Donate(ドネイト、MtG)

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Donate(ドネイト、MtG) - (2017/08/18 (金) 19:06:27) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/05/26(水) 01:53:58
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「Donate」はマジック・ザ・ギャザリングのデッキのひとつである。



>Donate / 寄付 (2)(青)
>ソーサリー
>プレイヤー1人と、あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とする。そのプレイヤーは、そのパーマネントのコントロールを得る。


ウルザズ・デスティニーで登場した青のレアカード。こちらのパーマネントを相手に渡すので、アドバンテージを失ってしまう。そのため、相手に不利益をもたらすものを渡すのが基本。

登場当初はその微妙な能力にネタとして使われた事はあったが、評価も低く、カスレア扱いであった。



これが発掘されるまでは……




>Illusions of Grandeur (3)(青)
>エンチャント
>累加アップキープ(2)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わない限り、それを生け贄に捧げる。)
>Illusions of Grandeurが戦場に出たとき、あなたは20点のライフを得る。
>Illusions of Grandeurが戦場を離れたとき、あなたは20点のライフを失う。



「このカードを使う奴はガキ」と某有名プレイヤーの名言を生んだ、日本語訳が存在していなかった古きエキスパンション、アイスエイジのレア。

一時的にライフを得るものの、累加アップキープのせいで維持しがたいため使いにくく、やはりカスレア扱いされていた。

が、これに「寄付」をプレイすれば、ライフだけ得て、後のデメリットを全て相手に押し付ける事が出来る。
このコンボによって名言は迷言になった。

相手が「Illusions of Grandeur」の累加アップキープを払えなくなるか、「ごまかし」等のバウンス呪文で手札に戻すかで一気にライフロスさせる、一撃必殺のコンボである。これを使ったデッキがキーカードから名前をとって「Donate」と呼ばれるようになった。


非常に強力なデッキである。
 
両方ともコントロールに長けた青な上に、当時両方のキーカードが使用できた環境にはマジック史上最強の打ち消し呪文と名高い「[[Force of Will>Force of Will/(意志の力)(MtG)]]」を始めとする優秀なサポートカードが充実。
また青い呪文のコストを軽減する「サファイアの大メダル」を投入して早いターンでコンボを決める事も可能と隙の無い構成で、エクステンデット環境において常にトップメタとして君臨し続けた。

初期型はさらにこれもまた登場時はカスレアだった[[ネクロポーテンス>ネクロポーテンス/Necropotence]]を積んでおり、開始数ターンでキーカードが揃い猛威を振るった。

弱点はライフ回復。
1点でも回復されると一撃では死ななくなるため
緑系デッキがサイドにスパイクの飼育係を入れていたのはこのドネイト対策のため。
コンボ対策のカウンターを有し、給食スリヴァーでいくらでもライフの種を用意できたカウンタースリヴァーはアンチドネイトとして有名だった。


しかし後に、天才プレイヤー・カイ=ブッディが生み出したウィニー対策、ライフゲイン対策として「火/氷」、「シヴの浅瀬」、「Volcanic Island」が投入されたタッチ赤の「Donate」をもって、このデッキは完成したと言えるだろう。



その後、「Illusions of Grandeur」がエクステンデット環境からレギュレーション落ち。
 
「Donate」はトーナメントから姿を消す。「Illusions of Grandeur」の調整版である「凡人の錯覚」を使ったタイプのものも登場したが、あまり活躍は見られなかった。





「Donate」は3枚のカスレアにより構成され、どんなカードもいつトップレアに化けるかわからないという前例を作った歴史的なデッキである。機会があれば、是非一度プレイしていただきたい。

因みに、構築済みデッキ「統率者」の赤白青に「寛大なるゼドルー」という起動効果で対戦相手一人に寄付を行うカードが登場した。
そのためマナさえあれば、Illusions of Grandeurを発動→ゼドルーで相手に押し付ける→バウンスで20点→またIllusions of Grandeurを発動→ゼドルーで相手に押し付ける→バウンスで20点。初期ライフのままなら死亡確定。

これを他のプレイヤー全員に行えば…もう言わなくても分かるな?

因みに寛大なるゼドルーは伝説のクリーチャーであるため、統率者指定すれば出すのは楽。


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- 何がひどいってネクロ→イリュージョン→ペイ20でfow握りますね^ ^っていう…  -- 名無しさん  (2014-04-29 21:41:36)
- ネクロが来たら大体勝てる。黒の儀式でマナはいくらでも手に入るし  -- 名無しさん  (2014-04-29 22:42:01)
- ネクロドネイトがくっそ強かったから有名だけど、基本は2枚コンボだろ。サファイアを積んだ後期型とネクロの初期型はかなり異なるデッキ。前者は一発死があるパーミッション、後者は完全なコンボデッキ。それに、ネクロが紙扱いだった時代から何年もたってできたデッキなのに前例はない。あと、Illusions of Grandeurは古いからいい値段してたけど、寄付が値段的な意味でトップレアになったことも無い。  -- 名無しさん  (2014-10-05 11:19:03)
- カスレア+カスレア=トップメタというのはマジックの奥深さの良い例よね  -- 名無しさん  (2014-10-05 11:25:21)
- そもそもカスレアという概念、一理無い(青ざめた月は除く  -- 名無しさん  (2015-02-06 11:47:59)
- Illusions of Grandeurは単体ではどう考えても使い道がないのだから「このカードを使うやつは~」ってなるのは当然だろう。登場時と環境が変わったんだから揶揄するなら単体で活躍させてから言え。…逆にイージーウィンだからそのまま通用するともいえるのか?ネクロ時代は特に。  -- 名無しさん  (2015-04-27 01:24:59)
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