RAGE AGAINST THE MACHINE(バンド)

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RAGE AGAINST THE MACHINE(バンド) - (2024/02/04 (日) 09:51:14) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/07/03 Sun 01:06:52
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RAGE AGAINST THE MACHINE(以下、レイジ)はアメリカのミクスチャーロックバンド。

初めてハードロック+ラップという要素をメインにおいたバンドと言われている。
現在までに3枚のオリジナルアルバムと2枚の企画盤を出している。


*【概要】
曲の全てがハードロック+ラップのバンド。
レイジ登場以前にもロックにラップという曲はあったのだが、メインにこの要素を使ったバンドはレイジが初めて。
現在までに続くラップメタルというジャンルを作った第一人者と言っても過言では無い。
ファンクなどの影響も色濃く、ファンクメタルと呼ばれることもある。

そして、レイジ最大の特徴は反権力反体制を地でいくその姿だろう。
アメリカの抱える問題を指摘する歌詞とそれを力強いラップで歌い上げるボーカル。
ヘヴィなリフに摩訶不思議な音を生み出すギター。
バンド全体の骨と言っても過言ではない重厚な音を奏でるリズム隊。
これらが絶妙なグルーヴによって合わさることでアメリカの
「機械社会に対する怒りと反対&font(#ff0000){RAGE AGAINST THE MACHINE}」
を表現している。

さらには自身らも率先して社会活動に参加しており、
今までにはメキシコの反政府集団EZLNの活動にボランティアで参加したり、中国政府の圧政に苦しむチベット民救済を主題としたコンサート、
さらに白人警官殺害の嫌疑で不当な死刑判決を受け、15年間近く勾留されているムミア・アブジャマール(現在は釈放)に正当な裁判を受けさせようと訴えた、
『フリー・ムミア』といったコンサートを行っている。

しかし、2002年にボーカルのザック脱退により解散。
そして2006年、再結成。
ワールドツアーを行い、ザックの髪型意外全盛期と変わらぬライブを見せた。

[[空耳アワー]]では、[[METALLICA(バンド)>METALLICA(バンド)]]や[[QUEEN>QUEEN(バンド)]]などのように楽曲が採用されることが多い。

『[[ニンジャスレイヤー]]』では「レイジ・アゲンスト・トーフ」のように名前をオマージュしたエピソードがある他、
とあるエピソード群に登場するバンド「ブルタル・ショウギ・サイボーグ・ヴァーサス・アングリー・タナカ・メイジン」にも経歴等にレイジのオマージュが見られる。


*【メンバー】
〇ザック・デ・ラ・ロッチャ
甲高い声にドレッドヘアが特徴的なレイジのボーカル。
ロサンゼルスのロング・ビーチ生まれ。
父は政治色の濃いチカーノ壁画家で、母はメキシコ、ドイツ、アイルランド系の人類学を学んだ反戦活動家である。
子供の頃に人種差別を経験しており、その経験が彼のレイジでのスタイルを確立させた。
またギターのトムモレロ共に敬愛する人物にマルコムX、チェ・ゲバラ、ファノン、毛沢東をあげている。

〇トム・モレロ
帽子がトレードマークのちょっとしたおしゃれさん。
父はマウマウゲリラの一員で、ケニア初の国連代表。
母はアメリカの黒人に選挙権を持たせようとする公民権運動に参加した活動家である。
ちなみに自身は&font(#ff0000){ハーバード大学社会学科を首席で卒業}しており、同門に「TOOL」のアダムジョーンズがいる。
クランストン上院議員の秘書を務めていた(思想の違いにより辞めているが)。
そして彼の最大の特徴にして最大の売りは、そのギターサウンドである。
ハウリングやアンプからでるノイズすらも自身のリフやソロに効果的に取り込み、スクラッチ奏法と呼ばれる音を出し、
「ジミヘンドリックスへの返答」と評されたそのギタープレイはまさに変た…いや、ギターの魔術師である。
彼は自身のバンドを「Led ZeppelinとPublic Enemyの融合」と称していた。

