ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0669 俺とてるよともこうとえーりんと~平穏な日々とゆっくり捕獲大会~
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ankoss
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俺とてるよともこうとえーりんと ~平穏な日々とゆっくり捕獲大会~
・前回の行の件はホントにごめんチャイナ
・駄文注意
・希少種愛で
・自分設定
・会話多すぎ、って言われたからちょっと自重したつもり。
・主人公がキモく無くなり始めた。
・虐めが少ない。極端にすくない
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
朝食が出来上がるころ三人が丁度起きてきたので、顔を洗うよう言ったら
「「「はーい」」」
なんていいながら三人一緒に洗面所に向っていった。
朝食の時、新たな発見をした。
どうやらてるよは好き嫌いが多いようでこんな事を言ってた。
「ん~、これ嫌い。」
野菜類や納豆なんかは殆んど僕やえーりんに移されていった。
だけれどもえーりんがそれを許さず、半ば無理矢理てるよに野菜も納豆も食べさせていた。
もこうはてるよとは逆に自分から野菜類も納豆もパクついてたし、飲み物も野菜ジュースだった。
なんでももこう曰く『健康に気を使わない人生は無い物と同じ』らしい。
でも野菜ジュースと納豆ってなんか嫌じゃない?
最後には食後のヨーグルトを僕とえーりんともこうの三人で食べてたが、てるよは頑なに食べようとはしなかった。
おいしいのにね、発酵食品。
その後は三人に金バッジ試験の話をしたら乗り気になったので、えーりんともこうのバッジ申請の時一緒に頼むことにした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで役所に行くわけだが、これまた酷く驚かれた。
担当者はなんかポカーンとして反応しなくなってしまう始末。
仕方ないけどねー。
希少種、それも胴付を同時に三匹一緒に見るなんて普通はありえないし。
で、別の担当者に話しかけてみたら
「こ、こちらでお待ちください!!!」
なんて奥の部屋に呼ばれた。
こっちとしては従うしかないから入って待つ。
しばらくするとなんか太った偉そうな人が入ってきて開口一番こう言った。
「申し訳ありませんが、そちらのゆっくりをどちらで発見されたのですか?」
うーむ、仕方ない反応だよねー。こんな役所に希少種のバッジ申請なんてめったに無いだろうし。
こんなことならチーフ辺りに申請頼んでおけばよかったかも。
とはいえ返答は返さなくてはいけないので、真実を伝えることに。
「山で見つけました。何か問題でも?」
これ以外に何にもいえないしねー。
でもなんだかこのおっさんとんでもなく形容しがたい表情してるよ?
「ふざけないでください!そんなことがあるはずが無いでしょう?たとえあっても一人の人間が希少種を三匹も見つけられるはずがないでしょう!?」
・・・・・・・・・・・・この糞野郎・・・・・・匹・・・だと?
テメーは俺を怒らせt
「ぶ、ぶ、部長!!!本部からです!!!!その方の言ってる事は本当です!!!!!い、今すぐ部長に代わってほしいと!!」
なんだよ・・・・今俺の怒りがマッハだったのに・・・・・
てか誰だ?証明してくれたの・・・・・・・
部長と呼ばれたおっさんはなんだか驚いてる様子で受話器を恐る恐る受け取る。
なんか受話器を受け取ってからの表情がすごかった。
今すぐに自殺でもするんじゃないのって感じになっちゃったね。
なんか申し訳なくなってきた。
結局のところ、謝られた。
土下座までされた。
でも、謝るんなら三人に匹なんて言ったことを謝れって言ったら素直に謝ってたよ。
釈然としないがまあ、いいか。
銀バッジもらおうとしたら、何でか分からんけど金バッジもらった。てるよの分も。
なんで?って聞いたら
「「「「「「お納めください!」」」」」」
なんて必死な表情で言われたもんだから受け取ったけど。
やっぱり釈然としねえ・・・・・・と思いながらも三人に金バッジを渡し、次の目的地である某有名家電製品店PSPとソフトを買うために向う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
某有名家電製品店に行っても三人は注目の的だった。
最近は飼いゆっくり制度がきちんと動き始めたので、某有名家電製品店でも結構なゆっくりを見かける。
が、希少種なんかは居るはずもない。居ても準希少種で、それなりな数が確認されてるゆうかやてんこぐらいなもんだ。
てか希少種以前に胴付って時点でとんでもないけど。
そんな三人が、キャイキャイ言いながらゲーム売り場に来たんだからそりゃ大変。
話しかけてくる人は一杯いるし、写真取る人もいっぱい居た。
でもなんだか見世物になってるみたいで僕は嫌だな。
というわけで、なるべくはやく決めてもらうことにしよう。
てるよチョイスでとりあえず、ディスガイアと、モンハンと、ウォーシップガンナー2、それからマクロス、ACも買った。
あと、欲しいって言われたからPSPgoも買ってあげちゃった。
うぅ、僕のお財布が寂しくなっちゃったよ・・・・・・・・・
それと、もこうがマッサージチェアとかロデオボーイとか見て一言。
「これ、ほしいわ・・・・」
いや、ごめん。さすがにそれは無理です。
とわ言え、僕としてはやっぱり喜んで欲しいから、小型のマッサージ器を買ってあげた。
喜んでいたみたいだから良いけど、なんだか欲しがる物が・・・・ねぇ。
えーりんには何かいらないのか聞いてみたら
「でしたら買って頂くのではのではなく、これから毎日お料理のお手伝いをさせてください♪」
ぎゃーす。
この子はなんて優しい子なんでしょ!!感動しちゃったよ!!
よっしゃあ!ならこれから料理のレパートリーが増やすために圧力鍋とか買っちゃうよ!!
