ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2051 流行り物の宿命
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ankoss
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世の中に突如現れた動く饅頭ゆっくり。
それをTVで紹介すると世の中はゆっくりブームへ突入した。
TVや雑誌で連日のようにゆっくり特集を組んで視聴者や読者の関心を集めた。
キモカワイイをキャッチフレーズに人気芸能人とのツーショットの広告などでゆっくり関連商品の売り上げも上々だ。
ゆっくりは人間のペットとして買われ幸せなゆん生を満喫した。
だがどんなものにも繁栄があれば衰退もやってくる。
ゆっくりは他と比べそれが早かった。
「どぼじでぇぇぇぇぇぇ!?どぼじでばでぃざをずでちゃうのぉぉぉぉ!?」
「飽きたから」
グシャ
人間はそう言い放つと問答無用で今まで飼っていたまりさを踏み潰す。
「あー、めんどくせ、捨てるのにいちいち潰さなけりゃならないなんてな」
ゆっくりは生物として認められていない、あくまで動く饅頭だ。
だから捨てる時は潰してから燃えるゴミの日に他のゴミと分けて捨てなければならない。
「あーあ、こんなの飼うんじゃなかった、うるせぇし食い方は汚いし顔はムカツクし、いいとこなんか一つもないじゃん」
そう愚痴りながらまりさだったものをゴミ収集所に捨てる人間。
ゴミ収集所には既にゆっくりだったと思われる餡子と皮の残骸の詰まったゴミ袋が山積みにされていた。
キモカワイイをキャッチフレーズに人気を集めたゆっくりだが実際飼ってみると思っていた以上に世話が大変だった。
毎日毎日「ゆっくりしていってね!」と叫び自分がゆっくり出来ない状況になるとそれ以上の大絶叫を上げる。
それは近所迷惑、騒音というレベルを超えていた。
あちこちで住民同士のトラブルが相次いだ。
そして何よりもゆっくりはわがままで傲慢だった。
自分がゆっくりするためなら平気で他者を犠牲にするのだ。
だが人間も自分勝手だ。
以前はあれだけゆっくりに夢中だったのにブームが過ぎ去れば見向きもしない。
TVでも手のひらを返したようにゆっくりの悪い所だけを報道するようになった。
「……と、このようにゆっくりとは非常に自己中心的で人間との共存が難しい饅頭なのです」
「我々も応援していたんですがこのように期待を裏切られるとは残念ですね」
「実は私は以前からゆっくりとはこういうものだったと思っていたんですよ」
「何故あのような饅頭が流行っていたのか私には理解できませんね」
以前はゆっくりを褒めまくっていたコメンテーターも今ではこんな事しか言わなくなった。
変わり身が早いというべきか時代に合わせてある意味空気を読んでいるというべきか。
このようにある日突然態度が真逆になるなんて珍しくはない。
それがマスコミである。
そもそもゆっくりを飼い始めた人の半数以上はただ流行に乗りたいという理由で飼っただけだ。
「俺、ゆっくり飼い始めたんだぜ、ほら」
「へぇ、意外と可愛いね」
「すげー、俺も欲しくなってきた」
最初こそは自慢してみんなの注目を浴び優越感に浸れたが皆がそれに慣れてくると誰も話題に出さなくなった。
「おなかすいたかられいむにあまあまちょうだいね!」
「ちっ、うるせぇな、饅頭なんだから黙ってゆっくりしてろよ、ウゼェんだよ!」
「ゆぅ!?どうしてそんなこというのぉぉぉ!?」
皆に自慢出来なくなると元々ゆっくりに興味が無いので世話もせず放置状態だ。
「くらいよ!せまいよ!だしてね!だしてね!おなかすいたよ!ゆっくりさせてよぉぉぉ!!」
押入れに放り込まれ防音の箱の中で泣き叫ぶ事しか出来ないれいむ。
やがてカビと飢餓の苦しみの中で全てを呪いながら誰にも看取られる事なく孤独の中、死んでいった。
