LVモンスター(遊戯王OCG)

「LVモンスター(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

LVモンスター(遊戯王OCG) - (2015/01/19 (月) 15:08:58) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/01/19 (月) 14:43:03
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

遊戯王OCGに登場するカードカテゴリーの1種。
名前の最後に~LV○と付くのが特徴であり、同名のカードが特定の条件下でレベルアップし強化されるという形になっている。


同名のLVモンスターは大抵の場合、似通った固有の効果を持っており、
レベルアップと同時にステータスの上昇と共にその効果が強力な物になっていくというパターンが多い。


一部を除いて条件を満たした時に手札だけでなくデッキからでも特殊召喚可能となっている。
また高レベルになると召喚条件が限定されてくるので、手札では腐りやすいことも多かったり。
その為、安易に高レベルへの進化を狙うだけでなく、低レベルや中間形態を主軸にデッキを構成するという選択肢もある。


レベルアップ時にレベルアップ前のモンスターを墓地に送るのはコスト扱いとなっているので
殆どのカードがスキドレをすり抜けて進化が可能という利点はあるが、逆に裂け目やマクロコスモスで止められてしまう。
また、モンスター効果によるチェーンブロックを作る特殊召喚なのでライオウにも強い。


シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムと次々に新しいシステムが登場していき、
事故率の高さや召喚条件を満たすのにひと手間かかるということもあり、一線級とは言い難いものの、
下位のモンスターを強力な上位体に進化させてその力を振るうという一種独特のシステムには言いようのないロマンがある……かもしれない。




◆LVモンスター一覧
・サイレント・マジシャン(4→8)
進化条件:魔力カウンターの蓄積
効果:魔力カウンター蓄積→魔法耐性

原作で登場した記念すべき最初のLVモンスター。
LV4は攻守共に1000という低ステータスだが、相手のカードドローに合わせて魔力カウンターを貯めていき、
それ1つごとに攻撃力が500ずつ高まっていく他、5つ貯まると一気に攻撃力3500という破格のステータスのレベル8へと進化できる。
LV8は相手の魔法カードに対する耐性を持っているという、地味ながらもなかなかに強力な効果を持つ。
また、LV4の低ステータスというのはサーチ、リクルートがしやすいという利点でもあり、
進化先がLV81体だけなので後述のレベルアップで一気に強化可能である。

原作の使用者はAIBOこと表遊戯。カラーリング違ったり、レベルアップ条件が相手のドロー枚数など様々な部分で差異がある。
そして何気に初代遊戯王のラストデュエルのフィニッシャーというかなり重要な立ち位置も担っている。


・サイレント・ソードマン(3→5→7)
進化条件:自分スタンバイフェイズ時に生存→相手プレイヤーへの直接攻撃
効果:魔法無効化

サイレント・マジシャンに次いで登場したLVモンスター。
最終的なステータスこそサイレント・マジシャンに劣るが、それでもLV7時の攻撃力は2800と十分な数値。
固有の魔法無効化については、自身への対象を取る相手の魔法カード→自身への相手の魔法カード全部→種類問わず魔法カード全てを無効化とスケールアップしていく。
特にLV7が場に出ている時はさながらモンスター版王宮の勅命であり、その拘束力は非常に強い。
ただ、自分の魔法カードも無効化されてしまう他、より使いやすい魔法の無効化効果を持つホルスの黒炎竜がいる所為で、あまり活躍の場に恵まれないという悲しい立場にあったりする。
光属性、戦士族とサポートは豊富な属性、種族なのでそこで差別化していきたい。

原作の使用者はマジシャンと同様に表遊戯。原作ではスタンバイフェイズごとにレベルが1ずつ上がっていくカードだった。
原作、アニメでシチュエーションが異なるものの、闇獏良とのデュエルでフィニッシャーとなっている他、
最後のデュエルにおいても三幻神の一柱であるオベリスクと相討ちしている。