ってなわけで、完全に財布スッカラカン・・・・・・・・・・
まあ、この間の山の駆除で結構お金もらったから何とでもなるけどね。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
家に帰ってきてからえーりんと一緒にハンバーグ作ってたら、PSPやってたてるよともこうがてちてち歩いてきて。
「えーりんずるい。」
「私も手伝いたいわ。」
それを聞いたえーりんはなんだかとってもうれしそう。もちろん僕も嬉しい。
自然と頬が緩んじゃうよね。
最終的に四人でそれぞれ自分で自分のハンバーグを作ることになった。
僕とえーりんの場合はすぐに出来上って、なんでかとっても苦戦しているてるよともこうに作り方を教えていた。
家庭を持つとこんな感じなのかな?なんて幸せをかみ締めていたら。
僕らの平穏を崩す悪魔が現れた。
「ゆゆゆ~、おちびちゃんたち!このお家はとってもゆっくりできるよ!!!」
「「「「ちょうだにぇ!!!ちょっちぇみょゆっきゅりできりゅよ!!!!!!」」」」
「ゆふん!そうなんだぜ!!なんたってったってまりさが見つけたお家だからね!!!ここをまりさたちのゆっくりプレイスにするよ!!!!」
しまった、窓を開けたまんまだった。これじゃあ入って来いといっているようなものだ。
だがしかし、いくら自分に非があるとは言え人間の家でお家宣言をしたゆっくりはその時点で駆除対象として扱われることに決まっている。
それに何より僕たちのこのアヴァロンを汚す物は何人たりとも許さない。絶対にだ。
「ゆ?ここはまりささまのお家なんだぜ!!きたないジジイはさっさと消えてね!!!!それとあまあま持ってきてね!!」
「ゆゆーん。まりさはとってもかっこいいよ。」
「「「「ちょうだよ!!おちょーしゃんはきゃっきょいいにぇ!!はやくじじいはあみゃあみゃもっちぇきちぇにぇ!!!!!!!」」」」
その自信がどこから来ているのかは分からんがここからお引取り願おうか。
いつもと同じようにれいむから潰してやろうか、なんて考えていたら2人がいち早く動いてた。
俺の出番がねえ・・・・・・・・
おそらくてるよが能力を使ったのだろう。一瞬でゆっくりどもが赤ゆまで一匹残らず丁寧に宙に舞っている。
その舞い上がってるゆっくりをえーりんが矢で射抜く。この間一秒にも満たない。
ん?矢なんてどこにあった?・・・・・・・・・まあいいか。
とはいえ上手いものだ。
親ゆはもちろん赤ゆまで中枢餡を外して目玉を打ち抜いている。
なんかゆっくり共はまだ何が起こってるのか解らないみたいで、矢が刺さってるって言うのにふてぶてしい顔をしたまんまだ。
落下と共に全部が『ゆべ』なんて声を出したと思ったらなんか大騒ぎし始めた。
「「「「「「ゆぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!」」」」」」
おお、うるさいうるさい。
「まりさのかわいいおめめがああああああああああああああああ!!!!!!!」
「れいむの(以下同文)」
「「「「いぢゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!」」」」
うるさいよ。なんか言われる前にとりあえずまりさを蹴っとく。
「ゆべっ!!!」
「まりさあああああああああああああ!!!!!!」
「「「「おちょうしゃああああああああああああああああん!!!!!」」」」
これはこれで逆にうるさくなっちゃったかも・・・・・・・・・
「「「「「「も(みょ)うおうちか(きゃ)えるううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!」」」」」」
うわぁ、ここで逃げようとすんのかよ・・・・・・逃げんなら来るなよ・・・・・・・・・・・・・
てかここがお家なんでしょ?
なんて思っていたらもこうが
「逃がすわけ無いでしょ?」
って言ったと同時に部屋がとんでもない業火に包まれる。
って、待てよ!!!!燃えるって!!!!!!あっちぃ!・・・・・・・くない・・・・・・・・・・・
なんで?ああ、能力?
すぐに炎が消えたけどもそこにはゆっくりなんて跡形も残っていなかった。灰も残ってない・・・・・・
僕がポカーンとしてたらもこうがかぐやにちょっと怒ったような声で注意してた。
「かぐや、手であんなきたないの触っちゃだめよ。手出して、殺菌するわ。」
「ごめん」
轟
どうやら殺菌てのは菌を燃やしてやるみたい。てるよの手は焦げちゃいない。
「あのー、なんであんな容赦なくやったの?」
純粋な疑問を聞いてみる。いくらなんでもこの三人があそこまで容赦なくゆっくりを駆除するのは僕としては驚きなのだ。
「当たり前です!!!お兄さんのことをじじいなんて言う様な輩を許しておける筈がありません!!!!!」
えーりんに怒られちゃった。
その後もてるよともこうに同じ質問をしたら同じ答えを返された。
ああ、これが幸せなんだなー。
と幸せを噛み締めながら夕飯終了。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うふふふふ、今日こそは四人でお風呂に入る記憶を留めておくんだよ?
そのために僕は明鏡止水の奥義を会得したよ。
全てはこのために!!心を無にして邪な心を全て追い出すために!!!!!!
「おにーさーん?お風呂入りましょう?」
「お風呂♪」
「ほら、急ぐ急ぐ♪」
うん、皆が呼んでる!!!僕の桃源郷はそこにあるんだね!!!!!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ちゅんちゅん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無にしたら何の意味も無いじゃん・・・・・・・
何にも覚えて無ぇよ・・・・・・・・
その後はいつもどうり朝食を終えて皆でゆっくりしてたら電話が掛かってきた。
電話に出るとあの時のお姉さんの声だった。はて?電話番号おしえたかな?
