ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ!
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ankoss
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・このSSには愛でられるゆっくりとそうでないゆっくりが出ます
・作者に都合の良い独自設定があります
・色々とパロディした部分があります
・これを書いたのはHENTAIあきです!重要ですから気を付けてね!
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
ゆったりと椅子に座って黒いスーツを着た男が優雅にコーヒーの入ったカップを口に運ぶ。
そして勢いよくコーヒーを口から吐き出した。
「またですかお兄さん?いい加減飲めもしないのに無理してコーヒーを飲まなくても・・・。」
呆れた目でそう男に言うのは男が飼っている頼もしき助手である胴付きさとりだ。
涙目で咳き込みながらも、男はきっぱりとさとりに言う。
「馬鹿言うな。これはな、俺が敬愛する探偵の正しい作法なんだ。だから決して俺がコーヒーを飲めないわけじゃないんだ!」
「そうですか・・・。でも机を拭くのはさとりなんですから、出来ればちゃんと飲んでほしいのですが。」
汚れた机を拭くさとりをばつの悪い目で見ながら、男は今日のスケジュールを確認するふりをする。
ここは男が開いているゆっくりに関係するトラブルを解決する個人事務所だ。
男の深いゆっくりの知識と、心を読むことができるさとりのコンビでこれまで数々の事件を解決してきた。
「それで今日はどんなお仕事ですか?また野良の駆除か探しゆっくり捜索ですか?」
さとりがコップに新しく注いだ牛乳を受け取り、男が美味そうに牛乳を飲む。
コップを机に置いてから男はさとりの質問に答える。
「今日はそうだな・・・、この失踪ゆっくり探しと捨てゆ探しでもするか。」
「何だか今適当に決めたみたいですけど。ちゃんときちんとお仕事しようとは思わないのですか?」
「こまけぇこたぁはいいんだよ!」
無駄に勢いよくさとりの忠告を切り捨てると男はまた美味そうに牛乳を飲む。
この男は腕は確かに良いのだが、どうも適当な所があり気分が乗らないと仕事をしないでさとりと戯れる。
それでも仕事が来るのは、ここ以外ではゆっくりのトラブルを専門で解決する場所など無いからだ。
「よっし!それじゃあお仕事でもしましょうかね。」
テンガロンハットにサングラスをかけて意気揚揚と事務所から出ていく男を、さとりが後から静かについていく。
怪しげな恰好をして幼女を連れまわしている不審者がいると通報もされるが、男は決してこの恰好をやめないでいる。
さっそく飼いゆっくりがいなくなったという公園にやってきた男とさとり。
とりあえずそこらのゆっくりにゆんやぁ!堂の甘味を与えて、公園にいるゆっくりを集めてくるように命令をする。
数分後には男の周りには様々なゆっくりが群がってきた。
「あまあまをくれるの!?かわいいれいむにはやくちょうだいね!」
「くずはさっさとあまあまをちょうだいね!たくさんでいいよ!」
「しょ、しょうがないからとくべつにあまあまをもらってあげるわ!かんしゃしなさいよ!」
「まりささまはいだいなかいゆっくりなんだぜ!どれいはさっさとあまあまをよこすんだぜ!」
「むきゅー、にんげんさんどうかぱちゅにごはんさんをください。」
十分にゆっくりが集まってきたのを確認すると、男はさっそく調査を開始する。
とりあえず簡単な質問から、目的のゆっくりがいるかの確認をする。
「お前らの中に飼いゆっくりだったやつはいたか?もしいたら俺が飼い主さんの所に連れて帰ってやるぞ。」
その言葉に野良ゆっくりが色めき立つ。