こんな死に方をするゆっくりは珍しくはない。
流行り物という理由だけで目的も持たずに手を出した人間の対応はこんなものなのだ。
稀に多少の愛着が沸いて飼い続けた人間も他に関心のあるものが現れると同時にあっさり見捨てる。
「ほら、子犬を買ってきたぞ!」
「わあ!可愛い!お父さんありがとう!」
「でもうちにはゆっくりがいるわよ?あれ、どうするの?」
「加工所に引き取ってもらおう、小さいのも増えて邪魔に思ってたしな」
「そうね、この際まとめて処分してもらいましょう」
「お前もそれでいいか?」
「ワンちゃん可愛い!えーと、この子の名前は何にしようかなぁ?」
「……聞いてないな、まあこいつも最近はほとんどゆっくりと遊んでないし大丈夫だろ」
「そうね、それじゃ早速加工所に連絡しないと」
これまで安易に捨てたり処分するのは子供の教育的にマズイと飼い続けていた家族だったが新たなペットの登場でそのタガも外れた。
そんな人間の会話を聞いた飼いゆっくり家族はぷるぷる震える。
「ま、まりさ……れいむたち、これからどうなるの……」
「かこうじょはゆっくりをころすところだっててれびさんでいってたよ、おそらくまりさたちはそこで……」
「そんなのひどいよ!かわいいおちびちゃんだっているんだよ!なんとかならないの!?」
「むりだよ、まりさたちはかいゆっくりなんだよ、にんげんさんにはさからえないよ……」
「な、ならのらゆっくりとしていきていこうよ!しぬよりはマシだよ!」
「のらはゆっくりできないよ、そもそもにんげんさんがまりさたちをにがしてくれるとはおもえないよ……」
「どうして!?れいむたちずっとにんげんさんのいうことをきいてゆっくりしたよ!なのになんで!?れいむたちだっていきてるんだよ!」
「……わからないよ、わかったとしてもまりさたちにはどうすることもできないよ、ゆっくりりかいしてね……」
「りかい……できるかぁぁぁぁぁぁ!!!」
「「「ゆぴぃぃぃぃぃ!!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!!!」」」
自分達で処分出来ない人のかわりに処分してくれるのが加工所だ。
この家族は善良な個体だったようだが関係ない、全ては人間の意志一つで生死が決められるのだ。
結局この家族は灼熱の炎によって想像を絶する苦痛を味わった末に死んだ。
飼いゆっくり以上に過酷な生活を強いられてきた野良ゆっくりは更に酷い状態だった。
ただでさえ食べるものが少なく、餓死するゆっくりが多い中、ブームが去り人間がゆっくりに関心を示さなくなってからは餌が激減した。
様々な野良ゆっくり対策でゴミ収集所は鉄壁の要塞と化した。
野良ゆっくりがこの要塞を攻略するのは不可能だ。
更に以前からちらほら存在していた虐待を趣味とする人間の数が増えた。
以前は一目もありおおっぴらに虐待出来なかったが今では公園で堂々と虐待していても誰も咎めない。
中には内心感謝している人もいるほどだ。
人間に迷惑を掛けるゆっくりは邪魔以外の何者でもない存在だからだ。
一匹でも減ってくれたほうがありがたい。
「「「ヒャア!!虐待だぁぁぁ!!!」」」
「「「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」
今日も数人の人間がヒャッハー状態でゆっくりをいたぶっている。
男性だけでなく女性や子供、老人まで混ざっている。
ストレスが溜まりやすい現代人にとってゆっくりはそれを発散する相手に最適だった。
「で、でいぶのおぢびちゃんがぁぁぁぁぁ!?」
「ばでぃざのずでぎなおぼうじがえぜぇぇぇぇぇ!!!」
「ごんなのどがいばじゃないわぁぁぁぁ!!!」
「むっぎゅぅぅぅぅぅ!!!」
ブームが去って忘れ去られるものが多い中、ゆっくりはまだマシなのかもしれない。
虐待対象とはいえ、まだ一部の人間からは必要とされているのだから。
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今まで書いたもの
anko2027 まりさと図書館でゆっくり2
anko1982 れいむはゆっくりできない
anko1949 まりさと図書館でゆっくり1
anko1875 幽々子のゆっくりいじめ
anko1838 まりさつむりはゆっくりできない
それをTVで紹介すると世の中はゆっくりブームへ突入した。
TVや雑誌で連日のようにゆっくり特集を組んで視聴者や読者の関心を集めた。
キモカワイイをキャッチフレーズに人気芸能人とのツーショットの広告などでゆっくり関連商品の売り上げも上々だ。
ゆっくりは人間のペットとして買われ幸せなゆん生を満喫した。
だがどんなものにも繁栄があれば衰退もやってくる。
ゆっくりは他と比べそれが早かった。
「どぼじでぇぇぇぇぇぇ!?どぼじでばでぃざをずでちゃうのぉぉぉぉ!?」
「飽きたから」
グシャ
人間はそう言い放つと問答無用で今まで飼っていたまりさを踏み潰す。
「あー、めんどくせ、捨てるのにいちいち潰さなけりゃならないなんてな」
ゆっくりは生物として認められていない、あくまで動く饅頭だ。
だから捨てる時は潰してから燃えるゴミの日に他のゴミと分けて捨てなければならない。
「あーあ、こんなの飼うんじゃなかった、うるせぇし食い方は汚いし顔はムカツクし、いいとこなんか一つもないじゃん」
そう愚痴りながらまりさだったものをゴミ収集所に捨てる人間。
ゴミ収集所には既にゆっくりだったと思われる餡子と皮の残骸の詰まったゴミ袋が山積みにされていた。
キモカワイイをキャッチフレーズに人気を集めたゆっくりだが実際飼ってみると思っていた以上に世話が大変だった。
毎日毎日「ゆっくりしていってね!」と叫び自分がゆっくり出来ない状況になるとそれ以上の大絶叫を上げる。
それは近所迷惑、騒音というレベルを超えていた。
あちこちで住民同士のトラブルが相次いだ。
そして何よりもゆっくりはわがままで傲慢だった。
自分がゆっくりするためなら平気で他者を犠牲にするのだ。
だが人間も自分勝手だ。
以前はあれだけゆっくりに夢中だったのにブームが過ぎ去れば見向きもしない。
TVでも手のひらを返したようにゆっくりの悪い所だけを報道するようになった。
「……と、このようにゆっくりとは非常に自己中心的で人間との共存が難しい饅頭なのです」
「我々も応援していたんですがこのように期待を裏切られるとは残念ですね」
「実は私は以前からゆっくりとはこういうものだったと思っていたんですよ」
「何故あのような饅頭が流行っていたのか私には理解できませんね」
以前はゆっくりを褒めまくっていたコメンテーターも今ではこんな事しか言わなくなった。
変わり身が早いというべきか時代に合わせてある意味空気を読んでいるというべきか。
このようにある日突然態度が真逆になるなんて珍しくはない。
それがマスコミである。
そもそもゆっくりを飼い始めた人の半数以上はただ流行に乗りたいという理由で飼っただけだ。
「俺、ゆっくり飼い始めたんだぜ、ほら」
「へぇ、意外と可愛いね」
「すげー、俺も欲しくなってきた」
最初こそは自慢してみんなの注目を浴び優越感に浸れたが皆がそれに慣れてくると誰も話題に出さなくなった。
「おなかすいたかられいむにあまあまちょうだいね!」
「ちっ、うるせぇな、饅頭なんだから黙ってゆっくりしてろよ、ウゼェんだよ!」
「ゆぅ!?どうしてそんなこというのぉぉぉ!?」
皆に自慢出来なくなると元々ゆっくりに興味が無いので世話もせず放置状態だ。
「くらいよ!せまいよ!だしてね!だしてね!おなかすいたよ!ゆっくりさせてよぉぉぉ!!」
押入れに放り込まれ防音の箱の中で泣き叫ぶ事しか出来ないれいむ。
やがてカビと飢餓の苦しみの中で全てを呪いながら誰にも看取られる事なく孤独の中、死んでいった。
こんな死に方をするゆっくりは珍しくはない。
