BLACK LAGOON

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BLACK LAGOON - (2024/04/24 (水) 22:10:00) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/08/20 (木) 00:23:29
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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月刊サンデーGENE-Xで連載されている漫画。
現在12巻まで刊行中。

作者は[[虚淵玄]]と双璧を成す[[ビッチ萌え]]である[[広江礼威]]。
8巻と小説版のオマケではビッチ萌えについて熱く対談している。
……良い子は理解しちゃいけません。

タイに存在する架空の無法街『[[ロアナプラ>ロアナプラ(BLACK LAGOON)]]』を舞台とするガンアクション作品。
世界各国で出版され、高い評価を受けている。

シリアス時のキャラの格好良さは異常。
また、ロリ&ショタキャラの可愛さ、及びケツのエロさも異常。

……作品の休載の頻度も。


*◆ストーリー
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日本企業・旭日重工に勤める岡島緑郎は、機密ディスクを輸送する仕事の途中、
南シナ海で海賊紛いの運び屋“ラグーン商会”によって拉致されてしまう。
これに対し、旭日重工の上司はディスクが奪われることを懸念し、傭兵会社に岡島共々ラグーン商会の抹殺を依頼する。
窮地に陥るラグーン商会だったが、岡島が機転を利かせることでその脱出に成功する。
これをきっかけに岡島は「ロック」へと名を変え、ラグーン商会への転職を決意。
悪党としての第一歩を踏み出していった。
 

*◆登場人物
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**【ラグーン商会】
魚雷艇“ブラック・ラグーン号”を駆る海賊紛いの運び屋。
ロアナプラでは一定の信用を得ており、大組織から重要な仕事を任されることも。

○&bold(){[[ロック>ロック(BLACK LAGOON)]]}
CV:[[浪川大輔]]
主人公。銃を持たない主義だが、その語学力と頭脳、そして舌先三寸による交渉術を武器とする優秀な参謀。
ベニー不在の話では彼に代わりカーチェイスを演じる場面も。
ヘタレ気味だがやる時はやる[[漢]]。
最近本物の悪党に覚醒した。

○&bold(){[[レヴィ>レヴィ(BLACK LAGOON)]]}
CV:[[豊口めぐみ]]
ヒロイン。“[[2挺拳銃>二丁拳銃/二挺拳銃]](トゥーハンド)”の異名を持つ凄腕の女ガンマン。
作中トップクラスの戦闘力を誇り、彼女と正面から殺り合って生き残っているのは今の所ロベルタのみ。
ロックに対しては[[ツンデレ]]。
愛銃は[[ベレッタM92]]カスタム“プライヤチャット・ソード・カトラス”。
 
○&bold(){ダッチ}
CV:[[磯部勉]]
ラグーン商会のボス。常に冷静でサングラスを外さない、相当なインテリでイカしてる黒人。
各勢力の重鎮からも一目置かれており、経営が順調なのも彼の人脈によるところが大きい。
普段は操舵を担当しているが、いざとなればボスに相応しい戦いを見せる。
愛銃はS&W M29リボルバーで、他にも散弾銃などの大火力の武器を愛用し使いこなす。
ベトナム帰還兵で海兵隊員であるが、その経歴には矛盾や不審点もあり、素性は謎のヴェールに包まれている。
曰く、「ベトナム戦争には年齢を誤魔化して従軍していた」とのことだが……

○&bold(){ベニー}
CV:[[平田広明]]
情報系統、及びダッチ不在時の操舵担当のユダヤ系アメリカ人。
ウィザード級のハッカーであり、本人曰く「ケヴィン・ミトニック級の腕前」。
火遊びのしすぎでFBIとマフィアを怒らせてしまい危機に陥った所をダッチに拾われた経歴を持つ。
車の運転にも優れており、ロベルタとの熾烈なカーチェイスを演じた。


**【ホテル・モスクワ】
新参ながら絶大な影響力と戦力を保有するロシアン・マフィア。
他組織から疎まれているが、無法地帯であるロアナプラの治安が一定に保たれているのはこの組織による所もある。

○&bold(){[[バラライカ>バラライカ(BLACK LAGOON)]]}
CV:小山茉美
タイ支部のトップ。我らが姉御。
元々は旧ソビエト連邦空挺軍の軍人で大尉。アフガン紛争からの帰還兵。
タイ支部の主要メンバーは皆、軍時代からの部下である。嫌いなものは冷えたブリヌイとKGB。
軍人時代にムジャヒディンの捕虜になった事があり、全身の肌にはその際に受けた拷問の火傷跡が刻まれており、
それを揶揄して「火傷顔(フライフェイス)」と侮辱する者もいる。

