いつもどこでも忍^2ニンジャ

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いつもどこでも忍^2ニンジャ - (2016/08/20 (土) 17:00:02) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/04/18(水) 22:46:19
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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「いつもどこでも忍^2ニンジャ」とは電撃文庫のライトノベルである。忍の字に指数の2がついているので「にんにんじゃ」ではなく「にんにんにんじゃ」でござる。ニンニン


著者は阿智太郎、イラストレーターは宮須弥の定番のコンビだが、他作品との関連はない。全六巻。忍者と西瓜が大好きな著者の趣味に走ったっぽい作品。とはいえタイトルから見てわかるとおり、非情な世界に生きる忍の生き様を描いた作品ではない。
余談だが、タイトルの初期案として「僕に手裏剣を投げないで」を挙げたところ、編集に「いいかげんしつこい」と却下されたらしい。

500年前に地元を治めていた城主の息子にそっくりな高校生、春日マコトと、現代にタイムストリップ…もといタイムスリップした忍者、草影凉葉を中心にしたラブコメ。

現代から500年前、藤嵐誠十郎は突如隣国である鳥兜領に攻め込み、城主一族など多数を殺害。鳥兜家に仕えていた血桜忍軍は、その戦乱で死亡した頭領鯱肌丸の娘である修羅菊を新頭領に据え、報復の戦を仕掛ける。
仇敵たる藤嵐誠十郎を討ち取るも、その世継ぎ誠之進は護衛の忍、草影忍軍の頭領の孫草影涼葉と共に離脱。上佳峠にて追い詰めるも、落雷と共に時間を越え、現代にたどり着いてしまう。

(おかしい、こんなの阿智太郎じゃない…とか思った皆さんもう少しお待ちください)


ひまわり市に住む、誠之進と生き写しのような顔の高校生春日マコトは、偶然寄った神社で忍者の格好の少女と出会う。自分を誠之進様と呼ぶなど頭のおかしな娘と思いつつ面倒を見ていると、郷土に詳しい先輩によりタイムスリップという事実が判明。帰る場所のない凉葉との同居が始まる。

しかし、時を越えたのは凉葉だけではなかった。マコトは血桜忍軍の襲撃を受けることになる。護衛のくの一に暗殺者…こうして春日マコトの、現代に馴染めない忍者達との珍妙な日常が始まる。
 
〇登場人物
・春日マコト
藤嵐誠之進のキングオブジそっくりさんな以外はどこにでもいるような若者。勉強・運動はやや苦手だが、悲惨ではない。非常に面倒見が良い。父は食品会社に勤めパンチパパイヤ島に赴任、母も同行したため現在独り暮らし。神社に「掃除洗濯料理やってくれるような彼女でもできますように」とかいいかげんに祈ったら、くの一が現れたでござるよ。

・草影涼葉
誠之進の護衛の忍。現代社会への適応能力はそこそこ。黒髪ロング美少女くの一で専属護衛とか何の御褒美ですか?
草影忍軍頭領の孫で、腕前的には中忍上位程度と思われる。風呂で水とんの術をしていたら全裸を見られました。
 
・花滝センパイ
ふんわりアフロと四角く分厚い眼鏡が特徴の男。マコトとは中一からの知り合いで、高校時代は郷土歴史研究部だった。後にリーゼントになる。

・福本
ナンパしてはふられる、マコトの友人。

・側之小路桃香
学校の先輩でお嬢様。かつ誠之進の婚約者杏姫の妹、桃姫。他の連中より後にタイムスリップしたが、ついたのは先なので現代には完全適応。

・時田
側之小路グループ社長お付きの運転手。その真の姿は産業スパイ対策のための諜報部部長、コードネーム・ジェントルクロック。
 
〇血桜忍軍
鳥兜家に仕えていた忍び達。マコトを誠之進と勘違いし命を狙う。一部を除きバカの集まりだが、実力は確か。下忍は忍装束の改造禁止の様子。

・血桜修羅菊
亡き父にかわり新頭目となった女性。かなりの強者だが、出番はタイムスリップ前のみ。侵略前までは誠之進とも仲が良かった。
六巻の挿し絵にも登場。一巻の荒々しい発言「小便臭い草影の小娘が」からは想像できん大人しそうな外見。

・血桜わに太郎
前頭目鯱肌丸の息子で、修羅菊の弟。心優しい少年で、マコトにもなついているし殺す気もない。ただしいざ戦えばやたら強い。
いつもどこでも着ぐるみで。

・血桜虎牙(ベンガル)
顔と言動が怖い副頭目のおっさん。かなりの強者で、腕に埋め込んだ鋼の爪を伸ばして戦う。現代適応力は0。

・血桜かなで
ぽけぽけくの一。手に入れた制服のサイズと外見の都合(虎牙の友人金縛丸の娘なので、汚名を返上させてやりたいという裏事情もあり)で高校に潜入する任務を担当。
後に抜け忍となり、春日家に同居。現代適応能力はとても高い。
製薬と美術の才能は超人。
 
・血桜カバネ丸
上忍。屍のカバネ丸の異名を持ち、こいつの大鎌に追われて逃げられたものはいないとか。凉葉の父凉之介とは互角の腕だったらしい。
上忍の中では貴重な会話が成立する人。ついでに空気も読める。

・オロチ、ミカゲ
わに太郎直属の護衛の中忍。過保護と言うか熱狂的なマニアのような状態。蛇を使った忍術の使い手で、かなりの腕らしい…が、ピザ食って寝込んだりしてばかりで腕の見せ場がない。

・血桜いっぽく堂
上忍。小柄な下忍にん吉・にん美のコンビからなる存在で、後ろの人などいない。その真の恐怖とは&color(red){声が遅れて出せること}。

・血桜変面丸
顔を自由に変えられる上忍。顔面神経痛になり出撃不可だった時期がある。

・血桜泥ブナ
物心ついた頃から常に水中にいる中忍。水中なら非常に強いが、陸では干上がる。かなでの水着をポロリさせた猛者。

・火達磨三兄弟
中忍。火薬を使うのが得意だった気がするが大した出番はない。

・下忍の皆さん
50人近く存在する。格好は同じだが、頭巾からはみ出る目元などから互いに判別可能。上司の無茶振りに結構苦労している。
ちなみに3分の1は女性。
 
 
○マコトの両親
南の島の缶詰工場て働いているという両親。父親は&color(Blue){マコト同様の容姿を持つ}ラテンな男らしいが母親は&color(red){異様に目と耳がいい}らしい。
本編フィナーレで春日一家の写真を見た血桜忍軍は&color(red){全員が仰天}した。


〇タイムスリップについて
落雷により発生した…などというだけでいいなら雷落ちる度起きるじゃないか、と言いたくなるが何と他にもちゃんと要素がある。

現場となっている上佳峠には常に微弱なパルスが存在し、それが影響し雷によりゲートが開いた。
一度開いて時空が不安定になったため、その後も落雷により開いてしまうことがあるなど、一瞬
「いつものバカなノリはどうした」
と思うほどにそれらしい設定がある。

ゲートで飛ぶ時間はまちまちで、同じタイミングなら同じ時代につくようだが、雷一回でもずれると誤差が生じる様子。
跳ぶ期間は作中だけでも十年〜五百年と幅広い。


ちなみに上佳峠の名は神隠し峠がなまったもの。
 






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- 僕月の最後のあとがきで“これで「僕~~で」シリーズは終わり”っていってたけど、担当のせいだったのか……余計なことを  -- 名無しさん  (2014-09-18 19:13:32)
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