ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0908 全自動復讐システム -初期型-
最終更新:
ankoss
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※全自動復讐システム の続編。と言うか過去話。
先に前作を読まれる事を推奨します。
私信:まさか!キリライターさんが挿絵を描いてくださるとは!!超嬉しかったです。
退廃的饅頭虐待クラブ:『パニッシャー』
今夜もクラブは日常に飽いた人々で賑わう。
=== 【クラブ『パニッシャー』遊戯台リスト】 ===
− シュガーケージ -
透明な箱に押し込まれた太ったゆっくりれいむの目の前で、
1週間以上は絶食状態にされた胴付きふらんが2匹。
小さな金網リングに押し込まれ凄惨な殺し合いを繰り広げている。
赤く血走った狼のように相手の手足を噛み千切り。お互いを食らい合う。
勝利した方には目の前に鎮座するデブれいむが与えられる。饅頭は勝者の景品だ。
れいむは、どちらが勝利を収めても噛み千切られ、咀嚼され、中の餡子を吸い尽くされる。
2匹の狼少女が声を上げる。「グギャッ!ギャッ!」。人語にならぬ叫び声。
太ったれいむは箱をガタつかせ叫ぶ。「ヤダァァッイヤダァァッッ!!」。誰も助けてくれぬ。
周囲の人間はニヤリニヤリと勝負を見守る
勿論これは賭けの対象だ。札束がチップ代わりに飛び交う。
- Dポーカー -
2人のプレーヤーを挟んで、多産妊娠により巨大に腹が膨れたドスまりさが1匹
中華テーブルの様な回転台に載せられている。
各ゆっくり種が一定の割合でドスまりさに種付けされ、胎内に存在する。
プレーヤーはドスまりさのまむまむに手を突っ込み、
中から胎児を引きずり出し各種の組み合わせにより手役を作る・・・・
ドスの肛(あな)はデカイ。人間の腕ぐらい簡単に入る。
しかし、直接手を突っ込むと汚れる。さらに帽子の形で盲牌されてしまう。
それではゲームとして面白く無い・・・だから鉄のガントレットを装着し腕をねじ込む。
ドスまりさは1ゲームにつき1匹・・・死ぬ。
動けぬドスはグルグルと向きを回転させられ、2人に交互に鉄腕を突き刺され。
腹に入った子供を無理やり引き抜かれ。凄まじい悲鳴と共に・・・絶命する。
仕込みに手間がかかる為、遊戯代金は決して安くない。
しかし・・・ゲームにハマると抜け出せない・・・もう何人もこのゲームの虜だ。
- デッドエンド -
餓死寸前の胴付きれみりゃを2匹用意し、目の前に大量のゆっくりれいむを用意する。
最初は2匹とも喜んで、怯え逃げ回り悲鳴を上げる饅頭を貪り食う。
徐々にれみりゃは幸せそうに微笑む・・・ギャラリーも悪魔の笑みを浮かべる。
「おなかいっぱいだど~もういらないんだど~う~う~☆」
終わるわけが無い・・・ここから始まるのだ。
スタッフがれみりゃを押さえつけ無理やり口をこじ開け饅頭を詰め込んでゆく。
「やめるどぉぉ!!ぐっふ!!もぉぉぉいらだい・・うぶ」
何個も、何個も、何個も・・・容赦なくれみりゃの口に饅頭は詰め込まれていく。
涙を流すれみりゃは、餓鬼のように腹が膨れ、服のボタンは千切れ飛ぶ
しかし、まだ終わらない・・・ゲーム終了の合図は2匹の窒息死だ。
このゲームはどちらが饅頭を、死ぬまでに何個食べられるかを賭けるのだ。
フィナーレが近づくと周囲の人間のテンションも上がる。
「潰して喉に押し込め!!」「気絶させんじゃねぇ!!タバコ押し付けろ!」
- レイパーゲーム -
レイパーを1匹、他各種ゆっくりを多数用意。
レイパーに強壮剤を打ち込み精力絶倫状態にしケージに放り込む。
レイパーが腹上死するまで・・・何匹を黒生ゴミに変えられるかを賭ける。
大人、子供、通常種、希少種、犯されるゆっくりの構成と
レイパーの好みを読むのがこのゲームの醍醐味。
「犯れ!!犯れ!!犯っちまえ!!ガキでも何でも犯せッッ!!」
観客も黒い生命の営みを楽しむ。
- ブレイクダウン -
幸せなゆっくり一家に、理不尽で苛烈な追い込みをかける事により
どの様な『結末』を迎えるかを賭けるゲーム。
子が親を殺すか?親が子を捨てるか?無理心中するか?一家で殺し合いを始めるか?
饅頭の浅い心理ならば結末なんて数えるほどしかない。故に賭けが成り立つ。
ディーラーの追い込み手段。幸せ一家の構成と心境。たまに起こる発狂現象。
読み合いと心理戦が絡み合った思考ゲームだ。
「んん~?れいむちゃんは、どーするのかなぁ?ここでママを裏切れば『君は』ゆっくりできるよ~?」
家族の背後に纏わり付くベットリとした黒い魔の手、見てるだけでも心躍る。
他にも多種多様なゲームが存在する。
しかし、共通点が一つ。『平穏に終了する物など1つも無い』
このクラブホールは
ありとあらゆる国籍、ありとあらゆる地位の人間が
欲望のままに虐待を楽しむ地獄の鍋底。人間性など必要ない。
なぜなら相手は饅頭なのだから。殺しても喜びしか残らない饅頭なのだから。
ホールを管理する者は思う。
(俺の国の拷問史が有名なのは知ってるが・・・日本人だって同じじゃないか・・・)
悲鳴、罵声、喜声、嬌声、興奮、落胆、人も饅頭もありとあらゆる声がする。
(よくこんな事思いつく・・・やはり、タケシは何かがおかしい)
ホールマスターの劉は、この光景を眺め思う。
タケシの過去を詮索した事は無いが『この発想は異常だ』と。
劉はタケシを恐れてはいない。いや"いなかった"。
むしろ人間的には付き合い易い部類だと思っていた。
聡明で頭の回転が速く、タフで厳しいが仁義を持ち、情にも厚い。
普段は誰に対しても高圧的で物怖じしないが
それが、年齢のハンデを補うための仮面である事を知っていた。
むしろ当初はタケシを利用するだけ利用して
いずれ全ての事業を自分が乗っ取ろうと考えていたぐらいだ。
しかし、あの日
クラブ『パニッシャー』を組織のボス達にプレゼンする日
自分はタケシに絶対適わないと悟った。
─── 1年程前
劉はクラブ経営のビジネスプランを饅頭処理場の古汚いオフィスで聞いた時素晴しいと思った。
金と人脈。日本企業に勤めていた時代、自分にとって喉から手が出るほど欲しかった財宝だ。
それが両方一気に手に入る。その上、値千金の政治情報も手に入る可能性だってある。
それらを駆使すれば母国に戻って政治中枢に就く事も夢ではなかった。
10年も組織に奉仕し信用を得た暁には『俺がそっくりそれを頂こう』と思った。
だから、タケシには釘を刺した。
「素晴らしいビジネスプランだ。しかし、まだ時期が早すぎる俺達には信用が足りていない」
「劉。人生の先達者としての忠告は真摯に受け止める。だが俺はやるぞ」
「タケシ。それは無謀だ。勝算が低い。俺達は利益を上げてるとは言え新参者だ。
俺は30歳、お前に至っては20歳じゃないか。俺達が所属してるのは進歩的な優良企業じゃない。
裏社会の組織だ、ヤクザ社会の年功序列を甘く見るな」
「俺は自分を曲げる気は無い。」
「じゃあ、勝手にしろ!」
その時は、まだタケシを甘く見ていた。
何だかんだ言ったってできるはずが無い。二十歳のガキだ。
アイデアは良くても大局観の無い鉄砲玉としか思えなかった。
しかし翌日その考えは大きく覆された。
タケシはあろう事か、組織の長に直談判し殆ど強引に
裏社会の幹部や、それに連座する闇の政治家達へのプレゼンを取り付けたのだ。
冗談では無かった。
10分の時間を割くにも半年前からアポを入れなければならない人間を一同に集めてプレゼンをする。
それは、学級会のお友達発表とはワケが違う。
相手はその場で社会的にも物理的にも自分達を抹消できる権力者だった。
難しい事は何も無い。「不愉快だ二度とそいつらの顔を見せるな」と部下に言えば良い。
そして自分達は永久に"居なくなる"
安っぽい小説では無いが冗談抜きでタケシは自分の命を交渉のテーブルに上げたのだ。
劉は最初、10歳も年下の同僚の首を絞め殺してやろうかと思った。
だが、殺せば後の責任は全て自分に来る。できなかった。
逃げようとも思った。だが劉は出世を焦るあまり顔を売り込みすぎていた。
どこに逃げたってあっという間に捕まるだろう。捕まった後は考えるまでも無い。
プレゼンの失敗時は、全ての責をタケシになすり付けようかとも思った。
しかし、そんなに甘ければ苦労はしない。後釜を狙うライバルは何人も居た。
とどのつまり、劉はタケシに協力せざるを得ない。
しかも全力で、死に物狂いで。プレゼンを成功させる為に。
それしか生き残れる道が無かった。
プレゼン当日。
いやその大分前から劉は気が狂いそうだった。資料作成に没頭できている内は良かった。
しかし前1週間、ありとあらゆる可能性を検討し終えたスケジュールの有余期間は
まるで死刑執行の猶予期間に感じた。リハーサルを100回以上繰り返しても不安は消えない。
当然ながら食事は喉を通らず夜は眠れない。点滴と睡眠薬を多用した。
水分は辛うじて摂れたが、そんなものは冷や汗と脂汗ですぐに放出された。
発表前、タケシが自分のオフィスから中々出て来ない時など
ストレスが頂点に達しドアが開いた瞬間に怒鳴りつけてやろうと思っていた。
だが・・・・・できなかった。劉はその時初めてタケシに恐怖した。
オフィスから出てきたのは人間ではなかった。
そこに鬼をみたからだ
巨大な饅頭処理場を前にタケシは満足していた
喧しいゴミどもが、ワケも分からずブルドーザーに救い上げられ
ベルトコンベアーを登り巨大なミキサーに落下し、無慈悲に殺される。
一匹たりとも例外は許さない。
泣こうが、喚こうが、巨大なブレードはゴミを粉微塵にする。
処理した生ゴミは乾燥後、土と混ぜ合わされ有機肥料にされ出荷される。
欲望のままに増える生ゴミを収集する事で利益を得る
それを支援する政府から利益を得る。有機肥料を売る事で利益を得る
機械処理が多いので支出の割合は僅かだ。
恐ろしいまでの利益率だった。
汚らしい浮浪者のようなゴミ饅頭が機械に文句を言うのは滑稽そのもの。だが不愉快だ。
その直後に、ミキサーブレードの回転音の中に聞こえる悲鳴は心地よかった。
饅頭は原型を留めず肥料になり袋詰めされ出荷するシステムは完璧だと思った
24時間365日ゴミを処理し続ける。
休み無くシステムはゴミ饅頭を処理し続ける。
ミキサーに放り込まれるのと同じ速度で袋詰めされた有機肥料が生産される。
不幸と害悪しか撒き散らさないウィルスの様な饅頭が
有機肥料になり人間と自然に役立ち利益まで出す。
最初は確かにタケシの心には達成感が満ち溢れた。
しかし・・・・・すぐに空しくなった。
その頃、タケシは職場である処理場で物思いにふける事が多かった
一日中、機械を見ながら考え事をしている事さえあった。
相棒は「疲れたのだろう。俺に任せてお前は少し休め」と声をかけ
成功を自分の功績として周囲に宣伝するのに忙しく走り回っていた。
タケシは同僚の行為に腹が立つことは無かった
彼が居なければ成功しなかったのは、紛れも無い事実だからだ。
さらに言えば、功績や利益などは正直どうでも良かったからだ。
悲鳴と機械音の中でずっと考えていた。
2年前復讐を誓った自分を思い出す。
安アパートの一室でゆっくりの醜悪な声の中で誓った言葉を思い出す。
(・・キサマラ・・・・ジゴクニ・・・・オトシテヤル・・・)
瞼の裏に何時でもその映像は鮮明に映し出す事ができた。不愉快で漆黒に満ちた記憶。
しかし、問題が。酷く難解な問題が目の前にあった。
(・・・ゆっくりは死ぬと地獄に落ちるのだろうか?
業火の海に焼かれたり、鬼に切り刻まれたり、針山に刺されたり
永遠の苦痛を味わうのだろうか?
答えは"否"だ。
饅頭は死ねば土になる。唯それだけだ。皮肉な事に"自分がそれを証明してしまった"
(ゴミは潰しても地獄に行かない。ゆっくりには『行ける地獄が存在しない』)
では、どうすれば良いか?
簡単だ。
・・・創れば良い
・・・・・"地獄"を創れば良い
・・・・・・・オレガ ジゴクヲ ツクッテ オトシテ ヤレバイイ
タケシはその夜すぐに劉をオフィスに呼びつけ、自分の新たなビジネスプランを相談した
─── 現在
大盛況を収めるクラブを眺め、劉は1年前のプレゼンの日を思い出し考える。
『あの日のアレは何だったのか?』と。
日本人特有の"神風"と言うやつか?
違う。タケシは何かの為に死ぬ人間じゃない。
むしろ何かを成さんが為に、全てを敵に回してもそれを叩き潰す人間だ。
タケシは拳銃のような人間だろうか?
意思も無く、情も無く必要に応じて問答無用で対象を瞬時に殺す。
違う。タケシは殺し屋みたいな小悪党じゃない。それ結構情に厚い。
戦争帰還兵で心を傷つけた人間はあんな感じだろうか?
違う。そもそも外部の圧力で心が病むとか治るとかでは無い。
何かこう、論理思考の位相がズレているというか・・・
あいつは悪魔や物の怪の類では無いのか?
しかし、それも違う。悪魔や妖怪は奸智や誘惑で人をたぶらかす。
それはとても『人間的』だ。
あの日感じた・・・気迫や気合などと言う生易しいモノではなく
殺気や怒気などと言う人間的な感情では無く
もっともっと恐ろしい名状し難い、あえて言うなら何だろう?
目を見た瞬間に「こいつの言う事を聞かなければ自分は問答無用で死ぬ、
有無を言わさず殺される」と言う圧倒的な力を目の前にした様な感覚。
・・・死鬼人?
劉は自分の文学センスの無さに呆れる
こんな不良中学生がイキがってつける様なダサい名前しか思いつかない。
しかし、字面だけで判断するなら決して間違えていないと思えた。
─── プレゼン当日
タケシは処理場の狭いオフィスで独り悩んでいた。
(劉の言っていた事は全面的に正しい。
今の信用度で企画を持ち込んでも上の心象を害する公算は高い)
だが、あの時のタケシにそんな事を考えられる心の余裕は無かった。
(自分が死んだら・・・母は悲しむ
生涯生活に問題ない分の仕送りは既にしてある。
しかし、父に続き、息子まで無くしたら母はきっと悲しみに耐えられないだろう。
それは金銭で解決できる問題では無い・・・・)
今更ながら自分の行為にゾッとしている。感情に走りすぎていたのでは無いか?
もっと時間をかけるべきではなかったのか?劉の言う通りハイリスク過ぎたのでは無いか?
しかし、もう遅い。自分達の命はテーブルの上だ。
正直恐ろしかった。
自分が死ぬ事が、では無く死んだ後の母の孤独が、だ。
「クソ!どれもこれもクソ饅頭のせいじゃないか!」
タケシには珍しく逆切れ気味な状況になっていた。
近くにあったゴミ箱を思いっきり蹴り上げ、苛立たしげに鍵がかかったロッカーを開く。
出てきたのは・・・ダンボールに詰め込まれた数十匹のゆっくりれいむ。
乱暴にデスクの上に放り出し。罵声を浴びせる。
「おい!!クソ饅頭てめぇらのせいで何で俺達が命賭けなきゃ何ねーんだぁ!あぁッ!?」
タケシらしく無かった。全ての元凶を見直す時の心情は常に『冷たい怒り』だ。
こんな風に八つ当たりをするのは初めての経験だった。
しかし、ダンボール箱の饅頭はいつものように卑屈に怯えていた。
「ゆっぐり・・・ごべんなざい・・れいぶ・・・あやばります・・・」
「うるせぇ!!黙れ!!生ゴミ!!」
タケシは生ゴミ達に背を向け、何とか平静を取り戻そうと努力した。
「だがら・・ゆるじでぐだざいぃぃ・・・・・」
冷や汗が流れ出ている背中に刺さるゆっくりれいむの言葉。
ピキィッ!
"ユルシテクダサイ"
"ユルシテクダサイ・・・・?"
"ユルシテクダサイ!?"
1つの単語が脳内に反響し、ユラリと生ゴミに振り返る。
こいつは今なんと言った?
「許してください」と言ったのか?
自分がまだ『許される存在』だとでも思ってるのか?
自分がまだ『謝れば許される存在』だとでも思ってるのか?
自分達にまだ『ゆっくりできる可能性』があるとでも思っているのか?
クソが・・・・
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
視界が赤くなる・・・息ができない・・・声が出ない・・・
「ッククククククッカカカカカカッカッハハハハアハハハァァァァ
クゥゥゥーーーーーーカッハァァァ!!!」
駄目だッ駄目だッもう我慢できん!!
「グッッガァァァッッゥッゥゥゥゥアアアァァァァ!!!!!!」
左手でれいむを一匹掴みあげると、空いた右手で思いっきり眼窩に手を突っ込む。
ズブンッ!
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!いだぁぁぁあいいいいい!!!」
涙が流れ出る眼球を思いっきり掴み潰す!
「ゆがぁぁぁぁぁ!!!!ゆぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁッッ!!!!!!
(コスロナ!!コロスナ!!マダコロスナ!!マダコロスンジャナイ!!)
タケシの頭の片隅で緊急アラートが鳴り響く。
コメカミが異常な程熱い。血が沸騰しているのが自分でも分かる。
「ッククッククゥゥゥフゥッフゥゥゥゥー・・・・・
・・・・ぶーーーーーーばぁーーーーーー・・・ ふーはー・・・すーはー・・・」
深呼吸を繰り返すタケシ。他の生ゴミは突然の狂雷にビクビクしている。
冷静さを取り戻したタケシは左手の饅頭をダンボールに放り込み手を拭く。
(ユルサン・・・俺の前に立ちふさがる奴らは何人も・・・許さん。
俺の復讐を邪魔する人間は誰であろうと排除してやる。
手段は問わん・・・・問う時間さえ惜しい・・
目的を完遂する・・・反発する人間・・・?
何を馬鹿な事を『そんな人間』イルワケナイジャナイカ?)
タケシの目と表情には、あの日の凍結した怒りが戻っていた。
「おいクソ饅頭。お前らに生まれて初めて感謝するよ
初心に帰れた。素直な気分に戻れた。未来に対する不安が無くなった。
お前らの"地獄"を最短最速で創る事に躊躇する自分がどうかしていた
こんな事を見失ってた自分がどうかしていた・・・・本当に最悪だよクソッタレ共!」
言いながら、ロッカーに手早くダンボールをしまい込み厳重に鍵をかける。
スーツの襟元をただし、デスクの上の資料を小脇に抱えオフィスのドアノブに手をかける。
「やはりお前らは最悪のクソだよ」
ロッカーへ向かって呟いた後に
タケシは劉と共にプレゼン会場へ向かった。
=================================================================
(`Д) クソ!右を見ても左を見ても皆タケシ!タケシ!タケシ!俺だって頑張ってるんだよ!
J( 'ー`)し リュウ。良いんだよムリしなくて。お母さんは頑張ってるの知ってるから。
( 'A`) 媽媽(カーチャン)
=================================================================
作:六人
他:
ふたば系ゆっくりいじめ 212 下卑た快感
ふたば系ゆっくりいじめ 254 アザーワールド
ふたば系ゆっくりいじめ 515 公認虐待
ふたば系ゆっくりいじめ 737 真理の扉
ふたば系ゆっくりいじめ 758 全自動復讐システム
先に前作を読まれる事を推奨します。
私信:まさか!キリライターさんが挿絵を描いてくださるとは!!超嬉しかったです。
退廃的饅頭虐待クラブ:『パニッシャー』
今夜もクラブは日常に飽いた人々で賑わう。
=== 【クラブ『パニッシャー』遊戯台リスト】 ===
− シュガーケージ -
透明な箱に押し込まれた太ったゆっくりれいむの目の前で、
1週間以上は絶食状態にされた胴付きふらんが2匹。
小さな金網リングに押し込まれ凄惨な殺し合いを繰り広げている。
赤く血走った狼のように相手の手足を噛み千切り。お互いを食らい合う。
勝利した方には目の前に鎮座するデブれいむが与えられる。饅頭は勝者の景品だ。
れいむは、どちらが勝利を収めても噛み千切られ、咀嚼され、中の餡子を吸い尽くされる。
2匹の狼少女が声を上げる。「グギャッ!ギャッ!」。人語にならぬ叫び声。
太ったれいむは箱をガタつかせ叫ぶ。「ヤダァァッイヤダァァッッ!!」。誰も助けてくれぬ。
周囲の人間はニヤリニヤリと勝負を見守る
勿論これは賭けの対象だ。札束がチップ代わりに飛び交う。
- Dポーカー -
2人のプレーヤーを挟んで、多産妊娠により巨大に腹が膨れたドスまりさが1匹
中華テーブルの様な回転台に載せられている。
各ゆっくり種が一定の割合でドスまりさに種付けされ、胎内に存在する。
プレーヤーはドスまりさのまむまむに手を突っ込み、
中から胎児を引きずり出し各種の組み合わせにより手役を作る・・・・
ドスの肛(あな)はデカイ。人間の腕ぐらい簡単に入る。
しかし、直接手を突っ込むと汚れる。さらに帽子の形で盲牌されてしまう。
それではゲームとして面白く無い・・・だから鉄のガントレットを装着し腕をねじ込む。
ドスまりさは1ゲームにつき1匹・・・死ぬ。
動けぬドスはグルグルと向きを回転させられ、2人に交互に鉄腕を突き刺され。
腹に入った子供を無理やり引き抜かれ。凄まじい悲鳴と共に・・・絶命する。
仕込みに手間がかかる為、遊戯代金は決して安くない。
しかし・・・ゲームにハマると抜け出せない・・・もう何人もこのゲームの虜だ。
- デッドエンド -
餓死寸前の胴付きれみりゃを2匹用意し、目の前に大量のゆっくりれいむを用意する。
最初は2匹とも喜んで、怯え逃げ回り悲鳴を上げる饅頭を貪り食う。
徐々にれみりゃは幸せそうに微笑む・・・ギャラリーも悪魔の笑みを浮かべる。
「おなかいっぱいだど~もういらないんだど~う~う~☆」
終わるわけが無い・・・ここから始まるのだ。
スタッフがれみりゃを押さえつけ無理やり口をこじ開け饅頭を詰め込んでゆく。
「やめるどぉぉ!!ぐっふ!!もぉぉぉいらだい・・うぶ」
何個も、何個も、何個も・・・容赦なくれみりゃの口に饅頭は詰め込まれていく。
涙を流すれみりゃは、餓鬼のように腹が膨れ、服のボタンは千切れ飛ぶ
しかし、まだ終わらない・・・ゲーム終了の合図は2匹の窒息死だ。
このゲームはどちらが饅頭を、死ぬまでに何個食べられるかを賭けるのだ。
フィナーレが近づくと周囲の人間のテンションも上がる。
「潰して喉に押し込め!!」「気絶させんじゃねぇ!!タバコ押し付けろ!」
- レイパーゲーム -
レイパーを1匹、他各種ゆっくりを多数用意。
レイパーに強壮剤を打ち込み精力絶倫状態にしケージに放り込む。
レイパーが腹上死するまで・・・何匹を黒生ゴミに変えられるかを賭ける。
大人、子供、通常種、希少種、犯されるゆっくりの構成と
レイパーの好みを読むのがこのゲームの醍醐味。
「犯れ!!犯れ!!犯っちまえ!!ガキでも何でも犯せッッ!!」
観客も黒い生命の営みを楽しむ。
- ブレイクダウン -
幸せなゆっくり一家に、理不尽で苛烈な追い込みをかける事により
どの様な『結末』を迎えるかを賭けるゲーム。
子が親を殺すか?親が子を捨てるか?無理心中するか?一家で殺し合いを始めるか?
饅頭の浅い心理ならば結末なんて数えるほどしかない。故に賭けが成り立つ。
ディーラーの追い込み手段。幸せ一家の構成と心境。たまに起こる発狂現象。
読み合いと心理戦が絡み合った思考ゲームだ。
「んん~?れいむちゃんは、どーするのかなぁ?ここでママを裏切れば『君は』ゆっくりできるよ~?」
家族の背後に纏わり付くベットリとした黒い魔の手、見てるだけでも心躍る。
他にも多種多様なゲームが存在する。
しかし、共通点が一つ。『平穏に終了する物など1つも無い』
このクラブホールは
ありとあらゆる国籍、ありとあらゆる地位の人間が
欲望のままに虐待を楽しむ地獄の鍋底。人間性など必要ない。
なぜなら相手は饅頭なのだから。殺しても喜びしか残らない饅頭なのだから。
ホールを管理する者は思う。
(俺の国の拷問史が有名なのは知ってるが・・・日本人だって同じじゃないか・・・)
悲鳴、罵声、喜声、嬌声、興奮、落胆、人も饅頭もありとあらゆる声がする。
(よくこんな事思いつく・・・やはり、タケシは何かがおかしい)
ホールマスターの劉は、この光景を眺め思う。
タケシの過去を詮索した事は無いが『この発想は異常だ』と。
劉はタケシを恐れてはいない。いや"いなかった"。
むしろ人間的には付き合い易い部類だと思っていた。
聡明で頭の回転が速く、タフで厳しいが仁義を持ち、情にも厚い。
普段は誰に対しても高圧的で物怖じしないが
それが、年齢のハンデを補うための仮面である事を知っていた。
むしろ当初はタケシを利用するだけ利用して
いずれ全ての事業を自分が乗っ取ろうと考えていたぐらいだ。
しかし、あの日
クラブ『パニッシャー』を組織のボス達にプレゼンする日
自分はタケシに絶対適わないと悟った。
─── 1年程前
劉はクラブ経営のビジネスプランを饅頭処理場の古汚いオフィスで聞いた時素晴しいと思った。
金と人脈。日本企業に勤めていた時代、自分にとって喉から手が出るほど欲しかった財宝だ。
それが両方一気に手に入る。その上、値千金の政治情報も手に入る可能性だってある。
それらを駆使すれば母国に戻って政治中枢に就く事も夢ではなかった。
10年も組織に奉仕し信用を得た暁には『俺がそっくりそれを頂こう』と思った。
だから、タケシには釘を刺した。
「素晴らしいビジネスプランだ。しかし、まだ時期が早すぎる俺達には信用が足りていない」
「劉。人生の先達者としての忠告は真摯に受け止める。だが俺はやるぞ」
「タケシ。それは無謀だ。勝算が低い。俺達は利益を上げてるとは言え新参者だ。
俺は30歳、お前に至っては20歳じゃないか。俺達が所属してるのは進歩的な優良企業じゃない。
裏社会の組織だ、ヤクザ社会の年功序列を甘く見るな」
「俺は自分を曲げる気は無い。」
「じゃあ、勝手にしろ!」
その時は、まだタケシを甘く見ていた。
何だかんだ言ったってできるはずが無い。二十歳のガキだ。
アイデアは良くても大局観の無い鉄砲玉としか思えなかった。
しかし翌日その考えは大きく覆された。
タケシはあろう事か、組織の長に直談判し殆ど強引に
裏社会の幹部や、それに連座する闇の政治家達へのプレゼンを取り付けたのだ。
冗談では無かった。
10分の時間を割くにも半年前からアポを入れなければならない人間を一同に集めてプレゼンをする。
それは、学級会のお友達発表とはワケが違う。
相手はその場で社会的にも物理的にも自分達を抹消できる権力者だった。
難しい事は何も無い。「不愉快だ二度とそいつらの顔を見せるな」と部下に言えば良い。
そして自分達は永久に"居なくなる"
安っぽい小説では無いが冗談抜きでタケシは自分の命を交渉のテーブルに上げたのだ。
劉は最初、10歳も年下の同僚の首を絞め殺してやろうかと思った。
だが、殺せば後の責任は全て自分に来る。できなかった。
逃げようとも思った。だが劉は出世を焦るあまり顔を売り込みすぎていた。
どこに逃げたってあっという間に捕まるだろう。捕まった後は考えるまでも無い。
プレゼンの失敗時は、全ての責をタケシになすり付けようかとも思った。
しかし、そんなに甘ければ苦労はしない。後釜を狙うライバルは何人も居た。
とどのつまり、劉はタケシに協力せざるを得ない。
しかも全力で、死に物狂いで。プレゼンを成功させる為に。
それしか生き残れる道が無かった。
プレゼン当日。
いやその大分前から劉は気が狂いそうだった。資料作成に没頭できている内は良かった。
しかし前1週間、ありとあらゆる可能性を検討し終えたスケジュールの有余期間は
まるで死刑執行の猶予期間に感じた。リハーサルを100回以上繰り返しても不安は消えない。
当然ながら食事は喉を通らず夜は眠れない。点滴と睡眠薬を多用した。
水分は辛うじて摂れたが、そんなものは冷や汗と脂汗ですぐに放出された。
発表前、タケシが自分のオフィスから中々出て来ない時など
ストレスが頂点に達しドアが開いた瞬間に怒鳴りつけてやろうと思っていた。
だが・・・・・できなかった。劉はその時初めてタケシに恐怖した。
オフィスから出てきたのは人間ではなかった。
そこに鬼をみたからだ
巨大な饅頭処理場を前にタケシは満足していた
喧しいゴミどもが、ワケも分からずブルドーザーに救い上げられ
ベルトコンベアーを登り巨大なミキサーに落下し、無慈悲に殺される。
一匹たりとも例外は許さない。
泣こうが、喚こうが、巨大なブレードはゴミを粉微塵にする。
処理した生ゴミは乾燥後、土と混ぜ合わされ有機肥料にされ出荷される。
欲望のままに増える生ゴミを収集する事で利益を得る
それを支援する政府から利益を得る。有機肥料を売る事で利益を得る
機械処理が多いので支出の割合は僅かだ。
恐ろしいまでの利益率だった。
汚らしい浮浪者のようなゴミ饅頭が機械に文句を言うのは滑稽そのもの。だが不愉快だ。
その直後に、ミキサーブレードの回転音の中に聞こえる悲鳴は心地よかった。
饅頭は原型を留めず肥料になり袋詰めされ出荷するシステムは完璧だと思った
24時間365日ゴミを処理し続ける。
休み無くシステムはゴミ饅頭を処理し続ける。
ミキサーに放り込まれるのと同じ速度で袋詰めされた有機肥料が生産される。
不幸と害悪しか撒き散らさないウィルスの様な饅頭が
有機肥料になり人間と自然に役立ち利益まで出す。
最初は確かにタケシの心には達成感が満ち溢れた。
しかし・・・・・すぐに空しくなった。
その頃、タケシは職場である処理場で物思いにふける事が多かった
一日中、機械を見ながら考え事をしている事さえあった。
相棒は「疲れたのだろう。俺に任せてお前は少し休め」と声をかけ
成功を自分の功績として周囲に宣伝するのに忙しく走り回っていた。
タケシは同僚の行為に腹が立つことは無かった
彼が居なければ成功しなかったのは、紛れも無い事実だからだ。
さらに言えば、功績や利益などは正直どうでも良かったからだ。
悲鳴と機械音の中でずっと考えていた。
2年前復讐を誓った自分を思い出す。
安アパートの一室でゆっくりの醜悪な声の中で誓った言葉を思い出す。
(・・キサマラ・・・・ジゴクニ・・・・オトシテヤル・・・)
瞼の裏に何時でもその映像は鮮明に映し出す事ができた。不愉快で漆黒に満ちた記憶。
しかし、問題が。酷く難解な問題が目の前にあった。
(・・・ゆっくりは死ぬと地獄に落ちるのだろうか?
業火の海に焼かれたり、鬼に切り刻まれたり、針山に刺されたり
永遠の苦痛を味わうのだろうか?
答えは"否"だ。
饅頭は死ねば土になる。唯それだけだ。皮肉な事に"自分がそれを証明してしまった"
(ゴミは潰しても地獄に行かない。ゆっくりには『行ける地獄が存在しない』)
では、どうすれば良いか?
簡単だ。
・・・創れば良い
・・・・・"地獄"を創れば良い
・・・・・・・オレガ ジゴクヲ ツクッテ オトシテ ヤレバイイ
タケシはその夜すぐに劉をオフィスに呼びつけ、自分の新たなビジネスプランを相談した
─── 現在
大盛況を収めるクラブを眺め、劉は1年前のプレゼンの日を思い出し考える。
『あの日のアレは何だったのか?』と。
日本人特有の"神風"と言うやつか?
違う。タケシは何かの為に死ぬ人間じゃない。
むしろ何かを成さんが為に、全てを敵に回してもそれを叩き潰す人間だ。
タケシは拳銃のような人間だろうか?
意思も無く、情も無く必要に応じて問答無用で対象を瞬時に殺す。
違う。タケシは殺し屋みたいな小悪党じゃない。それ結構情に厚い。
戦争帰還兵で心を傷つけた人間はあんな感じだろうか?
違う。そもそも外部の圧力で心が病むとか治るとかでは無い。
何かこう、論理思考の位相がズレているというか・・・
あいつは悪魔や物の怪の類では無いのか?
しかし、それも違う。悪魔や妖怪は奸智や誘惑で人をたぶらかす。
それはとても『人間的』だ。
あの日感じた・・・気迫や気合などと言う生易しいモノではなく
殺気や怒気などと言う人間的な感情では無く
もっともっと恐ろしい名状し難い、あえて言うなら何だろう?
目を見た瞬間に「こいつの言う事を聞かなければ自分は問答無用で死ぬ、
有無を言わさず殺される」と言う圧倒的な力を目の前にした様な感覚。
・・・死鬼人?
劉は自分の文学センスの無さに呆れる
こんな不良中学生がイキがってつける様なダサい名前しか思いつかない。
しかし、字面だけで判断するなら決して間違えていないと思えた。
─── プレゼン当日
タケシは処理場の狭いオフィスで独り悩んでいた。
(劉の言っていた事は全面的に正しい。
今の信用度で企画を持ち込んでも上の心象を害する公算は高い)
だが、あの時のタケシにそんな事を考えられる心の余裕は無かった。
(自分が死んだら・・・母は悲しむ
生涯生活に問題ない分の仕送りは既にしてある。
しかし、父に続き、息子まで無くしたら母はきっと悲しみに耐えられないだろう。
それは金銭で解決できる問題では無い・・・・)
今更ながら自分の行為にゾッとしている。感情に走りすぎていたのでは無いか?
