SCP-048

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SCP-048 - (2015/06/18 (木) 09:55:53) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/06/17 (水) 16:47:40
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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#center(){&sizex(6){&color(White,Black){SCP-048[削除済]は、今朝、偶然ゴミ箱に投げ込まれて遺失しました。}}}

#center(){&sizex(4){&color(White,Black){―O5-11}}}



SCP-048-&color(White,Black){The Cursed SCP Number(呪われたSCPナンバー)}とは、怪異創作コミュニティサイト「The SCP Foundation」に登場するオブジェクト。
財団が収容済みのSCPの中ではある意味異端のオブジェクトであり、&bold(){ObjectClassが設定されていない。}
タイプとしては概念系に該当し、このSCP-048という数字が割り当てられたオブジェクトは財団内部の個人が原因で停止・紛失・破壊・遺失等の理由で無力化に限りなく近い事象が発生する。

また、偶然その停止その他諸々が起きてしまったSCPに割り当てられていた職員にも何かしらの不幸が偶然発生しており、懲戒処分や四肢切断等を含めた回転率は&color(red){&bold(){50%}}を越える
(実際問題、付録として添付されている文章でSCP-048に割り当てられていたコルテス博士が、食堂のミキサーが起こした事故で腕を切断されている)。


つまり、このナンバーそのものが呪われており(ナンバーそのものに特異性があるかどうかは定かではないが)、財団職員のモチベーション維持の為に、表向きは財団の判断でSCPナンバーのカタログから永久的に外されたロストナンバーである。
ObjectClassが割り振られていないのも、財団本部内でロストナンバー扱いとなっている事が原因であると考えられる。存在しないナンバーに危険度指数を割り振るのはおかしな話しだし。
財団命令で外されるあたり、このSCPナンバーが齎した人的損失を始めとした影響は凄まじかったのだろう…多分。

何かしらの理由で破壊されるなら、クソトカゲを始めとした破壊したいSCPをSCP-048に登録すればいいじゃないかと思うかもしれないが、もう一度よく考えて欲しい。
停止や破壊はともかくとしても、&bold(){クソトカゲの遺失や紛失などをした日には世界が終わる}。
つまりはそういうこった。








以下、SCP-048が呪われたSCPナンバーたる真相につき、ネタバレ注意










ぶっちゃけて言ってしまえば&sizex(6){&bold(){メタネタ}}である。
というのも、意味のないメタネタではない。恐らく本家サイト内部で起こってしまったある騒動を終息させるための苦肉の策だった可能性もある。


一時期、本家サイトでSCP-048というナンバーを巡って内輪揉めに似た一騒動が起こった。
SCP-048として投稿された作品が尽く削除認定を下されていたのが決定的な起因だった。

The SCP Foundationという怪異創作コミュニティサイトにおいて、投稿された作品(SCP・Tale等)群は利用者からの投票によって評価される事になるのだが、
あまりにもお粗末な作品や素人目に見てもアレな作品は審議の末に削除(SCP作品群で言う無力化)され、
評価点を見出すのがきついほどに駄作だと判断されたSCPは&color(gray){&bold(){Decommissioned}}クラスに再認定され、
大抵がTale(二次創作小説)という形で無力化過程を描いて晒し上げた上で削除される。
どちらの削除理由にせよ、削除された後は空き番として再びSCPの登録を待つことになる。

この晒し上げとして有名なのはSCP-083-D「Duke(デューク)」の無力化を描いた&color(Red,Black){『Duke Till Down』}だろうか。デュークはぶっちゃけてしまえば何のひねりもないただの吸血鬼ネタだったせいか、比較的早い段階でDecommissioned判定を下されている。
(まあデュークは割とマイルドな方で、SCP-153-D「The Impaler's Thumb (串刺し公の親指)」はゴミと一緒に燃やされたし、
SCP-1016-D「Self-Insert Cyborg(俺サイボーグ)」はギアーズ直々にミーム的に殺した上で丁寧に解剖されたし、
SCP-226-D「ChronoKomodo(クロノコモド)」なんてアイスバーグとケインに射撃訓練でぶっ壊されたが)

何故かSCP-048に登録されたSCPが尽くチープな出来であった為削除され、SCP-048-Dの一つ「Vampire Boat(バンパイア・ボート)&footnote(湖のボート上で吸血鬼に襲われるだけのSCP)」の記事をそれまでにあったSCP-048の記事に勝手に上書きする等荒らしじみた事件まで発生。
SCP-048というナンバーを巡る騒動が謎のヒートアップの一途を辿る中、ある1人のサイトメンバーが遂にブチ切れた。



「&sizex(5){&bold(){なんでSCP-048に登録されたSCPが毎度毎度削除候補に上がって削除されてんだよ!?バカなの?[削除済み]なの!?}}
&sizex(5){&bold(){それともアレか、SCPの影響でも受けてんのかクソッタレ!!}}(超意訳)」



そうして、恐らくこれ以上の内輪揉めのヒートアップを防ぐ為に「SCP-048」というナンバーを世界観を含めた設定面で永久欠番扱いし、「&color(White,Black){呪われたSCPナンバー}」として再登録。
概念系SCPとして概要と付録文章を遠回しのメタネタで埋める事で騒動の終息を図った事が、このSCP誕生の経緯である。

ちなみに、付録文書では削除済みのSCP-048を執筆し投稿したであろうメンバーが本家wikiのアカウント凍結或いは追放処分を下された事を匂わせている。
そのことから、上述したコルテス博士の腕切断の件も何かしらの処置を受けたという暗喩に近いのかもしれない。




#center(){&sizex(5){&color(White,Black){「バンパイア・ボート」なるものがこれまでに存在しておらず、また財団の管理下にもなかったことが明らかになった後、}}}

#center(){&sizex(5){&color(White,Black){SCP-048は(記録上からですが)またも取り除かれました。}}}

#center(){&sizex(5){&color(White,Black){現在において、このエラーは低レベル研究者が彼の「すばらしい物語のアイデア」を保存しようと試み、}}}

#center(){&sizex(5){&color(White,Black){彼のハードディスクの代わりにSCP-048のために残されていた空白のスロットにデータを上書きした際に生じたものと信じられています。}}}

#center(){&sizex(5){&color(White,Black){上記の研究者は、さしあたり全ての記録保管の職務から解任されました。}}}

#center(){&sizex(4){&color(White,Black){O5-11}}}


追記・修正はミキサーに自分の腕を突っ込んでからお願いします。


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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 半分以上Jに足突っ込んでるというか…まあこれも歴史よね  -- 名無しさん  (2015-06-17 20:07:05)
- ダークの内容がメアリースー認定されるほど酷かったのよね  -- 名無しさん  (2015-06-18 09:32:42)
- 「48」というナンバーは呪われている。ハッキリわかんだね(手元のゲームを見ながら  -- 名無しさん  (2015-06-18 09:55:53)
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}