Rk-92 サベージ

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Rk-92 サベージ - (2014/06/24 (火) 10:14:28) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/01/11(月) 17:40:40
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『[[フルメタル・パニック!]]』に登場する架空の人型兵器、[[アーム・スレイブ]]の一種。


Rk-92 サベージ

【詳細スペック】
全高:8.1m
基本重量:12.5t
最大跳躍高:20m
最高自走速度:130km/h+
最大作戦行動時間:230時間
動力源:ガスタービン・エンジン/クリモフ及びゴーリキー・モータープラント製 1300hp
固定武装:14.5mm機関砲×2

《基本携帯火器》
◆ロギノフ BK-540 37mmライフル
◆グルーシン AT-16“スポーン”対戦車・対ASミサイル
◆ゼーロイヤ B3M“グローム”HEATハンマー



【機体説明】
ソ連(ロシア)で開発された第二世代型AS。
独特な外見は直立二足歩行するカエルのように見える。
フルメタを代表する機体と言っても過言ではなく、作中では本機の素晴らしさが良く語られている。

本来のペットネームは〈リーヴェニ(暴風)〉であり、〈サベージ(野蛮人)〉の名前は西側が付けたNATOコードである。
ASなのになぜSから始まるNATOコードなのかは不明だが、既にAから始まるコードネームはAAMに使われているため。
ソ連製ASはAではなくSをそのNATOコードネームの頭文字に充てられたと考えられる。



【機体性能】
大して秀でた能力は持っておらず、電子機器などは決して優秀とは言えない。むしろ質は悪い。所謂“やられメカ”である。
しかし本機は長い間戦場で活躍し続け、『ASのベストセラー機』とまで呼ばれている。
その理由はなにか?

それは圧倒的な“&bold(){タフさ}”である。

たとえ戦場が乾燥した砂漠や湿気た密林だろうと、たとえ供給されたのが粗悪な燃料だろうと、
たとえまともに整備が出来ない状況だろうと、とにかく動き続ける頑丈さが最大の強みであり、
その圧倒的な信頼性ゆえAS乗りからは高い評価を得ている。

全体的に見て故障はほとんどなく、質素であるが故に低コストで生産可能と、正に[[量産機]]の鏡と言える。
中国、北朝鮮などの共産諸国やゲリラも使用しており、中国版コピーなども存在する。
そのため世界で最も広く普及しているASとされる。

作中でも宗介が好んでいる描写が多々見られる。
[[相良宗介]]にとっては人生で初めて使用したASであるおかげかこの機体の性能、構造を熟知しており、
下半身が動かないまま器用に戦ってみせたり、機体の特徴を利用して最新型のASを撃破したりしている。

M9のような対話型AIは積んでいないが、アニメでは視聴者に分かりやすいようにAIが喋っている。
このシーンが非常にカッコイイ。

《コンバット・マニューバ――オープン》

「早く動け、ソ連製がっ!」



【Rk-91】
サベージの初期型。
ガスタービンエンジンではなくディーゼルエンジンを使用しているなど、内部構造に多少の違いはあるが外見は変わらない。


【クロスボウ】
長編第八巻『燃えるワン・マン・フォース』にて登場したRk-91の初期型。
AS同士で試合を行う非合法トーナメント『闘技場(アレーヌ)』に出場していたチーム名、及びリングネームで『石弓』という意味。
オペレータは[[千鳥>千鳥かなめ]]の行方を追っていた宗介が担当した。

基本的に通常のサベージだが、OSはクロスボウの整備担当者ナミの手により優れた物に書き換えられている。
そのため普通なら転倒するような無茶な機動も行える。

宗介が乗ってから機体色をアーバレストと同じツヤ消し白と黒に近い青に変更し、『アル二世』の名前を付けられた。
このカラーは、登場人物の一人には『ゴールドラック』というアニメのロボットにそっくり見えたらしい。
ちなみに、このゴールドラックの原題は『[[UFOロボ グレンダイザー>UFOロボ グレンダイザー(アニメ)]]』である。

宗介の技量と経験を駆使し闘技場では圧勝。
闇バトルでも一対一で最新鋭超高性能機であるM9 ガーンズバックを撃破している
(M9とサベージでは通常なら一対三で一発も当てられず、撃破されてもおかしくないほどスペックに差がある)。

M9戦では多大なダメージを受けたが持ち前のタフさで簡単な応急処置だけ受けて、そのすぐ後に10機の第二世代型ASと戦い、これを撃破した。
だが度重なる破損と最後の一機の攻撃により、その一機を仕止めると同時に全機能を停止した。

『いい名前だ。もっとも、「大石弓([[アーバレスト>ARX-7 アーバレスト]])」には及ばないがな』


『[[フルメタル・パニック!アナザー]]』

本編終了後十数年が経過しても、未だ現役。

その質実剛健な設計と機体の安価さは電子兵装の貧弱さや他国製第二世代との性能差を補って余りあるのか、世界中の戦場でみかける。

そう言った意味ではヤラレ役として最適なためか、
ハリウッド映画などでは、スティーブン・セガールが素手で倒す作品まで存在するらしい。


[[市之瀬達哉]]は訓練でRK-91の輸出用モデル(ディーゼルエンジン駆動。初期型サベージの輸出仕様というレア物)に搭乗。
PSのダイダラ(ディーゼルエンジンと油圧駆動の人型作業重機)に乗り慣れていた経験から、
第三世代ASと比べて煩雑な操作にも「しっくりくる」と表現した。