口々に自分こそが飼いゆであったと主張するが、ほとんどが口から出まかせだ。
飼いゆとは野良にとってはまさにゆっくりできる存在であり、あわよくばそのまま飼いゆになろうと邪な考えで自分を売り込む。
「れいむがかいゆっくりだよ!おにいさんとはぐれてここにいるんだよ!」
「ちがうよ!まりさがほんとうのかいゆっくりなんだよ!」
「ありすがしんのかいゆっくりよ!とかいはなおにいさんならわかるでしょ!」
「ごちゃごちゃうるさいんだぜ!まりささまがいだいなかいゆっくりなんだぜえええええええええええ!」
「むきゅ、ぱちゅはのらよ。だけどせめてごはんさんだけでもください。」
様々な言葉で自分こそ飼いゆっくりであると主張するゆっくりに、男は適当に聞き流している。
男は後ろに控えているさとりの様子を確認する。
「どうだ?どいつか飼いゆっくりだったやつはいたか?」
「ちょっと待ってくださいねお兄さん。今心を読み終えましたから。」
そう言って男に能力で心を読んださとりがそれぞれの真実を教える。
「かわいいれいむならきっとかいゆっくりになれるよ!はやくにんげんさんのおうちにつれていってね!」
「にんげんをどれいにしてやるんだぜ!」
「んほぉおおおおお!びゆっくりとすっきりーできるわあああ!」
「さっさとまりささまをもとのおうちにつれてかえるんだぜ!まったくむのうなどれいだね!」
「もうみっかもごはんさんをたべてないわ。ぱちゅはもうえいえんにゆっくりしちゃうのかしら。」
さとりから教えられて男はまりさを持ち上げて加工所製の透明な箱へと入れる。
自分も連れて行けと煩いゆっくりを無視して、男はさとりにまだいないかと尋ねた。
「ここにはもう飼いゆっくりはいませんね。多分別の所に移動したのでは?」
「おかしいな、まだここには飼い主と散歩してはぐれたちぇんがいるはずなんだけど。」
きょろきょろとあたりは見渡す男の視界に、一匹の弱ったちぇんがちらちらとこちらを窺っていた。
御世辞にも綺麗とは言えず野良のほうが綺麗という有様である。
そんなちぇんの元に男は近寄っていく。
「おいちぇん、お前飼いゆっくりじゃないか?」
「ちがうよー!ちぇんはかいゆっくりじゃないよー!わかってねー!」
必死に飼いゆでないと言うちぇんを怪しんだ男はさっそくちぇんの心を読むようにさとりに頼む。
「かいゆっくりはいじめられてゆっくりできないよー!このおにいさんもちぇんをいじめるきなんだよー!」
どうやら飼い主とはぐれた後で野良にでも苛められたのだろう。
怯えているちぇんにラムネを食べさせて眠らせた後に、男はまりさと同じように透明な箱に入れる。
「んじゃ帰るか。さとり今日も御苦労さま。」
「お兄さんもお疲れ様です。でもまだお仕事は終わってませんよ。」
男が嫌そうな顔をするが、しかたないと溜息を吐いて野良達を見て手に軍手をはめる。
いまだに喚いてるゆっくりは自分も連れて行けと必死に男の足にすり寄っていた。
「どぼぢでれいむをづれでいっでぐれないのおおおおおおおおおお!おねがいだかられいむをつれっていってねええええええ!」
そんなれいむを男は望みどうりに連れて行ってやることにした。
ただし行先はれいむが考えていたのとは違ったが。
「やっとれいむをつれっていってくれるんだね!」
「そうだな、だけどお前が行くのは地獄だ。」
どういうことだと思ったれいむは次の瞬間男の拳によって潰れ饅頭となった。
恐慌するゆっくりは逃げようとするが、次々と男のしなやかな肉体によってそのゆん生に終えていく。
「ほいっと、こいつで最後だな。」
「ゆゆーん♪ここがにんげんさんのおうちなんだねー。こんなゆっくりプレイスはじめてだよー。」
最後に残ったまりさはどうやら恐怖で壊れてしまったようだ。
すばらしいゆっくりプレイスを夢想しているまりさを、男は長い足でボールの様に宙にあげて壊れた笑みを浮かべた顔に正拳を叩きこんだ。
散らかった公園を綺麗にしてから男は満足げに汗を拭う。