○ボリス
CV:楠大典
バラライカの右腕的存在。かつての階級は軍曹。
普段は寡黙ながら穏やかで実直だが、バラライカの命令には忠実。
現在は絵に描いたような軍人上がりの見た目だが、軍に入る前は&bold(){出る作品を間違えたかのような線の細い美少年だった。}
モヤシっ子な自分を鍛えるために軍に入ったそうだが、&bold(){そうはならんやろ。}
 

**【三合会(トライアド)】
現実にも存在する香港系マフィア。
縄張りだけならホテル・モスクワすら凌駕する。

○&bold(){[[張維新]]}(チャン・ウァイサン)
CV:[[森川智之]]
タイ支部ボス。あらゆる点で一流だが、冗談のセンスだけは最悪な兄貴。
レヴィと同じく二挺拳銃の使い手で、彼女が敵わないと言う程の凄腕。
昔、バラライカと引き分けたことからもその実力がうかがえる。
愛銃はベレッタM76カスタム。象牙のグリップに「天帝」の文字が刻まれている、些か悪趣味な装飾が施されている。


**【コーサ・ノストラ】
これまた実在するイタリア系マフィア。
影響力ではホテル・モスクワや三合会に劣るもののロアナプラの犯罪集団の一大勢力である。

○ヴェロッキオ
CV:銀河万丈
ロアナプラ支部の元ボス。
勢力争いで苦境に立たされ、バラライカを消すため双子を送り込むものの、都合よく動いてくれるはずもなく前菜のマカロニ扱いされて美味しく戴かれた。

○ロニー
CV:柿原徹也
ヴェロッキオの後任。歯に矯正器具をつけている。
バラライカに対しても容赦なく煽っていくため、彼女をして「人を不愉快にさせる点ではヴェロッキオよりも格上」と言わしめた。
愛称は「ロニー・ザ・ジョーズ」。その渾名の通り凶暴な男ではあるが、人民解放軍とアルバニア秘密警察崩れの金を巡るゴタゴタから自分たちが利を得る(というより損をしない)絵図をロックから提示された瞬間に企図を理解し、取引をのんだりするなどただの武闘派なだけではないキレ者でもある。
もっとも、ただの頭の悪い武闘派では今の椅子につくことなどできないしロアナプラでは早晩魚の道案内か犬の晩餐になっているだろう。
後に庇護下におかれたフォンからも『ああみえて几帳面で話は通りやすい』と評されている。


**【マニサレラ・カルテル】
ロアナプラに存在するコロンビアマフィア。ホテル・モスクワ、三合会、コーサ・ノストラと合わせて「黄金夜会」と呼ばれる一大勢力の一つ。
かつてホテル・モスクワとモメたらしく、その時はかなり痛い目を見たようである。
最新話時点ではアメリカの麻薬撲滅作戦や、メキシコの麻薬組織の台頭で見る目も無くなっている。

○アブレーゴ
CV:江川央生
ロアナプラ支部のボス。どうにも迫力でよそのボスに比べると劣る。
登場するとほぼロベルタが絡むある意味可哀想な人。


**【暴力教会】
正式名称「リップ・オフ教会」。ロアナプラで唯一武器の売買を許された手配屋。
しかもホテル・モスクワや三合会にも気づかれる事なく麻薬取引にまで手を伸ばしており、ヨランダのしたたかさがうかがえる。
因みに、作中のバチカンから許可の下りている&bold(){&color(#F54738){ 正 式 な 教 会 }}である。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){唯一武器の売買が認められていると同時に、内政干渉のため潜入しているCIAエージェントであるエダの活動拠点であるため、ロアナプラの中でも特殊な火薬庫状態である。}}

○&bold(){ヨランダ}
CV:竹口安芸子
大[[シスター>シスター/修道女(属性)]]。暴力教会の性質的にもロアナプラでトップクラスに怒らせると拙い御人。
[[紅茶]]に目がないただの老婆だが、右目をアイパッチで覆うなど百戦錬磨の風格を漂わせている。昔はキセルが似合う美人娼婦だった。
愛銃はデザートイーグル。
彫刻入りでゴールドメタリックな仕様。これを片手でぶっ放す怪物である。

