MR-S

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MR-S - (2013/08/31 (土) 14:16:38) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/02/19(金) 21:08:46
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バブル期のパワー戦争に巻き込まれ、初期型は欠陥車とまで言われたMR2からのフィードバックによりライトウェイトスポーツを主軸とした設計により造られたトヨタ最期のミッドシップ2シーター。

軽い車体に同じく軽い常識的な出力で低域を重視したエンジンを搭載。
MR2で難点とされたじゃじゃ馬さを緩和し、出力から来る速さではなくミッドシップの利点を活かし軽量さと低域主体のエンジンによる高速なコーナリングによる速さで「扱い易く、楽しい車」に進化している。
 
よくミッドシップな点が目を引くMR‐Sだが、特に話題となった特徴は
6速シーケンシャルトランスミッションが搭載されたグレードがある点である。

車載コンピュータにより下手な者が変速するより遥かに高速な クラッチ→シフト操作→回転合わせ→ミート の手順を実現
シフトダウンはMR‐S自体が嫌いと言ったレーサーもこの点では唸らせた程である。
ただし稀に初期型ではシフトチェンジがされなくなる等の不具合が見られた事もありディーラーはシーケンシャルMT車を余り奨めなかったとされる。
後にトヨタ側の改修や近年のコンピュータ関連技術の凄まじい発展により改善され、さらに最終型では以前より速い速度でのシフトチェンジを実現した。



しかしエンジンスペックに目を引く部分が無く、似たようなパッケージのロードスターと時期からして被ってしまい高出力を求める若い世代等の食指を動かすには至らず2007年には製造が中止され、トヨタのスポーツカーは絶滅してしまった。

同じ1ZZ型エンジンを搭載したロータス・エリーゼ フェイズIIは、7代目セリカなどにも搭載された2ZZ型エンジンを搭載したモデルもあったことから、MR-Sにも2ZZ型エンジン搭載モデルも出すべきだとの声もあった。

しかしオープンカーとして見ると重く排気量が高いマッスルカーに対して税金やガソリン代も軽く、スポーティーカーとして見てもミッドシップと軽量な車体、低域重視のエンジンによりコーナリング性能が高いので日本の道路事情、経済事情から選択される事も少なくない。



現在では余り言われなくなったが近い時期に出たポルシェのボクスターに似た外見だったので

プアマンズポルシェ
(貧乏人のポルシェ)

といった蔑称がポルシェ924・944と似ているといわれたサバンナRX-7等と共につけられていた。
 
しかしその様な蔑称を使う者はポルシェの金銭的価値を自慢したいだけで、ポルシェのオーナーとなっている者や本当に車が好きでは無い者でしかない。

C1クラスのベンツを小ベンツと呼ぶ者も然りで、このベンツクオリティーがコンパクトにまとまった車は世界中で名車として受け入れられている。

尤も、ポルシェボクスターやポルシェ924・944自体も原理主義的又は過激なポルシェユーザーからはプアマンズポルシェ呼ばわりされているため、その割を食らったといえなくもないが・・・。

さらに、プアマンズポルシェという言葉自体蔑称のみで使われているわけではなく、フォルクスワーゲン・カルマンギアや日産・フェアレディZのように愛称として使われている場合もあるので気をつけたい。


現在でもロールバーを装着してテクニカルなコースを走り回っているのを見る事ができたりするこのMR‐S
肩肘張らずにどこでも乗りたいと思わせられる車である。

因みに安価なMR車ということもあってか、ランボルギーニやフェラーリのレプリカのベース車両として使われることも少なくない。

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