「お兄さん、このぱちゅりーはどうするんですか?」
「こいつは結構性格が良さそうだし知り合いのゆっくりショップに持ってくよ。うまくいけば本当に飼いゆになれるかもしれないし。」
気絶しているぱちゅりーを優しく箱に入れると、男とさとりは近くに止めてある車に向かった。
男はこうして仕事のついでに害ゆ予備軍である野良ゆを駆除しているのだ。
まれにこのぱちゅりーのような善良そうなゆっくりはゆっくりショップに連れて行き換金してもらっている。
ゆっくりショップに引き取られたゆっくりは、大抵は銅バッジであるが性格が良いため多くの愛好家に買い取られている。
男の愛車である某猿顔の怪盗と同じ車から降り、ちぇんの飼い主であり依頼人である自宅に到着する。
どうして自称探偵なのに泥棒の車なのかとさとりに聞かれたときに、男は事も無げにこう言った。
「かっこいいだろ!俺はこの愛車の為にわざわざ休みもしないで仕事し続けたんだ!」
一度野良ゆに車を汚された時の男は、虐待お兄さん真っ青な地獄をそのゆっくりに味あわせて今でも男の事務所で苦しんでいる。
「すいませーん、ご依頼のちぇんが見つかりましたよー。」
ドアを開けて出てきたのは若い女性であった。
ボリュームある胸に男のオンバシラも反応するが、さとりの冷たい視線にキュッと縮こまってしまう。
「ちぇんが見つかったんですか!?」
「はい。ごらんのとうりちょっと汚れてますが元気ですよ。」
男は箱に入ったちぇんを女性に見せるが、女性は困った顔をする。
訳を聞こうとした時、家の中から一匹の猫がやってきて女性の足にすりつく。
「実はちぇんが死んじゃったと思って知り合いからこの子を譲ってもらって・・・。」
猫を抱きかかえて申し訳なさそうに男に言う女性は、ちぇんを複雑そうに見る。
「そうですか、それでちぇんはどうします?」
「出来れば飼ってあげたいんですが、私この子だけで精一杯で。」
腕の中の猫を愛おしそうに触る女性はまさに幸せそうだが、ちぇんに対する罪悪感で複雑だった。
「まあそちらの都合は構いませんが、一応依頼の報酬を頂きたいのですがね。」
「あ!すいません、確かこれぐらいでしたよね?」
女性から現金を受け取り、男はゆっくりがのたうち回った様な汚い字で書いた領収書を渡す。
「よければこのちぇん俺が引き取りますよ。ちょうどちぇんが欲しかったところなので。」
「良いんですか?迷惑をかけてすいませんがお願いします。」
結局ちぇんはそのままこの男に引き取られることになった。
ラムネのせいで眠っていたこともあり、ちぇんは元の飼い主から捨てられたことは知らないで済んだ。
「でも何で急にちぇんが欲しかったんですか?」
「こう膝の上でちぇんを置いて安楽椅子探偵の真似がしたくなったんだ。」
そんなしょうもない理由であるが、男はちぇんを大事にしようとは思っている。
ある意味これも幸せなのかもしれない。
ゲス丸出しで捨てられたまりさの心を読んで飼い主の家を探す男はようやくまりさが飼われていた家を探し当てた。
あやふやなまりさの記憶であったが、男のゆっくりショップでの聞き込みとあわせてどうにか見つけることが出来た。
「なんですかアンタ?」
家から出てきたのは青年に男が説明をする。
「貴方最近ゆっくりを捨てましたよね?店や加工所に出さずにゆっくりの不法投棄は禁止されてますよ。」
青年は白を切るが、まりさの汚いあにゃるを青年に見せて追い詰める。
「嘘はよくありませんよ。最近の人はバッジだけだと勘違いしてますが、店のゆっくりにはこういったバーコードが刻んであるんですよ?」
ゆっくりを飼う人間は多いが、すぐに甘やかしてゲス化させたり想像とは違うと捨てる人間が非常に多い。
街にあふれたゆっくりが数を増やして景観を損ない始めた頃に、ようやく行政は重い腰を上げゆっくりの不法投棄を禁じた。
しかし多くの人はそんなことなど気にせずにゆっくりをそのまま捨てている。
理由は捨てたゆっくりがそのまま死んだり、捨てた本人を探す労力があまりにも大きいため中々飼い主を罰することが出来ないからだ。
「今ならまだ間に合いますから、この書類に記入事項を書いて加工所に処理費用を払ってくださいね。」
「分かりましたよ、それで良いんですよね。」
そんな誰も力を入れない仕事に男は目を付けたのだ。
加工所と交渉して捨てた飼い主を見つけるかわりに報酬を受け取る契約を結びさとりの能力を合わせて次々と飼い主を見つける。
歩合制であり男はそこそこの儲けを出しており成功と言ってもいいだろう。
「あ!出来ればちゃんとその書類で提出してくださいね。じゃないと俺に報酬が来ないんで。」
せこいようだが男が加工所から渡された書類でなければ報酬が来ないできちんとそのことを伝える。
加工所から男に渡された書類には業務委託用の特別な物であり、そうでないとどれが男の仕事なのか分からなくなるからだ。
男がドアを閉めて帰ろうとすると、ドアの向こうからは青年の怒号が響いている。
「何で生きてるんだこの糞饅頭!てめえのせいで無駄な金払わなきゃいけねーだろ!」
「ゆべ!やべでね!まりざにひどいべびょ!まりさのおぼうしがああああああああああああああああ!」
どうやら怒りで潰すことを躊躇っていた青年は完全に切れてしまってるようである。
これじゃあきっとそのまま潰すだろうなと憂鬱な気分で、男は愛車で待っているさとりの元へと歩く。
「お仕事お疲れ様ですお兄さん。」
「ありがとうよ、でもあのまりさ加工所で処理されずに多分あのまま潰されて生ゴミで出されるだろうな~。」
無駄骨だったと愚痴る男をさとりは慰めるように話しかける。
「元気出してくださいお兄さん。帰ったら美味しいおかしを作りますから。」
「ついでに飲み物を頼む。バーホーデンのココアをミルクと砂糖増し増しの少佐スペシャルでよろしく。」
太りますよと言うさとりであるがその顔にはしょうがないと笑っている。
足の上のちぇんを優しく撫でながら、何を作ろうかと考えるさとりであった。
おまけ ゆっくり風呂
「中国ちゃん今日もよろしくね!」
「じゃお!じゃじゃおおん!」
「ん?今日は新人さんがいる?じゃあその新人さんにもお願いしようかな!」
「じゃあああお!」
「おっと目隠しときたか、中々良いね。・・・ぺったんこだけど上手だよ新人ちゃん!」
「ぺったんこで悪かったですね・・・!」
「さとりぃ!?」
驚いて目隠しを外すとそこには何故か男が飼っているさとりがボディーソープを付けて体を擦りつけていた。
顔を赤くし涙目ながらも白い競技用水着を着て必死に体を擦りつけるさとりを見て男の興奮は一気に冷めてしまう。
例えるならデリヘルを呼んだら実の姉がきたでござるだ。
どうやら夜な夜なこのゆっくり風呂に来て楽しむ男に嫉妬して、店長に理由を話して協力してもらったのだ。
この一件ですっかり懲りた男は二度とゆっくり風呂に来ることはなかった。
しかし自宅でさとりと一緒に楽しむようになったが、さとりも満更ではないようだった。
後書き
明日は餡コンペですがつい別のSSを書いちゃいました。
分かってるかも知れませんが有名なあのドラマのパロディです。
自分は実際に見たことはありませんがあのAAはどこでもよく見るので色々調べて書いてみました。
まああくまでもSS中のお兄さんは憧れて真似しているだけですが。
色々とコメントでアイディアをくれた方ありがとうございます。
次回はそれを参考にちょっと書いてみようかと思うHENTAIあきでした。
最近書いたもの
最近書いたもの
anko1434 みょんな一日
anko1450 ゆっくりが泣く部屋
anko1471 春?冬?
anko1491 ゆっくり院
anko1509 妬ましい
・作者に都合の良い独自設定があります
・色々とパロディした部分があります
・これを書いたのはHENTAIあきです!重要ですから気を付けてね!
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
ゆったりと椅子に座って黒いスーツを着た男が優雅にコーヒーの入ったカップを口に運ぶ。
そして勢いよくコーヒーを口から吐き出した。
「またですかお兄さん?いい加減飲めもしないのに無理してコーヒーを飲まなくても・・・。」
呆れた目でそう男に言うのは男が飼っている頼もしき助手である胴付きさとりだ。
涙目で咳き込みながらも、男はきっぱりとさとりに言う。
「馬鹿言うな。これはな、俺が敬愛する探偵の正しい作法なんだ。だから決して俺がコーヒーを飲めないわけじゃないんだ!」
「そうですか・・・。でも机を拭くのはさとりなんですから、出来ればちゃんと飲んでほしいのですが。」
汚れた机を拭くさとりをばつの悪い目で見ながら、男は今日のスケジュールを確認するふりをする。
ここは男が開いているゆっくりに関係するトラブルを解決する個人事務所だ。
男の深いゆっくりの知識と、心を読むことができるさとりのコンビでこれまで数々の事件を解決してきた。
「それで今日はどんなお仕事ですか?また野良の駆除か探しゆっくり捜索ですか?」
さとりがコップに新しく注いだ牛乳を受け取り、男が美味そうに牛乳を飲む。
コップを机に置いてから男はさとりの質問に答える。
「今日はそうだな・・・、この失踪ゆっくり探しと捨てゆ探しでもするか。」
「何だか今適当に決めたみたいですけど。ちゃんときちんとお仕事しようとは思わないのですか?」
「こまけぇこたぁはいいんだよ!」
無駄に勢いよくさとりの忠告を切り捨てると男はまた美味そうに牛乳を飲む。
この男は腕は確かに良いのだが、どうも適当な所があり気分が乗らないと仕事をしないでさとりと戯れる。
それでも仕事が来るのは、ここ以外ではゆっくりのトラブルを専門で解決する場所など無いからだ。
「よっし!それじゃあお仕事でもしましょうかね。」
テンガロンハットにサングラスをかけて意気揚揚と事務所から出ていく男を、さとりが後から静かについていく。
怪しげな恰好をして幼女を連れまわしている不審者がいると通報もされるが、男は決してこの恰好をやめないでいる。
さっそく飼いゆっくりがいなくなったという公園にやってきた男とさとり。
とりあえずそこらのゆっくりにゆんやぁ!堂の甘味を与えて、公園にいるゆっくりを集めてくるように命令をする。
数分後には男の周りには様々なゆっくりが群がってきた。
「あまあまをくれるの!?かわいいれいむにはやくちょうだいね!」
「くずはさっさとあまあまをちょうだいね!たくさんでいいよ!」
「しょ、しょうがないからとくべつにあまあまをもらってあげるわ!かんしゃしなさいよ!」
「まりささまはいだいなかいゆっくりなんだぜ!どれいはさっさとあまあまをよこすんだぜ!」
「むきゅー、にんげんさんどうかぱちゅにごはんさんをください。」
十分にゆっくりが集まってきたのを確認すると、男はさっそく調査を開始する。
とりあえず簡単な質問から、目的のゆっくりがいるかの確認をする。
「お前らの中に飼いゆっくりだったやつはいたか?もしいたら俺が飼い主さんの所に連れて帰ってやるぞ。」
その言葉に野良ゆっくりが色めき立つ。
口々に自分こそが飼いゆであったと主張するが、ほとんどが口から出まかせだ。
飼いゆとは野良にとってはまさにゆっくりできる存在であり、あわよくばそのまま飼いゆになろうと邪な考えで自分を売り込む。
「れいむがかいゆっくりだよ!おにいさんとはぐれてここにいるんだよ!」
「ちがうよ!まりさがほんとうのかいゆっくりなんだよ!」
「ありすがしんのかいゆっくりよ!とかいはなおにいさんならわかるでしょ!」
「ごちゃごちゃうるさいんだぜ!まりささまがいだいなかいゆっくりなんだぜえええええええええええ!」
「むきゅ、ぱちゅはのらよ。だけどせめてごはんさんだけでもください。」
様々な言葉で自分こそ飼いゆっくりであると主張するゆっくりに、男は適当に聞き流している。
男は後ろに控えているさとりの様子を確認する。
「どうだ?どいつか飼いゆっくりだったやつはいたか?」
「ちょっと待ってくださいねお兄さん。今心を読み終えましたから。」
そう言って男に能力で心を読んださとりがそれぞれの真実を教える。
「かわいいれいむならきっとかいゆっくりになれるよ!はやくにんげんさんのおうちにつれていってね!」
「にんげんをどれいにしてやるんだぜ!」
「んほぉおおおおお!びゆっくりとすっきりーできるわあああ!」
「さっさとまりささまをもとのおうちにつれてかえるんだぜ!まったくむのうなどれいだね!」
「もうみっかもごはんさんをたべてないわ。ぱちゅはもうえいえんにゆっくりしちゃうのかしら。」
さとりから教えられて男はまりさを持ち上げて加工所製の透明な箱へと入れる。
自分も連れて行けと煩いゆっくりを無視して、男はさとりにまだいないかと尋ねた。
「ここにはもう飼いゆっくりはいませんね。多分別の所に移動したのでは?」
「おかしいな、まだここには飼い主と散歩してはぐれたちぇんがいるはずなんだけど。」
きょろきょろとあたりは見渡す男の視界に、一匹の弱ったちぇんがちらちらとこちらを窺っていた。
御世辞にも綺麗とは言えず野良のほうが綺麗という有様である。
そんなちぇんの元に男は近寄っていく。
「おいちぇん、お前飼いゆっくりじゃないか?」
「ちがうよー!ちぇんはかいゆっくりじゃないよー!わかってねー!」
必死に飼いゆでないと言うちぇんを怪しんだ男はさっそくちぇんの心を読むようにさとりに頼む。
「かいゆっくりはいじめられてゆっくりできないよー!このおにいさんもちぇんをいじめるきなんだよー!」
どうやら飼い主とはぐれた後で野良にでも苛められたのだろう。
怯えているちぇんにラムネを食べさせて眠らせた後に、男はまりさと同じように透明な箱に入れる。
「んじゃ帰るか。さとり今日も御苦労さま。」
「お兄さんもお疲れ様です。でもまだお仕事は終わってませんよ。」
男が嫌そうな顔をするが、しかたないと溜息を吐いて野良達を見て手に軍手をはめる。
いまだに喚いてるゆっくりは自分も連れて行けと必死に男の足にすり寄っていた。
「どぼぢでれいむをづれでいっでぐれないのおおおおおおおおおお!おねがいだかられいむをつれっていってねええええええ!」
そんなれいむを男は望みどうりに連れて行ってやることにした。
ただし行先はれいむが考えていたのとは違ったが。
「やっとれいむをつれっていってくれるんだね!」
「そうだな、だけどお前が行くのは地獄だ。」
どういうことだと思ったれいむは次の瞬間男の拳によって潰れ饅頭となった。
恐慌するゆっくりは逃げようとするが、次々と男のしなやかな肉体によってそのゆん生に終えていく。
「ほいっと、こいつで最後だな。」
「ゆゆーん♪ここがにんげんさんのおうちなんだねー。こんなゆっくりプレイスはじめてだよー。」
最後に残ったまりさはどうやら恐怖で壊れてしまったようだ。
すばらしいゆっくりプレイスを夢想しているまりさを、男は長い足でボールの様に宙にあげて壊れた笑みを浮かべた顔に正拳を叩きこんだ。
散らかった公園を綺麗にしてから男は満足げに汗を拭う。
「お兄さん、このぱちゅりーはどうするんですか?」
「こいつは結構性格が良さそうだし知り合いのゆっくりショップに持ってくよ。うまくいけば本当に飼いゆになれるかもしれないし。」