○&bold(){[[エダ>エダ(BLACK LAGOON)]]}
CV:唐沢潤
ヨランダの片腕的なグラサンをかけたシスター。ヨランダには頭が上がらない。
レヴィと並び称されるガンマン。レヴィとは喧嘩友達で馬が合い、普段から酒を飲み交わしながら下ネタトークに興ずる間柄。
愛銃は[[グロック17]]。

○リカルド
CV:柿原徹也
「Greenback Jane」で初登場した新入りの神父見習い。南米出身。
エダを「姐さん」と呼ぶ度に「&bold(){シスターと呼びな!}」と怒鳴られている。
調子のいい優男だが、教会が鉄火場と化した時はどこからともなくM60軽機関銃を担いで現れて火力支援を行うなど場馴れしている様子。
 

**【ロアナプラの住人たち】
○バオ
CV:斎藤志郎
ラグーン商会の行きつけの酒場「イエロー・フラッグ」の主人。元南ベトナム政府軍兵士。
常連には荒くれ者が多く、事あるごとに店が戦場となるため店を構えて以来&bold(){半壊15回、ほぼ全壊6回(劇中で更に1回全半壊)、その内数回はラグーン商会絡みで2回はメイド絡み}というロアナプラの真の被害者。
その一方で荒事が路傍の石の如く転がりまくっているロアナプラの住人らしく、バーカウンターは防弾仕様にしてあったりと抜け目はない(むしろ『厄介ごとが向こうから転がり込んでくる』ので致し方ないとも言える)

○&bold(){[[シェンホア>シェンホア(BLACK LAGOON)]]}
CV:佐々木優子
三合会に雇われているフリーランサー。柳葉刀を武器に闘う。
スリットが眩しいチャイナ服。
台湾出身の本省人のため英語で会話する時は訛りが強い独特の口調になる。そのためレヴィからは「ですだよ姉ちゃん」とからかわれる。

○&bold(){[[ロットン・"ザ・ウィザード"]]}
CV:[[杉田智和]]
作中随一のヘタレにして厨二病で下戸。
だが女子供を守る真のイケメン。
どんな修羅場からもなぜか無傷で生還する強運の持ち主。
 
○&bold(){[[掃除屋ソーヤー]]}
CV:矢口アサミ
パンク系ゴスロリな解体人。獲物はチェーンソー。
普段は白衣で顔も隠していたため誰も素顔を見た事が無かった。
声帯が機能不全に陥っており人工声帯が欠かせない。ドジっ子。

○ジョニー
CV:柿原徹也
通称「ミソっ歯ジョニー」。
「Bloodsport Fairy tale」の時点で名前だけは登場しており、双子のマンハント時に暴力教会に象撃ち用ライフルを注文したらしくエダの酒飲み話のネタにされていた。
その後「Greenback Jane」でラッセルに雇われて登場。ジェーン達を掠め取って港を脱したラグーン商会の魚雷艇に乗り込み、銃撃戦の最中にジャムったレヴィに肉薄しかけたが、ジャムったベレッタ((「Fujiyama Gangsta Paradise」でカトラスの片割れが銀次との死闘で破壊されており、新品が完成するまでの代替品。アニメ版では時系列が前後しておりカトラスが破壊される前のため、ダッチが渡したレンチに変更されている))がぶん投げられ顔面に直撃。そのまま海へ転落した。

○&bold(){ワトサップ}
CV:塚田正昭
賄賂をもらい放題の警察署長。
警察でありながらマフィア主導のマンハントに参加しようとするなどロアナプラの腐敗の象徴のような男。


**【その他】
・Black Lagoon
○景山
CV:[[中田譲治]]
旭日重工資材部部長。ロックの元上司に当たる。中の人のボイスによりラスボス感がハンパない。
会社の核兵器取引の証拠を隠滅するため、傭兵を雇ってロックもろとも証拠を消し去ろうと画策した血も涙もない御仁。((最終的にロックを始末する必要が無くなったためにわざわざ日本からロックを迎えに現れたが、その際に謝罪もなく冷淡な態度を取った事でロックからは辞表同然の反論で突っぱねられた。))
旭日重工には他にも副社長(CV:土師孝也)、専務(CV:秋元羊介)などボス級ボイスが揃っており並のマフィアよりよっぽど怖い。

○EO社傭兵部隊大尉
CV:田中正彦
景山に雇われた傭兵派遣会社エクストラ・オーダー社所属の大尉。
戦闘ヘリを操りロック達の乗る魚雷艇を強襲するが、殺し合いを楽しむ癖がある。その癖を見抜いたロックの機転により魚雷を顔面にぶち込まれ爆散。