・アームド・ドラゴン(3→5→7→10)
進化条件:スタンバイフェイズ時の生存→戦闘での相手モンスター破壊→リリース
効果:相手の表側表示モンスター破壊

遊戯王OCGでは何気に後述のホルスらと共にサイレントコンビよりも先にカードとして登場した初のLVモンスター。
LV3の進化条件のタイミング上、リクルーターで引っ張ってくれば容易にLV5に進化できる。
ただ、LV7になると守備力が減少したり、LV10は登場時期の関係上デッキからの特殊召喚に対応してなかったりと出しづらい。
固有効果の相手モンスター破壊はコストとして手札から捨てたモンスターの攻撃力以下の表側表示相手モンスターの破壊であり、
LV5から順に単体→全体→攻撃力関係なく全て破壊とスケールアップしていく。
ライボルでいいとかダムドの方が強いとか言わない。最近、幻竜族となって再登場した。

アニメGXでライバルの1人、万丈目サンダーが使用している。
デュエルアカデミア・ノース校に置ける伝説のカードという凄い肩書を持っていたり。


・ホルスの黒炎竜(4→6→8)
進化条件:相手モンスターの戦闘破壊
効果:コントロール奪取無効→魔法無効化

アームド・ドラゴン等と同じくOCGにおける初のLVモンスターの1体であり、恐らく現在の環境でも最も使えるLVモンスターかもしれない。
一番下のLV4がギリギリリクルーターに対応していない中途半端なステータスの所為で、大抵はLV6とLV8しか使われない。
魔法無効化についてはLV6が自身への魔法をすべて無効、そしてLV8になると魔法カードの発動を任意で無効化するという極めて強力な効果となる。
コストも回数制限も全く無いため、このカードが1枚場にいるだけで強力な制限を設けることができる。
ただ、現在の環境ではモンスター効果での除去が主流なので一概に安心はできないのだが。
嘗ては同じように罠カードを無効化する王宮のお触れとのコンボ、【お触れホルス】というデッキが猛威を振るった。
また、アームド・ドラゴンと同様にダーク化したり幻竜族のシンクロモンスターになったりもしている。
あと神話上ではラーと同格とされているが、原作、アニメはともかくOCGでは効果的に間違いなくこっちの方が格上。

何気にアニメGXにも登場しており、後攻1ターン目から上述の【お触れホルス】で融合を主体とする十代の戦略を封じ込めていた。


・ミスティック・ソードマン(2→4→6)
進化条件:相手モンスターの戦闘破壊
効果:裏側守備表示モンスターの破壊

初期のLVモンスターの1種で地属性の戦士族モンスター。
全てのレベル時に通常召喚が可能であるが、LV4以降は裏側守備表示で出さなくてはいけないというデメリットがある。
固有効果は裏側守備表示のモンスターをステータスや効果に関わらず問答無用で破壊するというもので、守勢に回っている相手へのダメ押しに役立つ。
LV6にはそれに加えて破壊したカードを任意で相手のデッキトップに置くことができるというドローロック効果もある。
ただ、飽くまでも効果破壊なので進化条件である戦闘破壊と噛み合ってないのがネックとなる。
ステータスもLV4は攻撃力1900とそこそこだが、LV6は2300とやや物足りない。
レベルアップを使うにも通常召喚では裏側守備表示で対象に出来ないため、特殊召喚を上手く駆使していきたい。

アニメGXやARC-Vにもカードイラストや看板などで登場している。


・アルティメット・インセクト(1→3→5→7)
進化条件:自分スタンバイフェイズ時の生存
効果:相手モンスターの弱体化

初期のLVモンスターの1種で風属性の昆虫族モンスター。
全ての形態で通常召喚可能で召喚制限も存在しないが、固有効果は進化前のカードの効果での特殊召喚を行わないと適用されないという縛りがある。
尤も、それを見越してか進化条件は全て生存のみなので条件を満たすのはそこまで難しくも無い。
固有効果でレベル×100ポイントの弱体化を相手モンスター全てに行うことができる。
特にLV7は弱体化効果も合わせて、最大で攻撃力3300までの相手モンスターを処理可能となる。
地味にLV1に魔法カード耐性があったりするが、リクルーターはLV3にも対応しているため、LV1が使われることはまず無い。
また、1400以下の攻撃力のモンスターを召喚時に破壊する王虎ワンフーと合わせた【アルティメット王虎】なるデッキもある。


