あるるかん(からくりサーカス)

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あるるかん(からくりサーカス) - (2014/12/14 (日) 20:23:20) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2013/07/21 (日) 20:22:21
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#center(){&font(#808080){LES ART MARTIAUX!}}
#center(){&font(#ff0000){戦いのアート!}}


漫画『[[からくりサーカス]]』に登場する「懸糸傀儡」。
しろがねの始祖・白銀が製作したものであり、しろがね達が使うすべての懸糸傀儡の原型となった人形。
オリジナルを含めた複数の個体が登場しており、本項目ではそれらについても紹介する。





●あるるかん(オリジナル)

使用者:才賀アンジェリーナ、才賀エレオノール、才賀勝


黒ずくめの衣装を着た大柄な男性型の人形。
白く整った造形の顔と頭部に巻いた冠状の装飾品、そこから生えた五本の長い羽飾りが特徴。
初登場時には左目の部分が破損、左腕も肩から先が丸ごと無くなってしまっている。そのかわりにオリンピアの羽根部分の左腕を持っており攻撃などに利用される。

作中最初に登場した懸糸傀儡であり白銀が製作したオリジナル。

年代物だがプルチネルラの動きを片腕で止めてしまう程のパワーを持ち、作中でもトップクラスの性能を持つ正に名機。

操作には他の懸糸傀儡同様全身に繋がれた高い剛性を持つ特殊な糸を使用。
普段は旅行鞄の中に全身を折り畳んだ状態でおさめられているが、戦闘の際には瞬時に取り出され人型に戻る。


【装備・技】
使用時には「LES ART MARTIAUX!(レ ザア マシオウ…戦いのアート)」と叫ぶ。

◇聖(セント)・ジョージの剣
右前腕部に内蔵された反りのある刃。折り畳み式になっている。

◇聖(サン)・ジョルジュの剣
左前腕部に内蔵された折り畳み式の刃。形状は聖・ジョージの剣と同じ。

◇虎乱(コラン)
腰部から歯車と突起を露出させ、その状態で上半身が高速回転し周囲の敵を薙ぎ払う。
「[[からくりの君]]」に登場した次郎丸のものと同じ技。

◇炎の矢(フレッシュ・アンフラメ)
強力な貫手を連続して放つ技。オリンピアの腕を使うことでリーチが伸びている。

◇羽の舞踏(ラ・ダンス・ダン・ヴオラン)
頭部の羽飾りを動かして敵を拘束する技。コランとセットで使われた。


元々は未完成状態であったものを白銀が日本に来た際に出会った[[正二>才賀正二]]と共に完成させ、しろがねとなった[[ルシール>ルシール・ベルヌイユ]]達に残した。
しろがね達はこの人形を「あるるかん」と名付け、その構造を解析することで他の懸糸傀儡を製作していった。
なお、当初羽飾りは付いておらず、しろがねが後から取り付けたものと思われる。

アンジェリーナを追放する際にルシールが彼女に持たせており、火事の最中に彼女が自分の中の正二に関する白銀の記憶を呼び覚ますきっかけとなった。
その後、柔らかい石の回収に来た[[ギイ>ギイ・クリストフ・レッシュ]]のオリンピアと戦った際に左目を破損。襲撃してきた自動人形との戦いで左腕がもげてしまう。

アンジェリーナの死後は正二が保管しており、[[勝>才賀勝]]を経由して[[エレオノール>才賀エレオノール]]の手に渡り、勝の護衛やサーカスの興行などで活躍。
興行の際には見栄えの為か左腕の部分を布で形だけ作って隠していた。
基本的にはエレオノールが使用しているが稀に勝が使うこともあった。


一方、ギイが保管していた左腕は[[鳴海>加藤鳴海]]の義手として使われることとなる。この左腕には「生命の水」が循環しており鳴海の意思で動かすことが可能。
後に戦闘で聖・ジョルジュの剣が破損してしまったため修繕、同時に刀身に鎖が繋がれ射出できるように改良も加えられた。


カーテンコールでは他の人形達と共に手を振っている。
単行本の裏表紙などでも愉快な芸を披露しており、作中の活躍も合わせて作品を象徴する人形である。





●練習用あるるかん

使用者:しろがね、ギイ・クリストフ・レッシュ

上記のオリジナルを解析し複製されたあるるかん。
しろがねが懸糸傀儡の練習をするのに使われる量産品。
当然左腕は存在しており羽飾りが無い為オリジナルとは印象が異なるが「聖・ジョージの剣」等の装備は同一であり「戦いのアート」も一通り使える。

黒賀村にあったものを襲撃してきた[[フェイスレス>フェイスレス司令]]に対抗してギイが使用。
しかし流石にラスボス相手では分が悪く、一方的に分解・溶解させられてしまった。







●あるるかん(完全版)

使用者:フェイスレス

フェイスレスが製作したあるるかん。
オリジナル同様羽飾りを持つが、衣装は対照的なホワイトカラーで真逆の印象を与える。
顔の部分にオリジナルには無いペイントがなされ、衣装の形も襟巻が付くなど若干派手になっておりより道化らしい姿を持つ。
コラン等を使えるのはもちろん、腕だけではなく両足の脛にまで「聖・ジョージの剣」が装備され、フェイスレス曰く「兄さんが作ったのより強い」らしい。

宇宙ステーション内で勝のジャック・オー・ランターンと対決。
性能差もあり終始圧倒したが、勝の言葉にフェイスレスが動揺した隙に腰部を両断されてしまう。
その後、ステーションの軌道修正の為ジャック・オー・ランターンの上部に上半身を接続して船外作業に使われ、最期はエンジンの噴射に巻き込まれジャックと共に燃え尽きた。






●余談
「あるるかん(アルルカン)」はイタリアの即興喜劇コメディア・デラルテの道化師「[[アルレッキーノ>最古の四人(レ・キャトル・ピオネール)]]」のフランス名。
ちなみにアルレッキーノの英語圏での名は「ハーレクイン」。



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- 白金はなんで自分の最後の人形にあるるかんを使ったんだろうな、と思うとちょっと興味深い  -- 名無しさん  (2013-08-15 17:44:04)
- ↑最後にきてもまだ心の底では三人でいた頃のこと引きずってたんだろう  -- 名無しさん  (2013-08-20 02:20:33)
- アンジェリーナとエレオノールを守った、あるるかん。エレオノールと結ばれた鳴海(あるるかんの腕)。フランシーヌ(人形)に尽くしたアルレッキーノ。エレオノールを求めたハーレクイン。白銀白金兄弟を表しているようだな。  -- 名無しさん  (2013-08-20 10:50:12)
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