ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0113 ゆっくり経済白書
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ankoss
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ゆっくりらんは計算能力の高いゆっくりだ。
賢さはそれほどでもない。
らんは愛するちぇんとともにゆっくりするために、どうしたらゆっくりできるかを考えた。
群れの仲間たちがいつもご飯不足で悩んでいるのは、子供を作りすぎるからだというのは長のぱちゅりーもわかっている。
自分が育てられる数以上の子供を作ると、ご飯が集められなかった時に一家全滅してしまうことも、群れの半分はわかっている。
しかし、自分がどのくらいの数の子供の面倒を見られるかというのは、誰もわかっていない。
子供はなるべく多いほうがゆっくりできるから、多く作るに越した事は無い。 だからみんな子供を沢山欲しがる。
すっきり制限をしたり、子供は一匹ずつしか産まないと決めた時期もあったけれど、別に子供が何匹もいても育てられる番はいたりする。
ゆっくり個々の子育て能力の限界がわからないのが問題なのだ、と長ぱちゅりーとらんは話しているうちに気が付いた。
「むきゅー、ふうふごとに育てられるこどもの数をしることができたら、うまくいくかもしれないわ…」
長ぱちゅりーの理想主義かつ希望的観測ゆっくり思考は、そんなありえない解決策を思いついた。
だが、案外ありえない策とは言えないかも知れない。
要は、育てられる限界数がわかればいいのだ。
らんはお稲荷さんしか詰まっていない頭と尻尾の全てをかけて、三日三晩考え抜いた。
そのうち二日二晩は「ちぇぇぇぇぇぇぇん!」と鼻血を吹きながらおうちの中でゴロゴロ転げまわることに費やした。
その結果らんはついに、答えにたどり着いたのだった。
その日、群れの集会場の広場にて長ぱちゅりーと群れの仲間の前でらんは新しい子作りに関する制限とルールを発表した。
群れの半分は、自分が子供を作れるか作れないか、また集めるご飯の数が多くなるか少なくなるかを心配しながららんの言葉に耳を傾け、
残りの半分は寝っころがったりその辺の草をむーしゃむーしゃしてたり伸びをしてたり、適当にゆっくりしていた。
「あかちゃんゆっくりひとりが一日にたべるごはんの量を1むーしゃむーしゃと決める!
すると、こどもゆっくりひとりが一日にたべるごはんはおよそ4むーしゃむーしゃ、おとなゆっくりだと8むーしゃむーしゃという計算になる!
これからは狩をするおとなゆっくりは、じぶんの一日にとってこれるごはんの量をらんと長にみせて、
そのりょうを計測し、その量いないで食べさせられるこどもの分だけ育てることをきょかするよ!
もちろん、おとなゆっくりはじぶんのたべる分は差し引いたかずがこどもに食べさせる分だ!
それでは、順番にごはんを取ってきてその量をしんこくしてもらうよ!」
さて群れのゆっくりたちは一斉に色めきたった。
らんの言った事をちゃんと理解できたのは3分の1もいないだろう。
しかし、ご飯を取ってきた量で子供を育てていい数が決まるというのだけは理解できたから、これは大変な事になったというのは群れ全体に伝播した。
早速、大急ぎでご飯を集めに走り回るゆっくりが続出した。
集めたご飯が少ないと、ゆっくりしたこどもも少ない数しか作らせてもらえないのだ。
帽子いっぱいの餌をかき集めてきたまりさがらんの前に戻ってきた。
「まりさはこれだけのごはんをあつめてきたよ!」
「これだと40むーしゃむーしゃだな。 まりさと、つがいのれいむと、あかちゃんゆっくりが14にんまで食べていける量だ」
「ゆゆ! たくさんあかちゃんつくれるね!」
頬いっぱいの餌を、息を切らしながら集めてきたれいむがらんの前に来た。
「ゆふー! これだけたくさんあれば、いっぱいあかちゃんつくっていいよね!」
「これだと12むーしゃむーしゃだな れいむ、きみのところはれいむと、あかちゃんゆっくりが4にんまでしか生きていけない。
れいむのところはもう8にんもあかちゃんゆっくりがいるから、半分は間引かなければいけないよ」
「ゆううううううう!! どぼじでええええええ!?」
狩を手伝えるくらいに育った子ゆっくりを引き連れて、都会派のありすがやって来た。
「ありすはとかいはなおちびちゃんたちと力をあわせてこんなにとってきたわ!」
「35むーしゃむーしゃはあるな。 これならありすと、こどもたちみんな食べていけるから間引きはしなくてもいいだろう」
