とむらいの鐘(灼眼のシャナ)

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とむらいの鐘(灼眼のシャナ) - (2014/09/21 (日) 18:16:54) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/02/10(金) 11:44:29
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#center(){&font(#ff0000){新しき世に響き渡る、}}
#center(){&font(#ff0000){古き理を送る、}}
#center(){&font(#ff0000){ゆえに我らは「とむらいの鐘」!!}}


[とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]とは『[[灼眼のシャナ]]』に登場する組織。
X巻、その漫画版である『Eternal song ‐遙かなる歌‐』では彼らと[[フレイムヘイズ>フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)]]との最終決戦が描かれている。

“紅世の王”、“棺の織手”[[アシズ]]に率いられた中世最大の“徒”の集団。
“徒”の群れの中でも異質で「同胞に仇なすフレイムヘイズを駆逐し安寧に暮らせる世界を作る」目的とした戦闘集団。
『両界に革新的な試み』である『壮挙』を目的として掲げ、フレイムヘイズと争った。
アシズによる『都喰らい』をきっかけとして組織されたフレイムヘイズ兵団との18年に及ぶ『大戦(おおいくさ)』の末に、
本拠ブロッケン山の要塞での決戦でアシズと最高幹部『九垓天秤(くがいてんびん)』が討滅され壊滅した。
一部の残兵は、[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]に収容されている。
 

&font(#0000ff){首領“棺の織手”アシズ}
仮面をつけた、6枚の羽根をもつ青い天使の姿をした“王”。炎の色は青色。
卓抜した自在師の上、『都喰らい』で莫大な力を得た当時最強の“王”であり『九垓天秤』を筆頭に[とむらいの鐘]を率いた、両界のバランス最大の敵。

『九垓天秤』
[とむらいの鐘]の最高幹部。
アシズに付き従い千年以上に渡り戦った九人の強大な“王”たち。
その由来は[とむらいの鐘]が有していた巨大な上皿天秤型の宝具『九垓天秤』から。
アシズが得た膨大な『存在の力』をこの宝具の特性により分け与えられ、当時の数多の“王”の中でも最も強大さを誇っていた。

宰相 “大擁炉”モレク
通称「牛骨の賢者」。宮廷の礼服を着た牛の骨の姿をしている。
『九垓天秤』の実質的なリーダーであり、[とむらいの鐘]のNo.2。
強者ではなく賢者として知られた“王”であり、とむらいの鐘が組織されたのは彼の手腕によるもの。大戦の真の元凶。
能力に反して非常に臆病な性格だが、それは慎重さゆえ。また自分の事を過小評価し過ぎる所がある。
自身を巨大な迷宮として展開する難攻不落の自在法『ラビリントス』を用いるが、[[マティルダ>マティルダ・サントメール]]にラビリントスごと吹っ飛ばされた。
炎の色は黄色。
 
両翼の右“虹の翼”[[メリヒム>メリヒム(灼眼のシャナ)]]
通称「虹の剣士」。[とむらいの鐘]最大の戦力、両翼の片割れ。炎の色は虹色。
騎士の装いの美青年であり、剣に長ける。
当代最強の自在法『虹天剣』を使い、さらに虹天剣を自在にはね返す燐子の軍団『空軍(アエリア)』を持つ。
初代“炎髪灼眼の討ち手”マティルダ・サントメールに想いを寄せており、[[アラストール>アラストール(灼眼のシャナ)]]とは恋敵。
炎の色は虹。

両翼の左“甲鉄竜”イルヤンカ
通称「鎧の竜」。その名の通り、鱗に覆われた巨大な四つ足の竜。
当代最硬の自在法『幕瘴壁』を使うメリヒムの相棒。
老人を自称する古い“王”。
かつて[[祭礼の蛇]]の『大縛鎖』創造の儀式に参加した模様。
因みに今の主であるアシズの契約者ティスもこの闘いに参加していた。
ヴィルヘルミナと戦って鉄塔を腹部に突き立てられ討死。
炎の色は鈍色。
 
