ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2180 ぱちゅリーマン
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ankoss
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ポマギあき
撲殺隊のルーツは、だがちょっと待って欲しい。一筆なら誤写(ry
ぱちゅリーマン
ぱちゅりーは今日も仕事場へ向かう。生きる為だ。
「むきゅ…きょうもしーるをはるしごとがはじまるわ…」
ぱちゅりーは会社の寮に居た。寮と言えば聞こえはいいが、その実は監獄に他ならない。
部屋は檻で出来ている。檻は集合住宅のように、上下左右に並べられている。そこには多数のゆっくりが収容されていた。
「ゆぴー…ゆぴー…」
「ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」
「うるさいのぜ!うるさくてねむれないのぜ!だまるのぜ!」
「とかいはじゃないわぁ…こんないなかもののそうくつ、すぐにでたいわぁ」
「ゆゆ!れいむはおうたをうたってるんだよ!ゆっくりできるうたなんだよ!じゃましないでね!」
「むきゅうううううううううう!!おねがいだからしずかにしてちょうだい!!」
檻の中は至ってシンプルだ。隅にダンボール紙が置かれているが、これはトイレだ。うんうんも、しーしーもそこでする。
「ゆゆ…うんうんするよ…」
「んほおおおおおおおおおおおお!!うんうんするすがたみたいわあああああああああああああああ!!」
「ゆゆ!?ありすはこっちみないでね!はずかしくてうんうんできないでしょ!」
「んほおおおおおおおおおおおおおおおお!!てれちゃってかわいいわあああああああああああああああああああ!!!」
「ゆやあああああああああああああ!!ゆっぐじでぎないいいいいいいい!!…も、もれるぅ…」
れいむがうんうんをした。
「ゆーん…ゆーん…すっきりぃ!」
「んほおおおおおお…ぐ、ぐざいわああああああああああああああ!!」
「ゆげろぉ…うんうんなんてするんじゃないのぜ!くさいのぜ!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ぐざいいいいいいいいいいいいいい!!ゆっぐりごごがらだじでええええええええええええええええええ!!」
「むげろぉ…れいむのうんうんは、ほんとうにくさいわ…」
「ゆんやあああああああああああああああああ!!もうおうぢがえるうううううううううううううううう!!」
「かえれるばしょなんかないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「いなかものはかえってちょうだい!ありすおこるわよ!」
「わかるよー、くさいんだよー…」
「しーしーするよ!」
「「「「「「「しーしーなんかするなあああああああああああ!!!」」」」」」」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおお!!でるものはでちゃうでじょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
檻であるが故に、壁は鉄格子。当然ながら、用を足す姿も丸見えだ。ついでに臭いも辺り一面に立ちこめる。
用を足す姿に興奮するゆっくりもいるが、大半は悪臭に辟易する者ばかりだ。周囲一体から怒号や悲鳴が聞こえるのも日常茶飯事。
やがて食事の時間が来る。社員が乱雑に炊きあがった白米を放り込むのだ。ちなみに米は三等米である。
トイレのダンボール紙はこの時交換する。うんうんやしーしーの付いたダンボールを、手にしたゴミ袋に放り込むのだ。
「ゆゆ!やっときたよ!」
「まってたわぁ!」
「はやくするのぜ!まりさはおなかへったのぜ!」
「はやくしてね!といれがくさいくさいだよ!」
「わかるよー、ごはんさんはゆっくりできるんだよー」
「むきゅきゅ!きょうのごはんさんは、なんだかとってもいいにおいがするわ!」
「ゆぅ…またごはんさんなの…れいむはもっとゆっくりできるものたべたいよ…」
食事に文句を垂れるれいむ。社員はダンボールに付いた排泄物を、手で白米と混ぜ合わせる。
「ゆ?な、なにしてるの…」
社員は、れいむの檻にうんうんと調合された白米を放り込んだ。
「ゆ?ゆえええええええええええええええええええええええ!?こ、こ、こ、こんなのたべれないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
社員はれいむの声に耳を傾けるまでもなく、他の檻へと白米を投げ入れる。うんうんがべっとりと付いた手で。