・Chase for ring-ding ships
○陳(チン)
バラライカ率いる「ホテル・モスクワ」の台頭によって商いが回らなくなり、彼女と親しいダッチを逆恨みする小者。
罠を仕掛けてラグーン商会に刺客を差し向けるもあっさり返り討ちにされ、自身も逃亡しようとしていたところをホテル・モスクワに見つかり爆殺された。

○ルアク
陳に唆されてラグーン商会に襲いかかったダッチ曰く「神が憐れむ低能」。案の定レヴィ一人に船団を壊滅された。

・Rasta Blasta
○ガルシア・フェルナンド・ラブレス
CV:伊倉一恵
南米十三家族に数えられるラブレス家の11代目当主ディエゴの息子にして次期当主。
実家とマニサレラ・カルテルとのトラブルによりロアナプラへと誘拐されるも、取り戻しに現れた&font(l){ターミネーター}ロベルタとともに帰還。
その後、「El Baile de la muerte」で再登場を果たすも、父親が殺されたことで若年であるにもかかわらず12代目当主となった。
以前は子供らしさを見せていた彼も、当主となったことで無理矢理にでも精神的に大人にならざるを得ず、言動や仕草も落ち着いたものとなった。

○&bold(){[[ロベルタ>ロベルタ(BLACK LAGOON)]]}
CV:富沢美智恵
[[メイド>武装メイド(属性)]]その1。南米十三家族の1つであるラブレス家のメイド長。
その正体は“フローレンシアの猟犬”の異名を持つ、かつてFARCに所属していた凄腕のテロリスト「ロザリタ・チスネロス」。現在は変質してしまった組織を離反して足を洗っているが、その戦闘力は未だ健在。
NSAとFARCという2つの『戦闘のプロ集団』を単身で、しかも同時に圧倒する化物中の化物。
レヴィと引き分けた唯一の人物であるが、登場当初は作者曰く「&bold(){その辺にあったものをかき集めて手を加えただけ}」と万全とは言い難い状態だったため、装備が整っていればおそらく勝っていたと思われる。
現在のところ作中最強候補。アニメでは表現が誇張され、まさに「ターミネーター」な化物ぶりを発揮した。
「El Baile de la muerte」は彼女が主人公と言っても差し支えないエピソードであり、ランボーも震え上がるほどのワンマンアーミーぶりを見せつけた。

○ディエゴ・ホセ・サン・フェルナンド・ラブレス
CV:大林隆介
ガルシアの父であり、ラブレス家11代目当主。
清廉潔白な紳士であり、その実直さから農業以外の事業を起こせず南米十三家族の中で最も没落。経済的にかなり苦境に立たされていたようで、当初はロベルタしかメイドを雇用出来ていなかった。
「Rasta Blasta」の少し前に地所からレアアースが採掘され、その利権を巡るトラブルの最中にガルシアが誘拐された事がロアナプラ恐怖の一夜の原因となる。
元々ロザリタの父親とは親友で、FARCから抜け出して転がり込んだ彼女を匿っていたが、没落のあまりメイドすら雇用出来ていない事を知った彼女の申し出もありそのままメイドのロベルタとして雇った。
その経緯から彼女からは全幅の信頼を寄せられており、「El Baile de la muerte」の回想内ではロベルタの身の安全を確保すべく第五共和国運動を支持し結成記念式典に参加したが、爆弾テロにより暗殺されてしまう。

・Das Wieder Erstehen Des Adlers
○ラッチマン
アメリカのネオナチ政党の指揮官。
アルフレードによってとある獲物をラグーン商会と競わされ、最終的に壊滅させられる哀れなハゲ。

○&bold(){ブリッツ・スタンフォード}
作者が早々に殺して最も後悔したという愛すべきバカ。
ネオナチスの流れを汲む、白人社会主義団結党の行動隊長。
かなり体つきが良く背も高い、ミソッ歯がチャームポイントのナイスガイ。
実はガンマニアで、超絶魔改造されたカスタム銃『鉄血帝国(アイゼルン・ライヒ)ルガー・スペシャル』を使用する。
造った本人曰く、
&font(#ff0000){「ルガー・砲兵(アーティラリー)・ロングをベースにフレームは硬質カーボン! グリップを太く!}
 &font(#ff0000){お得な複列弾倉(ダブル・カーラム)を収容し、マン・ストッピングに優れるというには余りにも絶大な破壊力の454カスール仕様!」}
との事。
どう考えても一から造った方が早い代物。
長々とこんな[[変態兵器]]の説明をして、更に自慢まで始めた挙げ句、
その間に弾倉の入れ換えを終えたレヴィに「こんなもの撃てて当たりゃいい」と忠告されご臨終。合掌
尤もレヴィも自らのカトラスにはそれなりに愛着を持っている描写があるため、上記のセリフはホイットマンフィーバー状態だったこともあってのものとも言える。

