ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0772 クリスマス心暖まる愛でSSの様なもの
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ankoss
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餡庫のトップに、『クリスマス、心暖まる愛でSSを』って書いてあったから、それっぽいの書いてみたよ
即興で書いたので、若干テンプレっぽい感じだよ
今回は、いつもの続き物の銅れいむシリーズとは関係ないよ
あと、あまあまちょうだいね。たくさんでいいよ
即興で書いたので、若干テンプレっぽい感じだよ
今回は、いつもの続き物の銅れいむシリーズとは関係ないよ
あと、あまあまちょうだいね。たくさんでいいよ
作・もっちもちあき
過去作っていうか、銅れいむシリーズ
『ふたば系ゆっくりいじめ 542 れいむのゆっくりを鬼意山にささぐ』
『ふたば系ゆっくりいじめ 579 残酷な夜にれいむの叫びは鬼意山に届かない』
『ふたば系ゆっくりいじめ 607 ゆっくりキャッスル』
『ふたば系ゆっくりいじめ 627 美しきゆっくりプレイス』
『ふたば系ゆっくりいじめ 649 当然の結末』
『ふたば系ゆっくりいじめ 542 れいむのゆっくりを鬼意山にささぐ』
『ふたば系ゆっくりいじめ 579 残酷な夜にれいむの叫びは鬼意山に届かない』
『ふたば系ゆっくりいじめ 607 ゆっくりキャッスル』
『ふたば系ゆっくりいじめ 627 美しきゆっくりプレイス』
『ふたば系ゆっくりいじめ 649 当然の結末』
私は1匹のゆっくりを飼っていた。
田舎から上京し、一人暮らし。
寂しさを紛らわすために飼い始めた。
まだ成体では無い、ソフトボールくらいの子れいむ。
普段は仕事で寂しい思いをさせるため、一緒に居られるときは出来るだけ可愛がってあげた。
田舎から上京し、一人暮らし。
寂しさを紛らわすために飼い始めた。
まだ成体では無い、ソフトボールくらいの子れいむ。
普段は仕事で寂しい思いをさせるため、一緒に居られるときは出来るだけ可愛がってあげた。
朝が来る。
今日は祝日。明日は、クリスマス・イヴだ。
れいむのために買った”おうち”から、楽しげな歌が聞こえてくる。
「ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」
私は、笑顔になる。今日はお休みだから、れいむと一緒に過ごしてあげよう。
彼氏もいないので、本当は寂しいクリスマスになるはずだったけれど、今年は違う。
私には、れいむがいるから。
「おはよう、れいむ。ゆっくりしていってね」
「ゆゆ!おねえしゃん!ゆっくりちていってね!」
やや、赤ゆ言葉の抜けきらないれいむが、返事するとおうちから出てくる。
可愛い。
私は、ご飯をあげると、テレビをつける。
れいむは、大好きなはちみつたっぷりのホットケーキを嬉しそうに食べている。
「む~ちゃ、む~ちゃ、ちあわちぇ~」
テレビでは、クリスマス特集をやっている。
「おねえしゃん、くりすましゅってなあに?」
「クリスマスってのは、とってもゆっくり出来る日なのよ」
「ほんちょう?!くりすましゅ、ゆっくちたのちみだよ!」
嬉しそうなれいむ。私も嬉しい。
「この日はね、大好きな相手にプレゼントを贈るの。私もれいむにプレゼントあげるね」
「ぷれぜんとしゃん!れいむも、おねえしゃんに、ゆっくちぷれぜんとするよ!」
「大丈夫、あなたが楽しそうななら、それが一番だから。プレゼント楽しみにしててね」
「たのしみにしゅるね!」
ふふ。不安もあったけど、ゆっくりを飼い始めてよかった。
れいむの笑顔を見て、心からそう思う。
明日の仕事帰りに、何を買ってあげようか。
