ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2231 ドスれいむ
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ankoss
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ドスれいむ 21KB
制裁 戦闘 群れ ドスまりさ 独自設定 ドスれいむが出現
・11作目
・ドスって言葉がいっぱいでます
麦茶あき
ここはとある森の中。
木々が生い茂るこの森の中にゆっくりの群れがあった。
ゆっくりの数は少ないがここの長はドスまりさ。
ドスまりさを筆頭に狩りをし、食料を蓄え次の世代を育てていった。
群れのみんなもドスの言うことをちゃんと聞き、ゆっくりできていた。
また近くには他のドスの群れもあり互いに支えあっている。
捕食種、れいぱーもこの辺りには居らず安全な群れであった。
「みんなゆっくりしているよ~」
今ドスまりさは次の世代の子ゆっくりたちに教育をしている。
ゆっくりのこと、食べ物のこと、危険なこと、捕食種のこと。
参謀のぱちゅりーの手助けもあり子供たちは熱心に聞いていた。
「おちびちゃんたちもいいこにそだっているね」
「むきゅ、これならひとりだちできてもあんしんだわ」
子ゆっくりたちは親が狩りから戻ってくるとすぐに擦り寄ってきた。
親ゆっくりたちは今日獲れた食料を見せ子ゆっくりたちを喜ばせ、
芋虫、花、食べれる草、きのこ、どれを食べようか話し合っていた。
どれもゆっくりにとって豪華な食料だ。
子ゆっくりたちは嬉しくなり親ゆっくりに早く食べたいと言うもの、うれしーしーを漏らしてしまう子ゆっくりもいた。
ぱちゅりーはそんな様子を見て「ひとりだちはまだまださきのようね」と苦笑したが、
ドスまりさはそんな喜ぶ子ゆっくりたちを見て嬉しいようだ。
(ゆふふ、みんなゆっくりしていてドスはうれしいよ)
そんな時である。
ズシンッ・・・・・・・
「ゆ??」
ズシンッ・・・・・
「なんなの??」
「きょわいよ~」
突然の地響きに群れのゆっくりたちは怯えていた。
子ゆっくりたちは親の髪の毛の中に潜り込もうとしている。
その音はこちらに近づいてきた。
「みんな!ドスのうしろにかくれてね!!」
ドスまりさが群れのゆっくりたちに命令し、後ろに隠れるよう指示した。
これで何が来てもいいようにドスまりさは戦闘体勢に入った。
「ゆぅ・・・・・!」
地響きは群れの近くに来た。
その地響きの正体が見えた。
森の陰でよく見えなかったが輪郭からゆっくりだということがドスまりさには理解できた。
だが大きい。
ドスまりさは自分と同じサイズのゆっくりに驚いた。
他の群れのドスまりさかと思ったが、その予想は違っていた。
その姿を見たらまず目に止まるのは真っ赤なリボン。
二本のもみ上げに艶のいい黒髪。
ドスまりさはそのゆっくりをよく知っていた。
何故ならその姿をしているゆっくりはドスの群れにもいるからだ。
そのゆっくりは・・・・・・・
れいむだった。
ドスれいむ
「ゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
そのれいむはドスまりさたちにお決まりの挨拶をした。
ドスまりさも正体が分かって少し安堵したがれいむを見てまだ警戒をしているようだ。
「おおきい~」
「どうみてもれいむよね・・・・」
「わからないよー」
「えろほんのふくろとじ!」
群れのゆっくりたちは大きいれいむに興味心身だ。
ぱちゅりーは大きさからドスかと思いれいむに質問をした。
「むきゅう、れいむ・・・あなたはドスなのかしら?」
「そうだよ!!れいむはドスなんだよ!!」
ぱちゅりーは驚いた。このれいむがドスだということに。
ドスまりさもだ。長年ドスをやっているがドスれいむなんて聞いたことが無かった。
そもそもドスになれるのはまりさ種だけである。
それ以外のゆっくりがドスになったことなどゆっくりの歴史上にはいない。
クイーンありすというのがいるがあれは亜種みたいなものである。
だからドスまりさはこのれいむが自分がドスと語っているだけのただのおでぶさんなのではないかと少し疑っていた。
「ドスなの?」
「そうだよ!」
「ゆーん・・・・だったられいむのドスのちからをみせてほしいよ」
「ゆふん、わかったよ」
ドスまりさはれいむにドスの力を見せるようにお願いをした。
ドスの力とはドスだけが持っている力でドスまりさならドススパーク、ゆっくりオーラ、ステルスゆっくりである。
ドスではないがクイーンありすならぺにぺにを触手のように操る程度の能力だ。
このれいむがそれと同じ、または似たようなドスの力があればドスと認めようとドスまりさは考えていた。
「ゆふん、じゃあやるよ」
どうやらドスの力を持っているようだ。
群れのゆっくりがその様子を見ている。
そして・・・・・・・・
森の中に綺麗な歌声が響いた。
「ゆ~んゆ~~んゆっくり~~~~~~♪」
その歌は体の奥まで透き通るような歌だ。
歌が空気に触れ鼓動し、森の木々が嬉しそうに風に揺られ、
群れのゆっくりたちはその歌を聞いてゆっくりした表情になった。
ぱちゅりーもドスまりさも例外ではなかった。
歌が歌い終わるとみんな正気に戻り、我に戻った。
「どう?!れいむのおうたじょうずだったでしょ!!」
ゆふん!とれいむは自慢しているようだった。
改めてドスまりさはこのれいむをドスれいむと認めることにした。
「むきゅう、たしかにじょうずだわ。それになんだかゆっくりできたきがするわ」
「まりさもだよ、これがれいむのドスのちからなんだね・・・」
どうやらドスれいむのおうたにはゆっくりできる性質があり、その歌声でゆっくりたちをゆっくりさせるようだ。
ドスれいむ版のゆっくりオーラみたいなものだろう。
「れいむがドスだってことはわかったよ。ところでまりさたちになにかようなの?」
ドスとして認めたのはいいがこのドスれいむがここに何しに来たかまだ聞いていなかった。
ここまではみんなこのドスれいむに好印象だったが、
この後ドスれいむの印象が一気に崩れるのである。
その理由はこれだ。