「ゆげええええええええええええええええええ!!どうじでうんうんがづいでるんだぜえええええええええええええええええ!?」
「れいぶがもんぐいうがらだ!ばがああああああああああああああああああ!!」
「れいむのばかああああああああああああああああああ!!!おまえのせいでまりさたちのごはんが、うんうんになっちゃったのぜえええええええ!!!」
「れいぶなにもわるいごどじでないでじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「このいなかもの!おまえがもんくいうから、こんなことになってるのよ!!!ばか!しね!」
「わがらないよおおおおおおおおおおおお!!どうじでれいむはぢぇんだぢにひどいごどずるのおおおおおおおおおお!!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「むぎぇろぉ…ごはんさんいいにおいだったのに…おぇ…」
「むーしゃむーしゃ…しあわせー!」
「むーしゃむーしゃ……ゆげろぉ…」
「むーしゃ…げろまずぅ…」
「ぐ、ぐざいのぜ…まじざごんなのだべられないのぜ…」
「ゆげぇ…わがらないぃ…ぢぇんはなにもわるいごどじでないのに…れいむのぜいで…」
「むぎょお…ゆぐぐ…えれ…えれえれ…ゆぐぐ…はいだらじんじゃう…はいだらじんじゃうわ…」
「ゆ………か、かわいくってごめんね!」
「「「「「「れいむはゆっぐりじないで、じねええええええええええええええええええええええええええ!!!」」」」」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
食事に文句を付ける者には、制裁が与えられた。それは食事に排泄物を混ぜられるという過酷なものだった。
それより後の関係ない者にとっても地獄だった。排泄物の付着した手で食事を与えられるのだ。
それは臭くて、とてもゆっくりできなかった。当事者には周囲の者から罵声を浴びせられる。
だが、それも食事が終わるまで。食事が終わると、吐き気を堪える為にグッと我慢するのだ。罵声を浴びせる余裕もない。
こんなことが毎日起こる。ここはそういう所だ。
そして仕事が始まる。合図は檻の扉が自動で開く事だ。仕事場へ向かう大勢の者達。
ゆっくりにとっては大きい扉が開いた。扉を抜けると、短い廊下の先に大きな部屋が見える。ここが仕事場だ。
この者達の仕事は至って単純だ。商品の箱やパックに、ラベルを貼るだけの単純作業。
商品はベルトコンベアから流れてきている。ゆっくりは、流れてきた商品に舌でラベルを貼り付けるのだ。
仕事場には多数のゆっくりが作業をしている。その作業風景は静かで、殺伐としてた。誰も無駄口を開く余裕もない。
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」
「ゆーん…ゆーん…」
「のぜ…のぜ…ゆ…のぜ…」
「ゆっ…ゆ…ゆ…とかい…」
「ゆ…ゆ…わかる…ゆ…」
「むきゅ…むきゅ…むきゅ…」
「ゆ…ゆ…ゆ……もうやだああああああああああああああああ!!れいむおうちかえるううううううううううううう!!」
食事で揉めたれいむが、悲鳴をあげて作業を放棄した。するとベルトコンベアは止まり、社員がどこからか現れた。
社員はれいむを掴み上げると、皆に見えるように高らかに上げて言葉を発した。
「おそらとんでるみたい!!」
「皆、よく聞きなさい。このゆっくりは仕事を放棄しました。仕事を放棄したゆっくりは、二度とゆっくりすることが出来ません。」
「ゆゆー…ゆ゙っ!?れ、れいむしごとしてたよ?」
「れいむが仕事をしてないのは分かってます。全てお見通しです。だから、二度とゆっくりさせません。」
社員はそう言うと、れいむを殴り始めた。言葉を発する事もなく、慣れた手つきで静かに殴り続けた。
「ゆべっ!ゆぼっ!ゆぎゃっ!ゆぎっ!やべっ!やべでぶっ!あやばぶびぃ!!」
れいむの顔は見る見るうちに赤く、青く腫れ上がった。数発目でれいむの目玉が潰れる。
「ゆぎっ!ゆごっ!ゆびゃびっ!お、おべべがびぃ!び、びえないびゃっ!!ごべんなざぶぼっ!!」
許しを乞う事すら認めず、社員はひたすらに殴り続けた。やがて、れいむは痙攣しだした。
「ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!もっどべっ!!」
歯も折れ、頬が破けて、口から餡子を吐き出してながら殴られ続けた。
それでも殴られ続けた。死の間際に殴られ、断末魔を言い切る事も出来なかった。
社員はれいむの死体を、ぱちゅりーの側に投げ捨てて一言言ってから去った。
「いいですか、サボるゆっくりはこうなります。覚えてください。」
「「「「「「ゆ゙、ゆ゙っぐじりがいじばじだ!!!」」」」」