この日は、れいむの為に一日を過ごした。
膝に乗せ、髪をきれいにとかしてあげる。
「おねえしゃん、ゆっくりきもちいいよ!」
「うふふ、よかった」
一緒にお散歩。
とはいっても、れいむは私の腕の中だが。
「とっても、たのしいね!」
「そうね」
れいむの下半分は、あったかい毛糸に包まれている。
私の手編みだ。
夜は、ご本を読んであげる。
「ちんでれらしゃんは、ちあわせになったんだね!」
「れいむは幸せ?」
「おねえしゃんがいるから、しあわせーだよ!」
ふふふ、本当にいい子。
楽しかった一日が終わる。
明日はクリスマス・イヴ。
「おねえしゃん!ゆっくちおやしゅみなさい!」
「おやすみ、れいむ」
大好きな私のれいむ。
これからも、ずっと一緒にいてね。
今日は祝日。明日は、クリスマス・イヴだ。
れいむのために買った”おうち”から、楽しげな歌が聞こえてくる。
「ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」
私は、笑顔になる。今日はお休みだから、れいむと一緒に過ごしてあげよう。
彼氏もいないので、本当は寂しいクリスマスになるはずだったけれど、今年は違う。
私には、れいむがいるから。
「おはよう、れいむ。ゆっくりしていってね」
「ゆゆ!おねえしゃん!ゆっくりちていってね!」
やや、赤ゆ言葉の抜けきらないれいむが、返事するとおうちから出てくる。
可愛い。
私は、ご飯をあげると、テレビをつける。
れいむは、大好きなはちみつたっぷりのホットケーキを嬉しそうに食べている。
「む~ちゃ、む~ちゃ、ちあわちぇ~」
テレビでは、クリスマス特集をやっている。
「おねえしゃん、くりすましゅってなあに?」
「クリスマスってのは、とってもゆっくり出来る日なのよ」
「ほんちょう?!くりすましゅ、ゆっくちたのちみだよ!」
嬉しそうなれいむ。私も嬉しい。
「この日はね、大好きな相手にプレゼントを贈るの。私もれいむにプレゼントあげるね」
「ぷれぜんとしゃん!れいむも、おねえしゃんに、ゆっくちぷれぜんとするよ!」
「大丈夫、あなたが楽しそうななら、それが一番だから。プレゼント楽しみにしててね」
「たのしみにしゅるね!」
ふふ。不安もあったけど、ゆっくりを飼い始めてよかった。
れいむの笑顔を見て、心からそう思う。
明日の仕事帰りに、何を買ってあげようか。
この日は、れいむの為に一日を過ごした。
膝に乗せ、髪をきれいにとかしてあげる。
「おねえしゃん、ゆっくりきもちいいよ!」
「うふふ、よかった」
一緒にお散歩。
とはいっても、れいむは私の腕の中だが。
「とっても、たのしいね!」
「そうね」
れいむの下半分は、あったかい毛糸に包まれている。
私の手編みだ。
夜は、ご本を読んであげる。
「ちんでれらしゃんは、ちあわせになったんだね!」
「れいむは幸せ?」
「おねえしゃんがいるから、しあわせーだよ!」
ふふふ、本当にいい子。
楽しかった一日が終わる。
明日はクリスマス・イヴ。
「おねえしゃん!ゆっくちおやしゅみなさい!」
「おやすみ、れいむ」
大好きな私のれいむ。
これからも、ずっと一緒にいてね。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
お姉さんは、いつものように会社へ出かけて行った。
寂しいが、仕方がない。
(れいむは、いいこだからゆっくりまつよ)
しかし、今日はクリスマスという日なのだという。
とても、ゆっくりできるらしいその日は、大好きな相手にプレゼントをするらしい。
「れいむも、だいしゅきなおねえしゃんに、ゆっくちぷれぜんとしゅるよ!」
しかし、れいむのものは全部お姉さんから貰ったものだ。
それを、渡してもプレゼントにはならない。
「れいむ、ぷれぜんとをゆっくちさがしゅよ!」