○アルフレード
元ナチス親衛隊の老人。
「通過儀礼と保険をかけた愉快で最良の方法」と称してとあるブツの回収をラグーン商会とナチかぶれの集団に競わせた。
徹底したアーリア人至上主義者であり、ダッチの知力や能力を認めながらも彼をジャングルバニーなどと呼び人種差別を隠さなかった。

・Bloodsport Fairy tale
○&bold(){双子}([[ヘンゼルとグレーテル>ヘンゼルとグレーテル(BLACK LAGOON)]])
&bold(){ヘンゼル}
CV:[[南央美]]
&bold(){グレーテル}
CV:[[金田朋子]]
幼い[[双子]]の兄姉の殺し屋。ルーマニア出身で、共産政府の無計画な出産奨励計画で生まれた「チャウシェスクの子どもたち」。
政変後解体された施設から裏の世界へと売られ変態の餌食となった挙げ句、余興としてスナッフフィルムの手伝いまでさせられ、快楽殺人鬼に歪んでしまった。本名は不明であり「ヘンゼル」「グレーテル」の名前は双子が出演していたビデオで呼ばれていたもの。
その戦闘力は張の兄貴が防御に徹する程に強大。ヘンゼルは斧、グレーテルはBARを得物とする。
イタリアン・マフィアのヴェロッキオがバラライカ暗殺のため街に連れ込んだのだが、所詮は余興による仕込みなので扱い切れず、逆に殺害された。
ともに戦ってきた部下を殺されたバラライカの逆鱗に触れ、二人とも死亡する。
広江氏のお気に入りキャラで、「殺したくなかった」と後に画集でボヤいていた。
一説によると、モデルになったのはアーケードゲーム「アウトフォクシーズ」に登場する「ダニー&デミ」と、童話を混ぜ合わせたもの。
広江氏はかなりのゲーマーであるため、信憑性は割と高いと思われる。

・Goat, Jihad, Rock'N Roll
○タケナカ
60年代の学生運動から新左翼に傾倒、日本を脱出し中東で赤軍派テロリストとなる。日本では指名手配されるほどの悪人。
飄々としているが切れ者であり時にテロリストらしい冷酷さも見せる。

○[[レガーチ>レガーチ(BLACK LAGOON)]]
三合会に雇われた逃がし屋。幻覚が見えるほどの重度のジャンキーだが運転の腕だけは確からしい。
その後ジャンキーっぷりに拍車がかかったらしく、シェンホア曰く「火星から帰れないなった」との事。

・Fujiyama Gangsta Paradise
○鷲峰雪緒
CV:[[桑島法子]]
鷲峰組の前組長の一人娘。
元々ヤのつく世界とは無縁の生活を送っていたが抗争に巻き込まれ、自ら組長の座につく事を選ぶ。
「身内の理不尽な不幸に晒され、否応なしに成長せざるを得なかった」という点ではガルシアと似た境遇を持つ。

○&bold(){松崎銀次}
CV:梁田清之
鷺峰組の若頭代行。
作中では珍しく銃を使用せず、得物は白鞘の[[日本刀]]。
撃ってきた銃弾を両断したり、レヴィと互角以上に戦えるなど戦闘能力は非常に高く、最強候補に挙げられる事もある。
雪緒の未来を誰よりも按じており、平穏な生活を捨てて闇の世界へ身を投げた彼女に絶対の仁義を誓う。
レヴィとの死闘の最中、命を賭した戦いであるにもかかわらず雪緒の笑顔が脳裏を掠め「生きようとした」事が命取りとなった。

