ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2324 本の虫 1頁
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ankoss
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本の虫 1頁 5KB
愛で 観察 小ネタ 日常模様 希少種 現代 独自設定 シリーズものなんてなかった
・40回目
・小ネタです。
・ゆっくりこあくま。
・多分初めてのシリーズ物になる予定きっとおそらくあるいは。
・オチなんてなかった。
・ていうかSSじゃない。
・ヨロシクオネガイシマス
夏が終わっても、地球温暖化のせいかまだまだ日中は暑い。
大学生で遅れてやってきた夏休み真っ最中の僕は、涼と暇潰しの本を求めて、市立図書館に来ていた。
図書館は、貧乏暇恋人無し三拍子揃った僕には、実に良い場所だ。午後五時に閉館することを除けば理想郷とも言って良い。
先週借りた本を返却してから、同じく涼を求めてきたドサ回りのおっさんや絵本を読む親子連れ達に混じって、推理小説の棚へ。
最近は、ゆっくりがギミックに取り入れられた推理物がブームらしくて、そのカオス推理小説と銘打たれる本が昔ながらの推理小説を、徐々に発行部数で上回っている。
小学生のときから推理小説を人並みに読んでいる身としてはなんとも言えない気分になる。
論理建てされたカオスってどうなんだ。
まぁ、どちらにしても推理物として楽しいかどうかは、物によりけりなのは変わらない。
両読者で激しい論争を交わしている人達には悪いけど。
僕の趣味に合っていて、楽しければそれで良いや。
江戸川乱歩の人間椅子の話と、二葉としあきの赤ゆ量産殺人事件を手に取りつつなんとなくそんなことを考えていると、ふと視線を感じた。気がする。
左を向いてみる。
誰もいない。
右を向いてみる。
小さい女の子が横切っただけ。
前を向いてみる。
本の背表紙。
下を向いてみる。
ただの床だ。
上を向いてみる。
目があった。
「ゆ、あ、・・・どうも」
赤銅色の長髪。
頭には、悪魔の羽が左右対照についている。
クリッとした髪と同じ色の瞳。
そして、なにより独特な下膨れ。
あまり見かけないゆっくりが本の最上部から顔を半分乗り出して僕の手元の本を覗いている。
ゆっくり・・・。
ゆっくりが図書館にいるのは、そう珍しいことじゃない。
純正飼いゆっくりの証である飴玉を埋め込まれた飼いゆっくりが普通に絵本を読んでいたり、野良ゆっくりがたまに紛れこんでいたりする。
まぁ、後者は発見され次第、追い出されるか近くの市役所から駆除課がやってくるけど。
「あー、あのできればらんぽさんのそのほんかしてください?」
もしかしたら飼いゆっくりの迷子だったりすると困るし、司書の人に教えようかと辺りを見渡していると、そのゆっくりが微妙におかしいイントネーションでそんなことを言ってきた。
らんぽさん。
というのは、やっぱり江戸川乱歩の事かなぁ。さっき覗いてた目線的にも。
辺りに司書の人はいないようなので、とりあえず要求通りに本を差し出してみる。
「ゆぁ、ありがとうございます」
あっさりとしたお礼を言いながらそのゆっくりは、本を器用に口でくわえ、上半身を引っ込めて見えなくなった。
さっきのゆっくりはなんだったんだろう。
首を傾げていると、ちょうど良いタイミングで、本の整理をしながら司書のお姉さんが来てくれた。
声をかけて、ついさっきのゆっくりについて話してみると、朗らかに話してくれた。
とある資産家であり本の虫でもあった老人が資産分配の折に、今まで自分の集めた本を全て地域の図書館に寄付するように遺言に書き記していたらしくて、この図書館にある本の五分の二はその老人の蔵書だったらしい。通りで、最近やけに本が増えた気がしてたわけだ。
その遺言には、老人が飼っていた十数体のゆっくりの処遇も記されていて遺族がほとんどのゆっくりを引き取ったようで、今も幸せに暮らしているとか。
だけど、さっき見たゆっくり。
ゆっくりこあくまだけは、遺族に引き取られるのを拒んで、ひたすらに老人の残した本を読んでいたらしい。老人が一番可愛がっていたらしいゆっくりこあくまは、主人の残した本から離れたくなかったようだ。
仕方がないので、ゆっくりこあくまも図書館に寄付という形で引き取られることになり、今も本を読む日々を過ごしているんだとか。
「閉館したあとの世話は司書が持ち回りでやってますね」
「なるほどなぁ・・・でも大変じゃないですか? ゆっくりといっても世話するとなると」
「大人しい子ですからね。本を読んでる時は、特に。それに、私達にとってはもう、図書館の一部みたいに思ってますから。じゃあ、私は仕事に戻りますね」
「あ、ありがとうございました」
「本は大事に扱ってあげてくださいね」
棚の上を見上げて、本を読んでいるはずのゆっくりこあくまに微笑んでから司書のお姉さんは、戻っていった。
司書のお姉さんが去ったあと、手持ち無沙汰になったので、近くの椅子に座ってゆっくり量産殺人事件を読むことにした。
ページをめくりながら、ふと考える。
老人の残した本を読破する為に、図書館に住むゆっくり。
それはなかなか面白いかもしれない。
どうせ暇な夏休みだし、通い詰めてゆっくりこあくまのことを調べるのも面白い。ゆっくりが好きな本も気になる。
事実は小説よりも奇なり。本を読むだけになるところだった夏休みに楽しみが出来た。
一人でニヤニヤしながら本を読んでいると、ふと館内アナウンスが鳴った。
気付いたらもう閉館の時間らしい。
ふと、ゆっくりこあくまの方を見ると棚から降りて、本を元の場所に器用に戻していた。
ちょうど読み終わったところだったので、僕も本を戻す。
ちなみに感想はただ一個。これただのゆ虐・・・。
ふわふわ浮遊しながら僕の後ろを通り過ぎて、カウンターの方へ行こうとするゆっくりこあくまにふと、お決まりの言葉を言ってみたくなった。
「ゆっくりしていってね」
振り返ったゆっくりこあくまは一言。
「ゆぅ、としょかんではおしずかに」
怒られた。正論だった。
そんなわけで、今年はそんな夏休みが始まった。
読了はいつだろう?
