Civilization Ⅳ

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Civilization Ⅳ - (2022/02/01 (火) 02:02:42) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/03/06(火) 07:21:20
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ}}
#center(){&font(#ff0000){パパパパパウワードドン!!!}}


&bold(){Sid Meier's Civilization Ⅳ}とは、ターン制シミュレーションゲーム『[[Sid Meier's Civilization>Civilization(ゲーム)]]』シリーズの第4作目である。
発売元はFiraxis Games。日本語版販売元はサイバーフロント。
公式拡張パックには『&font(#ffdc00){Warlords}』『&font(#ff0000){Beyond the Sword}』が存在する。これらを『&font(#0000ff){Civilization Ⅳ}』に導入する事で、指導者やユニット、ゲームシステムの追加を行える。

尚、オープニングテーマの『Baba Yetu』は第53回グラミー賞を受賞している。これはビデオゲーム音楽初の快挙である。



【概説】
日本のプレイヤーにとって、Civilizationシリーズの中でも特に人気の高い作品と思われる。
当然中毒者も多い。
どのくらいかというと、Civ4経験者がおすすめのPCゲームを聞かれた場合、まず「&font(#ff0000){おすすめ&bold(){できない}ゲーム}」として名を挙げるレベルである。


★日本における普及について
ゲーム自体の面白さ・完成度もさる事ながら、日本でCiv4の名を広く知らしめた元凶と言えるのは、某動画サイトの教授とスパイの人であろう。そのどちらの動画もCiv4を&font(#ff0000){未プレイの人間でも}楽しめるように作られている。購入の是非は動画視聴後に決めればよい。
彼等の功績を語るには、日本語版販売元のサイバーフロント社が感謝広告を打った事に触れるだけで十分であろう。プレイ動画のアップロードの功罪と是非はしばしば論議になる所であるが、その功を示した一つの例とも言えるのでは無いだろうか。

現在はサイバーフロントが消滅し、日本語版の入手は非常に難しくなってしまった。また日本で主流だったWikiが一度消滅し、膨大なデータが失われ一時は衰退の兆しを見せていた。
しかしCiv4を愛する有志達の熱意は凄まじく、新たなWikiや&font(#ff0000){英語版の日本語化パッチ}を開発・公開するに至った。それ程までに根強いファンを生み出す中毒性を持ったゲームなのである。


【どんなゲームか】
歴史的な知識は一切不要。むしろ邪魔。
その自由度の高さから史実と異なる歴史を辿る事が多い。というか史実をなぞる余地がまず無い。

リンカーンは&font(#ff0000){奴隷を酷使する}し、ガンジーは普通に核を撃つ。地理も適当だったりするので、&font(#008000){アラブ}が西ヨーロッパに、インドが北アフリカにあっても何らおかしい所はない。19世紀に宇宙開拓船が飛んでいくのも良くあること。
civのシド星ではそれら全てが正史となりうるのだ。


★戦略性・戦術性
定石は多くの先人により確立されてきたとは言え、基本的には自由でかなり豊富。
敢えて言うならば、Civ4では取り得る戦略は特に立地に依存する傾向が高いか。

高難易度では最適化の必要性から多少自由度が減るのは事実。しかし、選んだ文明・指導者・設定・立地・敵指導者の顔ぶれにより最適解は常に変化しうる為、定石に従っても勝てるとは限らず、毎プレイが味わい深いものとなっている。


★豊富な文明・指導者
『&font(#ff0000){Beyond the Sword}』における文明は全部で&font(#ffb74c){34}。指導者は全部で&font(#ffb74c){52}人。
文明によって、初期技術・UU及びUB(文明固有のユニットと建物)が異なり、更に指導者は各自二つの志向を持つ。

文明・指導者間に差別化が図られている都合上、強い指導者や使い勝手の良い指導者は当然存在する。しかし、ある程度の平均化がなされており、バランス崩壊を招くような突出した指導者はいない…まあ明らかに弱くて使いにくい絶望指導者はいるが。


