グリフィンドール

登録日:2012/07/29 Sun 13:56:51
更新日:2024/01/23 Tue 13:09:40
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''You might belong in Gryffindor, where dwell the blave at heart, their daring, nerve and chivalry.''


「グリフィンドールに行くならば、勇気ある者が住う寮、勇猛果敢な騎士道で他とは違うグリフィンドール。」








グリフィンドール寮とはホグワーツ魔法魔術学校の四つの寮の中の一つである。

創設者はゴドリック・グリフィンドール。ハウスカラーは真紅金色で、
寮の象徴はライオン。

現在の寮監はミネルバ・マクゴナガル

寮憑きゴーストはサー・ニコラスことほとんど首無しニック。


勇猛さと騎士道精神に溢れている者がこの寮に選別される。
所謂「主人公気質」。

対応する四大元素は火。



【談話室】



入り口はホグワーツ城八階にあり、談話室そのものは城塔の中に存在する。

談話室の入り口にはピンク色のシルクの服を着た「太った婦人」が描かれた油絵があり、彼女がここを守っている。

正しいパスワード(定期的に更新される)を言えた者にだけ、談話室への道を開ける。

彼女の背後には広い談話室が広がっていて、暖炉があり、大きな階段が2つある。

その階段は男女それぞれの寝室へ続いている。

ちなみに女子が男子の寝室へ行くことはできるが、その逆をやろうとすると階段が急なスロープになった後、急激に傾いて振り落とされるので無理。

これは他の寮でも同じ。


談話室自体は赤が基調となったシックな雰囲気であり、とても居心地が良く、仲の良い寮生たちが暖炉の前でくつろいでいるところを良く見かける。



【評判】
''The house of Godrric Gryffindor has Commanded the respect of Wizarding world nearly ten Centuries.''
~Minerva Mcgonagall~

グリフィンドール寮が勇敢さ、騎士道精神、その他もろもろの気性に重きを置いていることはよく知られている。

グリフィンドール生は基本的に勇猛果敢で紳士的だが、時に無鉄砲で周りに害を与えるような振る舞いをする者もいる。
また誇り高さと正義感の強さや勇敢さの裏返しで、他者を見下す傲慢や自らの感情や信念を全体のルール等よりも優先する独善的な面を持つこともある。

その気性を最大限に活かして、ダンブルドア軍団不死鳥の騎士団に多くの者が参加し、戦い抜いたことも良く知られている。
しかし、「歴史上闇の魔術師を一番排出していないのはハッフルパフ」と明言されているので、グリフィンドール出身の闇の魔術師もそれなりにいるものと思われる。
「ルールよりも優先すべきものがある」「他者を傷つけてでも守らねばならないものがある」という信念が時として悪い方向に傾いてしまうこともままあるのかもしれない。
また、正義感や使命感が暴走して結果的に悪行を働いてしまう者や、正義が報われないことに絶望して闇落ちする者も出てくると思われる。

……というか実際のところ、信じる方向性が違うだけで「考え方の合わないものへの排斥性」などはグリフィンドールもスリザリンもレイヴンクローも大差はなかったりする。
いろいろな意味で「イギリス的」といえる。

他の寮(特にスリザリン)はグリフィンドール寮を''Pointless heroics''に没頭していると感じることが度々ある。

セブルス・スネイプはグリフィンドール生のことを、独りよがりで傲慢で、規則を無視するやつらの集まりだと評した。*1
仲間思いであるが傲慢で規則を破りがちで独善的と、方向性こそ違うもののスリザリンとは本質的に似かよっている。
かなり好意的な見方をすれば、スリザリンとグリフィンドールはとても良いライバルである。


両者の対立の歴史はゴドリック・グリフィンドールとサラザール・スリザリンの時代から始まった。

当初の二人は非常に仲が良かったが、学校の運営方針において純血のみを教えるべきと主張したサラザールと、
生まれの血に関わらず教えるとした他三人で意見が食い違った際、この二人の凄まじく諍い合い、最終的に決闘にまで発展したという。


【他寮との関係】
グリフィンドールは贔屓されていると思っている他寮生が多い。

1991年の寮対抗杯で、最後の最後でアルバス・ダンブルドアがグリフィンドールに加点したことや、
ハリーがネビル・ロングボトムを虐めたドラコ・マルフォイから思い出し玉を奪い返した際、
マクゴナガルはハリーを処罰するどころか彼をクィディッチチームの正シーカーにスカウトし、競技用箒をプレゼントした。
(マルフォイの側は咎められた様子が無いが、マルフォイの処罰免除とハリーのスカウトをトレードしたのかもしれない。また、百年前には前例もあったようである)

実際、寮対抗杯では規則を破りヴォルデモートを賢者の石まで案内しておきながらの加点であり、
マクゴナガルも教師としてであれば処罰しなければならない立場である。

どちらも理由があるのだが、その詳細を知らない他寮生には贔屓として捉えられてしまった。

極めつけは三大魔法学校対抗試合で年齢的に選ばれるはずがないハリーが選ばれたことである。
この件でセドリック・ディゴリーが正選手として選ばれていたハッフルパフはもちろん、レイブンクローとも険悪な関係になってしまった。

しかし、第二次魔法大戦ではレイブンクローもハッフルパフもどちらもグリフィンドールの側についた。

なお、ハリーが作った私軍隊・ダンブルドア軍団にはスリザリン生は一人も居なかった*2が、ホグワーツでのヴォルデモート卿との最終決戦では、が力を合わせて戦った。


''Before Harry could speak,there was a massive movement.The Gryffindors in front of him had risen and stood facing ,not harry but Slytherin.Then the Hufflepuffs stood,and almost at the same moment the Ravencraw,all of them with their backs to harry all of them looking toward Pansy instead and harry awestruck and overwhelmed saw wands emdrging every where pulled from beneath cloaks and from under sleeks.''
~ホグワーツの最終決戦~ハリーポッターと死の秘宝より~




追記・修正は女子の寝室への階段のトラップを脚力で破れる人にお願いします。

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最終更新:2024年01月23日 13:09

*1 作中における寮生の行動を見る限り、あながち間違いとも言えない。もっとも、そういうスネイプ&スリザリンも他人のことは言えないが。

*2 これについては、他の寮との関わりがないスリザリンとの連絡手段がまったくなかったことが大きい。