&font(#6495ED){登録日}:2016/01/22 (月) 22:43:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#800080){その刃は、マナを吸って心を貫く魔性の剣。}}} DM-24で登場したタップ能力持ちクリーチャーとは、ある共通点を持ったクリーチャー群である。 **解説 基本的にタップ能力(タップトリガーとも呼ばれる。以下TT)とは、以下のようなテキストによって表されるキーワード能力である。 #blockquote(){&bold(){このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。} } キーワード能力を1シリーズで使い捨てることが多いデュエマにおいて、DM-06「闘魂編(インビンシブル・ソウル)第1弾」から現在まで 新規が増え続けている数少ないキーワード能力。 DM-24「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」でも各文明に1つずつ(水文明のみ2つ)登場したのだが… |デプス・ノーブル VR 水文明 (2)| |クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000| |TT-水以外の文明をひとつ選び、自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中から、選んだ文明のカードを手札に加え、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。| |巡霊者ソルディアス UC 光文明 (3)| |クリーチャー:コスモ・ウォーカー 2500| |TT-呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。| |封魔オクトアリクス UC 水文明 (5)| |クリーチャー:グランド・デビル 2000| |ブロッカー| |TT-カードを1枚、マナゾーンから持ち主の手札に戻す。| |バイスフレイム・ドラグーン UC 闇文明 (3)| |クリーチャー:ティラノ・ドレイク 2000| |TT-相手の手札を見て、その中から1枚選び、捨てさせる。| |四風の練達ジャムール UC 火文明 (2)| |クリーチャー:フェザーノイド 1000 | |TT-バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは+6000され、「W・ブレイカー」を得る。| |霊騎アスラン UC 自然文明 (3)| |クリーチャー:アーク・セラフィム 2000| | TT-自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。| あれ、かなり強い…? そう、上記に示したように、軽いコストの割に非常に汎用性が高いTTを持ったクリーチャーたちなのである。 タップ能力には「出したターンに発動できない」という欠点があるが、ここまで軽ければ話は別。 不死鳥編まで低迷していたデュエマ人気が極神編になって復活したのには、ゴッドなどの華々しいカードの登場だけではなく、 こういったカード全体の能力の底上げにもあるのかもしれない。 これらのクリーチャーは、まさにその象徴とも言えるだろう。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) * * * + 嘘です n ∧_∧ n + (ヨ( u ´∀`)E) Y u Y * …うん、もしも本当に従来と同じようなタップ能力だったら良かったんだけどね… といっても、テキストは本当に上記に示した通りなのである。 では、なにが問題なのか?それは、タップ能力を起動する条件にある。 この記事の上のほうでも解説したように、タップ能力の起動条件は #blockquote(){&bold(){このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。} } である。ではこれらのクリーチャーはというと… #blockquote(){&bold(){このクリーチャーで攻撃するかわりに、このクリーチャーと自分のマナゾーンのタップされていないカードを8枚タップして、次のTT能力を使ってもよい。} } #blockquote(){&bold(){このクリーチャーで攻撃するかわりに、このクリーチャーと&font(red){自分のマナゾーンのタップされていないカードを8枚}タップして、次のTT能力を使ってもよい。} } …はぁ? そう、これらのカードたち、能力を起動するのにクリーチャー本体だけでなくマナのタップも要求してくるのだ。しかも&bold(){8枚}。 しかもマナを「払う」わけではなくあくまでマナゾーンのカードを「タップする」なので、軽減などは一切できない。 そのためバトルゾーンに出すだけなら序盤にできても、能力の起動はかなり終盤にならないとできないのである。 その上、もちろんタップしたマナはそのターン中には使えない。 それらを踏まえたうえでもう一度このカードの能力を見てもらいたい。 |デプス・ノーブル VR 水文明 (2)| |クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000| |TT-水以外の文明をひとつ選び、自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中から、選んだ文明のカードを手札に加え、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。| |巡霊者ソルディアス UC 光文明 (3)| |クリーチャー:コスモ・ウォーカー 2500| |TT-呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。| |封魔オクトアリクス UC 水文明 (5)| |クリーチャー:グランド・デビル 2000| |ブロッカー| |TT-カードを1枚、マナゾーンから持ち主の手札に戻す。| |バイスフレイム・ドラグーン UC 闇文明 (3)| |クリーチャー:ティラノ・ドレイク 2000| |TT-相手の手札を見て、その中から1枚選び、捨てさせる。| |四風の練達ジャムール UC 火文明 (2)| |クリーチャー:フェザーノイド 1000 | |TT-バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは+6000され、「W・ブレイカー」を得る。| |霊騎アスラン UC 自然文明 (3)| |クリーチャー:アーク・セラフィム 2000| |TT-自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。| …わざわざ終盤で8マナも使って発動したい能力ではない。 ということで、&bold(){構成する全てのカードが軒並み使えない}という、デュエマ屈指の外れサイクルである。 能力だけ見れば非常に汎用性の高い能力を持っているだけにもったいない… 特にデプス・ノーブルは&bold(){ベリーレア}である。ゲキ&メツやウルフェウスなどを狙ってこれが出たら泣いていい。 &font(#808080){…まあDM-24ってこれ以外にも外れレア多いんだけどねカースペインとかグレン・ブレムスリーとか} とはいえ、一応活躍させる方法がないわけではない。 |聖騎士サーベルフィーリ P(UC) 光文明 (5)| |クリーチャー:レインボー・ファントム 4000| |このクリーチャーで攻撃する代わりに、タップしてバトルゾーンにあるクリーチャー1体のTTを使ってもよい。| 他のクリーチャーのTTをコピーできるクリーチャー。 このクリーチャーがコピーするのはあくまでTTだけであるため、マナゾーンのカードをタップすることなく能力を起動できるのである。 まあわざわざコピーするくらいなら同様の効果を持つ呪文やcip持ちのクリーチャーを使ったほうがいい気がしなくもないがそれらと違って 永続的に効果を起動できるため一概にどちらがいいとは言えないだろう。 ちなみにこの「サーベルフィーリはマナをタップせずに上記のようなTTを発動できるかどうか」という質問が公式にされた時に答えが出るまでに時間がかかったらしい。 このことから、サーベルフィーリと組み合わせることは公式の想定外であったと思われる。 &bold(){…じゃあ公式はどういう使い方を想定してたんだ?} 追記・修正はマナゾーンのカードを8枚タップしてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }