昇龍拳

登録日:2010/01/01 Fri 04:29:28
更新日:2024/04/08 Mon 12:32:53
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昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!


◆概要

昇龍拳とはカプコンの格闘ゲーム・ストリートファイターシリーズ必殺技
そして格ゲー三種の神器の一つ。
恐らく、対戦型格闘ゲームで最も有名な対空技だろう。

よくカエルパンチのような単純なジャンピングアッパーと誤解されるが、実は若干違う。
実際の動作はやや回転をかけてほぼ垂直にジャンプしながら出すアッパーカット+跳び膝蹴りの複合攻撃。
まず左肩を敵に向けた半身の構えから、身体を捻って右手でボディへのアッパーカットを打ち込む。
更にそこからジャンプし、その勢いで右膝と伸ばした右腕の肘を敵の上半身に打ち込むという技。
当然ながらボディアッパーが届く距離、すなわち密着戦での技である。
ちなみに真・昇龍拳は先に逆の腕でアッパーを打ち込んでからと動作が異なる。

ごっこ遊びでは波動拳が出せずにこちらの方で妥協し、一人部屋で飛んでいた人も多いだろう。弱昇龍拳もどきぐらいなら現実でも可能。

→↓右下(623)のコマンドを「昇龍コマンド」と表現することも多い。
波動拳に化けるなど初心者が最初につまずくコマンド。
「歩きながら波動拳」あるいは「レバーで”Z”字を描くように」コマンドを入力するのが練習するコツである。


海外では「ドラゴンパンチ」という名称で、昇龍コマンドは「DP」と呼ばれる。*1
また、「ストⅡ」におけるリュウの勝利デモにおける「昇龍拳を破らぬ限り〜」というセリフが海外では「シェンロンを破らぬ限り〜」と誤訳され、
海外では長い間「シェンロンという隠しキャラがいるらしい」という都市伝説になっていた。*2
この噂はCAPCOM側も認知しており、エイプリルフールには剛拳をパロディした「マスター・シェンロン」の紹介ページを公開した事もあった。それも、2008年と2017年で二回も。

初代ストリートファイターのラストステージでリュウがサガットの胸に昇龍拳で一生消えることのない傷痕をつけたことから、ストリートファイターの新たな物語が本格的に動き始めることになる。

ゲームでの昇龍拳

飛んできた相手を昇龍拳で迎撃するのが一番の基本とされる。
波動拳で飛ばせて落とす戦法は、リュウの基本とされているが、近年の作品ではシステム的に弱体化していることが殆ど。
出始めに無敵が付く作品では相手の牽制を潰したり起き上がりの暴れを読んで潰せるようになったりなどが出来ることも稀にある。小足見てから昇龍が余裕になれば君もウメハラだ。
ストⅠでは開始から終了まで完全無敵だが、入力が非常にシビアで出しにくい*3。その代わり、フルヒットで相手が即死する*4*5。まさしく必殺技であった。
ストⅡシリーズでは初代からスパⅡまでは上昇中は完全無敵である。最終作のスパⅡXでは無敵時間が出始めのみに削減された。
ストⅢシリーズでは空中でも出来るブロッキングの存在から、安定した対空技とは呼べなくなった。
ストⅣシリーズではセービングアタック(とセービングキャンセル)導入により、隙消しやリターンの大きさで相対的に強化された。

リュウの昇龍拳は単発ヒットが多い。EX技でも2ヒット程度(ストリートファイターシリーズの場合)
その代わり、一発あたりの威力が高いため、カス当たりでも威力が安定している。
単発の仕様が多いため、地上ヒットでもダウンしやすい。

ケンの昇龍拳は、初期こそリュウと同性能だったが、シリーズを重ねるごとに差別化の点から変化した。
リュウの昇龍拳よりも前に飛ぶようになり、スパⅡ以降は強昇龍拳が炎を纏うファイアー昇龍拳になった。
中が2ヒット、強が3ヒットする作品が多く、削りにも有効だが、カス当たりだと威力が減る点がある。
地上ではフルヒットしないとダウンを取れない作品も多く、地上の相手に使う際の危険性が高い。
一方大きく横に伸びるためカバー範囲が広く、場合によっては敵の近距離飛び道具攻撃を「刈る」事すら可能。