流行り物という理由だけで目的も持たずに手を出した人間の対応はこんなものなのだ。
稀に多少の愛着が沸いて飼い続けた人間も他に関心のあるものが現れると同時にあっさり見捨てる。
「ほら、子犬を買ってきたぞ!」
「わあ!可愛い!お父さんありがとう!」
「でもうちにはゆっくりがいるわよ?あれ、どうするの?」
「加工所に引き取ってもらおう、小さいのも増えて邪魔に思ってたしな」
「そうね、この際まとめて処分してもらいましょう」
「お前もそれでいいか?」
「ワンちゃん可愛い!えーと、この子の名前は何にしようかなぁ?」
「……聞いてないな、まあこいつも最近はほとんどゆっくりと遊んでないし大丈夫だろ」
「そうね、それじゃ早速加工所に連絡しないと」
これまで安易に捨てたり処分するのは子供の教育的にマズイと飼い続けていた家族だったが新たなペットの登場でそのタガも外れた。
そんな人間の会話を聞いた飼いゆっくり家族はぷるぷる震える。
「ま、まりさ……れいむたち、これからどうなるの……」
「かこうじょはゆっくりをころすところだっててれびさんでいってたよ、おそらくまりさたちはそこで……」
「そんなのひどいよ!かわいいおちびちゃんだっているんだよ!なんとかならないの!?」
「むりだよ、まりさたちはかいゆっくりなんだよ、にんげんさんにはさからえないよ……」
「な、ならのらゆっくりとしていきていこうよ!しぬよりはマシだよ!」
「のらはゆっくりできないよ、そもそもにんげんさんがまりさたちをにがしてくれるとはおもえないよ……」
「どうして!?れいむたちずっとにんげんさんのいうことをきいてゆっくりしたよ!なのになんで!?れいむたちだっていきてるんだよ!」
「……わからないよ、わかったとしてもまりさたちにはどうすることもできないよ、ゆっくりりかいしてね……」
「りかい……できるかぁぁぁぁぁぁ!!!」
「「「ゆぴぃぃぃぃぃ!!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!!!」」」
自分達で処分出来ない人のかわりに処分してくれるのが加工所だ。
この家族は善良な個体だったようだが関係ない、全ては人間の意志一つで生死が決められるのだ。
結局この家族は灼熱の炎によって想像を絶する苦痛を味わった末に死んだ。
飼いゆっくり以上に過酷な生活を強いられてきた野良ゆっくりは更に酷い状態だった。
ただでさえ食べるものが少なく、餓死するゆっくりが多い中、ブームが去り人間がゆっくりに関心を示さなくなってからは餌が激減した。
様々な野良ゆっくり対策でゴミ収集所は鉄壁の要塞と化した。
野良ゆっくりがこの要塞を攻略するのは不可能だ。
更に以前からちらほら存在していた虐待を趣味とする人間の数が増えた。
以前は一目もありおおっぴらに虐待出来なかったが今では公園で堂々と虐待していても誰も咎めない。
中には内心感謝している人もいるほどだ。
人間に迷惑を掛けるゆっくりは邪魔以外の何者でもない存在だからだ。
一匹でも減ってくれたほうがありがたい。
「「「ヒャア!!虐待だぁぁぁ!!!」」」
「「「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」
今日も数人の人間がヒャッハー状態でゆっくりをいたぶっている。
男性だけでなく女性や子供、老人まで混ざっている。
ストレスが溜まりやすい現代人にとってゆっくりはそれを発散する相手に最適だった。
「で、でいぶのおぢびちゃんがぁぁぁぁぁ!?」
「ばでぃざのずでぎなおぼうじがえぜぇぇぇぇぇ!!!」
「ごんなのどがいばじゃないわぁぁぁぁ!!!」
「むっぎゅぅぅぅぅぅ!!!」
ブームが去って忘れ去られるものが多い中、ゆっくりはまだマシなのかもしれない。
虐待対象とはいえ、まだ一部の人間からは必要とされているのだから。
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