戸締りは、ほぼ完璧だったが、一か所だけ開いていることをれいむは知っていた。
台所の窓は、格子がはまっているので、人間はもちろん通れず、鍵を閉め忘れやすいのだ。
しかし、子ゆぐらいならギリギリ通れる。
そこから、れいむは外に出る。
「ゆっくち、おそとしゃんにでるよ!」
れいむは、いつも散歩でお姉さんに抱えられ外に出ていた。
だから、外を恐いと思う気持ちに欠けていた。
実際は、アスファルトの上を跳ねたことさえ無いのに。
窓から、室外機の上に落ちる。そして、そのまま下へ。
身体を当然のごとく打ち付ける。
「ゆぴいい!いちゃいいい!!おねえしゃ…」
そこまで言いかけて、思い直す。
「そうだよ、きょうはおねえしゃんのぷれぜんとしゃんをさがしにいくんだよ!」
キリっとした顔になると、まだ身体は痛いが、元気よく跳ねていく。
寂しいが、仕方がない。
(れいむは、いいこだからゆっくりまつよ)
しかし、今日はクリスマスという日なのだという。
とても、ゆっくりできるらしいその日は、大好きな相手にプレゼントをするらしい。
「れいむも、だいしゅきなおねえしゃんに、ゆっくちぷれぜんとしゅるよ!」
しかし、れいむのものは全部お姉さんから貰ったものだ。
それを、渡してもプレゼントにはならない。
「れいむ、ぷれぜんとをゆっくちさがしゅよ!」
戸締りは、ほぼ完璧だったが、一か所だけ開いていることをれいむは知っていた。
台所の窓は、格子がはまっているので、人間はもちろん通れず、鍵を閉め忘れやすいのだ。
しかし、子ゆぐらいならギリギリ通れる。
そこから、れいむは外に出る。
「ゆっくち、おそとしゃんにでるよ!」
れいむは、いつも散歩でお姉さんに抱えられ外に出ていた。
だから、外を恐いと思う気持ちに欠けていた。
実際は、アスファルトの上を跳ねたことさえ無いのに。
窓から、室外機の上に落ちる。そして、そのまま下へ。
身体を当然のごとく打ち付ける。
「ゆぴいい!いちゃいいい!!おねえしゃ…」
そこまで言いかけて、思い直す。
「そうだよ、きょうはおねえしゃんのぷれぜんとしゃんをさがしにいくんだよ!」
キリっとした顔になると、まだ身体は痛いが、元気よく跳ねていく。
見つからない。
当たり前だ。そもそも何にすればいいのかも見当もつかないのだから。
「おにゃかしゅいたよう…。いったんおうちにかえるよ!」
しかし、
「ゆ?ここどきょ?」
今いる場所から、おうちへの帰り方が分からない。
そもそも、おうちに帰れたとして、中に入る手段も無いのだが…。
とたんに心細くなる。
「ゆうぅ…おねえしゃん…れいむ、おうちかえりたいよう…」
それに、すごく寒い。氷のようなアスファルトの上を跳ねたせいで、あんよも痛い。
「ゆんやあああああ!!!!!しゃむいよう!!!!!おにゃかしゅいたああああああああ!!!!!」
ついに泣きだしてしまった。
「うるせえぞ!!」
アパートから顔を出したお兄さんに怒鳴られる。
実は、たったの家5軒しか離れていないのだが…。
「ち、ガキの野良ゆっくりか。越冬に失敗したか、親でも潰されたか」
お兄さんが出てくる。
むんずと掴むと家へ持ち帰る。
「悪りいけど、夜勤なんだ。性夜(誤字では無い)に浮かれたバカップル眺めて、働かなきゃなんねーんだよ」
「ゆう、おにいしゃん、あのね…」
「仕事までの貴重な睡眠時間邪魔すんな。騒いだら潰すかんな。腹が減ってんなら、それでも食ってろ」
お兄さんは、残り物のサラダを置いて寝てしまった。
「ゆう、ゆっくちたべりゅよ…」
とにかく、お腹が空いていたので食事にする。
「む~ちゃ、む~ちゃ、それなりー…」
甘やかされてきたので、生野菜の芯の部分は美味しくないようだ。
野良ならばそれでも、ご馳走なのだけれども。
しかも、人間さん用の野菜ボールで子れいむには、ちと深い。
いつもは、子れいむにちょうどいい入れ物に入れて貰っていたのだ。
ベシャ!!
