ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0152 頭屋敷2
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ankoss
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饅頭屋敷-2
夜。
外の雨は土砂降りになり、家の中の音は一切外に聞こえない。
まりさは、老夫婦が寝静まったところを見計らって行動に移すことにした。
「にげたらめんどうだよ…まずはばばあをあるけなくしてひとじちにとるんだぜ…」
まりさが家を散策した際、布団のある部屋を把握していた。
そこが寝室に違いないことは、いくら餡子の脳味噌でもわかる。
「あんがいああいうのもやくにたつものだぜ…」
ボソボソと呟きながら、寝室へ近づく。
「そろーり…そろーり…」
一歩、また一歩 ―と言っていいのかわからないが― 老夫婦の部屋へ。
「そろーり…そろー……ゆゆ?」
ふと、まりさの帽子が何かにひっかかった。
そのまま前に進もうとしてみるが、それは硬く、進むことは出来ない。
帽子が脱げるとゆっくりできないよ、と呟き、
「まったくこんなときに…まりささまのじゃまをするばかはどこのどいつなんだぜ…?」
まりさは面倒くさそうに振り向いた。
瞬間。
「ゆべぇっ!?」
顔面に硬い何かがぶつかり後ろに吹き飛ばされた。
壁にぶつかり、板張りの廊下をバウンドする。
「なにをするんだぜ…ゆぎぃっ!!?」
顔を上げようとするとまた何かに殴り飛ばされ、バウンドし、また殴り飛ばされる。
続けざまに与えられる、顔が弾けて餡子が飛び出るかと思えるくらいの衝撃に、まりさは意識を手放したのだった。
「ゆーん…?」
まりさが目を覚ましたとき、そこは籠の中だった。
籠、というよりは、大人ゆっくりの体がギリギリ収まるサイズである。
拘束具に近い。
「おじいさん!おじいさん!ゆっくりちゃんが目を覚ましましたよ!」
「おおー…そうかそうか、よかったねぇ。大丈夫かい?」
「ゆ…?」
まりさの記憶は混乱していた。
「あなたはね、うちの前で倒れていたのよ。どこからか迷い込んだのねぇ…」
「もう君は大人だね。野良ゆっくりでも飼いゆっくりでも、しらない人間の側は危ないと教えられなかったのかい?」
「ゆ…まりさはおやにすてられていままでひとりでいきてきたのぜ…
そんなことおしえてくれるひとなんていなかったのぜ…」
以前目にした飼いゆっくりの生活。
三食を与えられ、適度に遊んでもらい、我侭を人間に聞かせる。
それに憧れを抱いていたまりさは、老夫婦を奴隷にしようとしたことも綺麗さっぱり忘れ、優しげな物腰の老夫婦に媚を売りはじめた。
「ゆゆーん…。まりさはかわいそうなゆっくりなのぜ…」
「そうねぇ…おじいさん、この子少し置いてあげてはどうかしら」
「またかい?お世話はばあさんがするんだろうね」
「もちろんですとも」
「ゆ!まりさはとってもゆっくりしてるんだぜ!めいわくはぜったいにかけないのぜ!」
「ほら、こう言っていますし」
「仕方がないなぁ。いつもばあさんには適わんよ。好きにするがいい」
「ゆゆー!ありがとう!おじいちゃんおばあちゃん!」
「あらあら」
まりさは棚ボタ的に夢の生活を手に入れた。
老夫婦は優しげに微笑んでいる。
幸福の絶頂にいるまりさは、大切なことをすべて忘れていた。
【続く…と思うんです。感想ありがとうございます。一気に書き上げる根気がなくてすみません】
夜。
外の雨は土砂降りになり、家の中の音は一切外に聞こえない。
まりさは、老夫婦が寝静まったところを見計らって行動に移すことにした。
「にげたらめんどうだよ…まずはばばあをあるけなくしてひとじちにとるんだぜ…」
まりさが家を散策した際、布団のある部屋を把握していた。
そこが寝室に違いないことは、いくら餡子の脳味噌でもわかる。
「あんがいああいうのもやくにたつものだぜ…」
ボソボソと呟きながら、寝室へ近づく。
「そろーり…そろーり…」
一歩、また一歩 ―と言っていいのかわからないが― 老夫婦の部屋へ。
「そろーり…そろー……ゆゆ?」
ふと、まりさの帽子が何かにひっかかった。
そのまま前に進もうとしてみるが、それは硬く、進むことは出来ない。
帽子が脱げるとゆっくりできないよ、と呟き、
「まったくこんなときに…まりささまのじゃまをするばかはどこのどいつなんだぜ…?」
まりさは面倒くさそうに振り向いた。
瞬間。
「ゆべぇっ!?」
顔面に硬い何かがぶつかり後ろに吹き飛ばされた。
壁にぶつかり、板張りの廊下をバウンドする。
「なにをするんだぜ…ゆぎぃっ!!?」
顔を上げようとするとまた何かに殴り飛ばされ、バウンドし、また殴り飛ばされる。
続けざまに与えられる、顔が弾けて餡子が飛び出るかと思えるくらいの衝撃に、まりさは意識を手放したのだった。
「ゆーん…?」
まりさが目を覚ましたとき、そこは籠の中だった。
籠、というよりは、大人ゆっくりの体がギリギリ収まるサイズである。
拘束具に近い。
「おじいさん!おじいさん!ゆっくりちゃんが目を覚ましましたよ!」
「おおー…そうかそうか、よかったねぇ。大丈夫かい?」
「ゆ…?」
まりさの記憶は混乱していた。
「あなたはね、うちの前で倒れていたのよ。どこからか迷い込んだのねぇ…」
「もう君は大人だね。野良ゆっくりでも飼いゆっくりでも、しらない人間の側は危ないと教えられなかったのかい?」
「ゆ…まりさはおやにすてられていままでひとりでいきてきたのぜ…
そんなことおしえてくれるひとなんていなかったのぜ…」
以前目にした飼いゆっくりの生活。
三食を与えられ、適度に遊んでもらい、我侭を人間に聞かせる。
それに憧れを抱いていたまりさは、老夫婦を奴隷にしようとしたことも綺麗さっぱり忘れ、優しげな物腰の老夫婦に媚を売りはじめた。
「ゆゆーん…。まりさはかわいそうなゆっくりなのぜ…」
「そうねぇ…おじいさん、この子少し置いてあげてはどうかしら」
「またかい?お世話はばあさんがするんだろうね」
「もちろんですとも」
「ゆ!まりさはとってもゆっくりしてるんだぜ!めいわくはぜったいにかけないのぜ!」
「ほら、こう言っていますし」
「仕方がないなぁ。いつもばあさんには適わんよ。好きにするがいい」
「ゆゆー!ありがとう!おじいちゃんおばあちゃん!」
「あらあら」
まりさは棚ボタ的に夢の生活を手に入れた。
老夫婦は優しげに微笑んでいる。
幸福の絶頂にいるまりさは、大切なことをすべて忘れていた。
【続く…と思うんです。感想ありがとうございます。一気に書き上げる根気がなくてすみません】