それを聞いて喜んだありすに、横からさっきのれいむが割って入る。
どうやら取ってこれた量の違いが気に入らないようだ。
「ゆううううう!? ありずばっがりどおじでえええええ!!」
「…れいむ、仕方ないことなのよ。 みっともなく騒ぐのは都会派じゃないわ」
「れいむはしんぐるまざーでもがんばっでおちびぢゃんそだててるのにいいいいいっ!!」
別にれいむが努力を怠っていたわけでも無いし、能力の差でもあり、子ゆっくりが狩りに参加できるという違いも大きい。
しかし、れいむには受け入れがたい残酷な事実であった。
ちぇんとみょんの番は夫婦で協力して53むーしゃむーしゃ、れいむとさなえの番で41むーしゃむーしゃ、
めーりんとさくやの番で58むーしゃむーしゃ、まりさとまりさの番で69むーしゃむーしゃ、ゆうかにゃん単独で84むーしゃむーしゃと
家族ごと組み合わせごとに取れるご飯の量には差があったが、大体の平均では片親あるいは夫役単独の狩でも40むーしゃむーしゃ前後があれば
なんとか満足できる数の子供を育てていける事が判明した。
そして、間引かなければならない子供が出た家族も先ほどのシングルマザーれいむを含め、2~3家族程しかいなかった。
「てんこー!! これでごはん不足になやまなくていいし、ちぇんとゆっくりできるよ! ちぇぇぇぇぇぇん!!」
「むきゅー、でもなんだかおかしいわ… 計算のうえではやしなえ切れない数のこどもをもってる家族は少ないのに
どうしてごはんがたりなくなるのかしら…?」
長ぱちゅりーの疑問は数ヵ月後に判明する事になる。
「むきゅうううううう! ご飯がたりなくて飢え死にしてる家族がふえてきてるわ!
このままだと冬ごもりの食べ物も集められなくて群れはぜんめつ… むきゅううううう!!」
「わかったぞ! おとなゆっくりが集められるごはんの量はかわらないけど、あかちゃんゆっくりはこどもゆっくりになるから
たべる必要なごはんのりょうが1むーしゃむーしゃから4むーしゃむーしゃに増えるんだ! 加えて、群れのゆっくりがみんなごはんを集めあうから、かち合う分どうしても足りなくなる!
これをふまえて計算しなおして、こどもを作っていいルールを修正すれば…」
「むぎゅううううううう!! もうまにあわないでしょおおおおおおおっ! げびゅっげぶっ…」
ゆっくりらんは計算能力の高いゆっくりだ。
賢さはそれほどでもない。
この群れとらんの場合の失敗は、計算を始めた時点で既に群れの「食べさせられる全体の数」が飽和状態になっているという事だった。
賢さはそれほどでもない。
らんは愛するちぇんとともにゆっくりするために、どうしたらゆっくりできるかを考えた。
群れの仲間たちがいつもご飯不足で悩んでいるのは、子供を作りすぎるからだというのは長のぱちゅりーもわかっている。
自分が育てられる数以上の子供を作ると、ご飯が集められなかった時に一家全滅してしまうことも、群れの半分はわかっている。
しかし、自分がどのくらいの数の子供の面倒を見られるかというのは、誰もわかっていない。
子供はなるべく多いほうがゆっくりできるから、多く作るに越した事は無い。 だからみんな子供を沢山欲しがる。
すっきり制限をしたり、子供は一匹ずつしか産まないと決めた時期もあったけれど、別に子供が何匹もいても育てられる番はいたりする。
ゆっくり個々の子育て能力の限界がわからないのが問題なのだ、と長ぱちゅりーとらんは話しているうちに気が付いた。
「むきゅー、ふうふごとに育てられるこどもの数をしることができたら、うまくいくかもしれないわ…」
長ぱちゅりーの理想主義かつ希望的観測ゆっくり思考は、そんなありえない解決策を思いついた。
だが、案外ありえない策とは言えないかも知れない。
要は、育てられる限界数がわかればいいのだ。
らんはお稲荷さんしか詰まっていない頭と尻尾の全てをかけて、三日三晩考え抜いた。
そのうち二日二晩は「ちぇぇぇぇぇぇぇん!」と鼻血を吹きながらおうちの中でゴロゴロ転げまわることに費やした。
その結果らんはついに、答えにたどり着いたのだった。
その日、群れの集会場の広場にて長ぱちゅりーと群れの仲間の前でらんは新しい子作りに関する制限とルールを発表した。
群れの半分は、自分が子供を作れるか作れないか、また集めるご飯の数が多くなるか少なくなるかを心配しながららんの言葉に耳を傾け、
残りの半分は寝っころがったりその辺の草をむーしゃむーしゃしてたり伸びをしてたり、適当にゆっくりしていた。
「あかちゃんゆっくりひとりが一日にたべるごはんの量を1むーしゃむーしゃと決める!
すると、こどもゆっくりひとりが一日にたべるごはんはおよそ4むーしゃむーしゃ、おとなゆっくりだと8むーしゃむーしゃという計算になる!