アトガキ
シリーズ物にしたい。
でも、できないんだろうなぁ・・・テロップないし。
ということでゆっくりこあくまです。こあです。
ほとんど設定ないからどういう風にすればいいか分かりません。
ちょいちょい肉付けしていけるといいなあ・・・。
ご読了ありがとうございました。
やまめあき(仮)
【妄想で書いたもの】
かり
・ト●
・くちばしにチェリー
・デスクトップガジェット
・ゆっくりつくーる
・夢想天生
・スペクタクルスパイダーウーマン
・つるべおとし
・ゆっくりのおもちゃ
・いまじん
・スポイラー
・ラブドール
・益虫? 害虫?
・スィークリング
・てゐ!
・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?
・箱、無音、窓辺にて
・世はまこと遊技である
・かえるのこはかえる
・川辺の海賊
・水橋姫
・トス
・ちょっとの時間にゆっくり虐め
・げんそうきょーのみこ
・狼は良い獣
・四股ふみれいむ
・みょみょの奇妙な冒険
・ゆんやー機
・ぼくらのヒソーテンソク
・ソウルいーたー
・どう付き?
・あつがなつい
・一年捨て傘に注意
・めーさく
・ゆっくりふらんとプランター
・【ゆっくりサマナー 黒裏トシアキ対緩慢獣】
・本の虫 1頁
(スキマ送り)
・(スキマ送り)
(スキマ送り)
・(スキマ送り)
・(スキマ送り)
・(スキマ送り)
愛で 観察 小ネタ 日常模様 希少種 現代 独自設定 シリーズものなんてなかった
・40回目
・小ネタです。
・ゆっくりこあくま。
・多分初めてのシリーズ物になる予定きっとおそらくあるいは。
・オチなんてなかった。
・ていうかSSじゃない。
・ヨロシクオネガイシマス
夏が終わっても、地球温暖化のせいかまだまだ日中は暑い。
大学生で遅れてやってきた夏休み真っ最中の僕は、涼と暇潰しの本を求めて、市立図書館に来ていた。
図書館は、貧乏暇恋人無し三拍子揃った僕には、実に良い場所だ。午後五時に閉館することを除けば理想郷とも言って良い。
先週借りた本を返却してから、同じく涼を求めてきたドサ回りのおっさんや絵本を読む親子連れ達に混じって、推理小説の棚へ。
最近は、ゆっくりがギミックに取り入れられた推理物がブームらしくて、そのカオス推理小説と銘打たれる本が昔ながらの推理小説を、徐々に発行部数で上回っている。
小学生のときから推理小説を人並みに読んでいる身としてはなんとも言えない気分になる。
論理建てされたカオスってどうなんだ。
まぁ、どちらにしても推理物として楽しいかどうかは、物によりけりなのは変わらない。
両読者で激しい論争を交わしている人達には悪いけど。
僕の趣味に合っていて、楽しければそれで良いや。
江戸川乱歩の人間椅子の話と、二葉としあきの赤ゆ量産殺人事件を手に取りつつなんとなくそんなことを考えていると、ふと視線を感じた。気がする。
左を向いてみる。
誰もいない。
右を向いてみる。
小さい女の子が横切っただけ。
前を向いてみる。
本の背表紙。
下を向いてみる。
ただの床だ。
上を向いてみる。
目があった。
「ゆ、あ、・・・どうも」
赤銅色の長髪。
頭には、悪魔の羽が左右対照についている。
クリッとした髪と同じ色の瞳。
そして、なにより独特な下膨れ。
あまり見かけないゆっくりが本の最上部から顔を半分乗り出して僕の手元の本を覗いている。
ゆっくり・・・。
ゆっくりが図書館にいるのは、そう珍しいことじゃない。
純正飼いゆっくりの証である飴玉を埋め込まれた飼いゆっくりが普通に絵本を読んでいたり、野良ゆっくりがたまに紛れこんでいたりする。
まぁ、後者は発見され次第、追い出されるか近くの市役所から駆除課がやってくるけど。
「あー、あのできればらんぽさんのそのほんかしてください?」
もしかしたら飼いゆっくりの迷子だったりすると困るし、司書の人に教えようかと辺りを見渡していると、そのゆっくりが微妙におかしいイントネーションでそんなことを言ってきた。
らんぽさん。
というのは、やっぱり江戸川乱歩の事かなぁ。さっき覗いてた目線的にも。
辺りに司書の人はいないようなので、とりあえず要求通りに本を差し出してみる。
「ゆぁ、ありがとうございます」
あっさりとしたお礼を言いながらそのゆっくりは、本を器用に口でくわえ、上半身を引っ込めて見えなくなった。