気絶しているぱちゅりーを優しく箱に入れると、男とさとりは近くに止めてある車に向かった。
男はこうして仕事のついでに害ゆ予備軍である野良ゆを駆除しているのだ。
まれにこのぱちゅりーのような善良そうなゆっくりはゆっくりショップに連れて行き換金してもらっている。
ゆっくりショップに引き取られたゆっくりは、大抵は銅バッジであるが性格が良いため多くの愛好家に買い取られている。
男の愛車である某猿顔の怪盗と同じ車から降り、ちぇんの飼い主であり依頼人である自宅に到着する。
どうして自称探偵なのに泥棒の車なのかとさとりに聞かれたときに、男は事も無げにこう言った。
「かっこいいだろ!俺はこの愛車の為にわざわざ休みもしないで仕事し続けたんだ!」
一度野良ゆに車を汚された時の男は、虐待お兄さん真っ青な地獄をそのゆっくりに味あわせて今でも男の事務所で苦しんでいる。
「すいませーん、ご依頼のちぇんが見つかりましたよー。」
ドアを開けて出てきたのは若い女性であった。
ボリュームある胸に男のオンバシラも反応するが、さとりの冷たい視線にキュッと縮こまってしまう。
「ちぇんが見つかったんですか!?」
「はい。ごらんのとうりちょっと汚れてますが元気ですよ。」
男は箱に入ったちぇんを女性に見せるが、女性は困った顔をする。
訳を聞こうとした時、家の中から一匹の猫がやってきて女性の足にすりつく。
「実はちぇんが死んじゃったと思って知り合いからこの子を譲ってもらって・・・。」
猫を抱きかかえて申し訳なさそうに男に言う女性は、ちぇんを複雑そうに見る。
「そうですか、それでちぇんはどうします?」
「出来れば飼ってあげたいんですが、私この子だけで精一杯で。」
腕の中の猫を愛おしそうに触る女性はまさに幸せそうだが、ちぇんに対する罪悪感で複雑だった。
「まあそちらの都合は構いませんが、一応依頼の報酬を頂きたいのですがね。」
「あ!すいません、確かこれぐらいでしたよね?」
女性から現金を受け取り、男はゆっくりがのたうち回った様な汚い字で書いた領収書を渡す。
「よければこのちぇん俺が引き取りますよ。ちょうどちぇんが欲しかったところなので。」
「良いんですか?迷惑をかけてすいませんがお願いします。」
結局ちぇんはそのままこの男に引き取られることになった。
ラムネのせいで眠っていたこともあり、ちぇんは元の飼い主から捨てられたことは知らないで済んだ。
「でも何で急にちぇんが欲しかったんですか?」
「こう膝の上でちぇんを置いて安楽椅子探偵の真似がしたくなったんだ。」
そんなしょうもない理由であるが、男はちぇんを大事にしようとは思っている。
ある意味これも幸せなのかもしれない。
ゲス丸出しで捨てられたまりさの心を読んで飼い主の家を探す男はようやくまりさが飼われていた家を探し当てた。
あやふやなまりさの記憶であったが、男のゆっくりショップでの聞き込みとあわせてどうにか見つけることが出来た。
「なんですかアンタ?」
家から出てきたのは青年に男が説明をする。
「貴方最近ゆっくりを捨てましたよね?店や加工所に出さずにゆっくりの不法投棄は禁止されてますよ。」
青年は白を切るが、まりさの汚いあにゃるを青年に見せて追い詰める。
「嘘はよくありませんよ。最近の人はバッジだけだと勘違いしてますが、店のゆっくりにはこういったバーコードが刻んであるんですよ?」
ゆっくりを飼う人間は多いが、すぐに甘やかしてゲス化させたり想像とは違うと捨てる人間が非常に多い。
街にあふれたゆっくりが数を増やして景観を損ない始めた頃に、ようやく行政は重い腰を上げゆっくりの不法投棄を禁じた。
しかし多くの人はそんなことなど気にせずにゆっくりをそのまま捨てている。