★特徴的な敵AI
このゲームを彩る存在であり、裏の主役達とも言える。本作のシングルプレイ時のAI指導者達には、ある種の性格付け・個性付けがなされている。結果として到底合理的とは言えない行動を取る事も多々あるが、それが逆に魅力的でもある。

例えば、軍備をおろそかにする&font(#afdfe4){カモ}がいれば、プレイヤーを明らかに狙い打ちしてるとしか思えない&font(#ffdc00){鬼畜}もいる。
&font(#ff0000){鎖国主義のツンデレ}や、宗教に命を賭ける&font(#ffb74c){菩薩}や、西へ東へ&bold(){平和の為に}駆け回る姿から&font(#b8d200){シド星のアイドル}と言われる者もいる。
技術交換に無節操だったり、イカサマと思える位に技術開発が早かったり、属国文化勝利なんていう必殺技を持つ&font(#994c00){バカ}もいる。
当然キャラが立ってる方が人気。

シングルで勝率を上げる場合、彼等の性格を把握する事は一つの近道である。ただしプレイしてれば大体覚えるので、初めは知らずにプレイした方が楽しめるだろう。


★難易度「天帝」
Civ4における公式の最高難易度。
本ゲームの高難易度においては、豊富なボーナスを与えられたAIに対して、人間様が外d…ではなく知略の限りを尽くして叩きのめすのが基本である。
しかしフェアな「貴族」から難易度が五段階上がると、AIボーナスはチートレベルになり、クリアは困難を極める。英語版ゲーム内の説明では「&font(#ff0000){Muuuhahaha! Goodluck, sucker!}」といきなりテンションがヤバい。そして中身もヤバい。

全九段階の難易度間の体感的な差は一定でないが、特に不死と天帝との壁は厚い。
この難易度を&font(#ffdc00){一度でも}クリア出来た時、貴方は既に廃人となっている事だろう。

尚、真の廃人達にとってはまだ歯応えが足りなかったのか、MODとして難易度「シド」が作成されたが当然クリアされている。
彼らにとっては天帝すらヌルゲーだとか。


★その他の用語

○小屋経済・専門家経済
Civ4における二大経済体制。中間とも言える官僚制経済を加える事もある(実際は更に細分化されうる)。科学経済・偉人経済・スパイ経済の区分も可能。
小屋と専門家の利点と欠点を理解する事が初心者脱出への鍵とも言えよう。ちなみにこの二つのどちらが強いかでよく論争が起きた。

○色付き蛮族
普通の黒い旗ではなく、&font(#b8d200){カ}&font(#ffdc00){ラ}&font(#afdfe4){フ}&font(#994c00){ル}な色を持つ蛮族共。色は&font(#b8d200){黄緑}、&font(#ffdc00){黄色}、&font(#afdfe4){水色}等が主。
何故か万里の&font(#ff0000){長城の効果が及ばないバグ}があるので、プレイヤーは大抵こいつらのせいで滅亡の憂き目にあう。


○マスケット
最初の火薬系ユニット。
ルネサンス期解禁なので、前時代の中世ユニットより戦闘力は上。&bold(){あまりの強さ}の為、代わりに中世ユニットの鎚鉾兵を使うプレイヤーが多い。
ボンバーマンとコンビ扱いされる事も。



★購入を迷っている新たな廃人候補者へ
2019/05/27現在、&font(#800000){Civ6}と&font(#008000){Civ5}が絶賛発売中である。
&font(#008000){Civ5}は拡張パックも出揃い、MODも多数開発された。(SteamWorkshopでダウンロード可能)
&font(#800000){Civ6}は大型拡張パック第二弾「Gathering Storm」が発売され、現在もバランス調整等が進行中。まだまだ大味なゲームだが、今後のさらなる発展に期待が持たれている。
故に、どれを購入すべきか迷っている諸兄もおられるかもしれない。

