Thanatos(Sound Horizon)

「Thanatos(Sound Horizon)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Thanatos(Sound Horizon) - (2018/10/08 (月) 18:49:42) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/01/19(木) 14:22:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

#center(){&font(#800080){残酷な幻想…}}
#center(){&font(#800080){…悪夢のような鐘の音…}}
#center(){&font(#800080){……少女が見る風景…}}

◆概要
2nd story CD 『Thanatos』とは、2002年08月11日に開かれたコミックマーケット(C62)にてSound Horizon名義で発売された二枚目のアルバムである。

このアルバムは、前作1st Concept Story CD (plus)『Chronicle』に続き二作目のStory CD。

この『Thanatos』からはSound Horizon初にして唯一の正式メンバーの(現在は元メンバーだが)Aramaryがボーカルとして参加しており、
ほぼインストゥルメンタルのみだった前作よりも取っ付きやすくなりファンも増えた。
この事は、『タナ友』なる造語が出来た事からも察せるだろう。
(タナ友…『Thanatos』によって新たに出来た友達、もしくは『Thanatos』を奨めた事によって新たにSound Horizonファンになった友人の事。
 なお、『Chronicle』発売当時に『クロ友』という造語は出来なかった)

また、この『Thanatos』の完売を記念して、タナトス祭りというイベントを開催していた(後述)。


◆参加メンバー

◎Revo:作詞・作曲・編曲・曲打ち込み
まだ陛下でも領主でも&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){コスプレイヤーでも}}}ない頃のRevo氏。
『Thanatos』においてはVoice参加さえしていないが、ファン感謝イベントのタナトス祭り(後述)ではそのユーモアさを遺憾無く発揮している。

◎Aramary:Vocal・Chorus・Voice
歌のお姉さん(自称)。
今では半ば黒歴史(Black Chronicle)扱いだが、Sound Horizonには必要不可欠な存在であった。
歌唱力・演技力ともに非常に高く、Sound Horizon一期を支えた立役者。
以下当時の彼女のコメント抜粋
『Revoさんとの出会いは、メロディとの出会いでした。
Revoさんとのご縁は、皆様とのご縁となりました。』

◎yokoyan
参加メンバーと一括りにしていいかは分からないが、Sound Horizonの絵師としてずっと活動していた人。
生態は基本的に謎、彼の書く文章もかなり独特となかなか癖のある人物のようだ。
ちなみに『クイック・ジャパン』93号(2010年12月)のサンホラ特集記事で彼のインタビューが掲載されており、『Roman』の裏話としてさらっと「似て非なる人々」の真実を明かしている。


◆収録曲

◎トラック01:Sound Horizon[mode:Thanatos]
『Sound Horizon...』

OP曲。
歌詞は上記の台詞だけなので特に書くことも無い。

◎トラック02:そこにある風景
&font(#800080){―幻想とは詩を綴るような遊戯}
&font(#800080){タナトスは誰も逃がさない―}

プロローグ的な曲。
収録曲の概要などがメインとなっている。

◎トラック03:壊れたマリオネット
&font(#800080){―幾度となく繰り返される風景}
&font(#800080){唯そこに在るという悲劇―}

タナトスに操られる少女を描写した曲。
『Thanatos』内でも非常に人気の高い曲で、国王聖誕祭にて『冥王の壊れたマリオネット』なる曲が演奏されたりもしている。

◎トラック04:銀色の馬車
&font(#800080){―衝動という名の忌避すべき悪夢}
&font(#800080){壊れたマリオネットは誰?―}

吹雪の中、黒衣の男(『タナトスの使者』なので死神と思われる)と、彼の乗る銀色の馬車から逃げる女性。
彼女の腕には幼い赤子が抱かれていた……
 
◎トラック05:輪廻の砂時計
&font(#800080){―やがて訪れる朝陽}
&font(#800080){銀色の馬車が導くひとつの終焉―}

死の淵に立つ少女(語り口からの推測)の唄。
5th Story CD『Roman』の『美しきもの』との繋がりが囁かれていたが、
9th Story CD『Nein』でこの曲を元にした楽曲「食物が連なる世界」が登場し、
同曲(及びコンサート版アンコールで披露された本曲)主人公の設定が人妻だったことで怪しくなった。

◎トラック06:珊瑚の城
&font(#800080){―彼らは待ち続ける}
&font(#800080){輪廻が砂時計を反転させる瞬間を―}

檻(=珊瑚の城)の中で嘆く死者の詩。
水泡の弾ける音が幻想的。

◎トラック07:タナトスの幻想
&font(#800080){―囚われし虚構の城}
&font(#800080){珊瑚が還るのは始まりの部屋―}

これまでの曲の総まとめ&ネタばらし曲。
曲といっても歌はコーラスだけで基本語り。
また、1st pleasure CD『Pico Magic』に、この曲の続編となる『タナトスの幻想は終わらない』という曲が収録されている。

ちなみに内容に沿って曲を並べると「そこにある風景」⇒「輪廻の砂時計」⇒「珊瑚の城」⇒「銀色の馬車」⇒「壊れたマリオネット」⇒「タナトスの幻想」
⇒ぴこまじ収録「タナトスの幻想は終わらない…」となる。


◆雑記

◎タナトス祭り
『Thanatos』完売に伴って2002年12月20~22日の三日間に渡って、Web上で行われたイベント。

イベント内容はネットラジオで、事前にファンから募集していたネタを、Revo氏とAramaryが雑談を交えて発表していくという物。
今に比べればファンの数が圧倒的に少ないとはいえ、複数のネタを採用された猛者もいた。

ラジオのタイトルは、一日目は『Thanatos Radio』、二日目は『Super Thanatos Radio』、三日目は『Super Miracle Thanatos Radio Dynamite!!』と、
段々凄くなって……&font(#ff0000){最後何があったし}
そして、採用者にはThanatosマウスパッドが送られたらしい。


◎他のアルバムとの繋がり
やはり『Thanatos』だけに6th Story CD 『Moira』……と言いたい所だが、
『Moira』のストーリー内には全く関わらず、せいぜい冥王登場時等に『Thanatos』のメロディをアレンジした物が使われる程度であった。
メロディから冥王とは何らかの関わりがあるとは考えられるが、やはり決定的な事は不明である。

なお、サンホラ世界の死生観と生と死の表現については、このアルバムを聞くのがもっとも手っ取り早い。

なぜか本作の曲は、ベルウッド期最初に発売された同人期セレクションアルバム『Elysion ~楽園への前奏曲~』に再録されなかった(代わりに『Pico Magic Reloaded』オリ曲を収録)。

また、2015年に発売された9th Story CD『Nein』では今アルバムの「輪廻の砂時計」のパラレルワールドを歌った「食物が連なる世界」が登場。本作では描かれなかった「死の淵に立つまでの経緯」が描かれている。

↓ネタバレかもしれないので反転

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){屋根裏の少女繋がりでMichele_Malebrancleとも関わりがある、もしくはMichele_Malebrancle本人ではないか?と考察されている。}}}

◎ボーナストラック
●ピコマリ
●輪廻の逆再生
●システムヴォイス集



追記・修正はタナトスに抱かれる夢を見ながらお願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 頼むから再販しておくれ…  -- 名無しさん  (2016-11-17 19:54:01)
#comment
#areaedit(end)
}