理由は捨てたゆっくりがそのまま死んだり、捨てた本人を探す労力があまりにも大きいため中々飼い主を罰することが出来ないからだ。
「今ならまだ間に合いますから、この書類に記入事項を書いて加工所に処理費用を払ってくださいね。」
「分かりましたよ、それで良いんですよね。」
そんな誰も力を入れない仕事に男は目を付けたのだ。
加工所と交渉して捨てた飼い主を見つけるかわりに報酬を受け取る契約を結びさとりの能力を合わせて次々と飼い主を見つける。
歩合制であり男はそこそこの儲けを出しており成功と言ってもいいだろう。
「あ!出来ればちゃんとその書類で提出してくださいね。じゃないと俺に報酬が来ないんで。」
せこいようだが男が加工所から渡された書類でなければ報酬が来ないできちんとそのことを伝える。
加工所から男に渡された書類には業務委託用の特別な物であり、そうでないとどれが男の仕事なのか分からなくなるからだ。
男がドアを閉めて帰ろうとすると、ドアの向こうからは青年の怒号が響いている。
「何で生きてるんだこの糞饅頭!てめえのせいで無駄な金払わなきゃいけねーだろ!」
「ゆべ!やべでね!まりざにひどいべびょ!まりさのおぼうしがああああああああああああああああ!」
どうやら怒りで潰すことを躊躇っていた青年は完全に切れてしまってるようである。
これじゃあきっとそのまま潰すだろうなと憂鬱な気分で、男は愛車で待っているさとりの元へと歩く。
「お仕事お疲れ様ですお兄さん。」
「ありがとうよ、でもあのまりさ加工所で処理されずに多分あのまま潰されて生ゴミで出されるだろうな~。」
無駄骨だったと愚痴る男をさとりは慰めるように話しかける。
「元気出してくださいお兄さん。帰ったら美味しいおかしを作りますから。」
「ついでに飲み物を頼む。バーホーデンのココアをミルクと砂糖増し増しの少佐スペシャルでよろしく。」
太りますよと言うさとりであるがその顔にはしょうがないと笑っている。
足の上のちぇんを優しく撫でながら、何を作ろうかと考えるさとりであった。
おまけ ゆっくり風呂
「中国ちゃん今日もよろしくね!」
「じゃお!じゃじゃおおん!」
「ん?今日は新人さんがいる?じゃあその新人さんにもお願いしようかな!」
「じゃあああお!」
「おっと目隠しときたか、中々良いね。・・・ぺったんこだけど上手だよ新人ちゃん!」
「ぺったんこで悪かったですね・・・!」
「さとりぃ!?」
驚いて目隠しを外すとそこには何故か男が飼っているさとりがボディーソープを付けて体を擦りつけていた。
顔を赤くし涙目ながらも白い競技用水着を着て必死に体を擦りつけるさとりを見て男の興奮は一気に冷めてしまう。
例えるならデリヘルを呼んだら実の姉がきたでござるだ。
どうやら夜な夜なこのゆっくり風呂に来て楽しむ男に嫉妬して、店長に理由を話して協力してもらったのだ。
この一件ですっかり懲りた男は二度とゆっくり風呂に来ることはなかった。
しかし自宅でさとりと一緒に楽しむようになったが、さとりも満更ではないようだった。
後書き
明日は餡コンペですがつい別のSSを書いちゃいました。
分かってるかも知れませんが有名なあのドラマのパロディです。
自分は実際に見たことはありませんがあのAAはどこでもよく見るので色々調べて書いてみました。
まああくまでもSS中のお兄さんは憧れて真似しているだけですが。
色々とコメントでアイディアをくれた方ありがとうございます。
次回はそれを参考にちょっと書いてみようかと思うHENTAIあきでした。
最近書いたもの
最近書いたもの
anko1434 みょんな一日
anko1450 ゆっくりが泣く部屋
anko1471 春?冬?
anko1491 ゆっくり院
anko1509 妬ましい