DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- - (2020/12/15 (火) 17:47:53) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/05/27(水) 20:45:42
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

2007年4月から9月にかけて放送されたアニメ。

全25話+1話(DVD特典)。
基本2話完結式。

OP:1.HOWLING/abingdon boys school
  2.覚醒ヒロイズム(以下略/アンティック -珈琲店-

ED:1.ツキアカリ/Rie fu
  2.Dreams/High and MIGHTY COLOR


当時絶大な人気を誇った『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の後番組として放送された作品。
そのため、「ギアスと比べて見劣りするのではないか?」「所詮ギアスの繋ぎアニメ。見る価値なし」など、
不安要素や始まってもいないのに作品を否定するような発言が挙げられていたが、それらの予想を大きく裏切って素晴らしい出来に仕上がった。

作画、戦闘描写、音楽、ストーリーはもちろん、ボンズの自虐ネタなどのギャグにも相当な力が入られらており、そのクオリティは2007年アニメ屈指。


舞台は日本の東京。徹底的なロケハンにより、多少のアレンジはあるものの忠実に再現している。東京在住の方ならばニヤリとさせられるかも…?

ちなみに「黒より暗く」の作品名の通り基本的に一般人だろうが何だろうがバンバン死ぬ。
メインキャラでも死ぬ時は死ぬ。重要キャラっぽく登場してもあっさり死ぬのは日常茶飯事。
最終回まで生き残ったと思っても外伝で死んだり別メディアで死んだり続編で死んだりと全く油断がならない。
 

◆ストーリー
10年前、突如東京を襲った異変。
通称「地獄門(ヘルズ・ゲート)」が出現した時から世界は本物の“空”を失い、夜空に輝く星々は偽りのものとなった。
それと同時に「契約者」と呼ばれる存在も現れ始める。
人間らしい感情と「契約対価」を引き換えに「契約能力」という絶大な力を行使する彼らを利用し、
各国の諜報機関はゲートの情報を得るため東京にエージェントを送り込む。
主人公「黒」もそういった契約者の1人。彼は“組織”の仲間達共に任務を遂行していく…


◆用語(極一部)
○地獄門(ヘルズ・ゲート)
謎の光が地球を貫いたことで生じた異常領域。直径10kmの範囲が高さ500mの壁で仕切られており、外側2kmも一般人の立ち入りが禁じられている。
中では物理法則が歪んでいたり、未知の植物や物質が存在するため、各国の研究対象となっている。

東京の反対側、南米に同様の場所の「天国門(ヘブンズ・ゲート)」が存在する。
5年前にこれを巡って「天国戦争」が起きたが、突如発生した謎の発光現象により門から半径1500kmの空間が消失。
結果、誰も干渉できない絶対不可侵領域となった。

 
○[[契約者>契約者(DTB)]]
とにかく合理性を最優先するようになる代わりに「契約能力」を行使できる人間。
合理性を最優先するために大抵の契約者は感情を表に出さなかったり感情のままに行動することは少ないため、結果的に感情が希薄になっているようにも見える。
能力使用前後(先払いか後払いかは能力者によって異なる)に「契約対価」を“支払う”必要があり、作中未確認だが支払わないと酷いことになるとされている。
能力や対価などはそれぞれ異なり、常識や良識に縛られず、殺人なども平気でやってのけるため「冷徹な殺人マシーン」と蔑まれることも。
合理性を優先するため、基本的には平然と自身の安全を最優先するため、必要ならば裏切ることも厭わない。
また、合理的な判断に基づいて嘘をついたり感情を表に出すことなども出来るので、一般人を偽っての潜入工作や偽装工作なども平然とこなす。

作中説明されていないが、合理的かどうかは契約者個々の判断によるものらしく、
何かに執着したり、仲間意識が強かったり、自分の命以上に優先する目的があったりすると傍から見ると合理的ではない行動(その契約者自身にとっては合理的)を取ったりする。
また、このことが感情が失われているわけではないという証左にも繋がっている。

彼らの存在は一般人には隠されている。
黒曰く、「契約者は夢を見ないし、花粉症にもかからない」

○契約能力
契約者が保有する特殊能力。発動時には使用者と対象にランセルノプト放射光が発生する。
完全サポートタイプから一撃必殺タイプまで様々な能力があり、一部は系統化してまとめることができる。
(例:憑依、重力操作、物質交換型テレポーテーション)

○契約対価
契約者が能力発動後に強迫観念に駆られて行う特定の行動。或いは、降りかかる特定の現象。大抵の場合は前者。
「能力が強力=対価も大きい」ということではない。対価によっては非常に辛い行動もあるし、時間がかかるものもある。
(例:指の骨を折る)
また対価が本人の嫌物である事も…
 
○偽りの星
ゲート出現後に現れた本物とは別の星空。
星1つ1つが契約者1人1人に対応しており、人が新たに契約者になると新星が現れ、死ぬと流星となって消える。
能力を発動すると輝きが増す。

○メシエ・コード
偽りの星に恐らくどこぞの機関がつける、アルファベット2つと数字3つで表す識名。その星に対応する契約者の呼び名としても用いられる。

○ドール
「受動霊媒」とも呼ばれる契約者の一種。
普通の契約者と違って感情を完全に消失しており、それに伴って人格も消滅しているため、
周りの人が世話をするか、事前に一連の行動をプログラムしておかなければ生きていけない。
「観測霊」という青白い霊体を飛ばすことで広域の諜報活動が可能。
これには対価を必要としないが、ドールが個々に対応する物質に触れていなければならず、対応範囲もその物質の伝搬具合に左右される。
また、観測霊は同じドールか契約者でなければ視認できない。