「れいむはひとりでドスをやっていてかわいそうだからごはんさんちょうだいね!!!」
「・・・・・・・・・ゆ??」
何を言っているんだこのれいむはとドスまりさは思ってしまった。
「れいむはしんぐるドスなんだよ!やさしくしなきゃいけないんだよ!!だからごはんさんちょうだいね!!!」
「「「「なんでそうなるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!」」」」
「むきゅう!まちなさい!!しんぐるドスといったわね?!どういうことなのかしら??!」
ぱちゅりーが解からない単語に反応し、ドスれいむに質問した。
「れいむはひとりでドスをやっているからだよ!!」
ぱちゅりーはドスれいむの言葉が理解できなかった。
恐らくしんぐるマザーをドスバージョンにしただけだろう。
確かに一匹のゆっくりではどうにもならないことぱちゅりーは理解しているが、
このドスれいむが言っていることは自分がかわいそうだから何か寄越せと駄々をこねているように見えた。
「それだったらこのむれのドスだってそうよ!おなじしんぐるドスだわ!!」
「なにいってるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!それはれいむのとっけんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!」
「むきゃあああああ??!」
滅茶苦茶である。
ぱちゅりーはそんな暴論が信じれなくて体調を崩してしまった。
ドスまりさもこのドスれいむにこれ以上付き合ってはまずいと思い、ドスれいむの前に出た。
「そこまでだよ!!れいむ・・・わるいけどかえってもらえるかな」
「なにいってるのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!このゆっくりなしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
人でなしとでも言いたいのだろう。
「で、でもドス・・・ちょっとくらいわけても・・・」
「そうだよ!!!!そこにあるごはんさんぜんぶよこしてね!!!!」
「「「「「ゆええええええええええええええええええええええええええええ????!!!」」」」」
「これはれいむたちとおちびちゃんたちのごはんさんだよ!!!」
「そうだぜ!!このドスはなにいっているんだぜ??!」
「とかいはじゃないわ!!!」
「うるさああああああああああああああああいいいい!!!!さっさとれいむによこせええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「「「「「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!??」」」」」
先ほどの歌を歌ったとは思えないほどの豹変振りである。
その時ドスまりさは、
「ドススパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアクッ!!!!」
ドススパークを放った。
ドススパークはドスれいむに直撃したが顔を焼けどした程度であった。
ドスまりさが手加減したのである。
ゆっくりからすれば物凄い痛いのだが・・・
「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!ドスのきれいなかおがあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ドスれいむはあまりの痛さに暴れていたが森に向かって駆け出した。
「もうやだ!!!おうぢがえるうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」
逃げたようだ。
ドスまりさは群れのゆっくりたちの安否を確認し、安心した。
「なんだったんだろ・・・・あのれいむ・・・・」
あれからドスまりさはあのれいむのことが気になり、ドス会議で講義することにした。
ドス会議とは近くに住む群れを治めているドスまりさ同士の月に一度の会議である。
群れに変化は無いか、食料に困っていないか、他の群れの様子はどうかなど話し合うのが目的の会議であった。
今回ドスまりさはあのドスれいむのことを他の群れのドスまりさに話したが、
予想外のことが起こっていた。
「ゆうう??!!まりさのところにもきたのおおおおおおお???!!」
「そうだよ、そっちにもきてたんだね・・・」
「まりさのむれなんかいきなりおそってきたんだぜ・・・・ドススパークでおいはらったけど・・・」
「ま、まさかほかのむれにもいっていたなんて・・・・」
「ゆっくりできないれいむなんだぜ」
ドスまりさたちは唸った。
あのドスれいむをどうしようかと。
このままドスれいむを放っておけばまた何かしでかすかもしれない。
別の群れのドスまりさはあのドスれいむがどこにいったか探したが全く見つからなかった。
どこにいるのかわからない。
そんな状態で群れのゆっくりたちに捜索に出したくはなかった。
相手は仮にもドスである。普通のゆっくりでは返り討ちにされるのが関の山である。
「どうしたら・・・・・・・・」
「所長さんにそうだんしようよ」
「「ゆっ??!!」」
別の群れのドスまりさはそう言った。所長さんに相談しようと。
所長さんとはあの加工所本部の所長だ。
この森の向こうに大きな丘があり、そこには所長の家がある。
何故そんなところに家があるのかというと実はこの森の地下には加工所本部があるのだ。
あまりにも広大な施設なためこの森の地下まで広がっているおり、所長の家はその上にあった。
所長の家は加工所本部と繋がっており、自分用のエレベーターまである。
家も所長がデザインし、畑まで作ってあった。
もちろんこんなところに家があってはゆっくりが家に侵入するか畑を荒らすかだが、
そんな愚行をしたゆっくりたちは所長と所長の飼いゆっくりたちの玩具かおやつにされた。
以前このドスまりさたちは丘の上に会った野菜畑を見つけそこをゆっくりプレイスにしようと考えていたのだが、
畑に入ったドスまりさたちはことごとく返り討ちにあった。
悪魔のような虐待とゆっくりを食べる姿を見てドスまりさたちはこの人間には勝てないと悟り、群れのみんなだけは助けて欲しいと懇願したところに所長が、
「じゃあ、この森の向こうを管理してほしい」と言ってきたのだ。
ドスまりさたちは最初何故そんなことをと疑問に思ったが考える間もなく了承してしまった。
森の向こうとは現在ドスまりさたちの群れがある部分である。
所長は管理の仕事としてこの条件を出した。
・赤、子ゆっくりたちにはきちんと教育すること。
・ゲスは捕獲しこちらに渡すこと。
・森を管理すること。
以上である。
ドスまりさたちはこの条件を呑み今の群れを作り上げたのだ。
ここまで来るのに相当苦労したがおかげでゆっくりできていた。
ゲスは畑を襲う際に全員やられている。
恐らく所長がわざとゲスのみ食べてしまったのだろう。
ドスまりさは何故自分たちを生かし、森の管理をさせるのかと聞いたら、
「俺がそうしたかっただけ」と答えた。
何か隠してそうな返答だったが所長の気さくな性格せいですっかり仲良くなり今に至る。
ドスまりさはそこにいる所長にドスれいむのことについて相談しようと考えたのだ。
「そんなこと所長さんにいってめいわくにならないかな・・・・」
「でもほかにほうほうはないよ・・・」
「いくしかないんだぜ」
ドスまりさたちは腹をくくり所長の家に行く事にした。
ドスまりさたちは所長の家に着いた。
距離はかなりあったがドスが歩くには苦労しない距離であるが。
「所長さん!!まりさだよ!」
ドスまりさが所長を呼ぶ。
すると家の中から所長が出てきた。
「おぃーす、なんかようかドス。俺は今れみりゃを蒸し焼きにして食おうとしてたんだが」
「ゆゆ、しょくじちゅうだったんだね。でもまりさたちのなやみにそうだんしてほしいよ」
「ほう、群れになんかあったのか」
「じつは・・・・・」
ドスまりさ説明中・・・・・・・・・・
「ドスれいむ?」
「そう」
「ドスになったれいむか、初めて聞いたな」
所長はドスまりさたちの話に興味を持ったようだ。
「おもしろそうだな、そのドスれいむは俺が相手にしよう」
「ほんとう?!」
「ドスれいむなんて研究のし甲斐があるじゃないか」
ドスまりさたちは喜んだ。
所長とドスまりさたちが森へドスれいむを探そうと決めたとき、森の向こうからちぇんがやってきた。
「どすうううううう!!!!たいへんなんだよおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ちぇん??!どうしたの??!」
ちぇんが息を切らしながらドスまりさの元へやってきた。
様子からして良からぬ事が起こったのだろう。
「あのれいむがむれをのっとっちゃったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ゆんだってええええええええええええええええええええええええ????!!!」
ちぇんの話によるとドスまりさの居ない間、群れにドスれいむがやってきて子ゆっくりたちを人質にとり群れの食糧を食い漁っているそうだ。
さらにドスれいむはご飯が足りないから獲って来いと言って群れのゆっくりたちに狩りに行かせているのである。
「ゆうううう!!ドスがいないあいだにぃぃぃいいい!!」
「事は急を要するみたいだな」
「む~しゃむ~しゃ・・・しあわせえええええええええええええええええ!!!!!」
「「「「ちあわせえええええええええええええええ!!!!」」」」
群れは悲惨なものだった。
ドスれいむに歯向かおうとしたゆっくりは制裁され見せしめに子ゆっくりを数匹潰されていた。
群れのゆっくりたちはこれ以上自分たちの子供を潰されないよう必死に食料を探し、
人質である子ゆっくりたちはドスれいむの周りにいる子れいむたちの遊び道具になっている。
「れいみゅのたいあちゃりをくらっちぇね!!」
「いちゃいいいいい!!!!」
「げらげらげら!!!いいざみゃだね!!!」
「はやくごはんさんもってきてね!!!いますぐだよ!!」
ドスまりさたちが群れに着いた時にはそんな状況になっていた。
参謀であるぱちゅりーはすぐさまドスまりさの元へ駆け寄った。
「むきゅう!ドスごめんなさい!!ぱちゅがふがいないばかりにおちびちゃんたちが・・・!!」
「ぱちゅりーのせいじゃないよ!わるいのはあのドスれいむだよ!!!」
ドスまりさはドスれいむを睨む。
よく見たら最初群れに来たときには見かけなかった子れいむたちがいる。
あの子れいむたちは何だとぱちゅりーに聞いたら。
「あれはあのれいむのおちびちゃんよ。どうやらうみすぎてしょくりょうにこまってたみたい」
「ゆ??!むれのしょくりょうにこまっていたんじゃないの??!」
「自分で獲りにいくのがめんどいから他の群れから食料を貰おうとしたんだな。ドスれいむならぬドスでいぶだな」
この子れいむたちはこのドスれいむがドスになる前に身ごもっており、ドスなった数日後に産まれた正真正銘のドスれいむの子供である。
番のゆっくりはドスになった際に潰れてしまった。
ドスまりさは普段は見せない怒りの顔でドスれいむの前へ出る。
「そこまでだよれいむ!!いいかげんにしてね!!!」
「ゆっ?!だれかとおもったらかわいそうなれいむにごはんさんをやらなかったドゲスなまりさだよ!!」
言葉からして相当なゲスっぷりである。
ドスまりさはドスれいむに一つ聞きたいことがあった。
「ひとつきくよ!!れいむはむれのしょくりょうにこまっていたんじゃないの??!」
「そうだよ!!」
「それはむれのゆっくりじゃなくてれいむのおちびちゃんたちだよね??!じぶんのおちびちゃんたちのためになんでじぶんでごはんさんをとってこないの?!」
「はぁぁあああああああああああああああああああああ???!!なにいっているのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!
れいむはしんぐるドスなんだよオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお??!!
ひとりでむれのみんなをやしなってたいっへんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!!!
れいむのおちびちゃんはりっぱなむれのいちいんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
れいむはすっごくたいっへんくろうしているんだからごはんさんをもらうのはあたりまえでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「めちゃくちゃだよ・・・」
どうやらこのドスれいむ、自分の子供を群れの一員と考えているようだ。
ドスの周りにゆっくりがいる→群れである→周りにおちびちゃんがいるからおちびちゃんたちは群れの一員→群れのドスはれいむだけ→一人でドスをやっっていて大変→だから食べ物寄越せ。
ドスれいむの頭の中ではこういう図式になっていた。
「こういうバカには何言っても無駄さ」
「にしてもひどすぎるよ・・・」
所長がドスまりさをたしなめるがさすがに同じゆっくりでもこのドスれいむの横行は理解しがたいものらしい。
とりあえず所長はドスれいむを止めるために一歩前へ出た。
「おい、三週間前の腐った糞饅頭」
「どういうことなのおおおおおおおおおおおお???!!・・・・ゆっ??!なんでにんげんがここにいるの??!」
「ドス共がてめえに迷惑してんだよ。一人で子育てもできねえ糞母性(笑)の黒カス汚物饅頭なんかは俺が相手になってやる」
「・・・・所長さんあそんでるよね」
「うん」
「ゆぎいいいいいいい!!!!このくそじじいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
所長にバカにされ切れたドスれいむは所長を踏み潰そうとした。
だがその動きよりも速く動き所長は踏み潰しを回避した。
「ゆがあああああああああああああ!!!!なんでよけるのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「いや避けなきゃ危ないだろ」
ドスれいむはもみ上げを振り回し所長を吹き飛ばそうとしたが、
所長はいち早くそれに感知し、ドスれいむのもみ上げが届かない場所へこれまた回避。
「お前とろいなぁ・・・」
「うるさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「所長さん!!みんなをたすけたよ!」
「ゆ??!!」
「よし」
ドスまりさたちはドスれいむが所長に気をとられているうちに子ゆっくりの救出に向かっていた。
所長はわざとドスれいむを挑発し、群れの子ゆっくりたちから引き離したのだ。
群れの親ゆっくりたちに囲まれた子れいむたちは捕らえられ、今度は群れのゆっくりたちに虐められていた。
「このくそがきいいいいいいいいいい!!!よくもおちびちゃんをおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「いなかものおおおおおおおおおおおおおお!!!!ただですむおもったらおおまちがいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「せいさいなんだよおおおおおおおお!!!わかってねえええええええええええええええええ!!!」
「ゆぴゃあああああああ!!!いぢゃいいいいいいい!!!!」
「ゆるちてえええええええ!!!きゃわいいれいみゅをゆるちてええええええ!!!」
「おねえちゃんはどうなってもいいからあああああああああああ!!!」
「「「どぼじてしょんなこというのおおおおおおおおおおお!!??」」」
「おちびちゃんたちがあああああああああああああああああああああ!!!!!」
ドスれいむは群れのゆっくりに捕らえられている子れいむたちを助けようとしたが、ドスまりさたちに阻まれてしまった。
「ゆぐっ!?そこをどいてね!!いますぐだよ!!」
「おことわりするよ!!」
「むれのみんなをいじめたばつをうけてね!!」
さすがにドスれいむといえど三匹のドスまりさ相手では太刀打ちできない。
しかしドスれいむには秘策があった。
「ゆふふ、しかたがないね。これをつかうひがくるとはおもわなかったよ!!!」
ドスれいむは息を大きく吸い、歌いだした。
ドスまりさたちはおうたを歌ったドスれいむは何をやっているのだろうと思ったが、
一匹のドスまりさはドスれいむのおうたのことに気がついた。
そうドスれいむのおうたにはゆっくりオーラに似た力があり、
その歌を聞いたゆっくりはたちまちゆっくりしてしまう。
つまり、
「「「「「ゆっくり~~~~~」」」」」
こうなる。
おうたを聞いたゆっくりたちは力が抜けてゆっくりしてしまった。
ドスまりさたちもだ。
なんとかして起きようとしたが本能が勝ってしまい、
ゆっくりしすぎてしまったのか全員寝てしまった。
それを見たドスれいむは高らかに勝利宣言した。
「ゆははははは!!!やっぱりさいごはドスがかつんだよ!!」
「へー」
「せいぎはかつんだよ!!」
「そう」
「かわいくてごめんね!!?」
「それ関係ないよね」
「ゆはははは・・・・・・さっきかられいむはだれとしゃべっているの?」
「俺」
「・・・・・・・・・な、なんでゆっくりしてないのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」
「あんな歌でゆっくりできるか」
所長だけは起きていた。
理由はあのおうたは所長の好みではなかったので単にゆっくりできなかっただけである。
「まあ、隙だらけだしお前をフルボッコするわ。てゐっ!!」
「ゆべばああああああああ!!!!」
所長に殴られ転がるドスれいむ。
動けないことをいいようにさらに追い討ちをかける。
ボコッ!!ドガッ!!
「いだいいいいいい!!!やべろおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ふーん、皮は結構厚いな」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!
「ゆばらげどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドスれいむは群れのゆっくりたちが起きるまで殴られ続かれた。
顔、あんよには殴られた後が残っており、所々餡子が染み出ている。
事件は解決し、ドスまりさは所長にお礼を言った。
「所長さんありがとう」
「けっこうたのしませてもらたわー、このドスれいむは貰っていいよな?」
「べつにいいけど」
所長はドスれいむのもみ上げを引っ張り持ち帰ろうとした。
「いだいいいいいいいいいいい!!!!」
「いい悲鳴だ」
「そうかな・・・・」
ドスまりさは所長が帰る前に改めてあのことを聞いた。
何故自分たちを生かし、森を管理させるかと聞いたら、
「全てのゆっくりは俺のもの。生かすも食べるのも虐待するもおれ次第♪」
そう答えた。
ドスまりさたちは改めて所長の器の大きさを感じたのであった。
数日後、ドスれいむの子供だった子れいむたちはゆっくり放置プレイの刑で全員飢え死んでしまった。
ドスれいむはというと加工所に連れて行かれ研究部でその生態を研究されている。
加工所ではドスれいむを増やしたいという意見もあり、
どうしようかと悩んでいたところ「ドスまりさとすっきりーしたらいいんじゃね?」という所長の意見から見事ドスれいむの量産に成功した。
ドス同士では生まれてくる子供は全てドスになるようである。
今では二世代、三世代のドスれいむが加工所内でゆっくりできない日々を送り続けている。
「どぼじでぇええ・・・・・れいむはドスなのに・・・・」
「じゃあドス、もっとすっきりーしてくれ」
「わかったよ」
「もうやべでええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「おちびちゃんはゆっくりできるんだからいいじゃないか」
最初のドスれいむは子供が産めなくなるまですっきりーされ続けた。
その後職員たちのサンドバックにされ無理やり生き続けていった。
ここで疑問に思うことがある。
ドスれいむはどこから現れたのか?何故見つからなかったのか?
そもそもあのドスれいむはなんなのか?
謎は未だに残ったまま。
ドスまりさはそのことに疑問に思ったがすぐに忘れてしまった。
あとがき
久しぶりです。
餡子ンペ投票ありがとうございます。
愛で、笑い賞で2位だったよ。
え?別にすごくない??そんなこと言わないで!!
今回ドスれいむを書いたよ、きっかけはモンハンあきさんの単品絵からさ。
独自設定がいっぱいだけど大体こんな感じだよね?
他の作家さんたちがドスれいむを出現させてくれないかな~)チラッ
今まで書いたもの
加工所本部 前編・後編
れいむその後
まりさその後
14番れいむのその後
れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編
あいつらの違い
れいむはいい飼いゆっくりさ
折れた「ぐんぐにる」
制裁 戦闘 群れ ドスまりさ 独自設定 ドスれいむが出現
・11作目
・ドスって言葉がいっぱいでます
麦茶あき
ここはとある森の中。
木々が生い茂るこの森の中にゆっくりの群れがあった。
ゆっくりの数は少ないがここの長はドスまりさ。
ドスまりさを筆頭に狩りをし、食料を蓄え次の世代を育てていった。
群れのみんなもドスの言うことをちゃんと聞き、ゆっくりできていた。
また近くには他のドスの群れもあり互いに支えあっている。
捕食種、れいぱーもこの辺りには居らず安全な群れであった。
「みんなゆっくりしているよ~」
今ドスまりさは次の世代の子ゆっくりたちに教育をしている。
ゆっくりのこと、食べ物のこと、危険なこと、捕食種のこと。
参謀のぱちゅりーの手助けもあり子供たちは熱心に聞いていた。
「おちびちゃんたちもいいこにそだっているね」
「むきゅ、これならひとりだちできてもあんしんだわ」
子ゆっくりたちは親が狩りから戻ってくるとすぐに擦り寄ってきた。
親ゆっくりたちは今日獲れた食料を見せ子ゆっくりたちを喜ばせ、
芋虫、花、食べれる草、きのこ、どれを食べようか話し合っていた。
どれもゆっくりにとって豪華な食料だ。
子ゆっくりたちは嬉しくなり親ゆっくりに早く食べたいと言うもの、うれしーしーを漏らしてしまう子ゆっくりもいた。
ぱちゅりーはそんな様子を見て「ひとりだちはまだまださきのようね」と苦笑したが、
ドスまりさはそんな喜ぶ子ゆっくりたちを見て嬉しいようだ。
(ゆふふ、みんなゆっくりしていてドスはうれしいよ)
そんな時である。
ズシンッ・・・・・・・
「ゆ??」
ズシンッ・・・・・
「なんなの??」
「きょわいよ~」
突然の地響きに群れのゆっくりたちは怯えていた。
子ゆっくりたちは親の髪の毛の中に潜り込もうとしている。
その音はこちらに近づいてきた。
「みんな!ドスのうしろにかくれてね!!」
ドスまりさが群れのゆっくりたちに命令し、後ろに隠れるよう指示した。
これで何が来てもいいようにドスまりさは戦闘体勢に入った。
「ゆぅ・・・・・!」
地響きは群れの近くに来た。
その地響きの正体が見えた。
森の陰でよく見えなかったが輪郭からゆっくりだということがドスまりさには理解できた。
だが大きい。
ドスまりさは自分と同じサイズのゆっくりに驚いた。
他の群れのドスまりさかと思ったが、その予想は違っていた。
その姿を見たらまず目に止まるのは真っ赤なリボン。
二本のもみ上げに艶のいい黒髪。
ドスまりさはそのゆっくりをよく知っていた。
何故ならその姿をしているゆっくりはドスの群れにもいるからだ。
そのゆっくりは・・・・・・・
れいむだった。
ドスれいむ
「ゆっくりしていってね!!!」
「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」
そのれいむはドスまりさたちにお決まりの挨拶をした。
ドスまりさも正体が分かって少し安堵したがれいむを見てまだ警戒をしているようだ。
「おおきい~」
「どうみてもれいむよね・・・・」
「わからないよー」
「えろほんのふくろとじ!」
群れのゆっくりたちは大きいれいむに興味心身だ。
ぱちゅりーは大きさからドスかと思いれいむに質問をした。
「むきゅう、れいむ・・・あなたはドスなのかしら?」
「そうだよ!!れいむはドスなんだよ!!」
ぱちゅりーは驚いた。このれいむがドスだということに。
ドスまりさもだ。長年ドスをやっているがドスれいむなんて聞いたことが無かった。
そもそもドスになれるのはまりさ種だけである。
それ以外のゆっくりがドスになったことなどゆっくりの歴史上にはいない。
クイーンありすというのがいるがあれは亜種みたいなものである。
だからドスまりさはこのれいむが自分がドスと語っているだけのただのおでぶさんなのではないかと少し疑っていた。
「ドスなの?」
「そうだよ!」
「ゆーん・・・・だったられいむのドスのちからをみせてほしいよ」
「ゆふん、わかったよ」
ドスまりさはれいむにドスの力を見せるようにお願いをした。
ドスの力とはドスだけが持っている力でドスまりさならドススパーク、ゆっくりオーラ、ステルスゆっくりである。
ドスではないがクイーンありすならぺにぺにを触手のように操る程度の能力だ。
このれいむがそれと同じ、または似たようなドスの力があればドスと認めようとドスまりさは考えていた。
「ゆふん、じゃあやるよ」
どうやらドスの力を持っているようだ。
群れのゆっくりがその様子を見ている。
そして・・・・・・・・
森の中に綺麗な歌声が響いた。
「ゆ~んゆ~~んゆっくり~~~~~~♪」
その歌は体の奥まで透き通るような歌だ。
歌が空気に触れ鼓動し、森の木々が嬉しそうに風に揺られ、
群れのゆっくりたちはその歌を聞いてゆっくりした表情になった。
ぱちゅりーもドスまりさも例外ではなかった。
歌が歌い終わるとみんな正気に戻り、我に戻った。
「どう?!れいむのおうたじょうずだったでしょ!!」
ゆふん!とれいむは自慢しているようだった。
改めてドスまりさはこのれいむをドスれいむと認めることにした。
「むきゅう、たしかにじょうずだわ。それになんだかゆっくりできたきがするわ」
「まりさもだよ、これがれいむのドスのちからなんだね・・・」
どうやらドスれいむのおうたにはゆっくりできる性質があり、その歌声でゆっくりたちをゆっくりさせるようだ。
ドスれいむ版のゆっくりオーラみたいなものだろう。
「れいむがドスだってことはわかったよ。ところでまりさたちになにかようなの?」
ドスとして認めたのはいいがこのドスれいむがここに何しに来たかまだ聞いていなかった。
ここまではみんなこのドスれいむに好印象だったが、
この後ドスれいむの印象が一気に崩れるのである。
その理由はこれだ。
「れいむはひとりでドスをやっていてかわいそうだからごはんさんちょうだいね!!!」
「・・・・・・・・・ゆ??」
何を言っているんだこのれいむはとドスまりさは思ってしまった。
「れいむはしんぐるドスなんだよ!やさしくしなきゃいけないんだよ!!だからごはんさんちょうだいね!!!」
「「「「なんでそうなるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!」」」」
「むきゅう!まちなさい!!しんぐるドスといったわね?!どういうことなのかしら??!」
ぱちゅりーが解からない単語に反応し、ドスれいむに質問した。
「れいむはひとりでドスをやっているからだよ!!」
ぱちゅりーはドスれいむの言葉が理解できなかった。
恐らくしんぐるマザーをドスバージョンにしただけだろう。
確かに一匹のゆっくりではどうにもならないことぱちゅりーは理解しているが、
このドスれいむが言っていることは自分がかわいそうだから何か寄越せと駄々をこねているように見えた。
「それだったらこのむれのドスだってそうよ!おなじしんぐるドスだわ!!」
「なにいってるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!それはれいむのとっけんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!」
「むきゃあああああ??!」
滅茶苦茶である。
ぱちゅりーはそんな暴論が信じれなくて体調を崩してしまった。
ドスまりさもこのドスれいむにこれ以上付き合ってはまずいと思い、ドスれいむの前に出た。
「そこまでだよ!!れいむ・・・わるいけどかえってもらえるかな」
「なにいってるのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!このゆっくりなしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
人でなしとでも言いたいのだろう。
「で、でもドス・・・ちょっとくらいわけても・・・」
「そうだよ!!!!そこにあるごはんさんぜんぶよこしてね!!!!」
「「「「「ゆええええええええええええええええええええええええええええ????!!!」」」」」
「これはれいむたちとおちびちゃんたちのごはんさんだよ!!!」
「そうだぜ!!このドスはなにいっているんだぜ??!」
「とかいはじゃないわ!!!」
「うるさああああああああああああああああいいいい!!!!さっさとれいむによこせええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「「「「「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!??」」」」」
先ほどの歌を歌ったとは思えないほどの豹変振りである。
その時ドスまりさは、
「ドススパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアクッ!!!!」
ドススパークを放った。
ドススパークはドスれいむに直撃したが顔を焼けどした程度であった。
ドスまりさが手加減したのである。
ゆっくりからすれば物凄い痛いのだが・・・
「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!ドスのきれいなかおがあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ドスれいむはあまりの痛さに暴れていたが森に向かって駆け出した。
「もうやだ!!!おうぢがえるうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」
逃げたようだ。
ドスまりさは群れのゆっくりたちの安否を確認し、安心した。
「なんだったんだろ・・・・あのれいむ・・・・」
あれからドスまりさはあのれいむのことが気になり、ドス会議で講義することにした。
ドス会議とは近くに住む群れを治めているドスまりさ同士の月に一度の会議である。
群れに変化は無いか、食料に困っていないか、他の群れの様子はどうかなど話し合うのが目的の会議であった。
今回ドスまりさはあのドスれいむのことを他の群れのドスまりさに話したが、
予想外のことが起こっていた。
「ゆうう??!!まりさのところにもきたのおおおおおおお???!!」
「そうだよ、そっちにもきてたんだね・・・」
「まりさのむれなんかいきなりおそってきたんだぜ・・・・ドススパークでおいはらったけど・・・」
「ま、まさかほかのむれにもいっていたなんて・・・・」
「ゆっくりできないれいむなんだぜ」
ドスまりさたちは唸った。
あのドスれいむをどうしようかと。
このままドスれいむを放っておけばまた何かしでかすかもしれない。
別の群れのドスまりさはあのドスれいむがどこにいったか探したが全く見つからなかった。
どこにいるのかわからない。
そんな状態で群れのゆっくりたちに捜索に出したくはなかった。
相手は仮にもドスである。普通のゆっくりでは返り討ちにされるのが関の山である。
「どうしたら・・・・・・・・」
「所長さんにそうだんしようよ」
「「ゆっ??!!」」
別の群れのドスまりさはそう言った。所長さんに相談しようと。
所長さんとはあの加工所本部の所長だ。
この森の向こうに大きな丘があり、そこには所長の家がある。
何故そんなところに家があるのかというと実はこの森の地下には加工所本部があるのだ。
あまりにも広大な施設なためこの森の地下まで広がっているおり、所長の家はその上にあった。
所長の家は加工所本部と繋がっており、自分用のエレベーターまである。
家も所長がデザインし、畑まで作ってあった。
もちろんこんなところに家があってはゆっくりが家に侵入するか畑を荒らすかだが、
そんな愚行をしたゆっくりたちは所長と所長の飼いゆっくりたちの玩具かおやつにされた。
以前このドスまりさたちは丘の上に会った野菜畑を見つけそこをゆっくりプレイスにしようと考えていたのだが、
畑に入ったドスまりさたちはことごとく返り討ちにあった。
悪魔のような虐待とゆっくりを食べる姿を見てドスまりさたちはこの人間には勝てないと悟り、群れのみんなだけは助けて欲しいと懇願したところに所長が、
「じゃあ、この森の向こうを管理してほしい」と言ってきたのだ。
ドスまりさたちは最初何故そんなことをと疑問に思ったが考える間もなく了承してしまった。
森の向こうとは現在ドスまりさたちの群れがある部分である。
所長は管理の仕事としてこの条件を出した。
・赤、子ゆっくりたちにはきちんと教育すること。
・ゲスは捕獲しこちらに渡すこと。
・森を管理すること。
以上である。
ドスまりさたちはこの条件を呑み今の群れを作り上げたのだ。
ここまで来るのに相当苦労したがおかげでゆっくりできていた。
ゲスは畑を襲う際に全員やられている。
恐らく所長がわざとゲスのみ食べてしまったのだろう。
ドスまりさは何故自分たちを生かし、森の管理をさせるのかと聞いたら、
「俺がそうしたかっただけ」と答えた。
何か隠してそうな返答だったが所長の気さくな性格せいですっかり仲良くなり今に至る。
ドスまりさはそこにいる所長にドスれいむのことについて相談しようと考えたのだ。
「そんなこと所長さんにいってめいわくにならないかな・・・・」
「でもほかにほうほうはないよ・・・」
「いくしかないんだぜ」
ドスまりさたちは腹をくくり所長の家に行く事にした。
ドスまりさたちは所長の家に着いた。
距離はかなりあったがドスが歩くには苦労しない距離であるが。
「所長さん!!まりさだよ!」
ドスまりさが所長を呼ぶ。
すると家の中から所長が出てきた。
「おぃーす、なんかようかドス。俺は今れみりゃを蒸し焼きにして食おうとしてたんだが」
「ゆゆ、しょくじちゅうだったんだね。でもまりさたちのなやみにそうだんしてほしいよ」
「ほう、群れになんかあったのか」
「じつは・・・・・」
ドスまりさ説明中・・・・・・・・・・
「ドスれいむ?」
「そう」
「ドスになったれいむか、初めて聞いたな」
所長はドスまりさたちの話に興味を持ったようだ。
「おもしろそうだな、そのドスれいむは俺が相手にしよう」
「ほんとう?!」
「ドスれいむなんて研究のし甲斐があるじゃないか」
ドスまりさたちは喜んだ。
所長とドスまりさたちが森へドスれいむを探そうと決めたとき、森の向こうからちぇんがやってきた。
「どすうううううう!!!!たいへんなんだよおおおおおおおおおおおおお!!!」
「ちぇん??!どうしたの??!」
ちぇんが息を切らしながらドスまりさの元へやってきた。
様子からして良からぬ事が起こったのだろう。
「あのれいむがむれをのっとっちゃったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ゆんだってええええええええええええええええええええええええ????!!!」
ちぇんの話によるとドスまりさの居ない間、群れにドスれいむがやってきて子ゆっくりたちを人質にとり群れの食糧を食い漁っているそうだ。
さらにドスれいむはご飯が足りないから獲って来いと言って群れのゆっくりたちに狩りに行かせているのである。
「ゆうううう!!ドスがいないあいだにぃぃぃいいい!!」
「事は急を要するみたいだな」
「む~しゃむ~しゃ・・・しあわせえええええええええええええええええ!!!!!」
「「「「ちあわせえええええええええええええええ!!!!」」」」
群れは悲惨なものだった。
ドスれいむに歯向かおうとしたゆっくりは制裁され見せしめに子ゆっくりを数匹潰されていた。
群れのゆっくりたちはこれ以上自分たちの子供を潰されないよう必死に食料を探し、
人質である子ゆっくりたちはドスれいむの周りにいる子れいむたちの遊び道具になっている。
「れいみゅのたいあちゃりをくらっちぇね!!」
「いちゃいいいいい!!!!」
「げらげらげら!!!いいざみゃだね!!!」
「はやくごはんさんもってきてね!!!いますぐだよ!!」
ドスまりさたちが群れに着いた時にはそんな状況になっていた。
参謀であるぱちゅりーはすぐさまドスまりさの元へ駆け寄った。
「むきゅう!ドスごめんなさい!!ぱちゅがふがいないばかりにおちびちゃんたちが・・・!!」
「ぱちゅりーのせいじゃないよ!わるいのはあのドスれいむだよ!!!」
ドスまりさはドスれいむを睨む。
よく見たら最初群れに来たときには見かけなかった子れいむたちがいる。
あの子れいむたちは何だとぱちゅりーに聞いたら。
「あれはあのれいむのおちびちゃんよ。どうやらうみすぎてしょくりょうにこまってたみたい」
「ゆ??!むれのしょくりょうにこまっていたんじゃないの??!」
「自分で獲りにいくのがめんどいから他の群れから食料を貰おうとしたんだな。ドスれいむならぬドスでいぶだな」
この子れいむたちはこのドスれいむがドスになる前に身ごもっており、ドスなった数日後に産まれた正真正銘のドスれいむの子供である。
番のゆっくりはドスになった際に潰れてしまった。
ドスまりさは普段は見せない怒りの顔でドスれいむの前へ出る。
「そこまでだよれいむ!!いいかげんにしてね!!!」
「ゆっ?!だれかとおもったらかわいそうなれいむにごはんさんをやらなかったドゲスなまりさだよ!!」
言葉からして相当なゲスっぷりである。
ドスまりさはドスれいむに一つ聞きたいことがあった。
「ひとつきくよ!!れいむはむれのしょくりょうにこまっていたんじゃないの??!」
「そうだよ!!」
「それはむれのゆっくりじゃなくてれいむのおちびちゃんたちだよね??!じぶんのおちびちゃんたちのためになんでじぶんでごはんさんをとってこないの?!」
「はぁぁあああああああああああああああああああああ???!!なにいっているのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!
れいむはしんぐるドスなんだよオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお??!!
ひとりでむれのみんなをやしなってたいっへんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお????!!!!!