『おはようございます。あの時はどうもありがとうございました。』
「いやいや、お礼なんかはいいよ。で、何でこの番号知ってるんだい?」
『いやーもちろんチーフですよwww予想は出来ていたと思いますけど?』
やっぱりあれか、今度会ったら一発殴っとこう。うん、そうする。
「そうか。で、何のようだい?もしかしてまた駆除とか保護とかそういう話?」
『いえ、今後もそれについてはお願いするとは思いますけど今回は違います。なんとですねー加工所主催のゆっくり今日から2日間連続捕獲大会のお誘いです!!!』
「なにそれ・・・・・」
『あれ?知りません?主催者側が指定した森や山、洞窟の中なんかでゆっくりを探す大会ですよ。例えばちぇんだったら3点、パチュリーなら1点、れいむなら−5点っていう感じで種類ごとに点数が決まっていていまして、最終的にその点数の高かった人が優勝です!!』
「ちょっとまって、マイナスってどういうこと?見つけても無視すれば良いんじゃないの?」
『いえいえ、参加する組一つに必ずきめぇ丸が着いて来ましてですね。しっかり記録されてしまいます。ちなみに発見したゆっくりはほっとけば大小様々なう~ぱっくが来て運んでくれます。』
「ふーん、で、俺が参加するメリットは?」
『ふふふふふ、聞いて驚かないでくださいよ?今回の上位者賞品はなんと!!!月からの隕石や透明の箱一年分、胴付にまで対応したゆっくり用マッサージチェアなどなど普通は手に入らない物が貰えるんです!!!!これは例年に比べとんでもなく太っ腹ですよ!!!出なきゃ損です!ちなみに優勝の副賞は現金300万です・・・・』
月の石とか透明な箱一年分みたいなよくわからない物を例に出されても困るんだけどなー
でもマッサージチェアは魅力的だ。もこうが欲しがってたからな。
それに300万ってのも魅力的である。
が、ライバルを増やしてこの女どうするつもりだ?
「それは大変魅力的だけど僕を誘ってもライバルが増えるだけなんじゃないの?」
『さっき参加する《組》って言いましたよね。この大会は人間二人でペアを組んでやる物なんです。それでお誘いなんです。いかがですか?一緒に優勝目指してみませんか?もちろんてるよちゃんたちもパートナーとして参加できますよ?』
それならもちろん僕は参加したいけども三人はどうだろう?まずは聞いてみないと。
「それなら皆に聞いてみるからちょっと待ってて」
『はいー』
三人に事情を説明し、参加する意思があるかって聞いてみたら三人が全員参加に意欲を見せた。
「面白そう」
「かぐやの言う通りよ!もちろん参加よ!!狙うわ優勝よ!!!!」
「お二方もこう言ってますし、参加しましょう?」
それなら決定だね。早速お姉さんに参加の意向伝えると
『わりました♪ではもうすぐそちらに着きますので身支度整えてください。』
「え?もうすぐって(ブツッ!)」
ツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツー
もう向ってる?返事を言う前から?なんか面倒なことにOK出しちゃったかも・・・・・・・・
まあ後悔してももう遅いし、三人は一様にやる気出してるしねー。
「さあ、じゃあ行く用意してねー」
「「「はーい」」」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バラバラバラバラバラバラバラバラ
ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん
なんか物騒な音が聞こえるー。
まさかとは思うけどヘリじゃないよねー
『田中さーん!!行きますよー!!!』
拡声器使っちゃってるよ・・・・・・この子・・・・・・・・・・・
外に出るとお姉さんが乗ってるヘリがホバリングしてた。
近所迷惑だって・・・・・・・・・・・・
とは言えせっかく迎えに来てくれたんだからしっかり乗るよ?
「皆乗りましたね。それでは行きましょう♪」
「あーうー♪」
「ああ、すわこ!危ないから動いちゃだめだよ。」
「あーうぅ」
うわぁ、浮遊感気持ち悪。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ありがとうございます田中さん。」
ある程度ヘリの揺れが収まってきたらお姉さんが話しかけてきた。
「いや・・・皆行きたいって・・・言ってたし・・・・オエ」
酔っちまった。なんてこったい・・・・・もうなんも考えたく無ぇ。
「あぁー、酔っちゃいました?目的地までもう少し掛かりますし、我慢してくださいねー。でも今山の上通ってるんで我慢できなくなったら外にお願いします。」
酷っ!!こんなにグロッキーになってるのにそんな対応なのね!!!
畜生・・・酔い止め飲んどけばよかっ
うぷっ!もうだめ・・・・
おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ
うわー吐瀉物が落ちていくー。なんか楽になったー。
ちなみに、このときの吐瀉物を不幸にも被ってしまったゆっくりの家族がゆっくり出来なくなっていたのはまた別の話。
「お兄さん、そんなにきついんでしたらこれを飲んでください。」
えーりんがなんだか毒々しい緑色の錠剤をくれた。・・・・・?
「えーりん?これはなんだい?」
「ちょっとした薬です。飲めば目的地に着くまでぐっすり眠っていられますよ?しばらく頭痛はするでしょうが。」
ええーちょっと待ってーなにそれー。ちょっと怖いんですけどー。
「えーりんの薬は安全」
なんだかてるよも進めてくるよ?
「大丈夫よ」
もこうも進めるよ。
なんかこれ飲んだら僕の人間として大切な物を失う気がするんだよね。
「良いじゃないですか。飲んじゃうだけですよ?」
「あーうー♪」
「面白いことになるかもねぇ♪」
皆酷い!!
もういい!!飲んでやるもんね!もう知らない!!!
えーりんの手から薬を受け取り勢いに任せて飲み込む。
あれ?なんか眠くなるって言うより体が燃えるように熱くなってきたよ?
これはいったいどうい(バタッ)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ッハ!ここは!?
たしかなんかの大会に出るからえーりんの薬を飲んで・・・・違うな・・・なんだっけ?
「あ、起きました?もうエントリー済ませてきましたよ?大丈夫でしたか?あとどうぞ、これしおりです。」
思い出した。なんか最初から不運の連続だな・・・・・
「ああ、大丈夫だよ。で、あの子たちは?」
「そこの広場で遊んでますよ♪もちろん写真なんかは今も自動撮影でとってますよ?」
なんてけしからん奴だよ・・・・・・・・
「あとで、現像してもらえないか?」
「ふふふ♪もちろんですよ♪」
よし、これで何の憂いも無い。存分に力を出し切れる。
ヘリから降りててるよたちの元へお姉さんと向う途中見たくなかったものが見えてしまった。
「なあ、あの頭にちぇんを乗せてるのって良く知ってる馬鹿だよな。」
「そうですね。うわ、手振ってきましたよ?どうします?」
「うーん。逃げると面倒臭そうだし、かと言って話せばこれまた面倒臭い。あきらめるか。」
うわあ、満面の笑みでこっち向ってくる。しかもちぇんも同じ表情だし。
気持ち悪いなぁ。怖いなぁ。
「あれー?二人ともこの大会参加するんだねー。奇遇だねー。」
「わかるよー。」
こいつらこの間と同じように同化してるよ・・・・・・ほら、お姉さんすんごい顔で引いてるよ・・・・・
やっぱり殴ろうって思ったらお姉さんが毒を吐いたよ。
「そうですね。消えてください。」
うわっ!この人酷っ!!開口一番それかよ!いくら俺でもそこまでは無いよ!?
「酷いねー。たぶん生理か何でイライラしてるんだねー。逃げるよー」
「わかるよー。逃げるんだねー」
うわっ!!こいつらも酷い!てかそれ言っちゃ駄目でしょ!!!
「な、な、な、な、何を言ってるんですかーーーーー!!!!」
そう言ってちぇんモドキを追って走っていく。とんでもないスピードで・・・・・・・
行っちゃったよ。まあ良いや。とにかく皆の待ってる所に向おう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
お、いたいた。なんだかかなことすわこといつの間にかに仲良くなったみたい。
それからしばらく六人で遊んでたらお姉さんが戻ってきた。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
怖っ!!。
「ほ、ほら、落ち着いて?もうすぐ始まる時間だよ?ね?」
「あーうー?」
「どうしたんですか?」
なんとかなだめようと僕とすわことえーりんが話しかける。いくらなんでもこんな状況じゃあ勝てる試合も勝てないからね。
「ええ、大丈夫です。とっても落ち着いてます。ベリークールです。」
そうは見えないんだよなー。
ピーンポーンパーンポーン
『皆さん!この度はお集まりいただきありがとうございます。(中略)それではエントリーなさったときにお渡ししたしおりをご覧ください!』
これか・・・・・
基本的なルール
各組それぞれきめぇ丸をつれて、指定範囲のゆっくりを捕獲していただきます。
指定された場所以外での捕獲、虐待、虐殺行為は参加資格の剥奪を意味します。
ペアとは別にゆっくりのパートナーを連れて行くことは許されています。
発見されたゆっくりは、確保して初めて捕獲となり得点になります。
−の固体は見ただけで−点になります。
ポイント表
通常種
[れいむ種・・・−5][まりさ種・・・2][ありす・・・2(ただしレイパーは−3)]
準通常種
[ちぇん種・・・3][みょん種・・・3][ぱちゅりー種・・・1]
捕食種・希少種
[れみりあ・・・2][ふらん・・・5][ゆうか・・・5(亜種は一律6)][きめぇ丸・・・6][その他・・・準希少種ならば6、希少種ならば10]
注意
発見したゆっくりは基本的に自由に扱って構いませんが、得点以外に最も多くう~ぱっくにゆっくりを生きたまま集めた方には別に賞品を贈呈いたします。
逆にもっとも多く潰した人にも賞品がございます。
そのほかにも希少種など、貴重なゆっくりを加工所に寄贈していただけた方には謝礼を差し上げます。
とにかく、れいむとかレイパーを見つけなければ良いわけだな。
『それでは皆さん!第四回2日間連続ゆっくり捕獲大会始まります!!!』
「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」」」」
動き始める人はいきなり動くんだね。もっとゆっくりして良いと思うけど。
「ふふふ、あの馬鹿には負けませんよ・・・・・ふふふw」
うわぁ、結構根に持っていらっしゃる。ほんの少しからかわれただけだろうに・・・・・・・・
「さあ皆さん!行きますよ!目指すは優勝のみ!!まずはここから一番近い森に行きますよ!!!!」
「「「「「おー!」」」」」
あ、すわこがあーうー意外初めて喋った。これは珍しい。
「ほら田中さん!何をしているのですか!行きますよ!!」
「はやく行く」
「急ぐわよ!」
「ふふっ、面白いですね。」
あー、はいはい、それじゃあ行きますか。
いつものようにてるよを肩車してから山に向う。
今、ゆっくりと人間の捕獲という形の壮大なかくれんぼが始まった。
続け
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき
どうも皆さん。性懲りも無くすぐに帰ってきましたよ?
とってもウザイですか?そうですか?
前回のやつは行空きすぎててふざけてたね。心から謝罪(笑)したいよ。
あと会話多すぎって言われたから会話少し自重したよ。
こうして貰いたいとか、こうしたほうが上手くなるとかあったらどんどん言ってもらえると助かるよ。
で、なんか変なのが始まったけど、これでも無い頭使って考えたんだ。寛仁な。
ちょっと色々やりたいことあるからこの話は長くなるかも・・・・・・・短くなるかも・・・・・・・
どっちだい!って言いたくなるよねー。わかるよー。
でも知ったことじゃないんだよー。わかるねー?
あとなんかその他の要望で『○○だせやぁ!ゴルァ!死にてーのか?あぁ!?』みたいな意見もどしどし頂戴な?
なるべく出るようにするよー。それに来ると嬉しくなるよー。
お兄さんが丸くなって来ちゃったのは、僕が疲れてるからなんだねー。お兄さんの方向性がわからないよ?
それじゃあねー
バイニー
・前回の行の件はホントにごめんチャイナ
・駄文注意
・希少種愛で
・自分設定
・会話多すぎ、って言われたからちょっと自重したつもり。
・主人公がキモく無くなり始めた。
・虐めが少ない。極端にすくない
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
朝食が出来上がるころ三人が丁度起きてきたので、顔を洗うよう言ったら
「「「はーい」」」
なんていいながら三人一緒に洗面所に向っていった。
朝食の時、新たな発見をした。
どうやらてるよは好き嫌いが多いようでこんな事を言ってた。
「ん~、これ嫌い。」
野菜類や納豆なんかは殆んど僕やえーりんに移されていった。
だけれどもえーりんがそれを許さず、半ば無理矢理てるよに野菜も納豆も食べさせていた。
もこうはてるよとは逆に自分から野菜類も納豆もパクついてたし、飲み物も野菜ジュースだった。
なんでももこう曰く『健康に気を使わない人生は無い物と同じ』らしい。
でも野菜ジュースと納豆ってなんか嫌じゃない?
最後には食後のヨーグルトを僕とえーりんともこうの三人で食べてたが、てるよは頑なに食べようとはしなかった。
おいしいのにね、発酵食品。
その後は三人に金バッジ試験の話をしたら乗り気になったので、えーりんともこうのバッジ申請の時一緒に頼むことにした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで役所に行くわけだが、これまた酷く驚かれた。
担当者はなんかポカーンとして反応しなくなってしまう始末。
仕方ないけどねー。
希少種、それも胴付を同時に三匹一緒に見るなんて普通はありえないし。
で、別の担当者に話しかけてみたら
「こ、こちらでお待ちください!!!」
なんて奥の部屋に呼ばれた。
こっちとしては従うしかないから入って待つ。
しばらくするとなんか太った偉そうな人が入ってきて開口一番こう言った。
「申し訳ありませんが、そちらのゆっくりをどちらで発見されたのですか?」
うーむ、仕方ない反応だよねー。こんな役所に希少種のバッジ申請なんてめったに無いだろうし。
こんなことならチーフ辺りに申請頼んでおけばよかったかも。
とはいえ返答は返さなくてはいけないので、真実を伝えることに。
「山で見つけました。何か問題でも?」
これ以外に何にもいえないしねー。
でもなんだかこのおっさんとんでもなく形容しがたい表情してるよ?
「ふざけないでください!そんなことがあるはずが無いでしょう?たとえあっても一人の人間が希少種を三匹も見つけられるはずがないでしょう!?」
・・・・・・・・・・・・この糞野郎・・・・・・匹・・・だと?
テメーは俺を怒らせt
「ぶ、ぶ、部長!!!本部からです!!!!その方の言ってる事は本当です!!!!!い、今すぐ部長に代わってほしいと!!」
なんだよ・・・・今俺の怒りがマッハだったのに・・・・・
てか誰だ?証明してくれたの・・・・・・・
部長と呼ばれたおっさんはなんだか驚いてる様子で受話器を恐る恐る受け取る。
なんか受話器を受け取ってからの表情がすごかった。
今すぐに自殺でもするんじゃないのって感じになっちゃったね。
なんか申し訳なくなってきた。
結局のところ、謝られた。
土下座までされた。
でも、謝るんなら三人に匹なんて言ったことを謝れって言ったら素直に謝ってたよ。
釈然としないがまあ、いいか。
銀バッジもらおうとしたら、何でか分からんけど金バッジもらった。てるよの分も。
なんで?って聞いたら
「「「「「「お納めください!」」」」」」
なんて必死な表情で言われたもんだから受け取ったけど。
やっぱり釈然としねえ・・・・・・と思いながらも三人に金バッジを渡し、次の目的地である某有名家電製品店PSPとソフトを買うために向う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
某有名家電製品店に行っても三人は注目の的だった。
最近は飼いゆっくり制度がきちんと動き始めたので、某有名家電製品店でも結構なゆっくりを見かける。
が、希少種なんかは居るはずもない。居ても準希少種で、それなりな数が確認されてるゆうかやてんこぐらいなもんだ。
てか希少種以前に胴付って時点でとんでもないけど。
そんな三人が、キャイキャイ言いながらゲーム売り場に来たんだからそりゃ大変。
話しかけてくる人は一杯いるし、写真取る人もいっぱい居た。
でもなんだか見世物になってるみたいで僕は嫌だな。
というわけで、なるべくはやく決めてもらうことにしよう。
てるよチョイスでとりあえず、ディスガイアと、モンハンと、ウォーシップガンナー2、それからマクロス、ACも買った。
あと、欲しいって言われたからPSPgoも買ってあげちゃった。
うぅ、僕のお財布が寂しくなっちゃったよ・・・・・・・・・
それと、もこうがマッサージチェアとかロデオボーイとか見て一言。
「これ、ほしいわ・・・・」
いや、ごめん。さすがにそれは無理です。
とわ言え、僕としてはやっぱり喜んで欲しいから、小型のマッサージ器を買ってあげた。
喜んでいたみたいだから良いけど、なんだか欲しがる物が・・・・ねぇ。
えーりんには何かいらないのか聞いてみたら
「でしたら買って頂くのではのではなく、これから毎日お料理のお手伝いをさせてください♪」
ぎゃーす。
この子はなんて優しい子なんでしょ!!感動しちゃったよ!!
よっしゃあ!ならこれから料理のレパートリーが増やすために圧力鍋とか買っちゃうよ!!