○&bold(){チャカ}
CV:[[高木渉>高木渉(声優)]]
鷲峰組の舎弟。ブラクラを代表するクズ。
チーマーやゾクの後ろ盾。たぶんチャカ自身もチーマー崩れと思われる。
組を裏切って組長の美少女・雪緖を拉致るという状況が状況とはいえかなりえげつない真似をかます。
後ろから銃を突きつけられた状態から冷静に早撃ちで射殺するなどそれなりに強いはずだが、自信過剰がたたってレヴィの挑発に乗り銀次に腕を斬られてプールにドボンして死亡。
因みに、上記の人間性からは思えない程には語学が達者であり手下が(英語で)まともな命乞いすら出来てなかった中、レヴィと支障なく会話をしていた。

・Greenback Jane
○ジェーン
CV:長沢美樹
仲間とともに偽札作りに励むインド系の女性。自己中で破滅的に空気が読めない。
マフィアに偽札作りを依頼されていたが、完璧主義故に完成度に拘るあまり納期を全く守らなかったために命を狙われることに。
「The Wired Red Wild Card」で再登場したが、自己中な言動はそのままに色情狂っぷりが新たに描かれた。

○ラッセル
CV:てらそままさき
ジローラモ・ファミリアのトラブルバスターを自負する自称「グルーヴィ・ガイ」。
ジェーンを始末するために殺し屋を募集するも、アウトローの見本市ロアナプラにおいて彼は田舎者そのものであり、殺し屋達からは完全にナメられている。
跳弾の危険があるエンジンルーム内でエダと一進一退のタイマンを繰り広げるなど実力は確かだったが、おしゃべりな性質が仇となり、自業自得な最期を遂げた。

○エルヴィス
CV:辻親八
フロリダを本拠地とするカルテルの幹部。
見せしめに同僚を殺害され逃亡したジェーンを連れ戻すべく、同郷の縁からロボスを案内人としてロアナプラに乗り込んだ田舎者。
終始ロボスを軽んじ、彼の警告を無視して暴力教会に発砲した結果燻っていたレヴィとエダの逆鱗に触れて槍衾となり負傷。
その後は病院で管を巻いていたが、ロアナプラに於ける三合会とホテル・モスクワの利害関係等を無視して報復に兵隊を呼び寄せようとするも、それらの行為をロアナプラの害となると判断したロボスにより処刑された。

○ロボス
CV:鈴木清信
ロアナプラの地元マフィア幹部。
エルヴィスの案内人を任されていたが、貫禄のない風貌や弱気な態度が仇となりロアナプラの流儀を理解しようとしない彼らに振り回されてしまう。
一応エルヴィスには再三忠告はしていたが、それを無視した彼が暴力教会に発砲してしまい、暴力教会の性質((ロアナプラで唯一武器売買を許可されている手配屋でもあるため、暴力教会を敵に回すとロアナプラで武器を買えなくなってしまう恐れがある))を理解していた為尻ぬぐいに奔走する羽目に。
弱気な見た目の反面、レヴィとエダが名前を聞くと射撃の手を止める、ロアナプラ在住の殺し屋に一目置かれる、ダッチとは長い付き合いなどロアナプラ歴の長い手練である。

○クロード・"トーチ"・ウィーバー
CV:西嶋陽一
小太りでメガネを掛けた中年の白人男性。宗教上の理由で禁酒している。
柔和な笑顔を絶やさない外見とは裏腹にラッセルに雇われた殺し屋の1人で、ライターを改造した火炎放射器等を獲物として妻を焼き殺した過去を持つ快楽殺人鬼。
魚雷艇上での戦いでレヴィと一対一となり彼女を焼き殺そうとするが、ダッチの意図的な急転舵で振り落とされそうになり、なんとか持ち堪えたが身動きが取れなくなった所にレヴィの銃撃を受け花火同然の最期を迎えた。

・El Baile de la muerte
○&bold(){[[ファビオラ・イグレシアス]]}
CV:雪野五月
メイドその2でありロリ。「Rasta Blasta」以降、レアアースで経済的余裕が出来たラブレス家に縁故採用されている。
キリングメイド仕込みの戦闘技術を有するカポエラ使いで銃の扱いが下手なちゃっかり者。
メイド服がぶかぶか。かわいい。

○シェーン・J・キャクストン
CV:小川真司
米陸軍少佐。[[ベトナム戦争]]にも従軍経験があり当時は少尉。
[[NSAの指示のもと活動する特殊部隊>グレイフォックス襲撃群(BLACK LAGOON)]]の指揮官であり、ある任務のためロアナプラを訪れ狂犬と化したロベルタとカチ合うハメに。
ダッチとはベトナム帰還兵繋がりで表向きは親しく接したが、ベトナム従軍経験者故に彼と交わしたベトナム従軍時代の与太話から経歴詐称を見抜き、ベニーに対し「&bold(){ダッチの経歴は嘘の可能性がある}」と警告した。