れいむのおちびちゃんはりっぱなむれのいちいんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
れいむはすっごくたいっへんくろうしているんだからごはんさんをもらうのはあたりまえでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「めちゃくちゃだよ・・・」
どうやらこのドスれいむ、自分の子供を群れの一員と考えているようだ。
ドスの周りにゆっくりがいる→群れである→周りにおちびちゃんがいるからおちびちゃんたちは群れの一員→群れのドスはれいむだけ→一人でドスをやっっていて大変→だから食べ物寄越せ。
ドスれいむの頭の中ではこういう図式になっていた。
「こういうバカには何言っても無駄さ」
「にしてもひどすぎるよ・・・」
所長がドスまりさをたしなめるがさすがに同じゆっくりでもこのドスれいむの横行は理解しがたいものらしい。
とりあえず所長はドスれいむを止めるために一歩前へ出た。
「おい、三週間前の腐った糞饅頭」
「どういうことなのおおおおおおおおおおおお???!!・・・・ゆっ??!なんでにんげんがここにいるの??!」
「ドス共がてめえに迷惑してんだよ。一人で子育てもできねえ糞母性(笑)の黒カス汚物饅頭なんかは俺が相手になってやる」
「・・・・所長さんあそんでるよね」
「うん」
「ゆぎいいいいいいい!!!!このくそじじいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
所長にバカにされ切れたドスれいむは所長を踏み潰そうとした。
だがその動きよりも速く動き所長は踏み潰しを回避した。
「ゆがあああああああああああああ!!!!なんでよけるのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「いや避けなきゃ危ないだろ」
ドスれいむはもみ上げを振り回し所長を吹き飛ばそうとしたが、
所長はいち早くそれに感知し、ドスれいむのもみ上げが届かない場所へこれまた回避。
「お前とろいなぁ・・・」
「うるさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「所長さん!!みんなをたすけたよ!」
「ゆ??!!」
「よし」
ドスまりさたちはドスれいむが所長に気をとられているうちに子ゆっくりの救出に向かっていた。
所長はわざとドスれいむを挑発し、群れの子ゆっくりたちから引き離したのだ。
群れの親ゆっくりたちに囲まれた子れいむたちは捕らえられ、今度は群れのゆっくりたちに虐められていた。
「このくそがきいいいいいいいいいい!!!よくもおちびちゃんをおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「いなかものおおおおおおおおおおおおおお!!!!ただですむおもったらおおまちがいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「せいさいなんだよおおおおおおおお!!!わかってねえええええええええええええええええ!!!」
「ゆぴゃあああああああ!!!いぢゃいいいいいいい!!!!」
「ゆるちてえええええええ!!!きゃわいいれいみゅをゆるちてええええええ!!!」
「おねえちゃんはどうなってもいいからあああああああああああ!!!」
「「「どぼじてしょんなこというのおおおおおおおおおおお!!??」」」
「おちびちゃんたちがあああああああああああああああああああああ!!!!!」
ドスれいむは群れのゆっくりに捕らえられている子れいむたちを助けようとしたが、ドスまりさたちに阻まれてしまった。
「ゆぐっ!?そこをどいてね!!いますぐだよ!!」
「おことわりするよ!!」
「むれのみんなをいじめたばつをうけてね!!」
さすがにドスれいむといえど三匹のドスまりさ相手では太刀打ちできない。
しかしドスれいむには秘策があった。
「ゆふふ、しかたがないね。これをつかうひがくるとはおもわなかったよ!!!」
ドスれいむは息を大きく吸い、歌いだした。
ドスまりさたちはおうたを歌ったドスれいむは何をやっているのだろうと思ったが、
一匹のドスまりさはドスれいむのおうたのことに気がついた。
そうドスれいむのおうたにはゆっくりオーラに似た力があり、
その歌を聞いたゆっくりはたちまちゆっくりしてしまう。
つまり、
「「「「「ゆっくり~~~~~」」」」」
こうなる。
おうたを聞いたゆっくりたちは力が抜けてゆっくりしてしまった。
ドスまりさたちもだ。
なんとかして起きようとしたが本能が勝ってしまい、
ゆっくりしすぎてしまったのか全員寝てしまった。
それを見たドスれいむは高らかに勝利宣言した。
「ゆははははは!!!やっぱりさいごはドスがかつんだよ!!」
「へー」
「せいぎはかつんだよ!!」
「そう」
「かわいくてごめんね!!?」
「それ関係ないよね」
「ゆはははは・・・・・・さっきかられいむはだれとしゃべっているの?」
「俺」
「・・・・・・・・・な、なんでゆっくりしてないのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」
「あんな歌でゆっくりできるか」
所長だけは起きていた。
理由はあのおうたは所長の好みではなかったので単にゆっくりできなかっただけである。
「まあ、隙だらけだしお前をフルボッコするわ。てゐっ!!」
「ゆべばああああああああ!!!!」
所長に殴られ転がるドスれいむ。
動けないことをいいようにさらに追い討ちをかける。
ボコッ!!ドガッ!!
「いだいいいいいい!!!やべろおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ふーん、皮は結構厚いな」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!
「ゆばらげどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ドスれいむは群れのゆっくりたちが起きるまで殴られ続かれた。
顔、あんよには殴られた後が残っており、所々餡子が染み出ている。
事件は解決し、ドスまりさは所長にお礼を言った。
「所長さんありがとう」
「けっこうたのしませてもらたわー、このドスれいむは貰っていいよな?」
「べつにいいけど」
所長はドスれいむのもみ上げを引っ張り持ち帰ろうとした。
「いだいいいいいいいいいいい!!!!」
「いい悲鳴だ」
「そうかな・・・・」
ドスまりさは所長が帰る前に改めてあのことを聞いた。
何故自分たちを生かし、森を管理させるかと聞いたら、
「全てのゆっくりは俺のもの。生かすも食べるのも虐待するもおれ次第♪」
そう答えた。
ドスまりさたちは改めて所長の器の大きさを感じたのであった。
数日後、ドスれいむの子供だった子れいむたちはゆっくり放置プレイの刑で全員飢え死んでしまった。
ドスれいむはというと加工所に連れて行かれ研究部でその生態を研究されている。
加工所ではドスれいむを増やしたいという意見もあり、
どうしようかと悩んでいたところ「ドスまりさとすっきりーしたらいいんじゃね?」という所長の意見から見事ドスれいむの量産に成功した。
ドス同士では生まれてくる子供は全てドスになるようである。
今では二世代、三世代のドスれいむが加工所内でゆっくりできない日々を送り続けている。
「どぼじでぇええ・・・・・れいむはドスなのに・・・・」
「じゃあドス、もっとすっきりーしてくれ」
「わかったよ」
「もうやべでええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「おちびちゃんはゆっくりできるんだからいいじゃないか」
最初のドスれいむは子供が産めなくなるまですっきりーされ続けた。
その後職員たちのサンドバックにされ無理やり生き続けていった。
ここで疑問に思うことがある。
ドスれいむはどこから現れたのか?何故見つからなかったのか?
そもそもあのドスれいむはなんなのか?
謎は未だに残ったまま。
ドスまりさはそのことに疑問に思ったがすぐに忘れてしまった。
あとがき
久しぶりです。
餡子ンペ投票ありがとうございます。
愛で、笑い賞で2位だったよ。
え?別にすごくない??そんなこと言わないで!!
今回ドスれいむを書いたよ、きっかけはモンハンあきさんの単品絵からさ。
独自設定がいっぱいだけど大体こんな感じだよね?
他の作家さんたちがドスれいむを出現させてくれないかな~)チラッ
今まで書いたもの
加工所本部 前編・後編
れいむその後
まりさその後
14番れいむのその後
れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編
あいつらの違い
れいむはいい飼いゆっくりさ
折れた「ぐんぐにる」