ってなわけで、完全に財布スッカラカン・・・・・・・・・・
まあ、この間の山の駆除で結構お金もらったから何とでもなるけどね。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
家に帰ってきてからえーりんと一緒にハンバーグ作ってたら、PSPやってたてるよともこうがてちてち歩いてきて。
「えーりんずるい。」
「私も手伝いたいわ。」
それを聞いたえーりんはなんだかとってもうれしそう。もちろん僕も嬉しい。
自然と頬が緩んじゃうよね。
最終的に四人でそれぞれ自分で自分のハンバーグを作ることになった。
僕とえーりんの場合はすぐに出来上って、なんでかとっても苦戦しているてるよともこうに作り方を教えていた。
家庭を持つとこんな感じなのかな?なんて幸せをかみ締めていたら。
僕らの平穏を崩す悪魔が現れた。
「ゆゆゆ~、おちびちゃんたち!このお家はとってもゆっくりできるよ!!!」
「「「「ちょうだにぇ!!!ちょっちぇみょゆっきゅりできりゅよ!!!!!!」」」」
「ゆふん!そうなんだぜ!!なんたってったってまりさが見つけたお家だからね!!!ここをまりさたちのゆっくりプレイスにするよ!!!!」
しまった、窓を開けたまんまだった。これじゃあ入って来いといっているようなものだ。
だがしかし、いくら自分に非があるとは言え人間の家でお家宣言をしたゆっくりはその時点で駆除対象として扱われることに決まっている。
それに何より僕たちのこのアヴァロンを汚す物は何人たりとも許さない。絶対にだ。
「ゆ?ここはまりささまのお家なんだぜ!!きたないジジイはさっさと消えてね!!!!それとあまあま持ってきてね!!」
「ゆゆーん。まりさはとってもかっこいいよ。」
「「「「ちょうだよ!!おちょーしゃんはきゃっきょいいにぇ!!はやくじじいはあみゃあみゃもっちぇきちぇにぇ!!!!!!!」」」」
その自信がどこから来ているのかは分からんがここからお引取り願おうか。
いつもと同じようにれいむから潰してやろうか、なんて考えていたら2人がいち早く動いてた。
俺の出番がねえ・・・・・・・・
おそらくてるよが能力を使ったのだろう。一瞬でゆっくりどもが赤ゆまで一匹残らず丁寧に宙に舞っている。
その舞い上がってるゆっくりをえーりんが矢で射抜く。この間一秒にも満たない。
ん?矢なんてどこにあった?・・・・・・・・・まあいいか。
とはいえ上手いものだ。
親ゆはもちろん赤ゆまで中枢餡を外して目玉を打ち抜いている。
なんかゆっくり共はまだ何が起こってるのか解らないみたいで、矢が刺さってるって言うのにふてぶてしい顔をしたまんまだ。
落下と共に全部が『ゆべ』なんて声を出したと思ったらなんか大騒ぎし始めた。
「「「「「「ゆぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!」」」」」」
おお、うるさいうるさい。
「まりさのかわいいおめめがああああああああああああああああ!!!!!!!」
「れいむの(以下同文)」
「「「「いぢゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!」」」」
うるさいよ。なんか言われる前にとりあえずまりさを蹴っとく。
「ゆべっ!!!」
「まりさあああああああああああああ!!!!!!」
「「「「おちょうしゃああああああああああああああああん!!!!!」」」」
これはこれで逆にうるさくなっちゃったかも・・・・・・・・・
「「「「「「も(みょ)うおうちか(きゃ)えるううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!」」」」」」
うわぁ、ここで逃げようとすんのかよ・・・・・・逃げんなら来るなよ・・・・・・・・・・・・・
てかここがお家なんでしょ?
なんて思っていたらもこうが
「逃がすわけ無いでしょ?」
って言ったと同時に部屋がとんでもない業火に包まれる。
って、待てよ!!!!燃えるって!!!!!!あっちぃ!・・・・・・・くない・・・・・・・・・・・
なんで?ああ、能力?
すぐに炎が消えたけどもそこにはゆっくりなんて跡形も残っていなかった。灰も残ってない・・・・・・
僕がポカーンとしてたらもこうがかぐやにちょっと怒ったような声で注意してた。
「かぐや、手であんなきたないの触っちゃだめよ。手出して、殺菌するわ。」
「ごめん」
轟
どうやら殺菌てのは菌を燃やしてやるみたい。てるよの手は焦げちゃいない。
「あのー、なんであんな容赦なくやったの?」
純粋な疑問を聞いてみる。いくらなんでもこの三人があそこまで容赦なくゆっくりを駆除するのは僕としては驚きなのだ。
「当たり前です!!!お兄さんのことをじじいなんて言う様な輩を許しておける筈がありません!!!!!」
えーりんに怒られちゃった。
その後もてるよともこうに同じ質問をしたら同じ答えを返された。
ああ、これが幸せなんだなー。
と幸せを噛み締めながら夕飯終了。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うふふふふ、今日こそは四人でお風呂に入る記憶を留めておくんだよ?
そのために僕は明鏡止水の奥義を会得したよ。
全てはこのために!!心を無にして邪な心を全て追い出すために!!!!!!
「おにーさーん?お風呂入りましょう?」
「お風呂♪」
「ほら、急ぐ急ぐ♪」
うん、皆が呼んでる!!!僕の桃源郷はそこにあるんだね!!!!!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ちゅんちゅん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無にしたら何の意味も無いじゃん・・・・・・・
何にも覚えて無ぇよ・・・・・・・・
その後はいつもどうり朝食を終えて皆でゆっくりしてたら電話が掛かってきた。
電話に出るとあの時のお姉さんの声だった。はて?電話番号おしえたかな?