・The Wired Red Wild Card
○馮亦菲(フォン・イッファイ)
中国人民解放軍総参謀部の五級士官。
上司からの指令によりサイバー戦争の技術を会得するため身分を偽ってジェーン達のグループに近づいた。
ただしジェーン達からは正体を見抜かれており、彼女達にハメられた結果ダブル[[スパイ]]と疑われロックと同じように蜥蜴の尻尾切りに遭い命を狙われる。
危機的状況におかれながらも、かつての自分と境遇がダブったロックの手助けもあり、逆境の中で逞しく運命を切り開いていく。
決して酒に弱くないレヴィを顔色一つ変えず酔いつぶせるほどの蟒蛇である。

〇四重奏
フォンを暗殺するため、人民解放軍の命を受けた仲介業者が派遣した殺し屋集団。人種はバラバラだが、それぞれ異母異父が違うだけで実際は血が繋がっているという複雑な四人兄弟。
ヒゲでメガネの黒人で四重奏のリーダー役である長男の&bold(){モンテロ}、カウボーイハットと音痴がトレードマークで白人の次男&bold(){ロブ}、巨漢で頭足らずな韓国系アメリカ人である三男の&bold(){パクスン}、暴力協会ですら尻尾を掴めないし詳細不明の四人目で構成されている。
フォンを追い詰めていくが、ロックやレヴィの手助けや機転、援軍として駆けつけたエダも相まって全員があんまりな結末を迎える。
ロブだけは音痴で歌い続けなければ生き延びれたかもしれなかったが……

・L'homme sombre
〇ルマジュール
フランス語で「中指」のコードネームを持つ「五本指」のメンバーの一人。黒髪のツインテールが特徴のアジア人女性で、実はロアナプラ入りしたキャラでロックに次いで二番目となる&bold(){日本人}。
同僚の死や作戦の失敗、捨て駒同然の鉄砲玉としての役割から仕事に対して嫌気を感じている。
ロアナプラでの作戦中に形勢不利に追い込まれ、仲間たちから見捨てられた上に機密保持として頭を銃撃されるが、左目を失いながらも生存。ロック達に捕縛され、仲間を裏切るか死ぬかの選択肢を与えられる。
その後は紆余曲折あってホテルモスクワの鉄砲玉としてロアナプラの住人となりレヴィを「姐さん」と呼んで慕う後輩キャラとして登場する。
男勝りで荒々しい口調が特徴だが、ロックやレヴィに対しては恩義があってか敬語を含む大人しい口調で接している。
射撃、格闘ともにかなりの手練れで、C.A.R.スタンス((ジョン・ウィックで有名となった近接戦闘射撃の方法))で拳銃を扱い、片目というハンデでも支障なく的を射抜けるほど。

〇五本指
フランスの民兵組織SAC(劇中の時代では解散した実在組織だが、水面下で存続し活動しているという設定。)の下部組織にして女性だけで構成された暗殺者部隊。名前の通り、それぞれ「指」のコードネームが付与されており、それぞれ人種も異なっている。ロアナプラにて「蠅(ラ・ムッシュ)」なる人物を見つけ出して殺害する使命を帯びており、外見の特徴である「大柄な黒人男性」に該当する裏社会の人物を立て続けに殺害、ロアナプラの裏社会を悩ませ、ダッチの命を突け狙う。
全員ともに黒のスーツを着用し、官給品であるジェリコ941自動拳銃で武装している。

〇ルプス(親指)
ドレッドヘアの黒人女性。チームのリーダー格であり、主な指示も彼女が飛ばす。
チームの中では最後までルマジュールを信頼しようとしていた。

〇ランデクス(人差し指)
五本指のアラブ系女性。バラライカの恐ろしさを身をもって体感してしまう不憫な人物。

〇ラニュレール(薬指)
ボブカットのアジア系女性。チーム内ではダッチに対して一番近くまで迫る事が出来たが、詰めの甘さによって倒れる。
最後はホテルモスクワの構成員に突撃銃の斉射でミンチにされる凄惨な結末を迎える。