システムやバランス調整がまるっきり異なる為、どれが面白いかは個人の好みの為に一概に言う事はできない。
ここではあくまで参考程度の情報を述べる事とする。

・ゲームの完成度
&font(#0000ff){Civ4}・&font(#008000){Civ5}は既にゲームとして完成しており、無難に遊ぶ事ができる。購入して間違いが無いのはこの二つである。
対して&font(#800000){Civ6}はバランス調整が進行中。全く新しい土地を開拓するが如く、新規攻略に参入してみたい人は&font(#800000){Civ6}を買う方が良いだろう。

・ゲームの難易度
&font(#008000){Civ5}と&font(#800000){Civ6}は、だいたいどちらも同じぐらいの難易度である。対AI戦であれば、全くの初心者でも1か月で不死(最高難易度の1個下)を攻略できるだろう。ストラテジー初心者にも優しい、マイルドな調整である。&font(#ff0000){ただし対人戦は修羅。}
&font(#0000ff){Civ4}はゲームシステムを完全に把握したプレイが困難な為、かなり難易度が高い。他2作と比べて&font(#ff0000){高難易度AIの手強さが正気を疑う程おかしい}為、本格的に頭を使って遊びたいなら&font(#0000ff){Civ4}は良い選択と言える。

・対人戦
どの作品でも対人戦は可能だが、最新作の&font(#800000){civ6}が、最も対人戦を遊びやすくなっている。

・要求スペック
&font(#0000ff){Civ4}は非常に軽量なゲームの為、設定を落とせばノートパソコンでも遊ぶ事ができる。
&font(#008000){Civ5}もノートパソコンで遊べるが、後半になると流石に動作が重くなる。
&font(#800000){Civ6}は結構重い。ゲーミングPCでなければ厳しいだろう。

//現在&font(#008000){civ5}が絶賛発売中である。
//故にciv4とciv5のどちらを買うか迷っている諸兄もおられるかもしれない。

//どちらが面白いとは個人の好みの為一概に言えないが、一つ述べられる事があるとするならば、civ4は既に完成形でありciv5は現在発展途上にあるという事である。
//現在のciv4はバランス調整までほぼ終了しており、今後の大幅な変更はまず無い。
//つまり無難に完成品を遊びたいなら&font(#0000ff){civ4}を買えば良い。
//対して&font(#008000){civ5}はバランス調整等が進行中。更に拡張パック『&font(#800080){Gods & Kings}』がつい先日//発売したばかりであり、今後もシステムやバランスの変更が予想される。
//要はこの流れに乗って手探りの新規攻略に参加したい人は、&font(#008000){civ5}を買う方がオススメ。
//他にciv4の利点としては、
//&font(#ff0000){①スペック的に優しく、画質さえ落とせばノートPCでも十分動きうる}
//&font(#ff0000){②戦略が成熟している為、説明書が要らない程攻略Wikiが充実してる}
//あたりが挙げられる。

//尚、civ4のWikiは複数存在する事に御注意を。



★購入に際して
プレイ自体は『&font(#0000ff){Civilization Ⅳ}』だけあれば可能。ただし大抵の人は最新拡張パック『&font(#ff0000){Beyond the Sword}』を買い足してプレイしている。指導者追加やスパイ等システムの変更があるのでむしろ推奨。この二つあれば問題なく遊べる。現在では『&font(#ffdc00){Warlords}』はオマケ扱いか。
何も考えず『シヴィライゼーション4 デラックスパック』を買えば、『Civilization Ⅳ』『Warlords』『Beyond the Sword』の三つ全てが入っているので、一番楽でオトク。




追記・修正は&font(#ffb74c){もう1ターンだけ}プレイしてからお願いします。

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- 試しに買ったらとんでもなくハマった…そして恐ろしく時間が過ぎて行く  -- 名無しさん  (2019-10-19 14:27:53)
- 本当に恐ろしいゲームだぞ、軽々しく手を出すのはやめた方がいい  -- 名無しさん  (2019-10-19 16:12:59)
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