〇ティム・カマーフォード
ベース。ザックとは幼少からの幼なじみで彼の誘いによりレイジに参加。
ベースにおいて大事なのは一音一音をはっきりさせる事と考えおり、彼のベースはギターやボーカルに負けず劣らず個性的である。
政治への感心も十分にある。
三枚目のアルバムをだした後あたりから、ザックと不仲になった事がある。
一度グラミー賞の受賞式の際Limp bizkitの受賞に不満を抱いたのか、セットに登って暴れた。
その光景を見たザックは注意するともなく平然とした顔で普通に帰った。
現在は仲直りしたようである。

〇ブラッド・ウィルク
ドラム。レイジのメンバーでは最も政治への感心が薄く、せいぜい親類を心配する程度らしい。
ドラムの腕は確かで'99FUJIROCK festivalにおいて背中の筋を痛めたにもかかわらず、長時間のライブで安定したドラムプレイを見せた。
因みにこのライブでの観客総ジャンプは圧巻。


*【代表曲】
〇Killing in the name
レイジで最も物議を醸した曲。
歌詞の内容は不当な暴力を奮う白人警官を非難している。
個人的に静と動のバランスが秀逸。ベースとドラムも秀逸。
「ナゲット割って父ちゃん×12」からの「どうすんだい!?」で2016年も空耳アワードグランプリを獲得し、見事3連覇を達成。

〇Bulls on parade
トムモレロがギターでターンテーブルのスクラッチ音を再現するという離れ技を披露する曲。

〇Testify
名PV。監督は『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』などのドキュメンタリー映画で知られるマイケル・ムーア。
PVでは選挙に行かない人へ注意喚起をしている。あとやっぱトムモレロはじけすぎ。

〇Sleep now in the fire
こちらも監督マイケル・ムーア。
PVでゲリラ・ライブを行い、なんとマイケル・ムーア含めメンバーが逮捕(!)
原因は警察に許可はとったが、少しやり過ぎたとのこと。
歌詞の内容は…コロンブスのアメリカ大陸発見、ベトナム戦争時に使用された枯葉剤、広島に投下された原爆。
要するにアメリカのやり方を批判しているのだ。

〇Guerrilla radio
キャッチーなメロディが特徴の曲。
「大声でまくしたてろ、ムミアを自由に」

〇wake up
映画『[[マトリックス>マトリックス/THE MATRIX(映画)]]』のエンドロールに使用された曲。監督のウォシャウスキー兄弟(当時・現在は姉妹)はこの曲を聞きながら、映画の作成に励んだらしい。
リフがツェッペリンのカシミールに似て無くもない。
後にブラス・アゲインストによるカバー版が『マトリックス』3部作の続編『マトリックス レザレクションズ』のエンディングテーマとして起用された。

〇Bombtrack
2013年空耳アワードにおいて、「パン!パン!夜食のパン×3 パン!夜食のパン」というネタでグランプリを受賞した曲。

〇Snakecharmer
『[[ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風]]』のスピンオフ小説『[[恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-]]』において、日本語訳の歌詞が冒頭の文として使われ、
さらに2015年空耳アワードにおいて、「エッチをしてるよ!×16」というネタで審査員達を抱腹絶倒させ、見事グランプリを受賞した曲。



アニヲタの目、アニヲタの目
アニヲタの目から世界を見ろよ
追記し、見境なく僕らから修正しろ。

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- あのリフはモロにカシミールだろ  -- 名無しさん  (2013-09-02 16:08:08)
- Vietnow  -- 名無しさん  (2020-01-22 01:18:50)
- Vietnowがめちゃめちゃすき  -- 名無しさん  (2020-01-22 01:19:15)
- ナゲット割って父ちゃん  -- 名無しさん  (2020-09-20 09:45:57)
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