ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2236 人工ゆっくり2
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ankoss
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観察 差別・格差 日常模様 ペットショップ 夏休みの絵日記
不可解ながらもゆっくりの生態がわかってきて、ブリーディングもずいぶん幅が広くなった。
今日も暑い。ペットショップに冷やかされに行こう。
「こんにちは、おにいさん。今日もありすに会いにきてくれたのね。うれしいわぁ。少しお話していって?」
店頭に飾られた鳥かごの中から長髪ありすが迎えてくれた。相変わらずスゴイ値段がついている。
「こんちわ。悪いけどまた今度な。」
「んもぅ…、つれないのねぇ。ごきげんよう、ゆっくりしていってね。」
ありすと話すネタはもう無くなってしまったし、暇つぶしに来るような奴では逆立ちしたって買える値段じゃない。
こんなに良くできたありすでも売れ残っているのは何故だろう。高すぎて逆に売れないのか。ただの客寄せか。
人気商品たちの挨拶を軽く受け流して店の奥に入る。空調が届かず淀んだ冷気が固まっているセールス品コーナー。
やはり涼むならここがいい。陳列棚のガラス窓を覗き込むと、いつものメンツが互いを押しのけながら集まってきた。
「ゆゆーっ!かわいいれいむをここから出せー!このくそどれいー!」
「ゆっきゃああっ!れいむはどいてね!まりささまが人間にてっけんせいっさいっするよ!!」
数か月あしげく通ってるんだから、いい加減、顔を覚えてもよさそうなもんだ。それができないから
ここに移されたんだろうけど。ガラス戸を叩いてまだ気づいていないやつらも呼び寄せる。
「ゆゆっ!おにーさんんんん!!今日こそちぇんを買うんだねー!?わかるよーーっ。」
「この前はひどいこと言ってごめんなさいーっ!ぱちぇを連れていってくださいーっ。」
「このいなかものー!ありすを置いて先に帰るなんて、どんだけバカなの!?しぬの!!?」
覚えているのもいるようだ。単に人間の見分けがついてないだけかもしれない。買うと言った覚えもないし。
ガラス戸に張り付いて文句を言うやつらを尻目に、ケージの中央ではゆっくりたちの大道芸が始まっている。
帽子を投げたり歌ったり踊ったり、毎度毎度バカバカしいくらい変わり映えのない自己セールス。
芸を披露しつつもなるべく自分が目立つように、ケージの真ん中やライトの良く当たる場所を奪い合う。
どいつもこいつも互いに邪魔しあって満足に披露できず、そのことを罵りあって益々芸をお披露目できない。
結局喜んでるのは俺のような観察派だけで、売上にまったく貢献できてないんだから。
周りを見る余裕もないんだろうなぁ。出し抜くって発想を教えたらもっと面白くなりそうだ。
「ゆぎぎーっ!まりさのありがたいうんうんをくらうんだぜー!!くらったらさっさとまりさを出せーっ!!」
「なにやってるのぉお!?にんげんさんがアッチにいったらどーするのぉおおお!!バカなまりさはどけぇええ!!」
「むきゅむきゅっ、けんじゃなぱちぇがお顔を出すからみんなどきなさいっ!!」
「ちぇんはこんなに高いとこまでのぼれるよー!!!わかったらちぇんを買ってねー!!!」
「見さえすれば、見さえすればにんげんなんてイチコロなのにぃ!!いなかものはどきなさいいぃ!!」
ゆっくり全体がじりじりと前面に集まってきている。一番前のやつは今にも押しつぶされそうだ。
ガラス戸を平手で軽く叩いてやると、驚いて一斉にぷくーっと膨れた。行き場を失って奥にゴロゴロ転がっていく。
あちこちにぶつかって泣きじゃくり、痛みが治まるとこちらに向かって罵声をぶつけてくるのでまたガラスを叩いた。
びゃあっと鳴いたあとまたぷくーっと膨れて、疲れたら罵声を吐きだすのでもう一度叩いて脅かす。また膨れる。
面白くて何度も繰り返したら、膨らんだままこちらを睨んで動かなくなってしまった。今日はここまでか。
空調の真横にある生き餌のケージも覗いてみる。飾りをむしられヘラヘラ笑っているれいむ。
うんうんに腰を振り続けるありす。頬の内側をくちゃくちゃ噛むまりさ。自分の尻尾を延々と追いかけるちぇん。
ここのゆっくりはもう自分を売り込もうとか逃げ出そうとかいう姿勢がない。ひたすらゆっくりしようとしている。
自分が買われたらどうなるかを俺がしっかり教えてあげたからだろう。
まだ元気そうなやつに、買ってやろうか?と声をかけてみた。すると、自分がいかにダメなゆっくりか
精一杯の逆アピールをかましてきた。ゆっくりが自分を否定するというのは中々笑える。
ゆっくりするために生まれてきたはずの自分が必死に媚を売らなければならず、死にたくない一心で
ゆっくりできない行動を繰り返すうちに、自分は本当にゆっくりできない存在だと思い知らされる。
ここにはゆっくりの全てがある…というのは言いすぎかな。…店員が出てきた。まだ外は暑そうだなぁ。