案の定、野菜ボールをひっくり返してしまった。
底に溜まった、野菜の水分とドレッシングの残りが床にこぼれる。
「ゆう!みずしゃん、ゆっくちもどってね!」
床が、べとべとに汚れてしまう。
「ぺーろぺーろしゅるよ!」
仕方がないので、ペーろぺーろで舐めとろうとするも、
「ゆううぅぅ…まじゅい…」
それでも、寒い外を動き回り、疲れている上に、部屋が暖かいからか、だんだん眠くなってくる子れいむ。
「ゆうぅ…ゆっくちねるよ…」
そのまま寝てしまった。
当たり前だ。そもそも何にすればいいのかも見当もつかないのだから。
「おにゃかしゅいたよう…。いったんおうちにかえるよ!」
しかし、
「ゆ?ここどきょ?」
今いる場所から、おうちへの帰り方が分からない。
そもそも、おうちに帰れたとして、中に入る手段も無いのだが…。
とたんに心細くなる。
「ゆうぅ…おねえしゃん…れいむ、おうちかえりたいよう…」
それに、すごく寒い。氷のようなアスファルトの上を跳ねたせいで、あんよも痛い。
「ゆんやあああああ!!!!!しゃむいよう!!!!!おにゃかしゅいたああああああああ!!!!!」
ついに泣きだしてしまった。
「うるせえぞ!!」
アパートから顔を出したお兄さんに怒鳴られる。
実は、たったの家5軒しか離れていないのだが…。
「ち、ガキの野良ゆっくりか。越冬に失敗したか、親でも潰されたか」
お兄さんが出てくる。
むんずと掴むと家へ持ち帰る。
「悪りいけど、夜勤なんだ。性夜(誤字では無い)に浮かれたバカップル眺めて、働かなきゃなんねーんだよ」
「ゆう、おにいしゃん、あのね…」
「仕事までの貴重な睡眠時間邪魔すんな。騒いだら潰すかんな。腹が減ってんなら、それでも食ってろ」
お兄さんは、残り物のサラダを置いて寝てしまった。
「ゆう、ゆっくちたべりゅよ…」
とにかく、お腹が空いていたので食事にする。
「む~ちゃ、む~ちゃ、それなりー…」
甘やかされてきたので、生野菜の芯の部分は美味しくないようだ。
野良ならばそれでも、ご馳走なのだけれども。
しかも、人間さん用の野菜ボールで子れいむには、ちと深い。
いつもは、子れいむにちょうどいい入れ物に入れて貰っていたのだ。
ベシャ!!
案の定、野菜ボールをひっくり返してしまった。
底に溜まった、野菜の水分とドレッシングの残りが床にこぼれる。
「ゆう!みずしゃん、ゆっくちもどってね!」
床が、べとべとに汚れてしまう。
「ぺーろぺーろしゅるよ!」
仕方がないので、ペーろぺーろで舐めとろうとするも、
「ゆううぅぅ…まじゅい…」
それでも、寒い外を動き回り、疲れている上に、部屋が暖かいからか、だんだん眠くなってくる子れいむ。
「ゆうぅ…ゆっくちねるよ…」
そのまま寝てしまった。
「ふざけんな」
れいむは、ふいに起こされた。
「ゆ?おしょらをとんでるみちゃい!」
「おそらをとんでるみちゃい、じゃねーよ。どーすんだ、これ」
空中にいるのは、もみあげを掴まれて持ちあげられているからだと気付く。
「もみあげしゃんが、いちゃいい!」
掴まれてない方の、もみあげを猛烈にピコピコさせながら、じたばたする。
「あ、こら、暴れんな。あぶねーぞ」
ブチ
もみあげが千切れ、下に落ちるが、お兄さんがキャッチする。
「だから、言わんこっちゃねー」
「ゆ、ゆ、いぎゃああああああ!!!れいむのもみあげしゃんんんんん!!!」
急にもみあげが千切れるという悲劇にれいむは泣き喚く。
「いいから、黙れ」
お兄さんが、口を押さえこむ。
「ゆぐぐぐぐ…」
「頼むから、静かにしてくれよ。ただでさえ、イラついてんのに…」
れいむは、中がこぼれて酷い状況の野菜ボールと、その周辺の前に置かれる。
「これ、こぼしたのお前だよな。もう、出かける時間なのに勘弁してくれよ」
お兄さんは、ウエットティッシュを5、6枚横に置くと、
「ゆっくりだから、言ってること分かるよな。完璧に綺麗にしろとは言わねえけど、水分と汚れぐらい拭いとけよ」
そう言うと、足早にお兄さんは、性なる夜の戦場へ(苦笑)出かけて行った。
れいむは、ふいに起こされた。
「ゆ?おしょらをとんでるみちゃい!」
「おそらをとんでるみちゃい、じゃねーよ。どーすんだ、これ」