大斥候“凶界卵”ジャリ
通称「奇怪な卵」。三つの仮面がついた人間大の卵。
空を覆う規模の蠅の群を展開する『五月蝿る風』によって情報を収集する組織の要。
意味の通らない言葉を仮面が口々に喚くという形で話し、内心は仲間でも伺い知れない。
マティルダの天破壌砕の生贄にされた。
炎の色は亜麻色。

隠密頭“闇の雫”チェルノボーグ
通称「黒衣白面の女」。黒衣を纏い黒の獣耳を持つ『九垓天秤』の紅一点。
暗殺・遊撃を主任務とし、職名に反して部下はいない。
影に潜んで奇襲をかける能力を持つ。
モレクに厳しくあたるが、その実彼を想っている。好きな花はタンポポ。
モレクの死に半狂乱となった挙句、メリヒムと闘って疲労困憊のマティルダに特攻同然の奇襲をかけ、致命傷を与える。
が、[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]により討滅。
炎の色は枯れ草色。

先手大将“巌凱”ウルリクムミ
通称「鉄の巨人」。双頭の鳥が描かれた頭のない鉄の巨人。
戦陣を預かる指揮官であり、優れた戦術家。
鉄を集めて竜巻とともに放つ『ネサの鉄槌』を使い、先頭きって軍を率いる。
戦場以外では公正で慎み深い性格。
作中最高威力クラスのゾフィー・サバリッシュの落雷蹴りを喰らって討滅された。
炎の色は濃紺。
 
先手大将“焚塵の関”ソカル
通称「石の大木」。
ウルリクムミとともに先陣を率い、石の森『碑堅陣』で味方を守り敵を討つ戦上手。
優れているが驕りやすい「陰険悪辣の嫌な奴」でニヌルタとは不仲。
「極光の射手」カール・ベルワルドと戦って討死。
炎の色は黄土。

中軍首将“天凍の倶”ニヌルタ
通称「氷の剣」。無数の剣が刺さった球形のガラス壺。
とむらいの鐘主力軍を率いる、謹厳実直な指揮官。
性格的にソカルとはそりが合わない。
大戦の際、殿を守ってマティルダと戦い倒されるが、本編前に討ち死にしたためにあまり活躍が描かれず。
炎の色は黝(あおぐろ)。

遊軍首将 “戎君”フワワ
通称「牙剥く野獣」。腹まで裂けた口を持つ巨大な狼。
戦い以外に興味のない性格。
アシズの都喰らいの際にマティルダに討滅された。ニヌルタ同様の理由で活躍が描かれていない。
炎の色は焦茶。

[その他構成員]
組織自体万単位の多くの構成員がいるが唯一わかっているのは彼女のみ。

“架綻の片”のアルラウネ
文中では、「妖花」と表現される美女の顔を中心に抱いた花の“徒。”
ウルリクムミの副官として彼を補佐する。援護や補助の自在法を得意とする優秀な自在師。
疑問形で話す癖がある。
炎色は薄桃色。
 


以下ネタバレ



















『壮挙』とは、平たく言えばアシズとティスとの子供を作る(ピーな意味ではない)為の儀式。
本当はアシズ一人のために行われていることだが、モレクの喧伝により、いつしか「両界に革新的な試み」として大量の支持者が集まり、とむらいの鐘となった。
存在の力を無茶苦茶なまでに消費する(作中では都市一つ分の存在の力を使おうとした)ため、
フレイムヘイズ兵団としては、今後も別の者が真似することのないために阻止しなければならなかった。
仮装舞踏会としては壮挙自体はどうでもよかったのだが、
[[ダンタリオン>ダンタリオン(灼眼のシャナ)]]が組織の目的に関わる物を持ち出して放り投げ、壮挙に使われていたためにお出ましするはめになった。


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- コイツら好きだったわ  10巻面白い  -- 名無しさん  (2014-02-22 21:08:49)
- サイボーグ009がよく似合うもの(違)  -- 名無しさん  (2014-02-25 14:18:57)
- 主役共の活躍より、こういう作品では珍しいちゃんとした指揮官をやってたウルリクムミが印象に残ってる。あの状況で味方の退路を確保していた(半ば押し付けたともいう)のはすごいわ  -- 名無しさん  (2014-05-13 01:10:18)
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