・暗黒のミミック(1→3)
進化条件:自分スタンバイフェイズ時の生存
効果:カードドロー

初期のLVモンスターの1種であるが、攻撃的な能力を持つ他のLVモンスターとは一風変わった効果を持つ。
LV1はスケルエンジェルやデコイチと同じリバース時にドローができるという効果。
LV3は戦闘破壊時に同じくドローであり、LV1の効果で召喚されていれば2枚のドローになる。
LV1、LV3共々低ステータス故に場に出すこと自体は簡単なのでドロー効果の発動自体は容易であろう。
ただ、リバース時と戦闘破壊時という具合に現在の高速環境ではドローのタイミングが受動的で遅いのが難点。
せっかく効果で進化させたLV3をバウンスだとか除外だとか効果破壊だとかされたら泣くしかない。
闇属性で悪魔族と、コスト要員として割り切ることもできることが多いのは救いか。


・魅惑の女王(3→5→7)
進化条件:相手モンスター装備状態でスタンバイフェイズ時に生存
効果:相手モンスターの装備カード扱いでの奪取と戦闘破壊の身代わり

上記カード群からやや遅れて登場した新たなLVモンスター。けど正直な話使いにくいの一言に尽きる。
アルティメットインセクトと同様に全てのレベルで通常召喚可能、召喚制限無しだが、自身の効果で進化しなければ固有効果が適用されない。
その都合上、レベル3から地道に進化していかないと単なるバニラモンスターでしかなくなってしまう。
しかもその効果も相手モンスターの奪取とサクリファイスと同じでなかなかに嫌らしい効果に思えるが
ステータスの吸収などは無く、付属されるのは戦闘破壊耐性だけ、おまけにLV3とLV5は自分のレベル以下の表側表示モンスター限定である。
ステータスもLV7でようやく攻守1500と貧弱極まりなく、戦闘破壊から守るだけでも一苦労である。
おまけに戦闘以外の除去手段が氾濫している現環境で、悠々とモンスターを奪いながら進化のタイミングを待っている暇など無いに等しい。
ぶっちゃけこれなら固有効果の適用制限は無くても良かった気がする。正にどうしてこうなった。


・漆黒の魔王(4→6→8)
進化条件:モンスターの戦闘破壊→自身の効果で相手モンスターの効果無効
効果:戦闘破壊したモンスターの効果無効化

魅惑の女王と同じく遅れて登場したLVモンスター。かの有名な変態戦士のなれの果ての一つとされている。
やはり魅惑の女王と同じく召喚制限や、固有効果の適用は自身の効果で進化した時のみとなっている。
固有効果そのものはハ・デス……というより関連の深い装備カードのバオウのそれと全く同一で、
LV8では更に無効化して破壊した相手モンスターをそのまま除外するという効果も追加される。
LV8まで進化しきれればそこそこ強力かもしれないが、進化条件に戦闘が必須なのにLV4、LV6共にステータスが貧弱で
進化させた手間に見合った効果なのかと問われればかなり微妙な所である。


・ハネクリボー(1→10)
進化条件:進化する翼の効果
効果:リリースで相手の表側攻撃表示モンスター全破壊と総攻撃力分の効果ダメージ

LVモンスターの中でもかなり特殊な立ち位置のモンスターだが一応記載。
他のモンスターとは違い、速攻魔法カード『進化する翼』の効果のみでハネクリボーを進化させることができる。
ステータスは全く変わらないものの、リリースでミラフォ&バーンダメージとなかなかに派手な効果を持っている。
ただ、『進化する翼』のコストがハネクリボーに手札2枚と非常に重く、LV10の効果発動タイミングもバトルフェイズ限定。
相手バトルフェイズ時以外に進化させたところで何の役にもたたないという、使い所がかなり限られているカードでもある。

後に更なる形態としてハネクリボーLV9というカードも登場しているが、LVモンスターとしての関連性はほぼ皆無と言っていい。
一応、後述のレベルダウンの効果で文字通りLV10を戻してLV9を特殊召喚するという芸当も可能ではあるが。

アニメGXでは主人公の十代が使用。万丈目との2回目のデュエルで登場して以降、度々デュエルで登場している。
LV9の方は漫画版が初出であり、LV10もやはり万丈目とのデュエルで使用されている。




