D値(ブレスオブファイア)

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D値(ブレスオブファイア) - (2015/11/04 (水) 19:24:55) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/03/22(木) 20:29:47
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){&font(#0000ff){ローディの能無しでも・・}}
#center(){&font(#0000ff){できる仕事さリュウ}}

&bold(){D値}とは、退廃的、閉鎖的世界観が売りのPS2用ゲーム「[[ブレスオブファイアV ドラゴンクォーター]]」で用いられる用語の一つ。

作中の地下世界では、人間は生まれた際に政府によって潜在能力を測定され、名前の横に○○=1/2のn乗といった表記の分数からなるD値を付けられる事が義務付けられる。
(例:リュウ=1/8192)

この値は分母が小さい程、素質が高く優秀とされ、D値が高い者にはエリートとして、汚染された地下世界の中でも比較的空気の綺麗な上層フロアに住む事が出来たり、政府の要職などの良い仕事に付けたりする勝ち組の生活が待っている。
逆に、生まれながらにD値の低い者には厳しい現実が待っている。&bold(){酷い時には平気で拉致られる。}(例:ニーナ)

D値の高い者からローディと呼ばれ、差別の対象にされたり、汚染の激しい最下層フロアに追いやられたり、仕事が無く強制的に人体実験の素体にされたりする悲惨な人生を送る者もいる。

またこのD値は生涯変わらない。(ゲーム的に変化するキャラはいる。後述)


【作中でD値の判明しているキャラ】
 
・[[リュウ=1/8192>リュウ=1/8192(ブレスオブファイアⅤ)]]
主人公でありローディでもある3rdレンジャー。
従来のリュウと違いドラクエ型主人公ではなく、かなり台詞が多い。
D値故に、出世しても一つ上の2ndレンジャーが関の山と言った人生だったが、ある任務での転機により地下世界全体を巻き込んだ戦いに身を投じる事になる。
主人公特権で彼だけは周回プレイ時にD値が変化する。
初回プレイ時の内容、評価によって最高1/4まで上昇するが相棒や一部キャラからはストーリー上、毎回ローディ呼ばわりされる。
行ける場所が増えたりするので頑張ろう。
 
・[[ボッシュ=1/64>ボッシュ=1/64(ブレスオブファイアⅤ)]]
リュウの相棒であり真のヒロインである3rdレンジャー。エリート様(笑)と同僚にも呼ばれてる。
高いD値が示す通りエリート意識が強く、冒頭のセリフも彼のもの。実はD値ではなく脅迫概念が由来しているのだが…。
リュウ個人か全体を指したかは不明だが、ボッシュがD値の低い者をどう思っているかが人目で分かるセリフと言える。
さらにストーリー序盤でいきなり上司でありながらD値で劣る隊長に

&bold(){「手柄を俺に回してくれないと将来俺が出世した時にずっと覚えておくよ??」}

と脅迫まがいの俺様ぶりを発揮する。
中盤以降のリュウに対する[[ヤンデレ]]っぷりは必見。
 
・ゼノ=1/128
リュウとボッシュの上司である1stレンジャー。
メガネ美女の隊長が、部下に言葉攻めをされビクンッ!しちゃうシーンは今作屈指の名シーンである。
リュウの剣術の師でもあり、人はD値によって決まるものではないとリュウに説き、戦う術として剣を教えた。
初期技の絶命剣は彼女直伝であり、紫音剣では固有技として紫音絶命剣が使用できる。
D値による偏見を持たず、作中でリュウを最も気にかけてくれた隊長だが、ストーリー中盤で自身と道を違えたリュウの前に立ち塞がる。

…余談だが彼女と対峙する戦闘は3連戦なのでマジでキツイ。詰み名所の一つ。
 
・メベト=1/4
反体制組織トリニティの長。作中で最高のD値を持ち、世界観的にも重要人物なのだが影の薄い人。
リュウにキーアイテムをくれるやさしいおじさん。
と思いきやえげつない事も結構している。

・エリュオン=1/4
地下世界を管理、統括する[[統治者(メンバー)>統治者(ブレスオブファイアV)]]の長。
初見では誰もがラスボスだと思った自称D値1/1の恥ずかしい人。
アジーンには「古き友」と馴れ馴れしいが、会う度キレられてる。そしてよく訓練されたローディにはPT経験値の出汁にされる。

・[[統治者>中央省庁区(ブレスオブファイアV)]](デモネド・ヴェクサシオン・オルテンシア・クピト・ジェズイット・&font(#ffffff){メベト(元メンバー)})
D値は表記されていないが、公式設定資料によると全員1桁(=1/4or1/8)の数値と明言されている。ただし、ジェズイットのみ少し低いとのことで2桁の可能性あり。
オイ統治者にも手が届くんじゃなかったのか&bold(){1/64のエリート様}。


以下、D値に関するネタバレ





D値とは本来、
本作でストーリーの中心である存在ドラゴン。&bold(){そのドラゴンとリンクする能力を計測した数値}の事。
オリジナルのドラゴンが1/1、そのドラゴンのコピーが1/2とされる為、人間で最高のリンク能力、D値を持つ者は1/4となる。&bold(){エリュオンェ…。}
なお、劇中に登場するドラゴンは全てコピーであり、オリジナルドラゴンは登場しない。(コピードラゴンは名前から4体製造されたらしいが、登場するのは3体のみ。オリジナルは存在が示唆されるのみ)

作中でリュウは低いD値でコピードラゴン「アジーン」とリンクしてしまった事で精神、肉体ともに急速に汚染されていってしまった。
一方、アジーンの最初の適合者だったエリュオンは既にリンクを切っても徐々に侵食されている。
また、リンク能力=その他の潜在能力とは一概に決まらない為、&bold(){D値が低くともその人間の可能性を計りきれた訳ではない。}

しかし地下世界では長い年月により、D値絶対主義が根付き、また一般市民にはD値の本当の意味を知る者も少なく、
D値により差別や偏見が渦巻いているのが現実である。
 
ただし、統治者のジェズイットはこのD値に懐疑的。自身が統治者中最も低い数値ということもあるだろうが、リュウ達の監視を密かに行っており、この事からか自分達に遥かに劣る筈のリュウ達に負けることを予見していた。
また、ヴェクサシオンはD値で自分に劣るボッシュの事を「自分を超え、空を開く」と明言しており、ジェズイット以上にこの値に懐疑的・或いは真相を知っていた可能性がある。

・&bold(){&font(#ff0000){「ドラゴンクォーター」}}とは
本作のサブタイトルでもあり、訳せばD値1/4=エリュオン・メベトを指すことになる。
が、真の意味は最初の適合者であるエリュオンが空の手前で諦めてしまったことに対し、1/8192の値で空を開いたリュウ。
即ち、&bold(){&font(#ff0000){上述も含めD値はリンク・適合者の資質においても絶対ではない事を示し、リュウ=1/8192は1/4と変わらない}}と言う、
価値観の否定・破壊の意味が込められている。

因みに、従来作もサブタイトルは全てリュウを指している。(うつろわざるものはフォウル・ディースも含むが)



追記、修正はローディの方がお願いします。

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