空中にいるのは、もみあげを掴まれて持ちあげられているからだと気付く。
「もみあげしゃんが、いちゃいい!」
掴まれてない方の、もみあげを猛烈にピコピコさせながら、じたばたする。
「あ、こら、暴れんな。あぶねーぞ」
ブチ
もみあげが千切れ、下に落ちるが、お兄さんがキャッチする。
「だから、言わんこっちゃねー」
「ゆ、ゆ、いぎゃああああああ!!!れいむのもみあげしゃんんんんん!!!」
急にもみあげが千切れるという悲劇にれいむは泣き喚く。
「いいから、黙れ」
お兄さんが、口を押さえこむ。
「ゆぐぐぐぐ…」
「頼むから、静かにしてくれよ。ただでさえ、イラついてんのに…」
れいむは、中がこぼれて酷い状況の野菜ボールと、その周辺の前に置かれる。
「これ、こぼしたのお前だよな。もう、出かける時間なのに勘弁してくれよ」
お兄さんは、ウエットティッシュを5、6枚横に置くと、
「ゆっくりだから、言ってること分かるよな。完璧に綺麗にしろとは言わねえけど、水分と汚れぐらい拭いとけよ」
そう言うと、足早にお兄さんは、性なる夜の戦場へ(苦笑)出かけて行った。
お姉さんは、子れいむを溺愛してたので、何かをこぼしても拭いてもらっていた子れいむ。
拭くのは、初めての経験だ。
「ゆっくりふくよ!」
せっかく助けてもらったお兄さんの役に立たねばと、拭き始めるれいむ。
もみあげは、きっと何でも出来るお姉さんが直してくれる。
そうして、だいぶ綺麗になった頃、具体的には日付が変わる頃、再びお腹が空いてくる。
お兄さんは、色々あったので、子れいむの食事を置いていくのを忘れてしまっていたのだ。
そもそも、子れいむを家に入れたのは、睡眠の邪魔をしないようにしただけであり、家に置いておくつもりもなかった。
「おなかすいたよ…おねえしゃん…」
戸締りは、当たり前だがきちんとなされており、出られそうな所は無い。
でも、子れいむは拭いたことをお兄さんに報告しなければならないと思っていたので、そもそも出る気はなかった。
「きっと、おにいしゃんも、おねえしゃんも、ほめてくれるよ」
しかし、お兄さんは駅員さんで、実は丸一日以上帰ってこないことを、子れいむは知る由もないのだ。
拭くのは、初めての経験だ。
「ゆっくりふくよ!」
せっかく助けてもらったお兄さんの役に立たねばと、拭き始めるれいむ。
もみあげは、きっと何でも出来るお姉さんが直してくれる。
そうして、だいぶ綺麗になった頃、具体的には日付が変わる頃、再びお腹が空いてくる。
お兄さんは、色々あったので、子れいむの食事を置いていくのを忘れてしまっていたのだ。
そもそも、子れいむを家に入れたのは、睡眠の邪魔をしないようにしただけであり、家に置いておくつもりもなかった。
「おなかすいたよ…おねえしゃん…」
戸締りは、当たり前だがきちんとなされており、出られそうな所は無い。
でも、子れいむは拭いたことをお兄さんに報告しなければならないと思っていたので、そもそも出る気はなかった。
「きっと、おにいしゃんも、おねえしゃんも、ほめてくれるよ」
しかし、お兄さんは駅員さんで、実は丸一日以上帰ってこないことを、子れいむは知る由もないのだ。
朝が来る。
クリスマスの朝だ。
子れいむは空腹が限界に達していた。
お兄さんは全然帰ってこない。
「おねえしゃんへの、ぷれぜんとしゃん…」
子れいむは、まだお姉さんへのクリスマスプレゼントを見つけていないことに気がついた。
這うように探す子れいむ。
暖房などは、もちろんついていない為、恐ろしく寒い。
今年一番の冷えこみだ。
「ゆゆ?」
そのとき、子れいむは自分と同じくらいの大きさのキラキラ光る筒を発見する。
「きらきらなつつしゃん!」
子れいむは満面の笑みで、そのキラキラ光る筒に向かって行く。
「これをゆっくちおねえしゃんへの、ぷれぜんとしゃんにするよ!」
クリスマスの朝だ。
子れいむは空腹が限界に達していた。
お兄さんは全然帰ってこない。
「おねえしゃんへの、ぷれぜんとしゃん…」
子れいむは、まだお姉さんへのクリスマスプレゼントを見つけていないことに気がついた。
這うように探す子れいむ。
暖房などは、もちろんついていない為、恐ろしく寒い。
今年一番の冷えこみだ。
「ゆゆ?」
そのとき、子れいむは自分と同じくらいの大きさのキラキラ光る筒を発見する。