使い捨て『冷やしちるの』(300円。叩くと冷える。)だけ買って帰るか。
by 4byte
観察 差別・格差 日常模様 ペットショップ 夏休みの絵日記
不可解ながらもゆっくりの生態がわかってきて、ブリーディングもずいぶん幅が広くなった。
今日も暑い。ペットショップに冷やかされに行こう。
「こんにちは、おにいさん。今日もありすに会いにきてくれたのね。うれしいわぁ。少しお話していって?」
店頭に飾られた鳥かごの中から長髪ありすが迎えてくれた。相変わらずスゴイ値段がついている。
「こんちわ。悪いけどまた今度な。」
「んもぅ…、つれないのねぇ。ごきげんよう、ゆっくりしていってね。」
ありすと話すネタはもう無くなってしまったし、暇つぶしに来るような奴では逆立ちしたって買える値段じゃない。
こんなに良くできたありすでも売れ残っているのは何故だろう。高すぎて逆に売れないのか。ただの客寄せか。
人気商品たちの挨拶を軽く受け流して店の奥に入る。空調が届かず淀んだ冷気が固まっているセールス品コーナー。
やはり涼むならここがいい。陳列棚のガラス窓を覗き込むと、いつものメンツが互いを押しのけながら集まってきた。
「ゆゆーっ!かわいいれいむをここから出せー!このくそどれいー!」
「ゆっきゃああっ!れいむはどいてね!まりささまが人間にてっけんせいっさいっするよ!!」
数か月あしげく通ってるんだから、いい加減、顔を覚えてもよさそうなもんだ。それができないから
ここに移されたんだろうけど。ガラス戸を叩いてまだ気づいていないやつらも呼び寄せる。
「ゆゆっ!おにーさんんんん!!今日こそちぇんを買うんだねー!?わかるよーーっ。」
「この前はひどいこと言ってごめんなさいーっ!ぱちぇを連れていってくださいーっ。」
「このいなかものー!ありすを置いて先に帰るなんて、どんだけバカなの!?しぬの!!?」
覚えているのもいるようだ。単に人間の見分けがついてないだけかもしれない。買うと言った覚えもないし。
ガラス戸に張り付いて文句を言うやつらを尻目に、ケージの中央ではゆっくりたちの大道芸が始まっている。
帽子を投げたり歌ったり踊ったり、毎度毎度バカバカしいくらい変わり映えのない自己セールス。
芸を披露しつつもなるべく自分が目立つように、ケージの真ん中やライトの良く当たる場所を奪い合う。
どいつもこいつも互いに邪魔しあって満足に披露できず、そのことを罵りあって益々芸をお披露目できない。
結局喜んでるのは俺のような観察派だけで、売上にまったく貢献できてないんだから。
周りを見る余裕もないんだろうなぁ。出し抜くって発想を教えたらもっと面白くなりそうだ。
「ゆぎぎーっ!まりさのありがたいうんうんをくらうんだぜー!!くらったらさっさとまりさを出せーっ!!」
「なにやってるのぉお!?にんげんさんがアッチにいったらどーするのぉおおお!!バカなまりさはどけぇええ!!」
「むきゅむきゅっ、けんじゃなぱちぇがお顔を出すからみんなどきなさいっ!!」
「ちぇんはこんなに高いとこまでのぼれるよー!!!わかったらちぇんを買ってねー!!!」
「見さえすれば、見さえすればにんげんなんてイチコロなのにぃ!!いなかものはどきなさいいぃ!!」
ゆっくり全体がじりじりと前面に集まってきている。一番前のやつは今にも押しつぶされそうだ。
ガラス戸を平手で軽く叩いてやると、驚いて一斉にぷくーっと膨れた。行き場を失って奥にゴロゴロ転がっていく。
あちこちにぶつかって泣きじゃくり、痛みが治まるとこちらに向かって罵声をぶつけてくるのでまたガラスを叩いた。
びゃあっと鳴いたあとまたぷくーっと膨れて、疲れたら罵声を吐きだすのでもう一度叩いて脅かす。また膨れる。
面白くて何度も繰り返したら、膨らんだままこちらを睨んで動かなくなってしまった。今日はここまでか。
空調の真横にある生き餌のケージも覗いてみる。飾りをむしられヘラヘラ笑っているれいむ。
うんうんに腰を振り続けるありす。頬の内側をくちゃくちゃ噛むまりさ。自分の尻尾を延々と追いかけるちぇん。
ここのゆっくりはもう自分を売り込もうとか逃げ出そうとかいう姿勢がない。ひたすらゆっくりしようとしている。
自分が買われたらどうなるかを俺がしっかり教えてあげたからだろう。
まだ元気そうなやつに、買ってやろうか?と声をかけてみた。すると、自分がいかにダメなゆっくりか
精一杯の逆アピールをかましてきた。ゆっくりが自分を否定するというのは中々笑える。
ゆっくりするために生まれてきたはずの自分が必死に媚を売らなければならず、死にたくない一心で
ゆっくりできない行動を繰り返すうちに、自分は本当にゆっくりできない存在だと思い知らされる。
ここにはゆっくりの全てがある…というのは言いすぎかな。…店員が出てきた。まだ外は暑そうだなぁ。
使い捨て『冷やしちるの』(300円。叩くと冷える。)だけ買って帰るか。
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