〇ロリキュレール(小指)
ツインテールの小柄な白人女性。ロリ顔。
前任が死亡した事で新たに配属された新入りであり、ルマジュールの存在を警戒している。


*◆おまけ漫画
単行本にはお約束として本編とは無関係の漫画が巻末に掲載されている。
シリアスでバイオレンスな世界観とは裏腹に、完全なギャグ設定となっており、
・レヴィが魔法少女になる
・唐突に学園パロや現パロが始まる
・いきなり若返る
・突如としてキャラの性別が逆転する
などの、本編の雰囲気を徹底的にブチ壊すような捧腹絶倒の短編が展開されており必見。
おまけ漫画で登場した幼い頃のロリバラライカは後にアニメ版本編に逆輸入されたりもした。
ちなみに悪ノリ展開は単行本だけにとどまらず、GX本誌の付録として付けられた特別カバーでは&color(#F54738){&bold(){「少女漫画フォーマットで描かれた、セーラー服姿で抱き合うレヴィとバラライカ」}}というぶっ飛んだ代物が出て来た事も。

また「もしもブラック・ラグーンがハリウッド映画だったら……」というIF展開で撮影舞台裏を描くイラスト集同人誌も作者自身の手で頒布されていたりする。


*◆メディア展開
BLACK LAGOON
BLACK LAGOON the Second Baragge
として二度アニメ化されている。
OP:Red fraction/MELL
ED:Don't Look Bhind/Minako ”mooki”Obata

多少時系列が違うものの原作をほぼ忠実に再現し、
その上世界観を崩さないような独自のアレンジが加えられており、評価は高い。
驚異的な作画と声優の演技が加わったことで、もはや原作を超えている。

OVAとして第3期の制作が決定し、2010年7月17日から順次発売中。


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- ルーマニア革命さえなければ、かの双子が歩く道も少しは平和だったのかな  -- 名無しさん  (2013-09-12 00:52:27)
- 今はメキシコがロアナプラを余裕で越えてるせいでそういう点でも続きが描きづらい作品だと思う  -- 名無しさん  (2013-12-16 17:45:20)
- ついに単行本最新刊の発売が決まった  -- 名無しさん  (2014-03-07 13:00:32)
- ↑マジか  -- 名無しさん  (2014-03-22 20:32:50)
- 何であんなに長期休載したんだろう。ロベルタ偏の展開に悩んでたのは知ってたけど  -- 名無しさん  (2014-05-29 19:10:47)
- 訊くのは野暮だがこいつらどうやって弾リロードしてんだ  -- 名無しさん  (2015-08-03 11:17:02)
- B級ものにおけるリロードは気分だと相場がだな・・・メキシコとISISはまさに事実は小説よりも奇なり  -- 名無しさん  (2015-12-02 09:38:47)
- この作品に普通の人間はおらんのか(困惑)!?  -- 名無しさん  (2016-05-05 16:05:26)
- 作者が考える事と読者が受け取る考えのずれとかで結構キたんじゃないの?鷲峰雪緒とかロベルタ編とか  -- 名無しさん  (2016-05-05 17:03:48)
- ↑ あの展開は大好物だったんだがね  -- 名無しさん  (2017-03-27 10:46:55)
- 双子のあたりは話がわかりやすかったから齟齬も少なかったのかね  -- 名無しさん  (2017-10-19 21:23:50)
- これってまだ連載してるのか  -- 名無しさん  (2019-07-01 16:49:07)
- 作者が苦しんで描いてるような感じがして最近読むのがしんどい  -- 名無しさん  (2019-08-15 20:33:25)
- そろそろ本編は一旦完結させて、スピンオフという形で章ごとにゆっくりやってほしいなとも思う…。エダ編は絶対やってもらいたいとも思うけど。  -- 名無しさん  (2019-08-15 23:16:13)
- 最新刊で作者が鬱だったようで、現在も完治してないそうで、これは将来的に再び休載もありそう  -- 名無しさん  (2021-08-27 17:12:11)
- 読者はシリアスでハードさをどんどん求めているからか、メイド編のメイド長が目を覚ますシーンとかにツッコミがとぶんだから作者と読者の間で齟齬がありそう  -- 名無しさん  (2021-11-26 14:36:53)
- ↑3 別作者のスピンオフ出たね、ソーヤーとエダのやつ  -- 名無しさん  (2022-09-16 10:29:21)
- 再開してるが手が出しづらいな…作者の病気もあったろうが流石に休載が長すぎてもう追いたいと思えない程冷めてしまった。深い世界観は素晴らしいし作者が新連載もしてるが色々考えるとまた数年間待たされそうだから読むこと自体躊躇ってしまう  -- 名無しさん  (2023-09-08 01:40:51)
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