「きらきらなつつしゃん!」
子れいむは満面の笑みで、そのキラキラ光る筒に向かって行く。
「これをゆっくちおねえしゃんへの、ぷれぜんとしゃんにするよ!」
昼が過ぎようとしていた。
子れいむは、もう動くことをやめていた。
いや、動かないのではなく、空腹で動けないのだ。
水分もとれてないので、肌や餡子がパサパサだ。
それとは別に、うんうんやしーしーはおトイレという概念があるので、それも我慢している。
状態は最悪だ。
しかし、お兄さんは帰ってこない。
「おねーさん…れいむ、おみずさんだけでものみたいよ…」
子れいむは、もう動くことをやめていた。
いや、動かないのではなく、空腹で動けないのだ。
水分もとれてないので、肌や餡子がパサパサだ。
それとは別に、うんうんやしーしーはおトイレという概念があるので、それも我慢している。
状態は最悪だ。
しかし、お兄さんは帰ってこない。
「おねーさん…れいむ、おみずさんだけでものみたいよ…」
夜中、ようやくハードな仕事を終えてお兄さんが帰宅する。
「あー、疲れた」
食事して、シャワー浴びて、さっさと寝よう。
そう思って部屋に入ると、部屋の真ん中に動かぬ小さな饅頭。
「あ、すっかり忘れてたわ」
近づいてみると、カピカピですっかり動かない。
良く見ると、泣きはらしたのか、目の下の当たりに砂糖水の筋がある。
「ゆ…おに…い…しゃん…?」
「お、生きてる」
「ゆっく…ち…ふい…ちゃよ…」
お兄さんが、床を見ると確かに拭いた後があった。
が、お世辞にも綺麗になったとは言えない。
(こりゃ、あとで拭きなおしだなー)
「なんか食うか?」
返事は無い。最後の気力を振り絞ったようだ。
お兄さんに拭いたことを褒めてもらいたい一心で。
「返事が無い。ただの屍の様だ」
お兄さんは、子れいむを掴む。
(しかし、野良ゆにとって冬ってのは無情だなー。子ゆっくりなら、なおさらか)
お兄さんは、思う。外にいても、きっと生きてはいなかっただろうと。
”狩り”にも行けず、腹を空かせて泣いていたくらいなのだから。
お兄さんは、少しだけ野良ゆっくりの子供に同情すると、子れいむを生ごみ入れに捨てた。
そして、その横にある、ビールの空き缶も缶入れに捨てる。
「大晦日も、元旦も仕事だよ、ちくしょう」
「あー、疲れた」
食事して、シャワー浴びて、さっさと寝よう。
そう思って部屋に入ると、部屋の真ん中に動かぬ小さな饅頭。
「あ、すっかり忘れてたわ」
近づいてみると、カピカピですっかり動かない。
良く見ると、泣きはらしたのか、目の下の当たりに砂糖水の筋がある。
「ゆ…おに…い…しゃん…?」
「お、生きてる」
「ゆっく…ち…ふい…ちゃよ…」
お兄さんが、床を見ると確かに拭いた後があった。
が、お世辞にも綺麗になったとは言えない。
(こりゃ、あとで拭きなおしだなー)
「なんか食うか?」
返事は無い。最後の気力を振り絞ったようだ。
お兄さんに拭いたことを褒めてもらいたい一心で。
「返事が無い。ただの屍の様だ」
お兄さんは、子れいむを掴む。
(しかし、野良ゆにとって冬ってのは無情だなー。子ゆっくりなら、なおさらか)
お兄さんは、思う。外にいても、きっと生きてはいなかっただろうと。
”狩り”にも行けず、腹を空かせて泣いていたくらいなのだから。
お兄さんは、少しだけ野良ゆっくりの子供に同情すると、子れいむを生ごみ入れに捨てた。
そして、その横にある、ビールの空き缶も缶入れに捨てる。
「大晦日も、元旦も仕事だよ、ちくしょう」
終わり
どうしてこうなった?
皆さん、よいクルシミマスを!
ゆんぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
クリスマスはゆっくりできないいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
ゆんぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
クリスマスはゆっくりできないいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
挿絵:あにゃるあき