◆関連カード
・レベルアップ!
一部を除いてレベルモンスターを使用するデッキにおいてはかなり重要となるカード。
文字通りLVモンスター1体を墓地に送って、それぞれの固有進化条件を無視してレベルアップさせることができる。
発動の際に墓地に送るのはコスト扱いなので、ホルスの黒炎竜LV6にも問題なく使用できる。
何気にテキストの関係上、上位モンスターにこれを発動させて下位のモンスターを特殊召喚するという真逆のこともできてしまったりする。
尤も、それをやるなら後述の速攻魔法であるレベルダウン!?を使えばいいだけのことなのだが。


・レベル調整
LVモンスター用の蘇生カード。上位LVモンスターであろうと召喚条件を無視して墓地から蘇らせることが可能と一見すれば使えそうに見える。
が、代償として相手に2枚ものカードをドローさせてしまう他、蘇生ターンは対象モンスターが攻撃不可&効果も適用されないという非常に重たいデメリットがある。
昨今の環境で相手にカードを2枚も引かせた上に、蘇生ターンは何もできないも同然では返しのターンにすぐに処理されてしまうことの方が多い。
ただそれでも、ホルスの黒炎竜LV8のように相手ターンでも十分に効果を活かせるモンスターなら使い道が無くも無いが。
挙げ句、召喚条件は無視できるのに蘇生制限には容赦なく引っかかるという裁定になっており、
LVモンスターごとの固有効果で特殊召喚された後以外で墓地にいる、例えばデッキや手札から直接墓地送りとなったものや
レベルアップ!の効果で進化させたモンスターを蘇生することはできない。
まるで意味がわからんぞ!? と、思ったそこの貴方、これが俗に言う[[遊戯王ではよくあること]]というやつです。


・レベルダウン!?
レベルアップとは逆にLVモンスター1体をデッキに戻して下位のLVモンスターを召喚条件を無視して墓地から呼び出す速攻魔法。
速攻魔法ということを活かし、相手の除去カードにチェーンしての発動や、バトルフェイズ時の追撃などで使用される。
ただ、レベル調整と同じくやっぱり蘇生制限には引っかかってしまう。


・四次元の墓
墓地に存在するLVモンスター2体をデッキに戻してシャッフル。
戻すだけでドローとかは出来ないので、これ単体を使うだけではディスアドでしかない。
貪欲な壺とか、そうでなくともほぼ同じ効果で範囲も広い無欲な壺でもおkと言われてしまう。


・ホルスのしもべ
コイツが場にいるとホルスの黒炎竜に対象を取る魔法・罠・モンスター効果の耐性をつけることができる。
ただ、コイツ自身のステータスは正義の味方以下な上に何の耐性も持ってないので、維持してまで必要かと言われれば微妙。
そもそもLV6以上ならホルス自身に強力な魔法耐性があるので、【お触れホルス】などでは殆ど死に技能である。


・女王親衛隊
魅惑の女王を攻撃対象にすることを封じる怪しいマスクの集団。
ただ、やっぱりステータスが一般的な下級アタッカー以下で耐性も無いのであっさり処理されることが多い。
女王本体ですら非常に使いにくいのにそのサポートですらこの体たらくである。






追記・修正お願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 10日後の未来に作られた項目なのか・・・・     シンクロモンスターにしてエクストラデッキからの進化にリメイクしてくんないかなぁ  -- 名無しさん  (2015-01-19 14:49:18)
- ほんと、魔王と女王はどうしてああなったのか…… そういやアニオリでデベルモンスター出てたなぁ。  -- 名無しさん  (2015-01-19 15:04:02)
- ちなみに漆黒の魔王LV6→8の進化条件にある戦闘破壊+効果無効化は破壊したのがバニラの場合→効果無効にしてない(無効にする効果がない)から進化できない、破壊された時発動の任意効果→相手が発動すれば無効にして進化条件満たす、発動しなければ無効にしたことにならなくて進化できないから実質進化できないも同然、戦闘破壊されるのと関係ない効果しか持たないモンスター→調整中、とテキスト通りといえばそうなんだけどあんまりな裁定になってる  -- 名無しさん  (2015-01-19 15:08:58)
#comment
#areaedit(end)
}