『おはようございます。あの時はどうもありがとうございました。』
「いやいや、お礼なんかはいいよ。で、何でこの番号知ってるんだい?」
『いやーもちろんチーフですよwww予想は出来ていたと思いますけど?』
やっぱりあれか、今度会ったら一発殴っとこう。うん、そうする。
「そうか。で、何のようだい?もしかしてまた駆除とか保護とかそういう話?」
『いえ、今後もそれについてはお願いするとは思いますけど今回は違います。なんとですねー加工所主催のゆっくり今日から2日間連続捕獲大会のお誘いです!!!』
「なにそれ・・・・・」
『あれ?知りません?主催者側が指定した森や山、洞窟の中なんかでゆっくりを探す大会ですよ。例えばちぇんだったら3点、パチュリーなら1点、れいむなら−5点っていう感じで種類ごとに点数が決まっていていまして、最終的にその点数の高かった人が優勝です!!』
「ちょっとまって、マイナスってどういうこと?見つけても無視すれば良いんじゃないの?」
『いえいえ、参加する組一つに必ずきめぇ丸が着いて来ましてですね。しっかり記録されてしまいます。ちなみに発見したゆっくりはほっとけば大小様々なう~ぱっくが来て運んでくれます。』
「ふーん、で、俺が参加するメリットは?」
『ふふふふふ、聞いて驚かないでくださいよ?今回の上位者賞品はなんと!!!月からの隕石や透明の箱一年分、胴付にまで対応したゆっくり用マッサージチェアなどなど普通は手に入らない物が貰えるんです!!!!これは例年に比べとんでもなく太っ腹ですよ!!!出なきゃ損です!ちなみに優勝の副賞は現金300万です・・・・』
月の石とか透明な箱一年分みたいなよくわからない物を例に出されても困るんだけどなー
でもマッサージチェアは魅力的だ。もこうが欲しがってたからな。
それに300万ってのも魅力的である。
が、ライバルを増やしてこの女どうするつもりだ?
「それは大変魅力的だけど僕を誘ってもライバルが増えるだけなんじゃないの?」
『さっき参加する《組》って言いましたよね。この大会は人間二人でペアを組んでやる物なんです。それでお誘いなんです。いかがですか?一緒に優勝目指してみませんか?もちろんてるよちゃんたちもパートナーとして参加できますよ?』
それならもちろん僕は参加したいけども三人はどうだろう?まずは聞いてみないと。
「それなら皆に聞いてみるからちょっと待ってて」
『はいー』
三人に事情を説明し、参加する意思があるかって聞いてみたら三人が全員参加に意欲を見せた。
「面白そう」
「かぐやの言う通りよ!もちろん参加よ!!狙うわ優勝よ!!!!」
「お二方もこう言ってますし、参加しましょう?」
それなら決定だね。早速お姉さんに参加の意向伝えると
『わりました♪ではもうすぐそちらに着きますので身支度整えてください。』
「え?もうすぐって(ブツッ!)」
ツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツーツー
もう向ってる?返事を言う前から?なんか面倒なことにOK出しちゃったかも・・・・・・・・
まあ後悔してももう遅いし、三人は一様にやる気出してるしねー。
「さあ、じゃあ行く用意してねー」
「「「はーい」」」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バラバラバラバラバラバラバラバラ
ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん
なんか物騒な音が聞こえるー。
まさかとは思うけどヘリじゃないよねー
『田中さーん!!行きますよー!!!』
拡声器使っちゃってるよ・・・・・・この子・・・・・・・・・・・
外に出るとお姉さんが乗ってるヘリがホバリングしてた。
近所迷惑だって・・・・・・・・・・・・
とは言えせっかく迎えに来てくれたんだからしっかり乗るよ?
「皆乗りましたね。それでは行きましょう♪」
「あーうー♪」
「ああ、すわこ!危ないから動いちゃだめだよ。」
「あーうぅ」
うわぁ、浮遊感気持ち悪。
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「ありがとうございます田中さん。」
ある程度ヘリの揺れが収まってきたらお姉さんが話しかけてきた。
「いや・・・皆行きたいって・・・言ってたし・・・・オエ」
酔っちまった。なんてこったい・・・・・もうなんも考えたく無ぇ。
「あぁー、酔っちゃいました?目的地までもう少し掛かりますし、我慢してくださいねー。でも今山の上通ってるんで我慢できなくなったら外にお願いします。」
酷っ!!こんなにグロッキーになってるのにそんな対応なのね!!!
畜生・・・酔い止め飲んどけばよかっ
うぷっ!もうだめ・・・・
おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ
うわー吐瀉物が落ちていくー。なんか楽になったー。
ちなみに、このときの吐瀉物を不幸にも被ってしまったゆっくりの家族がゆっくり出来なくなっていたのはまた別の話。
「お兄さん、そんなにきついんでしたらこれを飲んでください。」
えーりんがなんだか毒々しい緑色の錠剤をくれた。・・・・・?
「えーりん?これはなんだい?」
「ちょっとした薬です。飲めば目的地に着くまでぐっすり眠っていられますよ?しばらく頭痛はするでしょうが。」
ええーちょっと待ってーなにそれー。ちょっと怖いんですけどー。
「えーりんの薬は安全」
なんだかてるよも進めてくるよ?
「大丈夫よ」
もこうも進めるよ。
なんかこれ飲んだら僕の人間として大切な物を失う気がするんだよね。
「良いじゃないですか。飲んじゃうだけですよ?」
「あーうー♪」
「面白いことになるかもねぇ♪」
皆酷い!!
もういい!!飲んでやるもんね!もう知らない!!!
えーりんの手から薬を受け取り勢いに任せて飲み込む。
あれ?なんか眠くなるって言うより体が燃えるように熱くなってきたよ?
これはいったいどうい(バタッ)
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ッハ!ここは!?
たしかなんかの大会に出るからえーりんの薬を飲んで・・・・違うな・・・なんだっけ?
