、空目恭一君ですね}




最終巻にだけ絵がないが、これはイラストレーターが他所で漫画の執筆をしていたため、またそれが原因なのか腱趙炎になったためであると言われている。
がしかし、何故か&font(#ff0000){恐怖のあまり逃げ出した}という噂が広まった。

ちなみに、同作者の[[断章のグリム]]のイラストレーターもホラーが苦手らしい。
……ご愁傷様としか言いようがない


また、中学生時代の詠子と神野を狂言回しとした番外編となる短編集、『夜魔』も発売されている。

こちらも本編に負けず劣らずのメルヘン()っぷりである。



それでも追記・修正せずしてなんのwiki籠もりか

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- この物語の怪異は物語を媒介して広まる。逆に言えば、知らなかったり記憶自体を封鎖してしまえば襲われない。  -- 名無しさん  (2013-09-04 07:59:05)
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