◆昇龍拳に関連した必殺技

  • ファイヤー昇龍拳
ケンの強、EX昇龍拳の名称。単体の技として昇龍拳と区別されている作品は少ない。
  • タイガーブロウ、タイガーアッパーカット(サガット)
サガット版昇龍拳。ブロウはまだ未完成の状態であり、ZEROシリーズで使われている。
アッパーと同じ側の脚で踏み切るため、膝蹴り部分がない。また大きく屈伸し、下から掬い上げるように跳び上がる。
豪鬼の昇龍拳。強版では相手を紫の炎(殺意の波動)で燃やす事もある。
ダン版昇龍拳。肘が伸び切っておらず曲がっている。キャラコンセプト的にも昇龍拳より性能は悪い。
ただ判定は強いため、ひきつければしっかり対空技になる。
さくらが見真似で会得した昇龍拳。気で上昇するコツを知らない為、助走をつけて跳んでいる。強版などでは大きく前に前進する。
紅桜拳はジャンプせずにアッパーだけ放つ。どちらも動きの関係上、対空技には不向き。
  • ドラゴンスマッシュ(ショーン)
ケンの弟子であるショーン版昇龍拳。昇龍拳のように飛び上がったあと、頂点で相手を蹴り落とす。3rdでは両手で昇龍拳を行う。
カプコンによるセルフパロディ。

TVアニメストリートファイターII Vにてケンが習得した昇龍拳の発展業。
拳に波動のオーラを集めて繰り出す、波動をまとった昇龍拳。
他の昇龍拳系統の技と異なり、壁面を蹴って真横にすっ飛びながら使う形で繰り出すのが特徴。じゃあ昇り龍じゃないじゃん
云わば、ケン版サイコクラッシャーのような技となっている。

  • じょうりゅうけん(完熟大統領)
半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!」に登場する他社にパロディされた技。
上流階級による、ここが川の下流ならば上流まで吹っ飛ばされるだろう勢いの攻撃であり、食らうと目を回して動けなくなる時がある。

  • ゴールド昇龍拳(ゴールドライタン)
VSシリーズのひとつ「タツノコ VS. CAPCOM」のキャラ別エンディングにて、もし再び脅威が現れたとしてもこの世界を守ることができるようにと、ゴールドライタンが修行の果てに体得した必殺技。
「ゴールド昇龍拳」と叫びながら上昇するとライタンの体は黄金の光に包まれ、地球に落ちようとする巨大隕石を跡形もなく粉砕しライタンが地上に着地するとその衝撃で大きなクレーターが出来た。
技名こそ「ゴールド昇龍拳」だが、ポーズは「片膝を上げたウルトラマンのぐんぐんカット」に近いか。
ちなみにゴールドライタンのキャラ別エンディングは、ストリートファイターⅡリュウのエンディングのオマージュとなっている。

◆昇龍拳に関連したスーパー(ハイパー)コンボ

  • 真・昇龍拳
リュウが極めた究極の昇龍拳。実装される場合はたいてい、超必殺技の中でもパワーゲージ全消費する最高ランクが定位置。
最初の昇龍拳が根本ヒットすると、そこから逆の腕で強力な昇龍拳を放つ。
  • 滅・昇龍拳
『ZERO3』リュウのスパコンで肘打ちから昇龍拳に繫げる突進技。間合いが広いが威力は並。
ただし突進距離が伸びるほど8段階で威力が急上昇する。
  • 昇龍裂破
前進しながら昇龍拳を連発するケンのスパコン。
設定上は全米格闘技戦の決勝戦で昇龍拳を見切られたケンがとっさに出した「フェイントにした弱昇龍拳→本命の昇龍拳」を実戦投入したもので、
メタ的にはCPUケンが弱中強の昇龍拳を連続で出していたパターン(通称ドラゴンダンス)をスパコンにしたものとされる。
  • 神龍拳
ケンのスパコン。(炎柱とともに)敵を巻き込み何回転もする昇龍拳。
連続ヒットする技で、レバガチャおよびボタン連打でヒット数が増える。
  • 滅殺豪昇龍
豪鬼版昇龍裂破。殺意リュウも使う。
  • 昇龍煉獄
豪鬼のカウンター必殺技。攻撃を受け止めると、豪昇龍拳で返す。
  • 双龍拳
『NAMCOxCAPCOM』でのリュウとケンのMA攻撃。
  • 晃龍烈火
ダン版昇龍裂破。
  • 真・晃龍拳
全身に気を纏った無敵の晃龍拳。
  • 乱れ桜
さくら版昇龍裂破。
  • ショウリュウキャノン
ショーン版昇龍裂破。
  • 禁じ手・昇龍拳
リュウ達の師・剛拳が人を殺めぬよう封印している昇龍拳。スパコン。
後述の中平版の逆輸入とも言われる。
  • 九頭龍裂破
『EX2 PLUS』でケンのメテオコンボとして登場した技。洗脳されたケンも使う。
疾風迅雷脚の連続蹴り→竜巻キャンセル昇龍拳→キャンセル昇龍裂破→キャンセル神龍拳まで放つ大技。

