No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング

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No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング - (2015/02/04 (水) 20:39:59) のソース

f&ont(#6495ED){登録日}:2015/02/04 wed  12:58:00
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No.52 ダイヤモンド・クラブ・キングとは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]のカードの一枚。
漫画[[遊戯王ZEXAL]]でMr.ハートランドが使用したカードである。

名前の由来は「ダイヤモンド(この場合、トランプスートのダイヤと背中のダイヤモンドの掛詞)」+「クラブ(英語の[[蟹>不動遊星]])と
トランプスートのクローバー」とトランプでお馴染み13で「[[キング>ジャック・アトラス]]」、
指定のNo.52の数字はジョーカーを抜いてトランプの数からか。


【カード効果】

>エクシーズ・効果モンスター
>ランク4/地属性/岩石族/攻0/守3000
>レベル4モンスター×2
>1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
>ターン終了時まで、このカードの守備力を0にし、攻撃力を3000にする。
>このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
>また、エクシーズ素材の無いこのカードは、
>攻撃された場合ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。
>「No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング」は自分フィールド上に1体しか
>表側表示で存在できない。


【概要】

初出は漫画の遊戯王ZEXAL6巻に収録された「Mr.ハートランド対八雲興司」より。


八雲曰く「裁判」と称する
詐欺師Mr.ハートランド(漫画での設定、本作ではDr.フェイカーはハートランドの詐術の純粋な被害者にあたる)とのデュエルにおいて、
ハートランドのイカサマのDゲイザーを使ったデュエルでも尚優位に立てないMr.ハートランドが、
八雲操る強欲のサラメーヤ相手に対抗する切り札としてハートランドラゴの次に出した[[No.>No.(遊戯王OCG)]]がこのカードである。

「守備力を攻撃力に加算する」と言う効果と「攻撃終了後守備表示に変わる」攻防一体化した能力を武器に立ち回ろうとしたが、
八雲の使った[[RUM>RUM(遊戯王OCG)]]スパイダーウェブにより表れた氷結のレディ・ジャスティスの守備表示メタ効果により破壊された。

その後は敗北者となったハートランドが八雲の傀儡と化した上に、
ハートランドがどう考えても更なるデュエルする流れではないので、ハートランドラゴ共々2度と出番が来ないと言って良いだろう。


……と言う具合に、あまりにも地味な活躍しかしなかったこちらのカード。
当時の漫画の読者達は

「PPに収録…されたら良いね」
「(この話が入る)6巻のおまけはレディ・ジャスティスとかハートランドラゴじゃないかな」
「[[あ、ダイヤモンド・クラブ・キング君居たんだ>三沢大地]]」

と、半ば歯牙にもかけてない、或いは有ってひょっこりPP収録に期待する程度にしかOCG化を考えていなかったのだが、
漫画版ZEXAL6巻の収録に誰もが驚きKONAMIの[[ファンサービス>ギミック・パペット]]に歓喜した。

 
そんなサプライズ参戦気味の収録を果たしたこちらのカード
(と言っても変則的過ぎる収録をした冥王竜ヴァンダルギオンや4巻まで影も形もなかったカチコチドラゴンよりマシだが)、

前置きが長くなったが解説しよう。


原作では「守備力を~」と言うセルフ右手に盾を左手に剣をと言うような効果は、
守備力を0にするかわり攻撃力3000にする効果へと地味な変化を遂げた。

あまり元のカードからしたら変化を見受けられないどころか、
守備力を一気に攻撃力に換算して加算しない理由がこのカードあまり無いので使いやすくエラッタされたとも取れる。
ついでに攻撃終了後守備になる効果は変わらず、やったね。 

ランク4アタッカーとしては単騎で最大値を出せるモンスターであり、1発殴るぶんには案外優秀な一枚。

火力では後の[[ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン]]に一歩劣るが、
ダリベに無い利点としては、セルフで火力を上げてるだけなのでクリフォートの連中や
[[クリアウィング・シンクロ・ドラゴン]]等「モンスター効果を受けない」タイプの相手にめっぽう強い為差別化は簡単。

勝手に守備になるので[[ナッシュ>No.101 S・H・Ark Knight]]にも実質耐性があるようなものなのでそっちも評価できるか。
コーンはともかくカステルなら再利用できるので、機能する分には案外耐性はあるカードと言える。


しかし、デメリットとして「X素材の無い守備表示のこのカードは攻撃を喰らうと攻撃表示に起こされる」
「このカードは表側表示で1枚しか存在できない」の1文が追加された。

後者は意味不明とは言え9割方無視できるデメリットだが、前者が悲しい。
素材が無いと貧弱過ぎる火力を晒さないといけなくなるので、このカードはフィニッシャーになれなければ実質一発屋としてしか使えない。
壁の役目もある癖に素材が切れると維持用・防御用のカードを必要とするか大ダメージを覚悟する必要が有るのがなんと言うか本末転倒ではある。
一回攻撃し終わった時に形式変更なので下級に突っ込まれることは少ないのが救いだが。


そんな素材の切れたらかかしにしかならないダイヤモンド・クラブ・キングのフォローに優秀なのが、実は[[RUM>RUM(遊戯王OCG)]]である。

このカード蟹の癖に岩石族なのが幸いし、大抵のRUMを使用した場合一発屋として運用した後は
[[CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド]]にアクセスできるのだが、
[[No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド]]よりもジャイアント・ハンド・レッドの相性が良好な場面が多い。

ジャイアント・ハンドは運用の関係で「ある程度こちらの防御手段・反撃手段を用意した上で詰めの1手に置く」と言う運用がメイン。
しかしジャイアント・ハンド・レッドの無効が味方を思い切り巻き込む為に案外防御手段と無効効果が干渉しあいやすく案外噛み合いが取りにくい。

一方、ダイヤモンド・クラブ・キングに関して言えば一回攻撃する分だけには中々優秀と言えるので、
メイン2で即RUMと言う運用してもわりと問題ないと言えるパターンが多い為、使い捨ての下敷き感覚で運用が可能である。


他には、シンプルにX素材にあたるカードを補充すればデメリットが消滅する為に、
その手のリカバリーができる紋章でも上手く扱いやすい一枚ではあるだろう。
反転世界等もリカバリー手段に面白そうではある。


総じて、扱いが難しく使い捨てに近い一発屋だがわりと有って困らないカードではある。
漫画の本編宜しく地味な縁の下の力持ちになってくれるカードである。

ちなみにパールさんとは相互間カードだが、ダベリオンの登場で向こうの立場は弱くなったが
効果の違いからこちらはまだまだ評価されている。


追記・修正おねがいします

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- こいつ地属性だからHEROデッキに入れてもガイアの素材になるしアタッカーにしても超便利  -- 名無しさん  (2015-02-04 13:13:39)
- アポクリ絶対相討ちする蟹。なおスキドレ  -- 名無しさん  (2015-02-04 14:28:33)
- ランク4アタッカーポジはガラ空きの時はクラブ、デカいのが居る時はダリベ  -- 名無しさん  (2015-02-04 15:15:22)
- 本当にランク4は粒揃いなんだな  -- 名無しさん  (2015-02-04 17:41:11)
- 蠱惑魔デッキでは実に相性が良い。地属性・黒庭の影響受けないが非常にかみ合ってる。  -- 名無しさん  (2015-02-04 20:39:59)
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