「あ、起きました?もうエントリー済ませてきましたよ?大丈夫でしたか?あとどうぞ、これしおりです。」
思い出した。なんか最初から不運の連続だな・・・・・
「ああ、大丈夫だよ。で、あの子たちは?」
「そこの広場で遊んでますよ♪もちろん写真なんかは今も自動撮影でとってますよ?」
なんてけしからん奴だよ・・・・・・・・
「あとで、現像してもらえないか?」
「ふふふ♪もちろんですよ♪」
よし、これで何の憂いも無い。存分に力を出し切れる。
ヘリから降りててるよたちの元へお姉さんと向う途中見たくなかったものが見えてしまった。
「なあ、あの頭にちぇんを乗せてるのって良く知ってる馬鹿だよな。」
「そうですね。うわ、手振ってきましたよ?どうします?」
「うーん。逃げると面倒臭そうだし、かと言って話せばこれまた面倒臭い。あきらめるか。」
うわあ、満面の笑みでこっち向ってくる。しかもちぇんも同じ表情だし。
気持ち悪いなぁ。怖いなぁ。
「あれー?二人ともこの大会参加するんだねー。奇遇だねー。」
「わかるよー。」
こいつらこの間と同じように同化してるよ・・・・・・ほら、お姉さんすんごい顔で引いてるよ・・・・・
やっぱり殴ろうって思ったらお姉さんが毒を吐いたよ。
「そうですね。消えてください。」
うわっ!この人酷っ!!開口一番それかよ!いくら俺でもそこまでは無いよ!?
「酷いねー。たぶん生理か何でイライラしてるんだねー。逃げるよー」
「わかるよー。逃げるんだねー」
うわっ!!こいつらも酷い!てかそれ言っちゃ駄目でしょ!!!
「な、な、な、な、何を言ってるんですかーーーーー!!!!」
そう言ってちぇんモドキを追って走っていく。とんでもないスピードで・・・・・・・
行っちゃったよ。まあ良いや。とにかく皆の待ってる所に向おう。
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お、いたいた。なんだかかなことすわこといつの間にかに仲良くなったみたい。
それからしばらく六人で遊んでたらお姉さんが戻ってきた。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
怖っ!!。
「ほ、ほら、落ち着いて?もうすぐ始まる時間だよ?ね?」
「あーうー?」
「どうしたんですか?」
なんとかなだめようと僕とすわことえーりんが話しかける。いくらなんでもこんな状況じゃあ勝てる試合も勝てないからね。
「ええ、大丈夫です。とっても落ち着いてます。ベリークールです。」
そうは見えないんだよなー。
ピーンポーンパーンポーン
『皆さん!この度はお集まりいただきありがとうございます。(中略)それではエントリーなさったときにお渡ししたしおりをご覧ください!』
これか・・・・・
基本的なルール
各組それぞれきめぇ丸をつれて、指定範囲のゆっくりを捕獲していただきます。
指定された場所以外での捕獲、虐待、虐殺行為は参加資格の剥奪を意味します。
ペアとは別にゆっくりのパートナーを連れて行くことは許されています。
発見されたゆっくりは、確保して初めて捕獲となり得点になります。
−の固体は見ただけで−点になります。
ポイント表
通常種
[れいむ種・・・−5][まりさ種・・・2][ありす・・・2(ただしレイパーは−3)]
準通常種
[ちぇん種・・・3][みょん種・・・3][ぱちゅりー種・・・1]
捕食種・希少種
[れみりあ・・・2][ふらん・・・5][ゆうか・・・5(亜種は一律6)][きめぇ丸・・・6][その他・・・準希少種ならば6、希少種ならば10]
注意
発見したゆっくりは基本的に自由に扱って構いませんが、得点以外に最も多くう~ぱっくにゆっくりを生きたまま集めた方には別に賞品を贈呈いたします。
逆にもっとも多く潰した人にも賞品がございます。
そのほかにも希少種など、貴重なゆっくりを加工所に寄贈していただけた方には謝礼を差し上げます。
とにかく、れいむとかレイパーを見つけなければ良いわけだな。
『それでは皆さん!第四回2日間連続ゆっくり捕獲大会始まります!!!』
「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」」」」
動き始める人はいきなり動くんだね。もっとゆっくりして良いと思うけど。
「ふふふ、あの馬鹿には負けませんよ・・・・・ふふふw」
うわぁ、結構根に持っていらっしゃる。ほんの少しからかわれただけだろうに・・・・・・・・
「さあ皆さん!行きますよ!目指すは優勝のみ!!まずはここから一番近い森に行きますよ!!!!」
「「「「「おー!」」」」」
あ、すわこがあーうー意外初めて喋った。これは珍しい。
「ほら田中さん!何をしているのですか!行きますよ!!」
「はやく行く」
「急ぐわよ!」
「ふふっ、面白いですね。」
あー、はいはい、それじゃあ行きますか。
いつものようにてるよを肩車してから山に向う。
今、ゆっくりと人間の捕獲という形の壮大なかくれんぼが始まった。
続け
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あとがき
どうも皆さん。性懲りも無くすぐに帰ってきましたよ?
とってもウザイですか?そうですか?
前回のやつは行空きすぎててふざけてたね。心から謝罪(笑)したいよ。
あと会話多すぎって言われたから会話少し自重したよ。
こうして貰いたいとか、こうしたほうが上手くなるとかあったらどんどん言ってもらえると助かるよ。
で、なんか変なのが始まったけど、これでも無い頭使って考えたんだ。寛仁な。
ちょっと色々やりたいことあるからこの話は長くなるかも・・・・・・・短くなるかも・・・・・・・
どっちだい!って言いたくなるよねー。わかるよー。
でも知ったことじゃないんだよー。わかるねー?
あとなんかその他の要望で『○○だせやぁ!ゴルァ!死にてーのか?あぁ!?』みたいな意見もどしどし頂戴な?
なるべく出るようにするよー。それに来ると嬉しくなるよー。
お兄さんが丸くなって来ちゃったのは、僕が疲れてるからなんだねー。お兄さんの方向性がわからないよ?
それじゃあねー
バイニー