◆中平版ストリートファイターシリーズでの解釈

中平正彦氏の漫画『ストリートファイターZERO』によると、昇龍拳はリュウ・ケンの師ゴウケンのその師ゴウテツによって禁じ手とされていた奥義とされている。
理由は「天、即ち神仏に拳を向ける故に、未熟なまま使用すると殺意の波動に取り込まれるから」とのこと。
すなわち、昇龍拳は殺意の波動の入り口だというのがゴウテツ・ゴウケンの意見であった。
実際完全ではないにしろタイガーアッパーカットとして昇龍拳を模倣したサガットも後に殺意の波動に目覚めかけている
その割には、エックスやゴールドライタン、猫ひろしが普通に使用している。まあ突っ込んだら負け。

結果的にリュウはその血と資質で自力で昇龍拳にたどり着いてしまい、ケンもあっさりラーニングしたのでタブーはムダになった。

上記の通りサガットの胸に消えない傷をつけたが、それは格闘家として死ぬより暗殺者として生きる道を選んでしまったことだった。
その結果リュウは昇龍拳を放った瞬間に殺意の波動に目覚めてしまう。
最終的には真・昇龍拳を編み出すことで克服した。

一方でケンは昇龍拳を得意技としておきながら一切殺意の波動に呑まれる様子が無い。
ケンも上記のリュウのように死線は超えているはずだが、それでも殺意の波動に目覚めないのは格闘家としての矜持を貫いているからなのかもしれない。
中平版ストZEROでは昇龍拳を使いまくってる事をリュウに抗議されるも、逆に
「愚直に禁じ手だからと封印して使い慣らさないからいざ使った時に殺意の波動にのまれてしまってる」と指摘された。


「昇龍拳てなあ、建て付けの悪いドアみたいなモンだ
コツを覚えないと余計ガタがくる」

───KEN MASTERS*6

ケンはゴウケンから、リュウが殺意の波動に呑まれた時は殺してでも止めるように告げられていた。この事からも、
ケンが殺意の波動に呑まれる可能性はほぼ無いであろうとゴウケンが予想していた事がうかがえる。

NAMCO×CAPCOMでは殺意の波動に飲まれたリュウを目覚めさせるためケンが真・昇龍拳を使うシーンがある。
この作品中でもトップクラスの名場面である。

なお、上記のリュウとケンが昇龍拳を習得した経緯から、ダンもまず間違いなく昇龍拳を直接伝授されていないはずである。
にも拘わらず昇龍拳に酷似した、しかし拳を天に向けない晃龍拳を編み出している事から、ダンも自力で昇龍拳に辿り着いていたが、同時にその危険性も無意識に悟っていたのではないかという説も。
実際サガットですら完璧ではないにしろ昇龍拳を模倣したタイガーアッパーカットを編み出したせいか後に殺意の波動に目覚めかけてしまったので、晃龍拳を編み出したダンの対応は正しかったと言える。
というと凄い話なのに技としては改悪という哀しみ

◆その他の作品での昇龍拳

上述にもあるが、カプコンゲーにおいて瞬獄殺や波動拳に並んでパロられることが多い。

(例)
GOD HAND:笑龍拳
デビルメイクライ:ライジングドラゴン

MARVEL COMICSの問題児ことデッドプールも昇龍拳をコミック中で使用しているが、実は出す膝が左右逆なので厳密にはアパカッ。
後の『MVC3』出演時にはエリアル開始技として使用しているが、こちらでも原作漫画再現で「Syoryuken!」と叫びつつアパカッを出している。


◆昇龍拳が登場するCAPCOM作品

カウンターハンターステージ3の隠し武器として登場。
取りにいく為にはエアダッシュとチャージラッシングバーナーをフル活用して、針を飛び越えなければならない。

ケンの強昇龍拳と同じの、突き上げる拳に炎を纏うファイヤー昇龍拳である。
コマンドは→↓右斜め下。
体力満タン時、地上にいるときのみ出せる。
で、習得までのやりとりはこちら。

ライト
よくぞ ここまできた!!

エックス!

こんかいのわざは これだ!

ほれ!さっさと はいるのじゃ。

X1の波動拳イベントと比べてみると、あっさりし過ぎな感がある。胴着も着ていないし(普通の白衣)。

なお、この技を習得した直後に対峙するボス、アジールフライヤー(通称アジフライ)は、エックスの真上に陣取っており、
いかにも当ててくれと言わんばかりの位置関係であったため、多くのプレイヤーの試し撃ちの犠牲になった。

ほぼ真上に攻撃するという特性上、アジフライ戦ぐらいしか簡単に当てられる場面は少ないし、出始めから着地まで無敵状態だが、着地したところを攻撃されるとほぼ間違いなく避けられないし、多段ヒット技なのでカス当たりだと4分の1くらいしか体力を減らせられないなど、少々使いづらいロマン技といえよう。
だが前作の波動拳が地上で真横にしか出せない関係上、当てられない敵が多くいたのに対し、本作の昇龍拳はほぼ全ての敵に当てられるので、
アクションに慣れた人には、むしろこちらの方が使いやすいとの声もある。