これからは狩をするおとなゆっくりは、じぶんの一日にとってこれるごはんの量をらんと長にみせて、
そのりょうを計測し、その量いないで食べさせられるこどもの分だけ育てることをきょかするよ!
もちろん、おとなゆっくりはじぶんのたべる分は差し引いたかずがこどもに食べさせる分だ!
それでは、順番にごはんを取ってきてその量をしんこくしてもらうよ!」
さて群れのゆっくりたちは一斉に色めきたった。
らんの言った事をちゃんと理解できたのは3分の1もいないだろう。
しかし、ご飯を取ってきた量で子供を育てていい数が決まるというのだけは理解できたから、これは大変な事になったというのは群れ全体に伝播した。
早速、大急ぎでご飯を集めに走り回るゆっくりが続出した。
集めたご飯が少ないと、ゆっくりしたこどもも少ない数しか作らせてもらえないのだ。
帽子いっぱいの餌をかき集めてきたまりさがらんの前に戻ってきた。
「まりさはこれだけのごはんをあつめてきたよ!」
「これだと40むーしゃむーしゃだな。 まりさと、つがいのれいむと、あかちゃんゆっくりが14にんまで食べていける量だ」
「ゆゆ! たくさんあかちゃんつくれるね!」
頬いっぱいの餌を、息を切らしながら集めてきたれいむがらんの前に来た。
「ゆふー! これだけたくさんあれば、いっぱいあかちゃんつくっていいよね!」
「これだと12むーしゃむーしゃだな れいむ、きみのところはれいむと、あかちゃんゆっくりが4にんまでしか生きていけない。
れいむのところはもう8にんもあかちゃんゆっくりがいるから、半分は間引かなければいけないよ」
「ゆううううううう!! どぼじでええええええ!?」
狩を手伝えるくらいに育った子ゆっくりを引き連れて、都会派のありすがやって来た。
「ありすはとかいはなおちびちゃんたちと力をあわせてこんなにとってきたわ!」
「35むーしゃむーしゃはあるな。 これならありすと、こどもたちみんな食べていけるから間引きはしなくてもいいだろう」
それを聞いて喜んだありすに、横からさっきのれいむが割って入る。
どうやら取ってこれた量の違いが気に入らないようだ。
「ゆううううう!? ありずばっがりどおじでえええええ!!」
「…れいむ、仕方ないことなのよ。 みっともなく騒ぐのは都会派じゃないわ」
「れいむはしんぐるまざーでもがんばっでおちびぢゃんそだててるのにいいいいいっ!!」
別にれいむが努力を怠っていたわけでも無いし、能力の差でもあり、子ゆっくりが狩りに参加できるという違いも大きい。
しかし、れいむには受け入れがたい残酷な事実であった。
ちぇんとみょんの番は夫婦で協力して53むーしゃむーしゃ、れいむとさなえの番で41むーしゃむーしゃ、
めーりんとさくやの番で58むーしゃむーしゃ、まりさとまりさの番で69むーしゃむーしゃ、ゆうかにゃん単独で84むーしゃむーしゃと
家族ごと組み合わせごとに取れるご飯の量には差があったが、大体の平均では片親あるいは夫役単独の狩でも40むーしゃむーしゃ前後があれば
なんとか満足できる数の子供を育てていける事が判明した。
そして、間引かなければならない子供が出た家族も先ほどのシングルマザーれいむを含め、2~3家族程しかいなかった。
「てんこー!! これでごはん不足になやまなくていいし、ちぇんとゆっくりできるよ! ちぇぇぇぇぇぇん!!」
「むきゅー、でもなんだかおかしいわ… 計算のうえではやしなえ切れない数のこどもをもってる家族は少ないのに
どうしてごはんがたりなくなるのかしら…?」
長ぱちゅりーの疑問は数ヵ月後に判明する事になる。
「むきゅうううううう! ご飯がたりなくて飢え死にしてる家族がふえてきてるわ!
このままだと冬ごもりの食べ物も集められなくて群れはぜんめつ… むきゅううううう!!」
「わかったぞ! おとなゆっくりが集められるごはんの量はかわらないけど、あかちゃんゆっくりはこどもゆっくりになるから
たべる必要なごはんのりょうが1むーしゃむーしゃから4むーしゃむーしゃに増えるんだ! 加えて、群れのゆっくりがみんなごはんを集めあうから、かち合う分どうしても足りなくなる!
これをふまえて計算しなおして、こどもを作っていいルールを修正すれば…」
「むぎゅううううううう!! もうまにあわないでしょおおおおおおおっ! げびゅっげぶっ…」
ゆっくりらんは計算能力の高いゆっくりだ。
賢さはそれほどでもない。
この群れとらんの場合の失敗は、計算を始めた時点で既に群れの「食べさせられる全体の数」が飽和状態になっているという事だった。