さっきのゆっくりはなんだったんだろう。
首を傾げていると、ちょうど良いタイミングで、本の整理をしながら司書のお姉さんが来てくれた。
声をかけて、ついさっきのゆっくりについて話してみると、朗らかに話してくれた。
とある資産家であり本の虫でもあった老人が資産分配の折に、今まで自分の集めた本を全て地域の図書館に寄付するように遺言に書き記していたらしくて、この図書館にある本の五分の二はその老人の蔵書だったらしい。通りで、最近やけに本が増えた気がしてたわけだ。
その遺言には、老人が飼っていた十数体のゆっくりの処遇も記されていて遺族がほとんどのゆっくりを引き取ったようで、今も幸せに暮らしているとか。
だけど、さっき見たゆっくり。
ゆっくりこあくまだけは、遺族に引き取られるのを拒んで、ひたすらに老人の残した本を読んでいたらしい。老人が一番可愛がっていたらしいゆっくりこあくまは、主人の残した本から離れたくなかったようだ。
仕方がないので、ゆっくりこあくまも図書館に寄付という形で引き取られることになり、今も本を読む日々を過ごしているんだとか。
「閉館したあとの世話は司書が持ち回りでやってますね」
「なるほどなぁ・・・でも大変じゃないですか? ゆっくりといっても世話するとなると」
「大人しい子ですからね。本を読んでる時は、特に。それに、私達にとってはもう、図書館の一部みたいに思ってますから。じゃあ、私は仕事に戻りますね」
「あ、ありがとうございました」
「本は大事に扱ってあげてくださいね」
棚の上を見上げて、本を読んでいるはずのゆっくりこあくまに微笑んでから司書のお姉さんは、戻っていった。
司書のお姉さんが去ったあと、手持ち無沙汰になったので、近くの椅子に座ってゆっくり量産殺人事件を読むことにした。
ページをめくりながら、ふと考える。
老人の残した本を読破する為に、図書館に住むゆっくり。
それはなかなか面白いかもしれない。
どうせ暇な夏休みだし、通い詰めてゆっくりこあくまのことを調べるのも面白い。ゆっくりが好きな本も気になる。
事実は小説よりも奇なり。本を読むだけになるところだった夏休みに楽しみが出来た。
一人でニヤニヤしながら本を読んでいると、ふと館内アナウンスが鳴った。
気付いたらもう閉館の時間らしい。
ふと、ゆっくりこあくまの方を見ると棚から降りて、本を元の場所に器用に戻していた。
ちょうど読み終わったところだったので、僕も本を戻す。
ちなみに感想はただ一個。これただのゆ虐・・・。
ふわふわ浮遊しながら僕の後ろを通り過ぎて、カウンターの方へ行こうとするゆっくりこあくまにふと、お決まりの言葉を言ってみたくなった。
「ゆっくりしていってね」
振り返ったゆっくりこあくまは一言。
「ゆぅ、としょかんではおしずかに」
怒られた。正論だった。
そんなわけで、今年はそんな夏休みが始まった。
読了はいつだろう?
アトガキ
シリーズ物にしたい。
でも、できないんだろうなぁ・・・テロップないし。
ということでゆっくりこあくまです。こあです。
ほとんど設定ないからどういう風にすればいいか分かりません。
ちょいちょい肉付けしていけるといいなあ・・・。
ご読了ありがとうございました。
やまめあき(仮)
【妄想で書いたもの】
かり
・ト●
・くちばしにチェリー
・デスクトップガジェット
・ゆっくりつくーる
・夢想天生
・スペクタクルスパイダーウーマン
・つるべおとし
・ゆっくりのおもちゃ
・いまじん
・スポイラー
・ラブドール
・益虫? 害虫?
・スィークリング
・てゐ!
・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?
・箱、無音、窓辺にて
・世はまこと遊技である
・かえるのこはかえる
・川辺の海賊
・水橋姫
・トス
・ちょっとの時間にゆっくり虐め
・げんそうきょーのみこ
・狼は良い獣
・四股ふみれいむ
・みょみょの奇妙な冒険
・ゆんやー機
・ぼくらのヒソーテンソク
・ソウルいーたー
・どう付き?
・あつがなつい
・一年捨て傘に注意
・めーさく
・ゆっくりふらんとプランター
・【ゆっくりサマナー 黒裏トシアキ対緩慢獣】
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