&bold(){ただし}、あくまでもしっくり来ただけでその後の模擬戦ではアデリーナに完敗している。

改良型のサベージ2もあり、こちらもかなり売れている。

第二世代とは言え、上記の通りの性能のため現在でも輸出面では好調……なのだが……


【Rk-96bis】

アナザーにて登場した、全面改修モデル。本編終盤に登場したRk-96のさらなる改修モデル。
「サベージ2」又は西側関係者からは「スーパーサベージ」と呼ばれている。

既に設計が古くなっていたサベージの各所を見直し、電子兵装、動力、制御系を近代化。
さらに構造材も軽量で強靭な新素材に更新し、現用第二世代ASに匹敵する性能を得ることに成功している。

要は重量こそ少し増しているが、機体はさらに頑丈、機動性も向上したにも関わらず整備性は以前と大差ないという感じである。

全体的に丸みを帯びたフォルムは変わらないが、改修により頭部とセンサ類周りに襟状の装甲が追加されている。

第三世代ASとまともにやり合えないのは他の現用第二世代と同じだが、
以前のRk-92と較べて一線を画す性能向上と、それでいて以前とあまりかわらない整備性の良さ、
何より軍備の金策に悩む国々にその抑えられた価格は大好評との事らしい。


【Rk-02 セプター】
サベージを開発したリャカ設計局の手による、第三世代AS。

便宜上は第三世代に分類はされているものの、
従来のそれらが重視した機動性やステルス性は程々の所で妥協し、
装甲防御力、拡張性、行動時間といった部分を重視しており、重厚で特異な外観も含めヘビー級ASとも言われる機体。

あえて海老川氏がデザインしたことにより、まさにボスガエルという印象。


最高自走速度こそ他の第三世代ASに劣るが、瞬発力では十分な性能を有している。
使用技術は第三世代ASのそれと同じだが、設計思想が大幅に異なるため、サベージの持つコンセプトを最新技術で拡張・大型化したモデルと
機体の整備性の高さ、行動時間の長さ、サベージが評価された環境への堅牢性と言った点から、
ポテンシャルはZy-99以上とも言われている。


性能面、整備面等々、まさに傑作機サベージを継いだ第三世代ASの名に恥じない出来の機体。


だが、しかし……


本国「先にシャドウ売っちゃったし……」
アメリカ「M9買え」
日本「アメリカに圧力かけられてるし、レイヴンあるし……」

その他諸外国「だいたい&bold(){ サ ベ ー ジ で よ く ね ?}」


そう。この機体唯一のデメリットというか、欠点が&bold(){サベージが優秀すぎたこと}である。

まず先にZy-99Mが販売開始されていたために大抵の第三世代が必要な組織はそれを手に入れた。
次に配備開始時点でソ連崩壊が起こってしまったというダブルパンチ。

さらにはサベージの主な輸出先である所謂第三世界においては、
セプター程の高性能機は求められておらず、また、それを運用できる態勢が整っていない。

こんな前身機であるサベージが優秀ということも手伝ってか、
旧式機サベージは売れるのに最新鋭機セプターは販売実績が芳しく無いというジレンマに悩まされている。
ロシア本国ですらサベージの改修タイプであるサベージ2を優先するくらいである。

親が優秀すぎて、優秀な子供が日の目を見れない……


【タイニー・サベージ】
ツーソン・インスツルメンツ社製のパワースレイブ。

外観はRK-92 サベージそっくり? だが、中身はPSのハリボテ機体。(全高も本物より小さい)
主要先進国ではAS所有に様々な制限があるため、ホビー用にこのようなスポーツ用PSが製造されている。

ぶっちゃけてしまえば金持ちの道楽用。

ベースは米ヘルキャット社のG80というPSをベースに、ディーゼルから競技用エンジンに換装。
そしてマッスルパッケージなどをカスタマイズしてある。

外装はFRPやカーボンファイバーなので防弾性はまったくない。

PSでありながらいい音で速く走る(時速80km/h)のだが、
それで一体何がしたいのかさっぱりわからない機体とされている。



【[[ROBOT魂]] <SIDE AS>】
砂漠仕様と都市迷彩仕様の二種が発売中。二種は色以外に装備も異なり交換可能。
また先んじて発売されているアーバレストと武装の互換性がある。

クロスボウはカラーバリエーションとして魂ウェブ商店で限定販売された。
こちらも発売中の二種とは装備が違う。
ボクサー散弾砲は付いてないので作中の装備を再現したい人はアーバレストを買っておく必要がある。




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- こいつが余りに耐久性高すぎてセプターの売れ行きが悪くなるという。  -- 名無しさん  (2013-09-15 08:47:28)
- 鋼鉄のど根性ガエル。  -- 名無しさん  (2013-09-15 11:44:39)
- 設定がたまらなく好きな機体  -- 名無しさん  (2013-09-24 20:52:30)
- 主人公が旧型機で奮戦するシチュは燃える  -- 名無しさん  (2013-09-24 23:20:50)
- アニメだと本当にオペレーターによって動きがまるで違うってことが良くわかる機体。ザ・量産機って感じ  -- 名無しさん  (2013-12-21 21:28:47)
- 傑作機すぎて後継がまったく売れないと言う悲劇  -- 名無しさん  (2014-01-04 20:53:10)
- ロボット魂でセプターが発売、やったね!  -- 名無しさん  (2014-01-07 11:36:21)
- 《コンバット・マニューバ――オープン》  cvガウルン  -- 名無しさん  (2014-04-29 00:36:27)
- モデルはAK-47?耐久性とか  -- 名無しさん  (2014-04-30 13:27:55)
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