もっと時間をかけるべきではなかったのか?劉の言う通りハイリスク過ぎたのでは無いか?
しかし、もう遅い。自分達の命はテーブルの上だ。
正直恐ろしかった。
自分が死ぬ事が、では無く死んだ後の母の孤独が、だ。
「クソ!どれもこれもクソ饅頭のせいじゃないか!」
タケシには珍しく逆切れ気味な状況になっていた。
近くにあったゴミ箱を思いっきり蹴り上げ、苛立たしげに鍵がかかったロッカーを開く。
出てきたのは・・・ダンボールに詰め込まれた数十匹のゆっくりれいむ。
乱暴にデスクの上に放り出し。罵声を浴びせる。
「おい!!クソ饅頭てめぇらのせいで何で俺達が命賭けなきゃ何ねーんだぁ!あぁッ!?」
タケシらしく無かった。全ての元凶を見直す時の心情は常に『冷たい怒り』だ。
こんな風に八つ当たりをするのは初めての経験だった。
しかし、ダンボール箱の饅頭はいつものように卑屈に怯えていた。
「ゆっぐり・・・ごべんなざい・・れいぶ・・・あやばります・・・」
「うるせぇ!!黙れ!!生ゴミ!!」
タケシは生ゴミ達に背を向け、何とか平静を取り戻そうと努力した。
「だがら・・ゆるじでぐだざいぃぃ・・・・・」
冷や汗が流れ出ている背中に刺さるゆっくりれいむの言葉。
ピキィッ!
"ユルシテクダサイ"
"ユルシテクダサイ・・・・?"
"ユルシテクダサイ!?"
1つの単語が脳内に反響し、ユラリと生ゴミに振り返る。
こいつは今なんと言った?
「許してください」と言ったのか?
自分がまだ『許される存在』だとでも思ってるのか?
自分がまだ『謝れば許される存在』だとでも思ってるのか?
自分達にまだ『ゆっくりできる可能性』があるとでも思っているのか?
クソが・・・・
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!クソガ!!
視界が赤くなる・・・息ができない・・・声が出ない・・・
「ッククククククッカカカカカカッカッハハハハアハハハァァァァ
クゥゥゥーーーーーーカッハァァァ!!!」
駄目だッ駄目だッもう我慢できん!!
「グッッガァァァッッゥッゥゥゥゥアアアァァァァ!!!!!!」
左手でれいむを一匹掴みあげると、空いた右手で思いっきり眼窩に手を突っ込む。
ズブンッ!
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!いだぁぁぁあいいいいい!!!」
涙が流れ出る眼球を思いっきり掴み潰す!
「ゆがぁぁぁぁぁ!!!!ゆぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁッッ!!!!!!
(コスロナ!!コロスナ!!マダコロスナ!!マダコロスンジャナイ!!)
タケシの頭の片隅で緊急アラートが鳴り響く。
コメカミが異常な程熱い。血が沸騰しているのが自分でも分かる。
「ッククッククゥゥゥフゥッフゥゥゥゥー・・・・・
・・・・ぶーーーーーーばぁーーーーーー・・・ ふーはー・・・すーはー・・・」
深呼吸を繰り返すタケシ。他の生ゴミは突然の狂雷にビクビクしている。
冷静さを取り戻したタケシは左手の饅頭をダンボールに放り込み手を拭く。
(ユルサン・・・俺の前に立ちふさがる奴らは何人も・・・許さん。
俺の復讐を邪魔する人間は誰であろうと排除してやる。
手段は問わん・・・・問う時間さえ惜しい・・
目的を完遂する・・・反発する人間・・・?
何を馬鹿な事を『そんな人間』イルワケナイジャナイカ?)
タケシの目と表情には、あの日の凍結した怒りが戻っていた。
「おいクソ饅頭。お前らに生まれて初めて感謝するよ
初心に帰れた。素直な気分に戻れた。未来に対する不安が無くなった。
お前らの"地獄"を最短最速で創る事に躊躇する自分がどうかしていた
こんな事を見失ってた自分がどうかしていた・・・・本当に最悪だよクソッタレ共!」
言いながら、ロッカーに手早くダンボールをしまい込み厳重に鍵をかける。
スーツの襟元をただし、デスクの上の資料を小脇に抱えオフィスのドアノブに手をかける。
「やはりお前らは最悪のクソだよ」
ロッカーへ向かって呟いた後に
タケシは劉と共にプレゼン会場へ向かった。
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(`Д) クソ!右を見ても左を見ても皆タケシ!タケシ!タケシ!俺だって頑張ってるんだよ!
J( 'ー`)し リュウ。良いんだよムリしなくて。お母さんは頑張ってるの知ってるから。
( 'A`) 媽媽(カーチャン)
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作:六人
他:
ふたば系ゆっくりいじめ 212 下卑た快感
ふたば系ゆっくりいじめ 254 アザーワールド
ふたば系ゆっくりいじめ 515 公認虐待
ふたば系ゆっくりいじめ 737 真理の扉
ふたば系ゆっくりいじめ 758 全自動復讐システム