そして作業が終わるまで、この者達はゆっくりできなかった。いや、仕事が終わってもあのような檻に閉じ込められる。
檻では常にゆっくりできない。用を足す時は誰かに見られ、臭いと罵倒される。食事も白米だけで、満足いく量ではない。
その上、文句を付けると排泄物を混ぜられる。ここにいるゆっくりは、常にゆっくりできていなかった。
そもそもの発端は企業にある。企業とは利益を追求する組織である。機械化も限度があり、人件費も決して安いとは言えない昨今。
突如として現れたゆっくりを使って、単純作業をさせようということになった。ゆっくりは、法的にも見た目にも動物ではなく饅頭にしか過ぎない。
企業は野良ゆっくりを拉致した。拉致した野良ゆっくりに、ある程度の教育を施し作業内容を教えた。
反発するゆっくりもいたが、それらはれいむのように皆の前に殴り殺された。恐れをなしたゆっくりは、ただただ人間に従うしかなかった。
狭い檻に入れられ、ゆっくりできなくとも死にたくなかった。生きたかった。だから地獄でも受け入れた。いつかここから出られる事を願って。
それも虚しく、何日目かの朝にぱちゅりーは死んだ。過労死である。一日の労働時間が四時間労働でも、ゆっくりにとっては長時間なのだ。
「むきょぉ…もっと…ゆっくりしたかったわ……」
「ゆ?ゆやああああああああああああああああああああ!!わからないいいいいいいいいいいいいいい!!ぱちゅりーがしんじゃったああああああああああああああ!!」
「どぼぢでえええええええええええええええええ!!どぼぢでばぢゅりーなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「なんでええええええええええええええええええええええ!!どうしてえええええええええええええええええええ!!」
「ゆんやああああああああああああああああああああ!!れいむしにたくないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「みんなうるさいのぜ!……ゆっくりしねただけでも、じゅうぶんしあわせなのぜ…」
「「「「ゆ゙………」」」」」
思い当たる節は多々あった。ミスをすれば殺され、嫌だと言えば殴られる。文句を言えば食事に排泄物。
自殺をする度胸もないゆっくりにとっては、ある意味で幸せとも言える幸せだった。
社畜のゆっくりは、今日もラベルを貼る仕事を始める。やがて扉が開き、否応なしにゆっくり達は仕事場へと向かうのであった。
仕事場の光が、ぱちゅりーの目に映っていた。その目は仕事場へと向かうゆっくり達を、どこか哀れんでいるようだった。
FIN
撲殺隊のルーツは、だがちょっと待って欲しい。一筆なら誤写(ry
ぱちゅリーマン
ぱちゅりーは今日も仕事場へ向かう。生きる為だ。
「むきゅ…きょうもしーるをはるしごとがはじまるわ…」
ぱちゅりーは会社の寮に居た。寮と言えば聞こえはいいが、その実は監獄に他ならない。
部屋は檻で出来ている。檻は集合住宅のように、上下左右に並べられている。そこには多数のゆっくりが収容されていた。
「ゆぴー…ゆぴー…」
「ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」
「うるさいのぜ!うるさくてねむれないのぜ!だまるのぜ!」
「とかいはじゃないわぁ…こんないなかもののそうくつ、すぐにでたいわぁ」
「ゆゆ!れいむはおうたをうたってるんだよ!ゆっくりできるうたなんだよ!じゃましないでね!」
「むきゅうううううううううう!!おねがいだからしずかにしてちょうだい!!」
檻の中は至ってシンプルだ。隅にダンボール紙が置かれているが、これはトイレだ。うんうんも、しーしーもそこでする。
「ゆゆ…うんうんするよ…」
「んほおおおおおおおおおおおお!!うんうんするすがたみたいわあああああああああああああああ!!」
「ゆゆ!?ありすはこっちみないでね!はずかしくてうんうんできないでしょ!」
「んほおおおおおおおおおおおおおおおお!!てれちゃってかわいいわあああああああああああああああああああ!!!」
「ゆやあああああああああああああ!!ゆっぐじでぎないいいいいいいい!!…も、もれるぅ…」
れいむがうんうんをした。
「ゆーん…ゆーん…すっきりぃ!」
「んほおおおおおお…ぐ、ぐざいわああああああああああああああ!!」
「ゆげろぉ…うんうんなんてするんじゃないのぜ!くさいのぜ!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ぐざいいいいいいいいいいいいいい!!ゆっぐりごごがらだじでええええええええええええええええええ!!」
「むげろぉ…れいむのうんうんは、ほんとうにくさいわ…」
「ゆんやあああああああああああああああああ!!もうおうぢがえるうううううううううううううううう!!」
「かえれるばしょなんかないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「いなかものはかえってちょうだい!ありすおこるわよ!」
「わかるよー、くさいんだよー…」
「しーしーするよ!」
「「「「「「「しーしーなんかするなあああああああああああ!!!」」」」」」」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおお!!でるものはでちゃうでじょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
檻であるが故に、壁は鉄格子。当然ながら、用を足す姿も丸見えだ。ついでに臭いも辺り一面に立ちこめる。
用を足す姿に興奮するゆっくりもいるが、大半は悪臭に辟易する者ばかりだ。周囲一体から怒号や悲鳴が聞こえるのも日常茶飯事。
やがて食事の時間が来る。社員が乱雑に炊きあがった白米を放り込むのだ。ちなみに米は三等米である。
トイレのダンボール紙はこの時交換する。うんうんやしーしーの付いたダンボールを、手にしたゴミ袋に放り込むのだ。
「ゆゆ!やっときたよ!」
「まってたわぁ!」
「はやくするのぜ!まりさはおなかへったのぜ!」
「はやくしてね!といれがくさいくさいだよ!」
「わかるよー、ごはんさんはゆっくりできるんだよー」
「むきゅきゅ!きょうのごはんさんは、なんだかとってもいいにおいがするわ!」
「ゆぅ…またごはんさんなの…れいむはもっとゆっくりできるものたべたいよ…」
食事に文句を垂れるれいむ。社員はダンボールに付いた排泄物を、手で白米と混ぜ合わせる。
「ゆ?な、なにしてるの…」
社員は、れいむの檻にうんうんと調合された白米を放り込んだ。
「ゆ?ゆえええええええええええええええええええええええ!?こ、こ、こ、こんなのたべれないでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
社員はれいむの声に耳を傾けるまでもなく、他の檻へと白米を投げ入れる。うんうんがべっとりと付いた手で。
「ゆげええええええええええええええええええ!!どうじでうんうんがづいでるんだぜえええええええええええええええええ!?」
「れいぶがもんぐいうがらだ!ばがああああああああああああああああああ!!」
「れいむのばかああああああああああああああああああ!!!おまえのせいでまりさたちのごはんが、うんうんになっちゃったのぜえええええええ!!!」
「れいぶなにもわるいごどじでないでじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「このいなかもの!おまえがもんくいうから、こんなことになってるのよ!!!ばか!しね!」
「わがらないよおおおおおおおおおおおお!!どうじでれいむはぢぇんだぢにひどいごどずるのおおおおおおおおおお!!」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「むぎぇろぉ…ごはんさんいいにおいだったのに…おぇ…」
「むーしゃむーしゃ…しあわせー!」
「むーしゃむーしゃ……ゆげろぉ…」
「むーしゃ…げろまずぅ…」
「ぐ、ぐざいのぜ…まじざごんなのだべられないのぜ…」
「ゆげぇ…わがらないぃ…ぢぇんはなにもわるいごどじでないのに…れいむのぜいで…」
「むぎょお…ゆぐぐ…えれ…えれえれ…ゆぐぐ…はいだらじんじゃう…はいだらじんじゃうわ…」
「ゆ………か、かわいくってごめんね!」
「「「「「「れいむはゆっぐりじないで、じねええええええええええええええええええええええええええ!!!」」」」」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
食事に文句を付ける者には、制裁が与えられた。それは食事に排泄物を混ぜられるという過酷なものだった。
それより後の関係ない者にとっても地獄だった。排泄物の付着した手で食事を与えられるのだ。
それは臭くて、とてもゆっくりできなかった。当事者には周囲の者から罵声を浴びせられる。
だが、それも食事が終わるまで。食事が終わると、吐き気を堪える為にグッと我慢するのだ。罵声を浴びせる余裕もない。
こんなことが毎日起こる。ここはそういう所だ。
そして仕事が始まる。合図は檻の扉が自動で開く事だ。仕事場へ向かう大勢の者達。
ゆっくりにとっては大きい扉が開いた。扉を抜けると、短い廊下の先に大きな部屋が見える。ここが仕事場だ。
この者達の仕事は至って単純だ。商品の箱やパックに、ラベルを貼るだけの単純作業。
商品はベルトコンベアから流れてきている。ゆっくりは、流れてきた商品に舌でラベルを貼り付けるのだ。