◆登場人物

◇“組織”
正式名称不明。各国の諜報機関からはそれなりに有名らしい。
巨大な組織で全貌は不明。

○[[黒(ヘイ)>黒(DTB)]]

○[[銀(イン)>銀(DTB)]]

○[[猫(マオ)>猫(DTB)]]

○[[黄(ホァン)>黄(DTB)]]


◇警視庁公安部外事四課
契約者関係の事件を担当する部署。メンバーは皆一般人。

○霧原未咲
(CV:[[水樹奈々]])
ヒロインその2。萌え担当。
外事四課の美人課長。階級は警視。李瞬生とは友人、黒とは敵という複雑な関係にある。黒に並ぶ大食漢だが太らない体質。

○斎藤雄介
(CV:志村知幸)
柔道四段・空手二段の実力を持つ巨漢。未咲に惚れているが、奥手なので言い出せない。
頭は悪い感じだが、警官としては立派な人。

○河野豊
(CV:[[鳥海浩輔]])
斎藤の後輩。見た目はチャラ男だが、内実は警官らしい性格。

○松本邦夫
(CV:福田信昭)
四課最年長。未咲を含む皆から「松本さん」と呼ばれている。
後日談で大変な目に…
 
○大塚真由
(CV:稲村優奈)
天文部からの情報伝達担当。
かなりの腐女子で、黒を見たときの印象は「鎖骨のラインが美しかった」


◇MI6
イギリス情報局秘密情報科。コードネームには月の名前を使用している。

○[[ノーベンバー11]]
(CV:[[井上和彦]])
MI6最高のエージェント。そして変態という名の紳士。
契約者としては珍しく普段は明るめに振る舞っていて、仲間意識もある。
契約能力『触れた水分の凍結』
契約対価は『喫煙』だが、喫煙は嫌いなのでよく辛がっている。

○エイプリル
(CV:本田貴子)
黒人女性の契約者。ノーベンバーの相方的存在で、同様に仲間意識を持ち、感情も比較的表に出している。
契約能力『水分を集める』
空気中の水分を一点に集中させ、雨雲を作り出すことも可能。
契約対価『飲酒』
ノーベンバーが嫌煙家なのと対照的に、こちらは酒好きで酒豪。

○ジュライ
(CV:浅井清己)
ショタドール。媒介はガラスと金属。
銀と同じく、自分の感情に目覚めていると思われる描写がある。
2期ではメインに昇格。
 

◇イブニング・プリムローズ(EPR)
“月見草”の名を戴く、契約者独自による組織。契約者の存在の公表、及び権利の確立を要求している。

○[[アンバー]]
(CV:[[川上とも子]])
メシエ・コード『UB-001』
EPRのリーダー。シリーズ最強の契約者。
契約能力『時間制御』
契約対価『若返り』

○雨霧
(CV:桐本琢也)
何故か常に左目を閉じている巨漢。
死亡したかと思われたが、外伝で生存が確認。片目と髪を失い眼帯ハゲに……
契約能力『衝撃波』
高い威力を持つが、殺しきれてなかったり割と微妙。
契約対価『ゆで卵を食べる』
コレステロール過剰摂取になるため、本人は嫌々だとか。

○マキ
(CV:三瓶由布子)
オッドアイのショタ契約者。
契約者だが「嫉妬」に目覚めたため……
契約能力『触れた物の爆破』
時限爆破も可能。この場合、鼻をする仕草が起爆の合図。
契約対価『ホットミルクを飲む』
 

【その他】
○[[白(パイ)>白(DTB)]]
(CV:[[名塚佳織]])
黒の妹。“組織”に所属していた契約者。
「天国戦争」当時は最強の契約者と謳われていたが、天国門消失と同時に行方不明になっている。最後までアンバーと一緒にいたらしいが…








第2期に『[[DARKER THAN BLACK -流星の双子-]]』が存在。
一期で残された多くの謎を明かしてくれる……と思われたが、更に難解な謎を多数残して終了してしまった。


黒の契約者と流星の双子の中間を描いた漫画『[[DARKER THAN BLACK -漆黒の花-]]』も存在。
巻末にて銀が脱いだ。美しい。

また、流星の双子の特典OVAとして漆黒の花のその更に後、流星の双子の直前を描いた『[[黒の契約者 外伝>DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 外伝]]』も製作された。




追記・修正は、合理的判断が出来る方がお願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,12)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ちなみにテコ入れのためだったのか1期の7・8話はギャグが入っていて探偵が未亡人に耳かきされるというある意味凄いシーンが有った。  -- 名無しさん  (2013-11-01 09:21:55)
- ニックと黒の関係が好きだった。二人ともシスコンで天体(偽)観測が趣味だしね。  -- 名無しさん  (2015-10-15 07:47:56)
- 2007年にグレンラガンとかあった中でのダークホースであり名作だったね。  -- 名無しさん  (2016-05-19 22:41:14)
- 製作者的には中2スタイリッシュというよりは人情物みたいな感じで作ったって感じのインタビューどっかで見た気がするんだよなあ。そういうつもりで見直してみたら確かに…って感じだった。黒さんバリバリ感情本位で動くしな。  -- 名無しさん  (2016-08-09 17:49:30)
- 外伝漫画で、契約者に能力を与え、偽りの空をかぶせ、ゲートを作った超常存在に侵略されてるということが明言された。  -- 名無しさん  (2018-11-14 17:33:21)
- つまりクトゥルフ系というかブラッドボーン的なバックボーンなんだよな  -- 名無しさん  (2018-11-14 17:34:06)
- どこの場面だか忘れたけど光と影の対比の描写の美しさに感動した記憶がある。懐かしい。  -- 名無しさん  (2018-11-14 17:51:21)
#comment
#areaedit(end)
}