Windows XP

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Windows XP - (2017/04/06 (木) 19:50:11) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/06/10(木) 17:58:12
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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Windows XPとはMicrosoftが2001年に発売したOSである。
このOSは安定性に優れたWindows 2000を元に、使いやすさや先進的なマルチメディア機能が組み込まれている。
発売から8年以上が経つ現在でも5割を超えるシェアを保っている。
発売から間もなく12周年を迎える2013年現在ではさすがにVista、7、8が発売され3世代前のOSになった為にシェアは下がった。
……と思いきや、今でも世界の約4割はXPを使っているらしい。XP人気恐るべし。

発売当初はハードの性能が低かった為重いOSとされることがあったが、時が経つにつれてそのような声は聞かれなくなった。
それどころか本気を出せばPentiumプロセッサの8MHz相当と20MBのメモリでも動作するほど軽量であることが分かった。


Windows XPは主に”Home edtion”と”Professional””64bit版”の3つのバージョンがある。
Home editoinは一般利用者向けである。
Windows 98とmeからのアップグレードが可能である。
マルチプロセッサ&font(#ff0000){※}に対応していないので自作する際には要注意。

&font(#ff0000){※}ただし、Pen4のハイパースレッディングやPenDやアスロン64X2以降のデュアルコアには対応しているので安心して使える。

Professionalはビジネス向けあるが、ジサッカー達はこちらを選ぶことが多い。
Home editionは制限が多くかかっているため、特にアクセス件(共有関係)で困ることが多い。
マルチプロセッサに対応している為、例えばXeon(Xenonではない)2個載せのPCでも動作する。

XPは64bit対応を始めた頃のOSであり、一口に64bit版と言っても素人にも玄人にもお勧めはできない。
分かりやすいところだけを挙げてもハードウェアのドライバが用意されていることは少なく、32bit版XPとの互換性すら高くない((絶対にアプリなどを使いまわせないというわけではない…が、思わぬところでひっかかりやすいので手に負えなくなる可能性も結構高いと思われる))。
余程の事情が無い限りXPの64bit版導入はお勧めできない。(どうしても必要な時は情報を出来る限り調べること)

更にXPの初期の64bit対応(IA-64)は、Vista以後のもの(x64)とは完成度が段違いな上に、根本的に仕様も異なるので注意。
OSの話からは若干逸れるが、IA-64はIA-32(x86)のエミュレーションモードはあるのだが互換性はないことにも注意。
XPのIA-64も一応32bitとの互換性を考慮されてはいるのだが…基本的には動かないことを覚悟しておいた方が良い。

非常にマイナーながらXPのx64版が後に発売されてはいるが…流石に今更お勧めはしがたい。
余談だがIA-64は色々な事情から競争に負けたため、現在はx64が主流である(ちなみにx64はx86を64bitに拡張したものなので下位互換性がある)。


Windows XPのサポート期限は、当初Home edtionは2009年4月14日、Professionalは2014年4月8日までであった。
しかしXPの利用者数が依然として多く、このままだと期限切れになる危険なPCが氾濫することを問題視したMicrosoftは、
Home editonも2014年4月8日までとすることとした。
これはXPの後継OSであるVistaの一般向けバージョン(Ultimateも含む)よりも2年ほど長い&font(#ff0000){※}。
&font(#ff0000){※}その後、Vistaも2017年4月11日までサポート期限が延長された。
  
なお、XP等では動作していたソフトが動かないといった問題がVistaでは多少あり、7の一部バージョンではXPモードと呼ばれる仮想環境が追加された。
しかしこのXPモードはDirectXをサポートしない為、エロゲを含む多くのゲームが動作しない。
どうしてもXPを長く安全に使いたい、という方はWindows Embedded Standardという逃げ道もあった(2016年1月12日までのサポートが提供されていた)。
これは名前にXPの文字はないが中身はXPそのものである(レジストリをいじったりする必要があったりはする。当然公式が想定した使い方ではない)。
  
隠しキャラとしてMedia Center Editionというものもあり、XBOX360と連携できるのだが、
一部デバイスが使えなかったりMCE専用デバイスがあったりするだけで、中身はディスクの枚数が少し多いだけの安いWindows XP Pro。
普及せずに終わった。

なお、このエディション付属のエナジーブルーテーマは標準テーマの色変え版にも関わらずかなり美麗。
出来が良い為か後にRoyaleテーマとしてMS-NZが全エディション対象に配布した。

更に、亜種としてRoyale Noirと言う、青みがかった黒いテーマも密かに存在する。
やっぱり色変えテーマの類だが、Vistaライクのカッコ良いデザインとなっている。



XPの時代はまだハードウェアの性能が余剰を回せる程の性能ではなかったため、OSによるGPU利用(プログラマブルシェーダー)などはほとんどされていない。
そのため、次世代のハードウェアとリソースが十分あり、サービスなどの設定を最適化した場合はVistaの方が描写が軽快。
描写負荷は何をするにしてもつきまとう問題なので自動的にVistaの方が軽快……と言いたいところなのだが、

Vistaでは古臭いものの高速描写のためによく使われていたGDIというコンポーネントがハードウェアアクセラレートしなくなってしまった。
要するに、&bold(){VistaではDirectXやOpenGLを使っているアプリ(エロゲーなど)以外は重くなる可能性が割と高い}。
WPFというもので開発すれば別なのだがこちらはXP以前とは互換性がなく、開発もまだるっこしかったため普及しなかった((Windows 10までに最適化と色々と名称や形を変えたことで無理やりに陽の目を浴びさせて注目されるようになった……が、やはり普及したとまでは言い難い。過去のOSといちいち互換性が無い部分が多いことが面倒くさい))。
一応GDI+というもので作られたアプリは元々ハードウェアアクセラレートしない(描写は遅め)ので、これのみを使っているアプリに関してはほぼ影響がないと思われる。

他の要因もあり、Vistaはハードウェア対応やユーザーの努力を考慮しても罠OSと言わざるを得ない状況だったため、Windows 7になってようやくOS移行が本格的に進み始めた。
7では初期状態からして設定がそれなりに軽量化されていて、GDIのハードウェアアクセラレート復活(DWM動作時)、WPFの反省としてDirect2Dの実装(後にVistaでも限定的に追加)など、少なくとも描写面においてはかなり考慮されているので安心して良い。




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- MSで言えばジェガン並に優秀だなぁ…家内もまだ使ってるし  -- 名無しさん  (2013-08-01 00:24:27)
- 赤旗で「XPサポート終了 発売わずか13年」とか書かれてて草  -- 名無しさん  (2014-05-10 20:11:22)
- XPすごく良かったなぁ。……中学校でVistaに変えられたパソコン室のパソコンがOSだけ一日でXPに戻ってたのは笑っちゃったけど  -- 名無しさん  (2014-07-05 23:31:38)
- 職場のコンピューター、まだペケピーなんだが…  -- 名無しさん  (2014-07-06 00:32:27)
- 俺のところはXPと7だな  -- 名無しさん  (2015-01-16 05:22:44)
- ネットに繋がないでエロゲー専用ならXPでも問題ないな。あるいは仮想環境導入する  -- 名無しさん  (2015-01-16 07:47:13)
- ↑6 MSだけに。  -- 名無しさん  (2015-01-16 07:50:19)
- バイトを転々としているがあちこちの職場のPCでよく見かける。ものによっては2000のこともある  -- 名無しさん  (2016-10-15 22:20:38)
- 俺の職場のPCのOSも前までXPだった。流石に7に変えているが…  -- 名無しさん  (2017-04-05 20:00:53)
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