仕事場には多数のゆっくりが作業をしている。その作業風景は静かで、殺伐としてた。誰も無駄口を開く余裕もない。
「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」
「ゆーん…ゆーん…」
「のぜ…のぜ…ゆ…のぜ…」
「ゆっ…ゆ…ゆ…とかい…」
「ゆ…ゆ…わかる…ゆ…」
「むきゅ…むきゅ…むきゅ…」
「ゆ…ゆ…ゆ……もうやだああああああああああああああああ!!れいむおうちかえるううううううううううううう!!」
食事で揉めたれいむが、悲鳴をあげて作業を放棄した。するとベルトコンベアは止まり、社員がどこからか現れた。
社員はれいむを掴み上げると、皆に見えるように高らかに上げて言葉を発した。
「おそらとんでるみたい!!」
「皆、よく聞きなさい。このゆっくりは仕事を放棄しました。仕事を放棄したゆっくりは、二度とゆっくりすることが出来ません。」
「ゆゆー…ゆ゙っ!?れ、れいむしごとしてたよ?」
「れいむが仕事をしてないのは分かってます。全てお見通しです。だから、二度とゆっくりさせません。」
社員はそう言うと、れいむを殴り始めた。言葉を発する事もなく、慣れた手つきで静かに殴り続けた。
「ゆべっ!ゆぼっ!ゆぎゃっ!ゆぎっ!やべっ!やべでぶっ!あやばぶびぃ!!」
れいむの顔は見る見るうちに赤く、青く腫れ上がった。数発目でれいむの目玉が潰れる。
「ゆぎっ!ゆごっ!ゆびゃびっ!お、おべべがびぃ!び、びえないびゃっ!!ごべんなざぶぼっ!!」
許しを乞う事すら認めず、社員はひたすらに殴り続けた。やがて、れいむは痙攣しだした。
「ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!ゆ゙っ!もっどべっ!!」
歯も折れ、頬が破けて、口から餡子を吐き出してながら殴られ続けた。
それでも殴られ続けた。死の間際に殴られ、断末魔を言い切る事も出来なかった。
社員はれいむの死体を、ぱちゅりーの側に投げ捨てて一言言ってから去った。
「いいですか、サボるゆっくりはこうなります。覚えてください。」
「「「「「「ゆ゙、ゆ゙っぐじりがいじばじだ!!!」」」」」
そして作業が終わるまで、この者達はゆっくりできなかった。いや、仕事が終わってもあのような檻に閉じ込められる。
檻では常にゆっくりできない。用を足す時は誰かに見られ、臭いと罵倒される。食事も白米だけで、満足いく量ではない。
その上、文句を付けると排泄物を混ぜられる。ここにいるゆっくりは、常にゆっくりできていなかった。
そもそもの発端は企業にある。企業とは利益を追求する組織である。機械化も限度があり、人件費も決して安いとは言えない昨今。
突如として現れたゆっくりを使って、単純作業をさせようということになった。ゆっくりは、法的にも見た目にも動物ではなく饅頭にしか過ぎない。
企業は野良ゆっくりを拉致した。拉致した野良ゆっくりに、ある程度の教育を施し作業内容を教えた。
反発するゆっくりもいたが、それらはれいむのように皆の前に殴り殺された。恐れをなしたゆっくりは、ただただ人間に従うしかなかった。
狭い檻に入れられ、ゆっくりできなくとも死にたくなかった。生きたかった。だから地獄でも受け入れた。いつかここから出られる事を願って。
それも虚しく、何日目かの朝にぱちゅりーは死んだ。過労死である。一日の労働時間が四時間労働でも、ゆっくりにとっては長時間なのだ。
「むきょぉ…もっと…ゆっくりしたかったわ……」
「ゆ?ゆやああああああああああああああああああああ!!わからないいいいいいいいいいいいいいい!!ぱちゅりーがしんじゃったああああああああああああああ!!」
「どぼぢでえええええええええええええええええ!!どぼぢでばぢゅりーなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「なんでええええええええええええええええええええええ!!どうしてえええええええええええええええええええ!!」
「ゆんやああああああああああああああああああああ!!れいむしにたくないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「みんなうるさいのぜ!……ゆっくりしねただけでも、じゅうぶんしあわせなのぜ…」
「「「「ゆ゙………」」」」」
思い当たる節は多々あった。ミスをすれば殺され、嫌だと言えば殴られる。文句を言えば食事に排泄物。
自殺をする度胸もないゆっくりにとっては、ある意味で幸せとも言える幸せだった。
社畜のゆっくりは、今日もラベルを貼る仕事を始める。やがて扉が開き、否応なしにゆっくり達は仕事場へと向かうのであった。
仕事場の光が、ぱちゅりーの目に映っていた。その目は仕事場へと向かうゆっくり達を、どこか哀れんでいるようだった。
FIN