8大ボスの1体『マグマード・ドラグーン』が波動拳と共にファイヤー昇龍拳を使用。
流石にX2時代の威力には及ばないものの、8ボスの彼が長嶝氏の渋い声で平然と使いこなしてくる姿に
度肝を抜かれたプレイヤーは多いハズ。
更に、彼を倒せばエックスとゼロもセルフパロ的な形ではあるが修得可能。
エックスはチャージ版のライジングファイアがまんま昇龍拳に。ゼロは炎のセイバーを構えて空中へ舞い上がり、頭上の敵を切り裂く龍炎刃が使える。

  • 『ロックマンX8』
ゼロ(および隠しキャラのレイヤー)が覚えられる必殺技の一つ「氷龍昇」がKナックルを装備時「昇拳」に変化する。
氷属性の昇龍拳はこれしかないレア技である(21年時点)。

片手剣専用の狩技として登場。
見た目は昇龍拳そのまんまだが名前は「昇竜撃」である。
回転しながらその場でアッパーを繰り出す本家とは異なり、
突進斬り→盾によるアッパー→落下しながら追撃という三段構えの攻撃である(レベル3の場合)。
スタン値が高く、モンスターによってはこの狩技1発でスタンがとれる。
逆に初動で大きく前進するため、的確に頭に叩き込むには慣れが必要。
一説にはそのモーションから、通常の昇龍拳ではなく真・昇龍拳や滅・昇龍拳のオマージュとも。
余談だが、モンハンの片手剣は盾が存在しないもの*7がいくつかある。こういう武器で昇竜撃をすると殆ど素手で巨大なモンスターにアッパーをかますという本家もビックリな光景が見られる。

片手剣専用の鉄蟲糸技として「滅・昇竜撃」が登場。
クロスから名前が変更されたが、変更後も本家と似るという事態になった。
クロスでの昇竜撃とは色々攻撃モーションが異なる。
まず突進斬りが無くなった代わりに出だしにガード判定が発生し、ガードが成功するとアッパー攻撃が多段になり大きく強化される。
クロスでの落下追撃は、盾でのフォールバッシュか剣でのジャンプ斬りに派生可能という仕様に変更された。
その性質上、モンスターの攻撃のタイミングに合わせて使用するカウンターのような使い方が最も効果的である。

また「ストV」とのコラボクエストの報酬で製作できる豪鬼の重ね着装備を着用した状態でこの技を使うと、演出が豪昇龍拳に変化する。
他の技やアクションも豪鬼専用の演出になり、一部は性能も変化するなど再現にはかなり気合が入っているため、なりきってプレイするのも一興だろう。
余談だが、豪鬼の重ね着装備専用の素材は殺意の波動だったりする。滅・昇竜撃の使い過ぎで目覚めていたのかもしれない。


余談

海外勢の科学的検証によれば、ゲーム中の挙動を無理やり再現するとなるとアッパー部分だけで頭部が吹き飛び成人男性くらいは死に至らしめられるとのこと。
そりゃサガットの胸も抉れようものである。




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最終更新:2024年04月08日 12:32

*1 というか「ストⅠ」ではボイスも「ドラゴンパンチ!」になっている。竜巻旋風脚も同様に「ハリケーンキック!」で、どうもボイスは海外基準になっていたようだ。

*2 しかもその内容から「シェンロンはリュウの師匠」だとか「シェンロンは剛拳の英語名」という誤解も生まれ、一部ゲームや説明書、スタッフインタビューなどではそのように紹介されていた事もある。

*3 レバーの入力受付の猶予時間が少なめであることと、初代では「押されたボタンを離した瞬間」が判定であるため

*4 より正確に言えば、初代昇龍拳は拳・膝および肘の辺りの3箇所が独立しており、連続ヒットという概念はないものの3つの攻撃が別々に判定されて同時にヒットする可能性があった。初代は三大必殺技の威力が一律で1ヒットあたり約ゲージ4割、3回ヒットすればKOとなる。

*5 なお、肘の辺りに判定があるのはあくまでゲーム内の仕様。公式な昇龍拳の設定は拳・膝による2点攻撃である(初代SFの取扱説明書にて、昇龍拳は「アッパーカットと膝蹴りを繰り出す」技と明記されている)

*6 とっさの状況で冷静に出せないと意味がないけど、とっさに出そうとすると気負って自滅する───昇龍拳コマンドに苦しんでいたプレイヤーにとって、実感込みで大変キツイ言葉であった

*7 左手に小さな数珠を持つ等のパターンが見られる